名曲「A Taste Of Honey」の作者であり、後年はヴォーカリストとしても評価されるボビー・スコット。デビューはなんと18歳で、その年に早くも数枚のアルバムを発表しています。こちらもそのひとつ。ピアニストとしてのみならず卓越したコンポーザーとしてジャズコンボを立体的に組織。西海岸の職人揃いとはいえ、自分よりひとまわりは上のミュージシャンを才能でねじ伏せていったさまが音楽から伝わります。バート・ゴールドブラットのアートワークは彼の音楽的なニューロンをデザインしたかのよう。.
The Creed.
The Tablecloth Stomp.
The Wig.スタン・ケントンが育てたアレンジャーのひとり。ケントン門下生はピート・ルゴロしかり、この人しかり、ジャズアレンジの常識をどんどん変えてゆく斬新派。このアルバムでも英才プレイヤーが揃ったビッグバンドで、大胆な緩急をつけてサウンドを展開します。ときにサウンドトラックのようであり、ときにモダンジャズの醍醐味あり。聴けば聴くほど引き込まれます。.
Waltz, Anyone?.
Burrito, Borracho.
Long Ago And Far Away.この人も20世紀ジャズの黎明を知るひとり。トロンボーン奏者としてディキシーランド、スイングの時代をおおらかに生き抜いた名手のBethlehem盤です。ちょうどこの時代からはじまったディキシーランド・リヴァイヴァルで彼の晩年はまたまた忙しくなりました。このアルバムでの演奏も実にいきいき! ときどき聴かせてくれる歌声もいいものです。.
King Porter Stomp.
Original Dixieland One Step.
Music To Love By.ブロンクス生まれの黒人ジャズシンガー。「Milestones」の高速ヴォーカル・ヴァージョンで聴く者の度肝を軽く抜いてみせます。バックはビッグバンドですが、演奏はとてもシャープ。数オクターブを行き来する彼女の躍動する歌声をダイナミックに支えます。トリッキーな展開の「It's A Most Unusual Day」も最高。レア!.
Milestones.
It's A Most Unusual Day.
Speak Low.50年代東海岸ジャズの名門Bethlehemのレーベル・ショーケース・コンピレーション。50年代を席巻したジャズミュージカル「ポーギーとベス」から始まり、エリントン、カーメン・マクレエ、パット・モラン・カルテットなど人気者、職人たちの名演がずらり。試聴曲は上からパット・モラン・カルテット、カルメン・マクレエ、サル・サルバドール・カルテット。.
Pick Yourself Up.
Old Devil Moon.
All The Things You Are.アーティ・ショウ、ボイド・レイバーンなど、スイング時代にあっても知的な作編曲で知られた楽団に在籍。職人肌でありつつ、ユニークな着想の作曲と演奏を行ったサックス奏者です。おそらくこれが生涯唯一のリーダー作。エディ・コスタ、エディ・バート、サル・サルヴァドール、ビル・タカスら、セクステットのメンバーも知的なパッセージを演奏しあっていて、心身ともに心地よく刺激されます。モダンアートのようなアートワークはバート・ゴールドブラット。この演奏から感じ取ったイメージなのでしょう!.
Miss Finegold.
My Heart Stood Still.
Farfel.フルートのダブル・リードはとても素敵な組み合わせ。そして、ハービー・マンとサム・モストの個性の違いも面白いです。ジョー・ピューマのギターもナイス助演。スタンダード中心の選曲で、二匹の鳥がさえずるようにスイングします。春ジャズ! 1955年リリースのオリジナル盤はなかなか良盤に巡り合わないので、こういうリイシューは重宝しますね!.
Fascinating Rhythm.
I’ll Remember April.
It Might As Well Be Spring.