フィリーソウルの屋台骨を半世紀以上にわたって支え続け、2019年にキャリアを終了したオージェイズ。70年代は彼らの絶頂期。フィリーのしゃれたサウンドに身を任せていても歌から気骨が伝わってくるのが彼らのよさです。盟友ギャンブル&ハフ、新世代の才能マクファーデン&ホワイトヘッド、そして彼ら自身のプロデュース。「We’re All In This Thing Together」はサヴァンナ・バンドのフィールもあってすごくいいです。.
70年代の日本で「フィリー・ソウル」といえば彼女たちのことだったはず。イギリスでヒットした「口づけでおやすみ (Take Good Care Of Yourself)」収録のアルバムです。日本ではちょうど「天使のささやき」や「にがい涙」がヒットした直後でしょうかね。トレードマークといえる「TSOP」も収録。マーヴィン・ゲイ「Distant Lover」の彼女たちヴァージョンも最高メロウです。US盤は切れ味いい音です。.