これがファースト・アルバム。バカラックのデモテープ・シンガーとして呼ばれた彼女が、あまりにもどんな曲でも歌えてしまうので、デビューをさせたんでしたっけ。バカラック&デヴィッドの曲、彼女の歌声も含め、プロダクション全体が若々しい雰囲気。「Don't Make Me Over」「Wishin’ & Hopin’」「Make It Easy On Yourself」など初期の名曲を収録。一曲目「Empty Place」、これはディオンヌじゃないと歌えないでしょうね。難しいメロディ! でも隠れた名曲!.
収録曲・データ
【曲目】This Empty Place / Wishin’ & Hopin’ / I Cry Alone / Zip - A - Dee - Doo - Dah / Make The Music Play / If You See Bill // Don’t Make Me Over / It’s Love That Really Counts / Unlucky / I Smiled Yesterday / Make It Easy On Yourself / The Love Of A Boy
ルーサー・ヴァンドロスの完全プロデュースによるディオンヌのコンテンポラリーな名作です。ルーサーは作曲にもかなり関与していて、一曲はデュエットも披露。なかにはかなりチャレンジしたダンスビートの曲もありますが、彼女の前向きな気持ちがアルバムにすこやかな気分を与えています。ラストは「Will You Still Love Me Tomorrow」をゴスペルフィーリングをドラマチックに。.
タイトル曲や「This Girl's In Love With You」など、他人の歌でヒットしたバカラック 曲をあらためて“専属”の彼女が歌ったScepter後期の一枚。もちろんプロデュースはバカラックですが、彼の作品は全体の半数(5曲)と控えめ。あえてバカラック楽曲のアレンジをドン・セベスキーに任せてみたりと、新たな可能性を探っていたことを示唆しているよう。.
収録曲・データ
【曲目】Promises, Promises / This Girl Is In Love With You / Little Green Apples / Where Is Love / Who Is Gonna Love Me // Whoever You Are, I Love You / Where Am I Going / Wanting Things / Lonely In The Heart / Yesterday I Heard The Rain
1966年1月19日、パリでのコンサートを収録したライヴ盤。64年に「ウォーク・オン・バイ」(ひときわ大きな拍手!)のヒットを放って2年後、翌年の「小さな願い」のヒットを目前に、上昇期のイキのいい歌唱が収められました。フランス語で歌われる「You'll Never Get To Heaven」や「A House Is Not A Home」が新鮮な響きです。ライヴとはいえ、プロデュースはバカラック&デイヴィッド。.
ディオン74年のシングル・リリース。翌年、スペクター・プロデュースのアルバム「Born To Be With You」に収録されます。あのアルバムは全曲スペクターのプロデュースというイメージですが、実はこの曲は違います。ディオンと同じニューヨーク育ちのキャッシュマン&ウェストのプロデュース(アルバムとも、同じテイク)。こうやってシングルで聴くのが本筋でしょう。モノラル・ミックスはDJ盤のみ。.
【曲目】Ruby Baby / The End Of The World / Go Away Little Girl / Gonna Make It Alone / Fever / My Mammy // Will Love Ever Come My Way / The Lonliest Man In The World / You Made Me Love You / You’re Nobody ‘til Somebody Loves You / Unloved, Unwanted Me
バックにベルモンツを従えていない、ソロ・シンガー、ディオンとしてのファースト・アルバム。ティーニーポッパー的な曲中心のA面、大人のスタンダードを歌うB面という構成。どちらについても言えるのは、彼の歌声やフレージングを通せば、どれもディオンの曲になってしまうということです。このとき、まだ21歳ですか(ため息)。若くして完成しているディオン節に、完全に降参です。Ace再発盤は「Heaven Help Me」「The Kissin’ Game」の2曲を追加。.