【曲目】The Most Beautiful Girl In The World / It's De-lovely / Off Shore / Scotch Hop / The Continental / I Concentrate On You // Trees / In The Still Of The Night / Poor Butterfly / Green-Up Time / Sermon / Looking For A Boy
【曲目】Listen / Speak Low / Baghdad Blues / Serenata / The Engulfed Cathedral / Samba De Orfeu // Brave New World / For All We Know / Paris / The Sacrifice / Everything Happens To Me / Night In Ancient Babylon
映画音楽も数多く手がけるアレンジャー/コンダクターの激モッドなビッグバンド・アルバム。これほどダイナミックな「Yeh Yeh」のカヴァーは他には聴いたことはありません。スインギン・ロンドンへのアメリカからの回答、それがこのアルバムの核です。「It's Not Unusual」「Downtown」「Satisfaction」「Spanish Flea」など強力選曲。.
収録曲・データ
【曲目】King Of The Road / Hang On Sloopy / Yesterday / It’s Not Unusual / Ka Boom-Boom / Goin’ Out Of My Head // Downtown / Yeh, Yeh / Satisfaction / You’d Better Come Home / Cover Me / Spanish Flea
【曲目】Have You Met Miss Jones? / There’s A Small Hotel / It’s Easy To Remember / My Heart Stood Still / Down By The River / Thou Swell // The Lady Is A Tramp / Where Or When / This Can’t Be Love / I Married An Angel / The Blue Room / Dancing On The Ceiling
60年代クインシーの隠れた傑作。冒頭を飾る「Theme From Golden Boy」のストリングス・ヴァージョンのひんやりとした美しさ! ドン・エリオットのスキャットが奇妙なキュートさを醸し出す「Sea Weed」も印象的。「The Sidewinder」や「A Hard Day’s Night」あたりも、さすがのセンスの良さなのです! あえてこのアルバムを象徴する一曲なら、ラストのとことんまで美しい自作曲「The Midnight Sun Will Never Set」。とろけ死にします。.
おお、ビッグ(マーチング)バンドでディスコ! のっけの「Cuban Street Song Disco」(テオ・マセロ作)で一発KO! B面の「Copanabana」〜「Bacchanal」の強烈な2連発もすごい。四つ打ちビートにまばゆいブラス隊が乗っかって行くのは快感そのもの。楽天的なラテン味もミソ。のんきに「素顔のままで」をカヴァーしてるのもご愛嬌。夏の暑い夕暮れには「How Deep Is Your Love」も! 後半に行くほどメロウになるこの展開、くう〜、たまりませんわ。.
収録曲・データ
【曲目】Cuban Street Song Disco / Call Me Irresponsible / Just The Way You Are / How Deep Is Your Love / Z.Z.’s Blues // Annie’s Song / Copacabana / Bacchanal / Send In The Clowns / You Light Up My Life
めりはりの効いた音色が身上の名トランペッター。60年代のポップな空気を吸い込んで、ユニークなビッグバンド・サウンドを展開します。裏ジャケに書かれた「Fabulous Ideas」という惹句は本当で、怒濤のビッグバンドや、ひとひねりしたボサノヴァなど、アレンジのデパートみたいな感じ。「On A Clear Day」は変化球。「Sidewinder」は直球剛球!.
【曲目】Almost Like Being In Love / Danke Schoen / Rose Of Washington Square / Pearly Shells / On A Clear Day / Heart // The Shadow Of Your Smile / Mame / Chanson D’Amour / Downtown / Who Can I Turn To / Bourbon Street Parade
60年代は各レコード会社から、音質にこだわったシリーズが出ていました。本作はシャープでアップテンポなビッグバンド・ブラス。目まぐるしくもかわいらしい「Buzy Bizet」は「カルメン」をアレンジしたもの。「April In Portugal」「Donkey Serenade」などパーカッシヴなトラックがオススメです。.
トランペッター、メイナード・ファーガソンのドイツMPS録音。ビッグバンドのアレンジはロルフ・ハンス・ミュラー。すでに同時代のアメリカでは聴くことが難しくなっているストレートなビッグバンド・サウンド+ヨーロッパ的なシャープネスで構築された作品です。「It's Almost Like Being In Love」がシャープ!.
収録曲・データ
【曲目】It's Almost Like Being In Love / Knarf / Ole / Dancing Nitely // Tenderly / Whisper Not / Got The Spirit
60年代の若い世代の気分をよくわかっているイギリスの名アレンジャー、ジョン・キーティング。ダイナミックなロックビートとブラスできめたMid60sロンドンな一枚。猛烈にダイナマイト感覚の「The Preacher」や「Ticket to Ride」、華麗に舞う「Wives and Lovers」など、コントラストの強いメリハリあるサウンドがナイス! 隠し味に現れるジャズ味がヒップで最高です。.
収録曲・データ
【曲目】The Preacher / Swing Low Sweet Chariot / Hey Girl / Cast Your Fate To The Wind / On Broadway / The Chihuahua // Ticket To Ride / Wives And Lovers / Spanish Harlem / Bee-Bom / You’ll Never Get To Heaven / My Kind Of Girl
グレン・ミラーに並々ならぬ恩恵を受けて育ったヴォーカリストたちとサックス奏者が一同に介し、モダンなポップ・ヒットをグレン・ミラー・ビッグバンドのスタイルで解釈したナイス・アルバム。テックス・ベネキーとモダネアーズが歌う「Long Tall Texan」レイ・エバールが歌うバカラック・ナンバー「Wives And Lovers」も良いし、インストでは小気味よくスイングする「Java」を推薦!.
“ノスタルジアでは無いアクティブなビッグバンドを!”というコンセプトのもの制作されたチャーリー・バーネットの67年式ビッグバンド・アルバム。アレンジは伝統的なものながら、リズムのアタックなど、高速ナンバーでの冴えは確かに気合い入ってます。「Rabble Rouser」「Bali Bali Buck Dance」などいかしたオリジナル中心の選曲!.
イギリスのコンポーザー/アレンジャー、ジョニー・スコットがロンドンをテーマに構成したビッグバンド・スイング・アルバム。実力者スタジオ・ジャズマンたちの豊かな演奏に、上品かつモダンなアレンジでお送りするサウンドスケープ。ロンドンのウェストエンドにある劇場街の名門パレス・シアターで「Sound Of Music」を見て来たカップルを写したジャケットが、また気分をいっそう盛り立ててくれます。ラストの「London Bridge Is Falling Down」でビックリ!.
収録曲・データ
【曲目】Let’s All Go Down The Strand / They’re Changing Guard At Buckingham Palace / Chelsea Bridge / Knocked ‘Em In The Old Kent Rod / The Trees In Grosvenor Square / Limehouse Blues // London By Night / Greek Street, Soho / A Nightingale Sang In Berkeley Square / Covent Garden Starts Early / Springtime In Piccadilly Circus / London Bridge Is Falling Down
“From The Creative World Of”の名義を用いるようになった60年代のケントンは、自らの門下生たちにテーマを与え、彼らが用意した楽曲及びアレンジを使って作品をリリースしていきます。本作で指名されたのはジーン・ローランド。”Blues”といっても、いわゆる黒人のブルースだけではなく、情感の表現、黒人ルーツの探求など様々な視点が試みられています。死ぬまで自分が動き続けたエリントンとは違うアプローチで、自身の音楽を追究したケントン。ちゃんと研究するとすごい人だと思います。.