ジャズ・ピアニストとしても優れた才能を持ち、将来を嘱望されながら32歳の若さで自動車事故により急逝した天才プレイヤー。彼の数すくないリーダー作であるだけでなく、ピアノにビル・エヴァンスが参加していることで知られる人気作です。楽曲はミュージカル「Guys And Dolls」からのものですが、端正でクールな雰囲気は唯一無二。.
ジェントル&エレガントなアコーディオン奏者アート・ヴァン・ダムとの共演盤。完璧なコーラスワークを誇る彼らだから出来るコンビネーション。徹頭徹尾、透明感あふれるサウンドに酔うしかありませんね。ソフトロック感たっぷりの「We Could Be Flying」も凄い! まさにジャケのイメージにぴったりの音の花束です。.
収録曲・データ
【曲目】Spring Is here / But Beautiful / We Could Be Flying / Violets For Your Furs / Invitation // Cherry / Ecstasy / Let There Be Love / My One / Wave /Good Bye
フランスのシャンソンと仏米の映画主題歌をまとめたもの。フランス国内向けのアルバムだからか、前年に「Rockin' Strings Of Franck Pourcel」名義で発表され全米9位の大ヒットとなった「Only You」のサウンドとは、随分と雰囲気が違い、強いリズムが用いられず、全体にゆったりと弦の響きの楽しみが広がります。自作曲は「De Tout Mon Coeur 」。パリの街角の風船売りの後ろ姿をカメラに収めた見事なジャケット写真が素敵です。.
収録曲・データ
【曲目】Bras Dessus Bras Dessous (Why) / Notre Concerto / Banjo Boy / Ma Chanson est pour Toi (Beautiful Obsession) / Le Bleu de l'ete from the film "Alamo" / Dites а l'orchestre from the film "Les Mordus" // De Tout Mon Coeur / Cou Couche Panier / C'est toi qui / La Joie d'aimer (The Unforgiven) from the film "Le vent dans la plaine" / L'absent / Pour un Grand Amour
グレン・ミラーに並々ならぬ恩恵を受けて育ったヴォーカリストたちとサックス奏者が一同に介し、当時のポップヒットをグレン・ミラー・ビッグバンドのスタイルで解釈したナイス・アルバム。テックス・ベネキーとモダネアーズが歌う「Long Tall Texan」レイ・エバールが歌う「Wives And Lovers」も良いし、インストでは小気味よくスイングする「Java」を推薦!.
イーディ・ゴーメが数々のミュージカル・ナンバーをドン・コスタのアレンジで歌った一枚。まさにジャケのイメージ通り、大きく腕を広げて前身で歌っているような華やかなナンバー中心で、彼女の歌のうまさと天性の華が光り輝いています。ゴージャスで洒落た「I Don't Care」あたりもいいし、多重録音で彼女自身とハーモニーを重ねる「You're Just In Love」なんかも素敵すぎます!.
収録曲・データ
【曲目】I Don’t Care / You’re Just In Love / My Funny Valentine / You Can’t Get A Man With A Gun / Always True To You In My Fashion / Guys And Dolls // I Can’t Say No / Hello Young Lovers / Thou Swell / I’m Gonna Wash That Man Right Outa My Hair / Baubles, Bangles And Beads / Johnny One Note
【曲目】La Cumparsita / Fandango / Naipe Marcado / Gricel / Vals De La Evocacion / La Tablada // Mimi Pinson / El Irresistible / Bailonga / Tanguera / Tango Rapsodia Parts One And Two
日本ではAORとソウルの両方で人気があったシンガー。サウンドにブラコン的な切れ味が増した83年の作品です。マーヴィン・ゲイも歌った「Ain't That Peculiar」や、ビージーズのギブ兄弟作のナンバーなども取り上げています。気持ちいい伸びやかなビブラートヴォイス、コンテンポラリー且つ嫌みのない色気もナイスです。彼はここでアメリカでのキャリアを断ち、ドイツに移住し、2014年に亡くなるまでその地で活動しました。.
まだまだ現役宣言ともいえるアルバム。ボブ・ゴーディオ、ボブ・クリュー、サンディ・リンツァーら長年のスタッフがプロデュースで参加。しかしノスタルジーにはならず、80sエレポップ的なアレンジのポジティヴなアプローチにびっくり! モノトーンズのドゥーワップ・クラシック「Book Of Love」もデジタル・ダンスナンバーになって二度びっくり!.
