アメリカの廉価盤レーベルPowerの専属ミュージシャン(というか、地元の演奏できるやつら)によ匿名バンド。1960年代半ばから後半にチャートでもヒットした曲をインストでカヴァーした一枚です。原曲に必ずしも忠実というわけではなく、独特のアレンジやテンポチェンジが本物にはない味わい。ゆるくなった「Grazing In The Grass」がお気に入りです。.
【曲目】Drums A Go-Go / (I Can’t Get No) Satisfaction / I Like It Like That / Casbah / Boot-Leg / Wooly Bully // You Turn Me On / Whitter Blvd. / Do The Boomerang / Kitty’s Theme / The Clapping Song / Soul Drums
素っ気ないジャケットですが、ロックナンバーを積極的に取り上げた内容はワイルド。日本で歌詞を付けてカヴァーされて大ヒットした「二人の銀座」のオリジナル(A-2)も収録です。キンクス「You Really Got Me」のリフでアレンジされた「Frankie And Johnny」もかっこいい! ロック的快感が考え抜かれたアレンジ。.
収録曲・データ
【曲目】Green Grass / Ginza Lights / These Boots Are Made For Walkin’ / Frankie And Johnny / Ad-venture / Monday, Monday // Good Lovin’ / Eight Miles High / Escape / Sloop John B / Go / California Dreamin’
60年代中期に米国ファンクラブ向けに通販されたというレアトラック集。キメだけで出来た「The 2000 Pound Bee Part 2」(“Part 1”とクレジットされていますが誤記です)なんて最高ですよ。「ブルース・ブラザーズ」の二人はこの曲が大好きで、互いの葬式にはこれをかけると誓いあい、実際にジョン・ベルーシの葬式で流したそうです。ジョー・ミークっぽい「Gemini」も素晴らしい宇宙インスト!.
収録曲・データ
【曲目】The 2000 Pound Bee (Part2) / Skip To M’Limbo / Rap City / Gemini / Snow Flakes // The Swingin’ Creeper / Journey To The Stars / La Bamba / Ten Seconds To Heaven / The Chase
【曲目】Georgy Girl / Spanish Eyes / Winchester Cathedral / Domingo / The Odd One / They Call The Wind Maria // Born Free / Cabeza Arriba! / Temptation / Baja Nova / The Cry Of The Wild Goose
大ヒット曲「No Matter What Shape(ビートでO.K.)」を冒頭に収録したエレキインスト・バンドの人気盤。ガーリーなコーラスが入ったりと、60'sインスト好きをうならす素晴らしいアレンジはペリー・ボトキン・ジュニア! フォー・シーズンズ「Let's Hang On」やディランの「Don't Think Twice, It's All Right」など、カヴァーもナイスです。.
妥協の無いロッキン・ドラマー。スタジオ・ミュージシャンの道は選ばず、スター・ドラマー街道を突っ走りました。このアルバムでもロッキン、スウィンギンなドラム全開。B-1「All Around The World With Drums」は11分の大曲。世界一周をコンセプトとし、エキゾも電子音もすべて興味のままに放り込んだワイルドな傑作です。.
ヴェンチャーズの手にかかると、カントリーがこんなにロックな音楽になります。そもそもロカビリーの要素の一つとも成っていたカントリーなのだから当然なのかもしれませんが、それにしてもスゴイ。キャリア初期の快進撃を伝える熱気をはらんだサウンド、そして黄金のメンバーによるエレキ・インストのクラッシック。のちに「I Walk The Line」のタイトルでジャケも新装してリイシューされますが、こちらがオリジナル盤です。.
収録曲・データ
【曲目】Panhandle Rag / Wabash Cannonball / San Antonio Rose / I Walk The Line / Wildwood Flower / I Can't Stop Loving You // Lovesick Blues / Steel Guitar Rag / You Are My Sunshine / Oh, Lonesome Me / Sugarfoot Rag / Born To Lose
ヴェンチャーズなんて…、と思ってる人にこそ聴いてもらいたいこの芯のぶっといグルーヴ。いつも思うのですが、彼らのカッコヨサはカヴァーよりもオリジナルにあります。このアルバムでもそれは顕著。「Journey To The Stars」を今こそ再確認! 同郷タコマの後輩バンドでもあるウェイラーズの「Tall Cool One」の激クールなカヴァーもあり。「Needles And Pins」のリードギターの音圧にも、やられます!.
