レコードの取り口にやぶれ少々。A-3「That’s Where My Brother Sleeps」、B-3「I Wish I Could Walk Away」など、時折細かいキズによるプチノイズある盤です(試聴サンプルは今回入荷商品から録音しています)。
「兄弟の誓い」「密の味」のセルフカヴァー。絶品!
Columbiaに残した名作「From Eden To Canaan」に先駆けること数年。Warner Bros.に残されていた、もう1枚の絶品ヴォーカルアルバム。アレンジャー、ピアニスト、ヴォーカリスト、プロデューサー…、数々の顔を封印し、ひとりのSSWとして自作に向かい合った静かな大人の一枚です。低く渋い声で、一瞬にして彼の世界に引き込まれます。ホリーズに提供した「兄弟の誓い」や、すでにスタンダード化していた「A Taste Of Honey」のセルフカヴァーも収録。しかし、こんなに渋いのにまだこのとき33歳だったとは…。.
収録曲・データ
【曲目】 Glory, Glory Hallelujah / Willoughby Grove / That’s Where My Brother Sleeps / Allegheny / Interlude / Where Are You Going? // Interlude / He Ain’t Heavy, He’s My Brother / Woman In The Window / I Wish I Could Walk Away / Rivers Of Time / A Taste Of Honey / Interlude
1960年代に入ってのち「A Taste Of Honey」の作者としてグラミーを授賞し、作曲家、ピアニスト、アレンジャー、プロデューサーとして名を成す彼の初期キャリア作品。この時点では、まったくストレートな4ジャズの世界に身を置いていることがわかります。MJQやジョージ・シアリングにも似た世界を、もう少し自分の身に寄せてプライベート感を増したような音楽。ギターにディック・ガルシア、ベースにテディ・コティック。ヴァイヴはボビー自身です。自作を2曲収録。知的で穏やかな響きに惹かれます。当時まだ22歳!.
収録曲・データ
【曲目】The Nearness of You / I Remember You / Serenata / Blues for Jamie / Fine and Dandy // Every Woman / The Poddler / Black Coffee / New Orleans Stomp / Lover Man