ギッブバンドの開拓者スタン・ケントンが挑むジャズスタンダードの世界。タイトルに「影」の文字を持ってきていることからも想像できますが、その表現のひんやりとした感覚にしびれます。スイングビッグバンドとはまったく違う、抑制的にアレンジされたコンポジション。メンバーには若き日のドン・セベスキーやビル・チェイスもいます。.
Willow Weep For Me.
Django.
I Get Along Without You Very Well.ビッグバンドに革命的なアレンジを施し、プログレッシヴに進化させた男、それがスタン・ケントンです。70年代にドン・エリスらが引き継ぐことになる斬新でアグレッシヴなセンスの源泉がここにあるんですね。「ジャズの冒険」と題された本作でも「Limehouse Blues」や「Misty」などの超有名曲に大胆なアレンジをほどこしたり、いわゆる踊って楽しめるビッグバンドとは完全に一線を画したクールな世界を築いています。脱帽!.
Limehouse Blues.
Misty.
Turtle Talk.70年代を迎えても野心を失わないスタン・ケントン。自身の音楽生命をかけて設立した自らのレーベルCreative Worldからのリリース。「Plays Chicago」というタイトルですが、ブラッド・スウェット&ティアーズの曲もとりあげています。単なるポップスヒットカヴァーとは一線も二線も画した、ビッグバンドジャズの革新者ならではの斬新な組曲に刮目! 有名曲はあえて避け、きめこまやかでファンキーな世界を見事に作り上げています。.
Mother.
Free.
Alone.40年代後半、もっともプログレッシヴなビッグバンドラテンを開拓した人でした。4ビートラテンの傑作「Mexican Jumping Bean」で幕開けする本作は、60年代を迎えて新たな精神で挑んだ傑作ラテンアルバム。ジャズ精神に則ったグルーヴ感と、彼らしい複雑さを備えたアレンジが合致して組んずほぐれつ状態です! コーラスも飛び出すチャチャなど、メリハリ&遊び心あふれた傑作。.
Mexican Jumping Bean.
Cha Cha Cha Boom.
Artistry In Rhythm.“From The Creative World Of”の名義を用いるようになった60年代のケントンは、自らの門下生たちにテーマを与え、彼らが用意した楽曲及びアレンジを使って作品をリリースしていきます。本作で指名されたのはジーン・ローランド。”Blues”といっても、いわゆる黒人のブルースだけではなく、情感の表現、黒人ルーツの探求など様々な視点が試みられています。死ぬまで自分が動き続けたエリントンとは違うアプローチで、自身の音楽を追究したケントンはすごい人です。.
Reuben’s Blues.
Blue Ghost.
Fitz.