Philadelphia International所属時代のリリースとしてはもっともブルージーな方向に向かった1枚ですが、ポール・デイヴィス「I Go Crazy」の良カヴァーが入っています。これはAORファンも要注意。「ふられた気持ち」のドラマチックなカヴァーもあり。全編を通じて夜更に聴きたいムードです。.
Numero Groupの良コンピレーション「Ladies From The Canyon」に収録されてから急速に知名度が拡がり、一時期はアナログの入手が難しくなっていた彼女のアルバム。まどろむような内省的な響きが魅力のレリジャス系SSWです。このアルバムは、彼女の4作目にしてラストアルバム。前3作よりもずっとウォームでAORテイストなナンバーも多いですし、宗教臭さは薄く、むしろ自分のすべてを投げ出してもあなた(神)を支えるという無私の愛が、とても心に響くのです。.
テキサス出身のポップ系SSW。親しみのこもったボーカルとメロディを紡ぎ出します。なかでも小気味良すぎるB-1「It's A Fine Morning」に首ったけ! バンキー&ジェイク+アレッシーといった感じでおすめです。しかもこの軽快なシャッフルビートはハル・ブレイン! グッドタイム・ポップ好きにはたまりませんよ。ちょっと懐かしい友達からのメールみたいな気分になるアルバム。.
収録曲・データ
【曲目】You Can Have Her / Count Your Blessings / Sadie Take A Lover / A Woman Is The Better Part Of Home / Lord I'm Amazed // It's A Fine Morning / Rock And Roll / Keep Me Company / Here I Go Again / Everybody Learns To Sing The Blues
【曲目】Canned Music / How Can I Miss You When You Won't Go Away? / I Scare Myself / Shorty Takes A Dive / Evenin' Breeze // Waitin' For The "103" / Shorty Falls In Love / Milk Shakin' Mama / Slow Movin' / It's Bad Grammar, Baby / Jukies' Ball
Capitolでの「Soul Of A City Boy」の翌年にリリースされたセカンド。録音メンバーはジョン・セバスチャン、ピーター・チャイルズ、ジョージ・デュヴィヴィエ、オシー・ジョンソンというフォークもジャズも溶け合った面々。そんな人選にも彼が最初から持っていた、ジャンルにとらわれないセンスが現れています。清冽なフォークロックに滲む越境感覚、そして若きブルース。タイトルに「s」が付かず、「Young Blood」になっているこれがオリジナルジャケットです。.
ジャケに用いられたのは、少しおとなびた印象のポートレート。音楽が大人っぽくなった一面もありつつ、重厚さが際立つゴージャス・”ガールポップ”「I Could Have Danced All Night」、スペクター的ともいえる仕上がりの「At The Crossroads」など、圧巻です。「隣の芝生は青く見える」という意味のタイトル曲は、彼女との名チームでもあるトニー・ハッチ&ジャッキー・トレントの作品。.
収録曲・データ
【曲目】Smile / Black Coffee / The Last Waltz / Answer Me My Love / The Other Man's Grass Is Always Greener / Today, Tomorrow // I Could Have Danced All Night / At The Crossroads / Isle De France / The Cat In The Window / For Love / Ballad Of A Sad Young Man
Stiffから登場したガーリーなアイドルのファースト。彼女はオハイオ州アクロン出身のアメリカ人ですが、本作はバックをブリンズリー・シュウォーツ人脈が固めた英国録音。ロックファンの心をくすぐりますよね。「B-A-B-Y」をはじめ、各所で聞かれる60s/スペクター風アレンジも嬉しい仕上り。彼女の声ってちょっとロニー・スペクターにも似てるところがあるんですよね。異色なのが、ミスティックでダビーな「It's So Different Here」。最高です。.
収録曲・データ
【曲目】B-A-B-Y / I Go To Pieces / Who Does Lisa Like? / Wildwood Saloon / Suspended Animation / Sad Song / It's So Different Here / Cuckoo Clock / Pin A Medal On Mary / Stranger In The House
美しい夕暮れどきを音で描いたようなA-1「It Must Be Love」にメロメロです。70年代を迎え、まろやかな感覚のシカゴ産ノーザンソウル(ギターはフィル・アップチャーチ?)とヴィブラフォンマスターの幸福な出会い。ミディアム・テンポで揺れ続ける琥珀色のグルーヴに酔っぱらってしまいそう。「Soulful Autumn」も今の気分。楽曲の大半を占めるユージン・レコードのペンも、彼の全盛期だけに冴え渡っています。.
