アメリカでは今も60年代最重要バンドのひとつに挙げられるラヴ。日本での知名度の低さは不当と思えます。生まれるのが早すぎた天才黒人ミュージシャン、アーサー・リーのカリスマと、ひそかに卓越したソングライターであったブライアン・マクリーン。この危ういバランスが醸し出すバンド・サウンドとオリジナリティ。1曲目のバカラック「My Little Red Book」の不穏さは永遠い不変!.
彼女のような存在をソングライター・シンガーと言ってもいいでしょう。すでにこの時点で作詞家として成功したキャリアを持ち、後にバカラックの奥さんとなる彼女の素晴らしいファースト。ピーター・アレン、ベット・ミドラー、ブルース・ロバーツ、メリサ・マンチェスターら良き共作陣を得た美しいメロディと、シンプルながら上品なサウンド。16ビートで決めた「Don't Wish Too Hard」は、実に開放的なポップグルーヴ! NYポップの粋が結集されたような珠玉のフィメールAORです。.
50年代中期にタリアーズを率いて「Banana Boat Song」で、そして60年代初期にはルーフトップ・シンガーズの「Walk Right In」で、2曲の全米1位ヒットを放ったエリック。25歳にして初めてのソロ。アコースティックなジャズ、ブルース、バラッドなどを包括的に収録した内容で、なるほどフォークはこうしたトレンドだったとわかります。ここに流れる視線、そして強いリズム感が、後のフォークの底流に連なります。アメリカン・フォークの金字塔の1枚。.
収録曲・データ
【曲目】Salty Dog / In The Evening / J. C. Holmes / Cumberland Mountain Bear Chase / Oh, What A Beautiful City / Pretty Polly // Paul And Silas / Hard Luck Blues / Banjo Medley / Aboline / Swannanoa Tunnel / Boll Weevil / Let Me Fly / Candy Man
ジョー・ピューマ、ハービー・マン、マット・マシューズ、ホワイティ・ミッチェル。ニューヨークで活動する4人の知性派ジャズメンが組み立てるインティメイトなサウンド。ドラムやピアノがいないアンサンブルが醸し出すムードはチェンバー的でもあり、小気味良いスイング感でもあり。自分の演奏だけでなく相手のプレイにも密接に対応してゆくアレンジのおもしろさ! 1957年にリリースされた「The New York Jazz Quartet」のリイシュー盤で、こちらもジャケの衝撃的なアートワークで高い人気です!.
70年代のニール・セダカは非常に充実していて、駄作無しと言ってしまいます。このアルバムももちろん最高。ニューヨーク風の洒落たソングライティングが冴えまくっています。フィル・コディと組んだ作品「Alone At Last」は傑作ボッサですし、「Hot And Sultry Night」はグルーヴィーなAORサンバ! 都市に根付いた心温まるポップスをどうぞ。ジョージ・マーティンのプロデュース。未配信アルバム。.
収録曲・データ
【曲目】A Song / You Never Done It Like That / The Leaving Game / Amarillo / Alone At Last / Hollywood Lady // I've Never Really Been In Love Before / One Night Stand / Hot And Sultry Nights / Sleazy Love / Tin Pan Alley / A Song (Reprise)【Producer】George Martin
過去の3枚のソロと比べても、かなりAOR路線に針を振った「Can I Call You」で幕を開ける80年のアルバム。かと思えば、長年のファンを泣かせる「Where Does The Lovin' Go」みたいなメロウなナンバーもあったり、美しいメロディセンスは健在。ファンキーな「Silky」などもぜひ.
【曲目】Old Molly Hare / John Booker / Ramblin' Hood / Old Jimmy Sutton / Brighter Day / Waterbound / Chicken Reel / Pateroller Song / Johnson & Dixon / Twinkle, Twinkle Little Star / Skillet Good And Greasy / Reuben's Train // Mississippi Swayer / Spanish Fandango / Bill Mason / Colored Atristocracy / Soldier's Joy / John Johanna / John Henry / Don't You Cry Melinda / Banging Breakdown / I Don't Reckon That'll Happen / Last Chance / Paddie On The Turnpike
デビュー作と同様にプロデュースは元クラッキンのバネッタ&チューダコフのコンビ。ロビー本人に加え、プロデューサー陣が作品作りに参加したシティソウルな曲と、ビル・ラバウンティが参加したメロウなバラードとが、お互いを高め合うかのようにして配置されています。そしてタイトル通り、アカペラドゥーワップ「All Night Long」も収録。デジタル風味を増したサウンドもいまならOKかと。.
近年はハワイで暮らしたジェシ・コリン・ヤング。そのことを何となく連想させるオーシャン系AORの名曲「Slow And Easy」収録のアルバムです。続く「Maui Sunrise」もしっとりとした潮風を頬に受けるようなソフト・ブリージーなナンバー。B面の組曲的な展開も◎。ハワイへの憧憬あふれるオーシャン系名盤です。.
【曲目】Go Bring Me A Lass / The Trooper / A Young Man And A Maid / A Wanton Trick / There Was A Knight / Two Maidens Went Milking One Day / A Lusty Young Smith / Tom And Doll // A Riddle / A Maiden Did A-Bathing Go / The Jolly Tinker / Old Fumbler / The Three Travelers / Kitt Hath Lost Her Key / To A Lady / The Four Able Physicians / Sylvia The Fair【Vocals】Ed McCurdy【Arranger】McDarkin【Banjo】【Guitar】Erik Darling【Music Librarian】D'Urfey【Recorder】Alan Arkin【Songs Research】Ed McCurdy
反戦歌の古典「Last Night I Have The Strangest Dream」の作者として知られるフォーク第一世代のエド・マッカーディによる1957年作品。春歌シリーズ全4作のうちの2作目です。ジャズ評論家、ナット・ヘントフがライナーに記すように、本作は英国エリザベス朝のころのエッチな歌を集めたもの。タイトルのDallianceとは”戯れ”とか、”いちゃいちゃ”といった意味デス。なので、もう少し英語が理解できれば楽しかろうにと、悔しい思いを持ちつつ聞いたという次第。というオトナ向きのアルバムでした。バンジョーにはエリック・ダーリンとビリー・フェアが参加しています。.
収録曲・データ
【曲目】Uptails All / Tottingham Frolic / A Young Man / A Tradesman / A Tenement To Let / The Playhouse Saint / Merchant And The Fidler's Wife / A Virgin's Meditation // Would You Have A Young Virgin / The Jolly Miller / Of Chloe And Celia / A Lady So Frolic And Gay / My Thing Is My Own / The Jolly Pedlar's Pretty Thing / Phillis / To Bed To Me 【Banjo】【 Arranger】Erik Darling【Guitar】【Banjo】【Arranger】William Faier【Harpsichord】【Arranger】Robert Abramson【Liner Notes】Nat Hentoff【Recorder】【Arranger】LaNoue Davenport【Vocals】【Arranger】Ed McCurdy