収録曲・データ
【曲目】Needles And Pins / Runnin’ Wild / Eleventh Hour / The Cruel Sea / Scratchin’ / Tall Cool One // Only The Young / Journey To The Stars / Fugitive / Ravin’ Blue / Walkin’ With Pluto / The Pink Panther Theme
やっぱりサンディ・ネルソンは最高。ヤングでドラム馬鹿だった頃の彼の作品から弾け出るロック魂は素晴らしい! コンパクトで弾けたナンバーばかりを集めた本作は60年代前半の作品中でも頭一つ抜けたベストのひとつ。「Yakety Yak」「LA Bomba Bossa Nova (La Bamba)」……、ボサノヴァでこんなドラム叩いていいのか? ラフでシビれる曲揃い!.
ノーザン・ダンスチューンの超定番「The Horse」(クリフ・ノーブルズ)は、はっきり言ってオリジナルを超えたかも!? その「The Horse」をアルバム冒頭に、そこから続く「Here Comes The Judge」「Licking Stick」、オドロキのファンキー・チューン3連発に悶絶必至! 超メロウな「Grazing In The Grass」「Soul Breeze」など、レアグルーヴ感覚に溢れた60年代後期の名盤です。.
【曲目】Hit & Miss / Big Guitar / Rodeo / Big Fella / Walk Don’t Run / Bee's Knees / Ev’ry Which Way / Main Title- Beat Girl / The Human Jungle / I’m Moving On // Zapata / Like Waltz / Black Stockings / The james Bond Theme / Lost patrol / The Magnificent Seven / Hideway / The Menace / Never Let Go / The Sharks
【曲目】Goldfinger / More / Paladin (Have Gun Will Travel) / Goin’ Out Of My Head / I Feel Fine / Theme Fro Pussy Galore // Peter Gunn / Dear Heart / Theme From The Munsters / The Jerk / Come See About Me / Man With The Golden Arm
【曲目】Uptight / Soul Finger / Groovin’ / I’ll Go Crazy / Tossin’ And Turnin’ / Swamp Beat // The Happy Organ / Baby Love / Unchain My Heart / Shake A Tail Feather / What’d I Say / Hey, Harmonica Man
新鮮な空気が吸いたいね、と豚ちゃんに囲まれてパチリ。何を隠そう、このアルバムが彼らの一番の人気盤。颯爽とかっこいい「I'll Marimba You」や「Fresh Air」収録のアルバムですからね。ニック・デカロのアレンジでおそらくジュリアス・ウェクターと思われる人物がふにゃふにゃと歌う「I Don't Want To Walk Without You」も、たまらないほど良い曲ですよね。なんとこジャケット写真、デザインが違うだけじゃなく、写真のポーズもUS盤と違う別テイクです。.
【曲目】Woodchopper’s Ball / Begin The Beguine / Rock And Roll Party / Moonlight Cha Cha Cha / Honky Tonk Train / A String Of Pearls // Opus No.1 / Fast Freight / Boogie Woogie / Rockin’ Up A Storm / In The Mood / The Dipsy Doodle
ミスター・TWANGIN’・ギター! 50年代後半から60年代にかけて一斉を風靡した元祖ギターヒーローのひとり。1966年リリースのベスト盤「The Best Of Duane Eddy」のジャケットをスタイリッシュに新装したリリースです(選曲は同じ)。リー・ヘイズルウッドがプロダクションに関わっていて、ガールコーラスとの絡め方も美味い。ここぞというところに彼のギターが飛び出してきてガツンとやられます。.
猛獣音、怪鳥音まで駆使して、原始アフリカから始まるドラムの歴史をサンディ・ネルソン自身へとつないだ10分の大作「The Birth Of The Beat」(ドラムのみ!)に圧倒されます。「Tequila」もヒップだし、つんのめるファンキー・リフだけで出来ている「Bouncy」にはガレージ・ファンも初期JBファンも脱帽。いでよ、ドラムス!.