モッズ定番「You Can’t Sit Down」収録! フィラデルフィアのブルーアイドソウル・グループ、ザ・ダヴェルズ。そこから独立したレン・バリーが「1-2-3」を全米大ヒットさせたタイミングでリリースされたダヴェルズ時代〜独立直後のソロ曲のベストアルバムです。便乗盤ですが、若き日の彼の足跡を知るには最適な1枚。.
収録曲・データ
【曲目】Hearts Are Trump / Don’t Come Back / Havin’ A Good Time / Lockin’ Up My Heart / Save Me Baby / Miss Daisy De Lite // Little White House / Jim Dandy / Bristol Stomp / You Can’t Sit Down / Betty In Bermudas / 36-22-36
「セサミ・ストリート」の歌のおにいさん。プロデューサーのロバート・アレンのオリジナルソングをボブ・ドロウの音楽パートナーであるスチュワート・シャーフのアレンジで歌います。全篇にチルドレンコーラスがあしらわれてますし、柔らかくて親しみの持てる声で歌われる屈託のない名曲には、子供でなくても心にんまり。B-1「So It Doesn’t Whistle」は手拍子ブレイク。切ったり書いたりして遊ぶ見開きジャケ。.
すぐれたギタリストであり、スウェーデン産AORシンガーとしても近年広く評価されているイングマー・ヨハンソン。おそらくこれがセカンド・アルバム。同時代のブラジル音楽に強い影響を受けていたことがよくわかるアルバムです。高速ボッサな「Vad I All Varlden」シティポップ・ファンクな「En My Vision」珍しく英語詞で歌われるオリジナル「Dead-End Street」もよいです。その歌詞を聴くと、CCM的な作品だったこともわかります。.
「Judy Roberts Band」や「Night In Brazil」といったAORジャズで聴く者をメロメロにしている才女ジュディ・ロバーツのピアノ・トリオ・スタイルでの一枚。ちょいファンキーなブロッサム・ディアリーといった感じの音は悪くないどころか、今の気分としては最高! スキャットも決めた「Afterthoughts」のアップテンポ・ボサもいい! 大ベテラン、レイ・ブラウンがベース、若手のジェフ・ハミルトンがドラムス。.
収録曲・データ
【曲目】Soft Shoe / Late Late Show / I Know You Oh So Well / Afterthoughts / Slow Hot Wind / I Got It Bad And That Ain’t Good // Teach Me Tonight / I Could Have Loved You So / You’d Be So Nice To Come Home To / Watch What Happens / Crazy
その全盛時のライヴでは、花道に彼の汗を浴びるために女性ファンが詰め寄ったという英国きってのダイナマイト・ソウルシンガー。男臭いけどすかっとした、後腐れゼロの歌声の魅力はいまもばっちり伝わります。ここでもタイトル曲や「If I Promise」あたりの男気が“さすが”。なにしろバカラックも「007」も認めた表現力ですから!.
楽しいー! 人気絶頂期の彼らのオンステージを収録したライヴ盤。いわゆるヒット曲大会ではなく、大人のオーディエンスも意識したレパートリーを取り入れたエンタテインメント精神溢れるステージ。丁々発止のやりとりも含め、彼らのキャリアとタフさを感じます。どうやってヒット曲を作るのかを歌にした寸劇風「How Do You Make A Hit Song?」で、数々のヒットもちょっとずつ出てきます。ライヴ・バンドのアレンジはチャーリー・カレロと、ちゃんとクレジットされてます。.
ヒップなビートでアレンジした「男と女」でオープニング。60年代のスタイルを知るポップ・ヴォーカリストを求め、各社からいろんなシンガーがデビューしましたが、彼女はさしずめペギー・リーあたりの後継者? 速いロックビートの「Can't Buy Me Love」がめちゃかっこいいです。ヴォーカルも自然にドラマチックでソウルフル。キュート!.
収録曲・データ
【曲目】A Man And A Woman / Theme From “The Sand Pebbles” / Can’t Buy Me Love / Look For Small Pleasures / On A Clear Day / Born Free // Good Things Are Happening / How Insensitive / Summer Wind / My Heart Sings / What Now My Love