彼女の全作品中、ニューソウル色のもっとも強い作品かもしれません。マーヴィン・ゲイやカーティス・メイフィールドを彷彿とさせるA-2「You've Been Around Too Long」に、その色合いが濃厚です。アルバム全体も、何かを模索するような真摯なムード。キャロル自身が全曲の作詞作曲を手掛けている唯一のアルバムでもあります。デヴィッド・T・ウォーカーのファンには、この時期の彼の音色の絡み具合はたまらないものがありますね。.
収録曲・データ
【曲目】Fantasy Beginning / You've Been Around Too Long / Being At War With Each Other / Directions / That's How Things Go Down / Weekdays // Haywood / A Quiet Place To Live / Welfare Symphony / You Light Up My Life / Coraz n / Believe In Humanity / Fantasy End
Odeレーベルでのラスト・アルバム。慣れ親しんだセクションのメンバーに再び演奏をまかせ、ジェームス・テイラーを筆頭に、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、J・D・サウザーらをゲストに迎えています。「Only Love Is Real」など「Tapestory」「Music」の頃のムードに戻ったような佳曲が多いですね。隠れた名作だと思います。.
【曲目】Nightingale / Change In Mind, Change Of Heart / Jazzman / You Go Your Way, I'll Go Mine / You're Something New / We Are All In This Together // Wrap Around Joy / You Gentle Me / My Lovin' Eyes / Sweet Adonis / A Night This Side Of Dying / The Best Is Yet To Come
1970年から始まる彼女のSSW期のこれが4作目。サード「Music」やこの次の「Fantasy」と並び、カーティス・メイフィールドやダニー・ハサウェイの音楽に惚れ、ニューソウルに肩入れしていた時期でもあり、とても充実した内容です。バックミュージシャンはNYのセッションメンやダニー・クーチらセクションの面々。名曲「Been To Canaan」や隠れファンキー名曲「Bitter With The Sweet」収録です。控えめながら充実作。.
収録曲・データ
【曲目】Come Down Easy / My My She Cries / Peace In The Valley / Feeling Sad Tonight / The First Day In August / Bitter With The Sweet // Goodbye Don't Mean I'm Gone / Stand Behind Me / Gotta Get Through Another Day / I Think I Can Hear You / Ferguson Road / Been To Canaan
Atlantic移籍後の1作目。セールス的にやや低迷したCapitol時代を経て、心身ともに初心に帰ることを意識したようなタイトル曲が印象的。サウンドも70年代の前半に近いシンプルなものになっています。また彼女自身が作詞も手がけている曲が多いことも本作の特徴でしょうか。「Life Without Love」は、元夫ジェリー・ゴフィンと実娘ルイーズ・ゴフィンの提供曲なんですね。.
台湾盤! 1970年から始まる彼女のSSW期のこれが4作目。サード「Music」やこの次の「Fantasy」と並び、カーティス・メイフィールドやダニー・ハサウェイの音楽に惚れ、ニューソウルに肩入れしていた時期でもあり、とても充実した内容です。バックミュージシャンはNYのセッションメンやダニー・クーチらセクションの面々。名曲「Been To Canaan」や隠れファンキー名曲「Bitter With The Sweet」収録です。控えめながら充実作。.