イアン・マシューズ、サンディ・ロバートンがプロデュースにあたったUK産珠玉のグッドタイム・フォーク・グループ。アメリカのフォーキーたちへの憧れを滲ませつつ、ブリティッシュなくすんだ色合いは隠せない。アコースティックなアンサンブルとハーモニーの美しさは、ヘロンなどの延長線上にあるもの。もっと評価を!.
Silent Emotions.
Don't Turn Out The Lights.
Take A Man.イアン・マシューズとアンディ・ロバーツが結成したUKフォーキーバンドによるコンセプチュアルな名盤。初めて大西洋横断飛行をなしとげた女性飛行士アメリア・エアハート(のちに若くして洋上で消息を経ちます)がテーマなんです。「For The Second Time」「Side Roads」など、ゆったりした趣の沁みるナンバー揃い。「Amelia Earheart’s Last Flight」も素晴らしい! ロニー・レイン的黄昏感覚が絶妙。イギリスとアメリカが交錯した“名盤”の匂い。.
For The Second Time.
Side Roads.
Amelia Earheart’s Last Flight.フェアポート・コンヴェンションのツアー・サポートを通して注目を集めたことから、メンバーの協力を得て制作されたデビュー作。アメリカ的なホーボーっぽい資質と、イギリス人としてのトラッドへの愛情が垣間見える名作。英国的な“くもり”のかかった端正なヴォーカルは、いつもはるかな景色を見せてくれるのです。.
Sometimes.
Scarlet And Grey.
Nursery Tale.“ティル・ナ・ノーグ”とはケルト族の伝説に登場する楽園のひとつの名前なのだそうです。1971年にデビューしたこのデュオは、ブリティッシュ(アイリッシュ)トラッドとはまた違ったスタイルで、自分に息づくヒストリーを音楽にロマンチックに還元しているようなところがあります。元プロコル・ハルムのマシュー・フィッシャーがプロデュースしたこのサード・アルバムではかなりバンド・サウンドの度合いが増していますね。一曲目「Free Ride」はニック・ドレイクのカヴァー。.
Cinema.
Most Magical.
Free Ride.アメリカ音楽への憧憬が募り、フェアポート・コンヴェンションを脱退したイアン・マシューズが結成したグループのファーストアルバム! ずばり、これぞ“イギリスのアメリカ”を最初期に体現したアルバムのひとつ。生まれ持ったナイーヴさはそのままに、アメリカンサウンドに手を伸ばす、その切なさがたまらないのです。.
Colorado Springs Eternal.
A Commercial Proposition.
Fly Pigeon Fly.いまもイギリスで深く愛される名曲「Streets Of London」の作者。木訥で実直な歌声とロマンチックなメロディを生み出すソングライティングの両方を兼ね備えた才人であり、一貫して街角の生活者の視点を持ち続けている人とも思えます。本作は71年の4作目。ガス・ダッジョンのプロデュースによるバンド・サウンド+ストリングスも、くすんだロンドンの下町の哀歓を浮かび上がらせます。.
Gene’s I .
Old Brow Dog.
Claudia.イギリス・ニューカッスル出身のブリティッシュフォークロックバンド。メロディアスで神秘的な雰囲気をたたえた彼らの代表曲です。イギリスではたぶんサビは大合唱でしょうね。.
Lady Eleanor.
Down.イギリスの北ヨークシャー生まれの詩人にしてSSW。大学卒業後に教鞭生活と平行して始めたクラブでの演奏活動が評判を呼び、メディアに登場するように。これがデビュー作。「ジェット時代の吟遊詩人」とジャケで紹介されています。いかにも英国的な発音と豊かなメロディが相反しながら絡み合う不思議な感触。ブリティッシュフォークの世界でも、あまり似た人を知りません。ピアノ、ギター、ベース、ドラムによる小編成のジャジイなコンボに美しいストリングスもあしらわれます。休日の午後、ひとりで街を歩いたり、外の風に吹かれたりしつつ、物思いにふける、そんなレコード。.
The Last Will And Testment Of Jake Thackray.
Country Bus.
Scallywag.70年代後半以降、アメリカのレーベルとの契約が切れ、フランス、ドイツなどヨーロッパを拠点に細々とリリースを続けていたドノヴァン。このアルバムもレコーディングはウェストコーストですが、発売元はイギリス。アメリカでは翌年のリリースでした。ジェリー・ウェクスラーのプロデュース。ジェフ・ポーカロが一曲ドラムで参加するなどメンバーはとても豪華。「Sunshine Superman」などのセルフカヴァーも不思議なムード。.
I Love You Baby.
Local Boy Chops Wood.
Sunshine Superman.カントリー/トラッド的素地を持つイギリスの人気グループ。もともとはリンディスファーンの分家的存在です。彼らの4枚のアルバムはどれも評価が高いですが、このファーストはメロディのいいフォークロックに徹した姿勢が潔い一枚。マディ・プライアとデュエットする「Song Without A Band」の切ない疾走感が最高に素晴らしい。.
Song Without A Band.
Why Can't I Be Satisfied.
Back On The Road Again.ハンブルバムズと言えば、あのジェリー・ラファティが在籍したグループとして知られていますが、実は彼の加入はセカンドから。ファーストではビリー・コノリーとトミー・ハーヴェイのデュオでした。だからと言って、このファーストに魅力がないかと言えば、それは違います。アメリカと違ってヒッピーという文化が無かったイギリスですが、オールドタイミーなフォークを軸にした彼らのスタイルにも、どこかひねたアウトローな気分が濃厚。ポップさではラファティ加入後に譲りますが、人を喰ったUKビートニク感はこっちが上。.
Why Don’t They Come Back To Dunoon.
My Dixie Darling.
Little Blue Lady.イギリスにおけるロックンロールの火付け役となったのはスキッフル。「Rock island Line」の大ヒットでその火付け役となったのがロニー・ドネガン。彼がいなければビートルズも存在しなかったかも、と言われるほどの重要な存在でした。語り口のうまさとグルーヴが味わえる50年代のシングルです。.
Nobody Loves Like An Irishman.
The Grand Coolie Dam.