アルトマンの映画「ナッシュヴィル」で歌った自作曲「I’m Easy」のヒットがきっかけで歌手デビュー。正直言って俳優さんのレコードとは思えないほど、クオリティの高い逸品。アルバムタイトルは「忘れ物取扱所」の意味。それにひっかけて両面をLost SideとFound Sideで構成。それとも失意と希望とのダブルミーニング? 思わず胸をギュッと捕まれてしまいました。フリートウッズ「Mr.Blue」やビートルズ「Rain」のカヴァーもさりげなく素敵だし、Found Sideの3曲目「Love Of The Blues」のジャズっぷりにメロメロ。.
リチャード・アルトマン監督の傑作「ナッシュヴィル」で助監督を務めたアラン・ルドルフが、LAを舞台に監督した音楽群像劇映画「Welcome To L.A.」。日本未公開な上にソフト化もされていない幻の作品ですが、これはキャスト的にも「ナッシュヴィル」のファンならどうしても見たい作品。サントラも「ナッシュビル」の作曲の中心だったリチャード・バスキンと、「I’m Easy」を自作してヒットさせたキース・キャラダインが担当した歌もの。都会人たちの陰影を描き出した名曲が多くて、あーこの映画見たい〜!.