コードの展開や構成、リズムの積み重ねなどに緻密に工夫を凝らしながらも、密室的でありながらエモーショナル。エキセントリックですが、音楽で遊び過ぎていない。こういう人の作品は、繰り返し聴くのが一番です。トニー・コジネクやマーク・ワーツ(70年代のソロ)にも並ぶ世界観を持つ彼の初期作品。名盤の誉れ高いファースト「Records Are Like Life」に続くセカンドです。.
デビュー作にして大傑作「Records Are Like Life」(1971年)など、知的で凝ったプロダクションで知られる個性派SSW。このアルバムはアリフ・マーディンのプロデュース。その成果は「I Wanna See You Dance」のようにソウルフルなディスコナンバーに表れます。一筋縄ではいかないポップ感覚ですが、メロディに対する美意識が高く、引き込まれます。.
トニー・コジネクやブライアン・プロズローなどと並び称されるべきギミカルなポップセンスを持つSSW。彼のファースト「Records Are Like Life」に感動した人には是非オススメの、ひんやりとした知性が前面に出たアルバム。かわいらしいひねくれポップ「Keep The Light Burning」にイチコロなのです。「Sing」もナイス。過小評価はもったいない! .