歌ものカントリーと凄腕の高速ブルーグラス。ビル・モンローが築き上げたアメリカのルーツミュージックの基礎は、本当に大きいと感じます。そして南部のミュージシャンの主戦場はレコードよりもステージとラジオ。貴重なラジオ出演時ののびのびとした演奏をおさめたアルバムです。音質はよくありませんが、リアルな姿がここに。.
Tenbrooks & Molly.
Wicked Path Of Sin.
Will You Be Loving Another Man?.1957年の「Jazz For Playboys」と対をなすアルバム。メンバーはまったく違い、あちらはフランク・ウェスがリーダーでしたが、こちらはビリー・ヴァー・プランクのアレンジによるジャズコンボ作品です。クールジャズの名手ビル・ハリス(トロンボーン)をリーダー格として、セルダン・パウエル、エディ・コスタ、フィル・ウッズ、ジョー・ワイルダーら気鋭のメンバー。.
Senor Blues.
Whoo-Ee!.
Winds.モッドなロンドン気分を伝えるブラスインストプロジェクト。英国イージー界有数のトラペッター、レイ・デイヴィス(キンクスのレイとは別人です)をリーダー(アレンジも彼)に、カラフルでハッピーでドリーミーなおもちゃ箱的サウンドがこぼれて来ます。同時代のヒットよりも「アヴィニオンの橋」「グーチョキパーでなにつくろう」なんて、ヨーロッパの古い童謡を選曲してるのが、なかなかないセンス。.
Dusk.
Serenata.
Spicks And Specks.1971年にデビューアルバムをリリースした時点で17歳。このセカンドでまだ19歳。いわゆる天才青年ですね。グレン・キャンベルが彼の才能に惚れ込み、プロデュースだけでなくギターで参加しています(めちゃめちゃうまい!)。全曲超絶テクニックのインストですが、彼の若い感性が感じられる「Song For Susan」などもとてもいいです。.
Song For Susan.
Ole Miss.
Foggy Mountain Breakdown.ジェイ・グレイドン(“Jay Clayton”と誤表記されていますが)が全面参加した黒人男女デュオのアルバムです。アール・パーマー、エド・グリーンら曲によってメンバーは入れ替わっていますが、グレイドンとベースのジェームス・ジェマーソンは全曲に関わっているようです。同時代のMotownとしては異色のゴスペル的内容のアルバムですが、ニューソウル・ゴスペルと表現したくなるような新鮮さが全体にあります。.
Everything Is Alright Now.
Satisfied Mind (Sing).
I’ll Keep My Light In My Window.スモーキーな歌声でイギリスで人気を誇った名花。ファンキーな展開に意表を突かれる「Day By Day」でオープニング。ジェームス・テイラー、デヴィッド・ゲイツなど、70年代のSSWたちの作品を多く採り上げています。選曲の土台はUK盤のアルバム「Feel The Warm」ですが、US発売はBuddah。ただしプロダクションクレジットはロッド・マキューンのStanyan。.
Day By Day.
Rainy Day Man.
Make It With You.60年代にデビューしたジャズ・ピアニスト、ドン・ランディ。後年はAOR/フュージョン・ミュージシャンをバックアップしました。自身のグループ、クエストを率いて制作したダイレクトディスク・レコーディング盤。グルーヴィーなフュージョンサウンドを完全一発録りでレコードに封じ込めています。さわやかさの中の緊張感。.
Salsalido.
New Baby.
Funkin’ Around.黒人女性ジャズ・シンガーとしてはベテランの部類。でもセンスは若いです。A面はカリフォルニアのコンコード・ジャズ・フェスで、B面はロンドンの名門ジャズクラブ、ロニー・スコットでのライヴ録音。その二大陸をつなぐ移動はレーベル名に引っ掛けてコンコルド(concord)で、というシャレが効いてます。歯切れのいい演奏が続く中、ラストのファンキーな「Love For Sale」が傑出してますね。.
Love For Sale.
Take The 'A' Train.
Days Of Wine And Roses.レス・バクスターがソフトロックの時代に挑んだ意欲作。3人編成のヤングコーラス・グループ、フォーラムのアレンジ&プロデュースを手掛けました。「It’s Sunday」をはじめ、彼が数曲提供しているオリジナル曲はどれも素晴らしい出来。ガールポップmeetsブーガルーな「Look The Other Way」のアレンジも最高です。.
Look The Other Way.
It’s Sunday.
We Can Make It.ハワイから全世界に向けて放送され、人気を博したラジオ番組「Hawaii Calls」(ウェブリー・エドワーズがセレクトした歌手、演奏家で編成した大所帯メンバーによるショーを全世界に中継。ハワイアンのポピュラー化に寄与)に則して制作されたアルバム。これが記念すべき第一弾アルバムです。非常に敬虔で素晴らしい内容。当初は1954年に10inchで発売。50年代末に12インチに拡大したヴァージョンが発売され、このデュオフォニック盤はさらにステレオ加工を施したものです。.
Hawaiian War Chant.
Hawaiian Cowboy.
