イギリス録音の「雨に微笑みを」の大ヒット後、再びアメリカに腰を据えた時代の傑作。長年の作詞パートナーであるハワード・グリーンフィールドと70年代以降を共に歩んだフィル・コディとのコンビネーションは円熟の領域。しかし、リー・リトナーらが参加したサウンドは若々しいシティポップ。タイトル曲の疾走する16ビートにビックリ! 「Born To Be Bad」もポップス好きにはたまりません。こんなにポップスでいいんだ! うれしい気持ちになります。未配信アルバムです。.
収録曲・データ
【曲目】All You Need Is The Music / Candy Kisses / Should've Never Let Her Go / Sad, Sad Story / Tillie The Twirler / Love Keeps Getting Stronger Every Day /Born To Be Bad / What A Surprise / You Can Hear The Love / City Boy
【曲目】Sail Around The World / Sunday Rider / Soap (I Use The) / Suite: Clouds, Rain // Help Is On The Way / Ann / Do You Believe He's Comin' / Sight & Sound / Lorilee
デビュー作と同様にプロデュースは元クラッキンのバネッタ&チューダコフのコンビ。ロビー本人に加え、プロデューサー陣が作品作りに参加したシティソウルな曲と、ビル・ラバウンティが参加したメロウなバラードとが、お互いを高め合うかのようにして配置されています。そしてタイトル通り、アカペラドゥーワップ「All Night Long」も収録。デジタル風味を増したサウンドもいまならOKかと。.
彼女のような存在をソングライター・シンガーと言ってもいいでしょう。すでにこの時点で作詞家として成功したキャリアを持ち、後にバカラックの奥さんとなる彼女の素晴らしいファースト。ピーター・アレン、ベット・ミドラー、ブルース・ロバーツ、メリサ・マンチェスターら良き共作陣を得た美しいメロディと、シンプルながら上品なサウンド。16ビートで決めた「Don't Wish Too Hard」は、実に開放的なポップグルーヴ! NYポップの粋が結集されたような珠玉のフィメールAORです。.
過去の3枚のソロと比べても、かなり大きくAORに針を振った「Can I Call You」で幕を開ける80年のアルバム。ハドリー・ホッケンスミス(コイノニア)が参加しているのも、その筋のファンには気になるところです。かと思えば、長年のファンを泣かせる「Where Does The Lovin' Go」みたいなメロウなナンバーもあったり。「Silky」ファンキー! .
タイトル曲のイントロでシャウトされる「Kick Out The Jams, Motherfuc***!」が「Brothers And Sisters」に修正されたヴァージョンです。いずれにせよ、そうしたスキャンダラスな話題もありましたが、なにより特筆すべきはこの音の強烈さ! デトロイトのパーティー文化だったガレージパンクが、後世まで強烈な影響を与えるモンスター的存在に変化した瞬間をとらえています。デビューアルバムをライブ盤にしたのは慧眼としか言いようがないです!.
もとはイーストコーストのカントリー・ロック畑。しかし、時代の流れで、こんな驚きの傑作を残してくれます。AORファンもぐっとくるメロウナンバー「Ooh My Love」で幕を開けるセカンド・アルバム! フォーキーなテイストを活かしたまま、ぐっと洗練させたサウンドが痛快なのです。兄弟ならではのハーモニーがばっちり決まったスイングナンバーB-1「Ya Ba Da Ba」も是非! ウェストコーストのように思えて、彼ら東海岸なんです。.
【曲目】Grand Illusion / Masquerade Ball / Jonathan's Dream / My Country Breakdown / Forest Ranger / Gemini Gypsy // Ponce De Leon / Who's The Captain Of Your Ships Of Dreams / Fields Of Clover / Good Christian Cowboy / Tiptoe Past The Dragon
【曲目】Go Bring Me A Lass / The Trooper / A Young Man And A Maid / A Wanton Trick / There Was A Knight / Two Maidens Went Milking One Day / A Lusty Young Smith / Tom And Doll // A Riddle / A Maiden Did A-Bathing Go / The Jolly Tinker / Old Fumbler / The Three Travelers / Kitt Hath Lost Her Key / To A Lady / The Four Able Physicians / Sylvia The Fair【Vocals】Ed McCurdy【Arranger】McDarkin【Banjo】【Guitar】Erik Darling【Music Librarian】D'Urfey【Recorder】Alan Arkin【Songs Research】Ed McCurdy
反戦歌の古典「Last Night I Have The Strangest Dream」の作者として知られるフォーク第一世代のエド・マッカーディによる1957年作品。春歌シリーズ全4作のうちの2作目です。ジャズ評論家、ナット・ヘントフがライナーに記すように、本作は英国エリザベス朝のころのエッチな歌を集めたもの。タイトルのDallianceとは”戯れ”とか、”いちゃいちゃ”といった意味デス。なので、もう少し英語が理解できれば楽しかろうにと、悔しい思いを持ちつつ聞いたという次第。というオトナ向きのアルバムでした。バンジョーにはエリック・ダーリンとビリー・フェアが参加しています。.
収録曲・データ
【曲目】Uptails All / Tottingham Frolic / A Young Man / A Tradesman / A Tenement To Let / The Playhouse Saint / Merchant And The Fidler's Wife / A Virgin's Meditation // Would You Have A Young Virgin / The Jolly Miller / Of Chloe And Celia / A Lady So Frolic And Gay / My Thing Is My Own / The Jolly Pedlar's Pretty Thing / Phillis / To Bed To Me 【Banjo】【 Arranger】Erik Darling【Guitar】【Banjo】【Arranger】William Faier【Harpsichord】【Arranger】Robert Abramson【Liner Notes】Nat Hentoff【Recorder】【Arranger】LaNoue Davenport【Vocals】【Arranger】Ed McCurdy