カントリー独特のバンジョーやギターのテケテケ・ピッキングをもモーグ化したアルバム。モーグものがもてはやされた90年代初頭は、結構「幻の名盤」扱いでしたね。今はフラットに楽しめます。「俺達に明日はない」の主題歌「Foggy Mountain Breakdown」のモーグ版が強力! ヴォコーダー風エフェクトの歌も! ワイヤーがカントリーマンと化したジャケはいつ見ても最高!.
1963年にTV放映が開始された「鉄腕アトム」。未来社会を描くために必要だった未知の電子音響を、テープエフェクトや音の電子的変調を通じて作り出したのが孤高の天才・大野松雄でした。世界の電子音楽と比してもまったく引けを取らないその幻の音の数々を初めてLPのかたちで発売したのが、このアルバムでした。1990年代には別アートワークで再発もされますが、オリジナルの銀ジャケの美しいこと!.
クラブでもノイズでも隔てなく活動してしまう希有なデュオ、Rie LambdollとMAYUKoの電子音楽ユニット、シンセ・シスターズ待望の新作。自由度の高い電子音素描集といえる前作『Aube』(2014)から一転、この『Euphoria』は、特定のイメージ(Euphoria)を主題にシンセとヴォイスのみで造り出されたトータル・アルバム。と言っても、アンビエントでも癒しのニューエイジ音楽でもメディテーション音楽でもない。プログレでもなければヴェイパーウェイヴでもテクノでもない。これは2020年代を目前にした今、アンダーグラウンド発の、ニッポン・シンセミュージックの深化を証明し、未来を切り開く音!.
それまで知る人ぞ知る存在だった教育音楽+電子音楽の奇才ブルース・ハーク。彼の音源を世界で初めてコンパイルしたのがこの「Hush Little Robot」でした。Dimension 5の音源から絶妙な選曲をしてあります。ただし、アートワークにハークやミス・ネルソンの写真、過去のアルバムのジャケットが使われておらず、あくまで謎に満ちた存在としての紹介でした。.
グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリス兄弟はイタリアの映画音楽界に新しい風を持ち込んだ才人コンビ。彼らがF1レースをテーマにしたドキュメンタリー映画のために制作したサントラ盤です。60年代のカーレースからボディの美観もスピードも革新的にアップした感覚を表すために電子音もふんだんに使用。80年代以降の電子音楽に比べればまだまだいろいろなジャンルの折衷的なサウンドですが、新しさへのトライを感じます。.
ストレンジなモーグものの古典アルバム「Country Moog - Switched On Nashville」に収録される曲ですが、シングルリリースはアルバムの2年前。1970年代の幕開けをスペーシーな未来派カントリーで祝ったのでした。シングルのみのモノラルミックス!.
80年代オーストラリアに突如現れたヘヴィー・ダブ伝説のアルバムがここに登場! シェリフ・リンドを名乗るレゲエ狂、アンソニー・メイバーが、実験音楽集団ループ・オーケストラのバックアップで制作したものの、当時販売手段が無かったため250枚しかプレスされなかったという曰く付きの作品です。現代音楽/電子音楽とジャマイカン・ミュージックのクロスオーヴァーともいえる強力サウンドは効き目もバッチリ。2013年再プレス版のボーナス・トラックは2005年版と総入れ替え。未発表曲とシェリフ・リンドの初期ユニットによる幻のカセットテープ作品を収録。.
トリッピーなフリージャズとオーガニック・ディスコが衝撃の核融合。アンダーグラウンド・ヒーロー、アルツがローランド P. ヤングの『アイソフォニック・ブギ・ウギ』 を丸ごと大改造して再構築。千住宗臣(ボアダムス)の生ドラム&パーカッションをフィーチャーし、DJ Kenseiも参加した、もはやリミックスなんて気安く呼べる次元ではない、ローランドと時空を越えて行ったクロスオーヴァー・ディープセッション! .
独の奇才コンポーザー/プロデューサー、Don't DJ最新作。テクノ・サンラー?アングラYMO? 超空間世界をテーマにした実験エスニック・エレクトロニクス・テクノ・エキゾ・ミュージック。サン・ラーの名盤『Space Is the Place』(1973)にちなんだと思われる題名が示す、超空間世界をテーマにした両A面のミニ・アルバム!.
トリッピーなフリージャズとオーガニック・ディスコが衝撃の核融合。アンダーグラウンド・ヒーロー、アルツがローランド P. ヤングの『アイソフォニック・ブギ・ウギ』 を丸ごと大改造して再構築。千住宗臣(ボアダムス)の生ドラム&パーカッションをフィーチャーし、DJ Kenseiも参加した、もはやリミックスなんて気安く呼べる次元ではない、ローランドと時空を越えて行ったクロスオーヴァー・ディープセッション! .