Na Lei O Hawaii.シアトルのローカル・レーベルに残された激レアジャズの秘宝として知られるジョニー・ルイス・カルテット「Shuckin' 'n Jivin'」のジョニー・ルイスと同一人物です。マルチ・プレイヤーである彼はヴォーカリストとしてもアルバムを残しています。深く低い声とモダンなリズムセンスでアピールするこちらもなかなかの人気盤。オリジナルの「If You Can Imagine」を推薦しますが、「Country Road」「On A Clear Day」も味わい深いジャジーなカヴァーで素晴らしいです。.
If You Can Imagine.
Country Road.
On A Clear Day.60年代のテキサスから突然現れた、狂気の星くずカウボーイ。絶叫+無軌道で爆裂するドラム、弾けてないかき鳴らしギター、さらにビューグル(小型トランペット)まで爆発! プロデュース(爆裂ドラムも)は、なんと当時20歳のT-ボーン・バーネット。爆音でどうぞ!.
Paralyzed.
Who's Knocking At My Door.70年代半ば、フィリーに向かってソウルシンガーとして大成功を手にしたルー・ロウルズ。その成功にあやかって60年代後半から70年代前半のレコーディングを編集したアルバムです。1971年のヒット曲「A Natural Man」はミッドテンポのファンクナンバーとしてシンプルにかっこいいですし、カヴァーにも深みあります。とっくにソウルフルだったことの証明盤。.
A Natural Man.
Got To Get You Into My Life.
A Song For You.カナダ出身のマーク・ジョーダン。セカンド「Blue Desert」へのAOR界隈での評価があまりに高いので、このデビュー作の存在がかすみがちですが、ネッド・ドヒニー的な再評価がいつ起きてもおかしくない存在です。スティーリー・ダンでおなじみゲイリー・カッツがプロデュースしたこちらもソリッドでナイーヴで踊れて! TOTO組、デヴィッド・フォスター、 ラリー・カールトン、チャック・レイニーらが参加。.
Survival.
Marina Del Rey.
One Step Ahead Of The Blues.60年代半ば、美女ポートレートで立て続けにリリースされたモンテヴィデオ・シンギング・ストリングスなる楽団。マイナーレーベルからのリリースで詳細は不明ですが、こういう場合はたいていヨーロッパや南米の録音をアメリカに持ってきたもの。モンテビデオはウルグアイの首都ですので、同国か周辺国でのレコーディングかもしれません。しかし濡れた感触のストリングスは素晴らしく、同時代のアメリカではすでに失われた雰囲気があります。.
Around The World.
Some People.
The Thrill Is Gone.発売10周年記念そして故人となった作家に捧ぐ初のLPエディション。ロングセラー『The Tape Music of Noah Creshevsky』(EM1042CD 解説:佐々木敦)からひと回りしてエム再登場。御年70歳を祝した最新“ハイパーリアル・ミュージック”自選作品集。実際の生演奏に聞こえるが全て人工的な操作・配置で創作された音楽、それが彼が提唱する“ハイパーリアル・ミュージック”。竹村延和氏のフェイバリット作家としても一部に知られる彼の近年の作品を自選したコレクション。.
Pulp Fiction.
Tomomi Adachi Redux.
Full Fathom Five.アメリカを代表する混声クワイア。穏やかで奥深いコーラスアレンジが持ち味です。このアルバムはジェット機旅行が一般化する時代に世界のメロディを歌った2枚組。世界各国から24曲をピックアップ。当然日本も含まれていて、選曲は「さくらさくら」。.
さくらさくら.
Coconut And Banana.
Valencianita.1964年公開の映画「サーカスの世界」サウンドトラック。サーカスに宿るにぎやかさ、楽しさ、そしてせつなさを巨匠ディミトリ・ティオムキンが丁寧にスコア化。美しいコーラスの「Circus World」が聴き物。「フェリーニの道化師」を手掛けたニーノ・ロータのサントラと並ぶサーカス物の名品ですね。フェリーニはドキュメンタリー的でしたが、こちらは物語のある劇映画でした。.
Big Top.
Buffalo Gal.
Circus World.ネイティブアメリカンであるフォークシンガー。歌い始めたのは遅く、50年代にシスコ・ヒューストンに手ほどきを受けてから。ジョニー・キャッシュがとりあげた「アイラ・ヘイズのバラッド」など、迫害を受ける者への眼差しを歌った名演があります。本作はアメリカのカウボーイの歴史で伝わってきた歌を丹念に拾い集めたアルバム。勇猛果敢さだけではないせつなさ、孤独もにじませる表現は彼ならではのものでした。早世が悔やまれます。.
Whoopie Tai Yo!.
Cowboys Lament.
Yavipii Pete.「踊るリッツの夜 (Puttin' On The Ritz)」というグループ名でデビューしたグループ! このセカンドから「The Ritz」となりました。女性二人と男性三人で流れるようにコーラス&スキャット! メンバー自身がアレンジして歌唱、そしてピアノ、ベース、ドラムスを演奏するという才人バンド。ライヴで鍛えられたコンビネーションの良さがレコードのミゾにバッチリ。まるでジャズとラテン、ブラジル音楽のヒップさが集約されたようなオリジナル曲「Baile En La Noche」に脱帽です!.