スウェーデン出身のジャズシンガー。ビル・エヴァンスと共演した「Waltz For Debby」のあまりに美しい歌声で知られています。本作はサド&メル・オーケストラをフィンランドに迎えて録音した1枚。ブロッサム・ディアリーの「Long Daddy Green」や同郷のラルス・ガリンの曲を採り上げて、気持ちよく歌っています。アメリカでのリリースは少ないのが残念です。.
パーカッションに導かれ幽玄に幕開けする「All Or Nothing At All」の冷ややかな空気が、このアルバムを物語っています。独特のヴィブラートがかかった彼女の声が、フルートやギターをアクセントにしただけのシンプルなジャズコンボの演奏とともに、空気を震わせます。余白の美を深く感じる傑作。.
収録曲・データ
All Or Nothing At All / Let Me Love You / I Love You Much / I’ll Never Smile Again / I’ll Remember April / You Always Hurt The One You Love / The End Of A Love Affair // Mad About Him, Sad Without Him, How Can I Be Glad Without Him Blues / That Ole Devil Called Love / Undecided / You Don’t Know What Love Is / I’ve Found A New Baby / I’ve Found A New Baby
デヴィッド・ラズリーを中心にしたヴォーカルトリオのデビュー作。生粋のソウルフレイバーの持ち主であるデヴィッドが歌う16ビートナンバー「Pick Up Your Heart」が極上です。NYメイドの、街の音楽や喧噪やドラマを切り取った表情豊かなミディアム・ナンバーが最高。アリー・ウィリスの素晴らしいソロ作「Childstar」にも通じる雰囲気。チャーリー・カレロもアレンジに参加。.
収録曲・データ
【曲目】Roll Me Through The Rushes / The Knockout Kind / Pick Up Your Heart / Blind Man's Pearl / Safe Harbor // Late Bloomer / London Blues / Dixie Hobo Queen / Walk In Grace / Danny's Ditty / Ole Man Trouble
アメリカを代表するおしどり夫婦のミュージカルソング集。60年代ビッグバンド風なら「The Honeymoon Is Over」はどうですか? ジャッキー・パリス&アン・マリー・モスのキラーなヴァージョンもおなじみ「I Believe In You」や、「Come Back To Me」など、ビッグバンドの醍醐味を活かしたきらびやかなナンバーが多いのでオススメです。.
収録曲・データ
【曲目】Mame / Sunrise Sunset / Walking Happy / I Believe In You / The Honeymoon Is Over // Cabaret / Old Fashioned Wedding / Come Back To Me / Together Forever / The Curtain Falls
プロ/アマを問わずグリニッチヴィレッジのフォークシンガーたちの交わりを担った“Fast Folk Magazine”やライブを主宰した根っからのフォーキー。「Fast Folk」への参加条件は自分のオリジナル曲を持ってくることだったそう。ソロキャリアは70年からあります。このアルバムはシンプルなバンドサウンドで自分らしさを表現。もちろん全部オリジナル曲ですよ。.
UKブルーアイドソウルシンガー、ジェス・ローデンのセカンドにして傑作。伊達男な感じがアルバム全体に漂うメロウAORなアルバムです。幕開けの「Misty Roses」極上カヴァーの美しさ。ホーンが心地良い「In Me Tonight」の洒脱なグルーヴィーチューンにも昇天必至。一時の人気も落ち着いた今、改めて聴くとさらに楽しめるようになりましたね。.
1974年に全世界放映を前提に制作された子ども向け番組「Big Blue Marble」のサウンドトラック。実写とアニメを合成したエデュテインメント番組だったようです。特筆すべきは収録曲のレベルの高さ。チルドレン・シンガーの歌うメロウでファンキーかつドリーミーなナンバーの数々! ぼくもこんな番組を見て育ってみたかった! NRBQ人脈で知られるチャンドラー・トラヴィスもちょっと参加。.