ディオン74年のシングル・リリース。翌年、スペクター・プロデュースのアルバム「Born To Be With You」に収録されます。あのアルバムは全曲スペクターのプロデュースというイメージですが、実はこの曲は違います。ディオンと同じニューヨーク育ちのキャッシュマン&ウェストのプロデュース(アルバムとも、同じテイク)。こうやってシングルで聴くのが本筋でしょう。モノラル・ミックスはDJ盤のみ。.
ジェイ・グレイドン・プロデュース。もちろんデヴィッド・フォスターも参加。隙もないほど完璧なAORサウンドが出来上がりました。ディオンヌとグレイドンの力量の高さに頭が下がります。一曲目「For You」から内容最高です。そう、このリフがグレイドンそのものなんですよねえ。ジョニー・マティスとの共演曲「Got You Where I Want You」もお見事です。.
バカラックの元を離れ、チップス・モーマンのプロデュースに身を任せた69年のアルバム。録音はメンフィス。過小評価されている作品ですが、「Dusty In Memphis」と並べて語らえる資格がある作品だと思います。彼女の素直な歌声のt魅力とソウルシンガーとしての本領がストレートに出ていて、バカラック・ワークスとはまた違った楽しみがあります。選曲もいいです。.
ウッディ・アレンが脚本を担当し、彼が映画界に転出するきっかけとなった作品です。映画はドタバタなコメディですが、このサントラはバカラックの映画音楽家としてのキャリアを前に推し進める役割を果たしました。スコアも素敵ですが、歌ものが充実。トム・ジョーンズが豪快に歌うタイトル曲、ディオンヌ・ワーウィックの名唱「Here I Am」。そして、マンフレッド・マンの「My Little Red Book」!.
バカラックがイギリスから帰還し、再び彼女とのコンビネーションを強めた時期に生まれた大名盤。ソフィスケイトされた最高の曲とディオンヌの可憐かつ超テクニカルな歌! ロジャー・ニコルズがカヴァーした「Don't Go Breaking My Heart」をはじめ、「Here I Am」「Are You There」、メジャーセヴンスのコードが迫る「Lookin' With My Eyes」などすみずみまでバカラック美学が貫かれています。美盤が少なくなってきています。.
【Side 1】Petula Clark / Fill The World With Love, Watts 103rd Street Rhythm Band, The / Love Land, Peter, Paul And Mary / The Song Is Love, Ella Fitzgerald / I'll Never Fall In Love Again, Trini Lopez / Love Story, Glenn Yarbrough / Sunshine Fields Of Love, Vogues, The / P.S. I Love You 【Side 2】Theo Bikel / Urge For Goin', Joni Mitchell / Chelsea Morning, Gordon Lightfoot / Pony Man, Miriam Makeba / For What It's Worth, Dion / You Can't Judge A Book By Its Cover, Everly Brothers, The / On My Way Home Again, Arlo Guthrie / Stealin' 【Side 3】Harpers Bizarre / Soft Soundin' Music, Frank Sinatra / Sabia, San Sebastian Strings, The / Body Surfing With The Jet Set, Rod McKuen / Jean, Herbie Hancock / Fat Mama, Association, The / Dubuque Blues, Vince Guaraldi / Alma-Ville, 【Side 4】Neon Philharmonic, The / Cowboy, Fifth Avenue Band, The / Country Time Rhymes, Mason Williams / Cowboy Buckaroo, Mike Post Coalition, The / Big Mouth Harp, Kenny Rogers And The First Edition / Reuben James, Randy Newman / Suzanne, Doug Kershaw / Diggy Diggy Lo
ルーサー・ヴァンドロスの完全プロデュースによるディオンヌのコンテンポラリーな名作です。ルーサーは作曲にもかなり関与していて、一曲はデュエットも披露。なかにはかなりチャレンジしたダンスビートの曲もありますが、彼女の前向きな気持ちがアルバムにすこやかな気分を与えています。ラストは「Will You Still Love Me Tomorrow」をゴスペルフィーリングをドラマチックに。.
【曲目】Ruby Baby / The End Of The World / Go Away Little Girl / Gonna Make It Alone / Fever / My Mammy // Will Love Ever Come My Way / The Lonliest Man In The World / You Made Me Love You / You’re Nobody ‘til Somebody Loves You / Unloved, Unwanted Me
バックにベルモンツを従えていない、ソロ・シンガー、ディオンとしてのファースト・アルバム。ティーニーポッパー的な曲中心のA面、大人のスタンダードを歌うB面という構成。どちらについても言えるのは、彼の歌声やフレージングを通せば、どれもディオンの曲になってしまうということです。このとき、まだ21歳ですか(ため息)。若くして完成しているディオン節に、完全に降参です。Ace再発盤は「Heaven Help Me」「The Kissin’ Game」の2曲を追加。.