Baile En La Noche.
Green Dolphin Steet.
Lemon Drop / Cottontail.デビューこそ30代を迎えてからと早くはなかったものの70年代後半以降のアメリカの正統派女性ジャズシンガーとしての責任を果たすように秀作を多くリリースした彼女。大人っぽいのにチャーミングなんです。こちらは1989年、LP時代末期の作品です。デイヴ・フリッシュバーグ、バッキー・ピザレリ、エミリー・レムラーらがバックアップ。.
Fascinating Rhythm.
Swing That Music.
Don’t Let The Sun Catch You Cryin’.80年代にモータウンに復帰。アリー・オリー・ウッドソンがリードシンガーを務めた時期としては最後のアルバムです。80年代的なデジタルエコー感を強めにしたコンテンポラリーな印象ですが、ヒットしたのは伝統的なソウルフィーリングを融合させた「Lady Soul」でした。いい曲多数。.
Lady Soul.
To Be Continued.
Put Us Together Again.英国シアトリカル儀式アンビエントフォーク突然変異体。夢のような田園世界へのタイムトリップでありながら、明確な現実感を持つ、驚くべきアヴァンギャルド・フォーク・ファンタジア、ザ・ワーム『パンティルデ』。幽玄な新世界、この世のものとは思えないような、それでいてどこか現実にも根ざしている、ケルトの異郷の村の日常を描いた想像上の口承と音楽の物語。.
英国シアトリカル儀式アンビエントフォーク突然変異体。夢のような田園世界へのタイムトリップでありながら、明確な現実感を持つ、驚くべきアヴァンギャルド・フォーク・ファンタジア、ザ・ワーム『パンティルデ』。幽玄な新世界、この世のものとは思えないような、それでいてどこか現実にも根ざしている、ケルトの異郷の村の日常を描いた想像上の口承と音楽の物語。.
1971年の名作「Stories」の印象が日本では強すぎて、他のアルバムがわりと無視されている感じですよね。変わらぬ歌心の良さ、もっと知ってほしい。そして、バリー・ゴールドバーグがプロデュースしたこのアルバム、ジェシ・エド・デイヴィスとデヴィッド・リンドレーという日本人気の高いギタリスト2人が参加! ジェシ・エドのあの音、あのプレイが随所でちゃんと聴けるので注目してください。.
Tom’s Song.
I Feel Bad.
She’s Got You.美しく流麗な弦の響きを「カスケーディング・ストリングス」と称されたマントヴァーニ。日本でも大変な人気でした。彼の作風としてはかなりリズミカルな1枚。スペイン〜中南米から楽曲を採用したラテン趣味のアルバムです。もちろんこの人ならではの豪奢なストリングスの響きはそのままに。.
El Relicario.
Adios.
The Green Cockatoo.Visible Cloaksのスペンサー・ドーランによる「不確定性室内楽」プロジェクト、コンポニウム・アンサンブルの初リリース。紀元前に始まる自動生成音楽の概念をバーチャルスタジオ上で発展させ、未来の音楽構想と美的基準を先取りするかのような驚くべきサイバーヒューマンミュージック作品集です。一見難解にみえる理論的基盤にもかかわらず、その音楽は聴きやすくかつ魅力的で、想像を超える広がりと新鮮さを持っています。.
Visible Cloaksのスペンサー・ドーランによる「不確定性室内楽」プロジェクト、コンポニウム・アンサンブルの初リリース。紀元前に始まる自動生成音楽の概念をバーチャルスタジオ上で発展させ、未来の音楽構想と美的基準を先取りするかのような驚くべきサイバーヒューマンミュージック作品集です。一見難解にみえる理論的基盤にもかかわらず、その音楽は聴きやすくかつ魅力的で、想像を超える広がりと新鮮さを持っています。.
全米トップ40ファンには懐かしい名前ですね。ダン・フォーゲルバーグのバックバンドだった彼ら。これがファーストです。プロデュースをグリン・ジョーンズとグレン・フライ、ジョー・ウォルシュらが務めており、イーグルスの弟分的イメージもありますが、独自のオーシャンっぽさも感じます。メインのソングライター、トム・ケリーは解散後AORシーンの重要人物に。「Choices」などの爽快なアコースティックナンバーで、彼の才能が際立ちます。.
Choices.
Sailing To Monterey.
雨に願いを.あきれたぼういずに影響を与えたやつらです! 珍楽器と洒脱なコーラスで1930年代に活躍したフージャー・ホット・ショッツ。再結成しての50年代録音です。年輪や貫禄を感じさせないお笑い魂の結晶に笑い泣き! 彼らのヴァージョンの「Mr. Sandman」や「My Blue Heaven」最高なんですから。廉価盤レーベルからのリイシューで全8曲。入門用にどうぞ。.
Mr. Sandman.
My Blue Heaven.
Wha Hoo.