ネルソン・リドルの華麗なアレンジをバックに歌った穏やかスイング盤。「Falling In Love With Love」のような曲の大胆なアレンジに両者の個性が見事に表れていますね。柔らかさの中に芯の強さを秘めた彼女の歌声は素晴らしいし、フレージングにも独自の個性が出来上がってます。いちばんジャズっぽいかも。すべての良い条件が揃った幸福な1枚。.
1940年代の「ボタンとリボン」などで日本でも愛されている美女シンガー、ダイナ・ショア。40代を迎える直前にジャズ・スタンダードを歌ったアルバムです。といっても「Do-Re-Mi」や「I Can’t Stop Loving You」が選ばれているなど選曲は多彩。ジャック・エリオットのアレンジも「Cry Me A River」にボサノヴァのリズムを用いるなどニクい仕掛けになっています。彼女流のハツラツさが効いてます。.
名花ダイナ・ショア、南部へ行く。そんな設定をジャック・マーシャルがお膳立てしたヒップな一枚です。ジャズやR&B、カントリーのエッセンスを吸収して、キュートで溌剌とした歌を聴かせてくれます。スキャットで押し通す「Down Home Rag」は最高! どこか心に切なく染みいる郷愁もあり。とても素敵なお転婆アルバム!.
収録曲・データ
【曲目】Roll On, Missippi, Roll On / ‘Way Down Yonder in New Orleans / Moon Country / The Devil Is Afraid of Music / Any Place I Hang My Hat Is Home / South // Down Home Rag / Sunday in Savannah / Mississippi Mud / I’m Coming Virginia / Do You Know What It Means to Miss New Orleans / Carolina in the Morning