東海岸からサンフランシスコに移住し、街の北方にある片田舎でマイペースに作品を制作していた彼ら。この6作目でも、型にとらわれず自分たちの好きなR&B〜ブルースを奔放にカヴァー。そんな中にあってBラスの自作曲「Light Shine」を、一番輝やかせる構成は見事。才人バナナらのフリーキーなセンスが発揮されたふざけたナンバーも、もちろん楽しめます。.
Stagger Lee.
Light Shine.
With The Circle Be Unbroken.このギターは未来と過去、異国と日本、自分と他者の亀裂から聞こえて来ます。ノアルイズ・マーロンタイツのギタリスト、武末亮のソロ音源、ついにリリースです。こちらはCD版。「音楽を奏でるとき、人は自分の芯にある幹に無意識に尋ねる。尋ねるという行為は、電気信号となって神経系統を駆け巡り、瞬発的に 紡ぎ出される。もしくは滲み出てくる音がその人が持っている音だ。この幹にとっての栄養分は、音楽であったり、映画であったり、本であったり、 人も仲間も、と様々。ギタリスト武末亮としての自我は、何年もかけて形成されていった。」(森田文哉/ノアルイズ・マーロンタイツ).
若い人にはわからないかもしれませんが、1曲目のイントロがドリフの「盆回し」にかなり似てる! ざっくりリズムにおおらかブラス、激しいドラムによる展開が異常にかっこいい! ジョニー・リチャーズはスタン・ケントンの弟子筋の中でも、かなり振り切ったセンスの持ち主。迫力満点奇想天外ラテンジャズ! このジャケ見たら、そんなんわかりますよねえ。.
Viva Gordo.
Plata De Azul.
Imprevu.Staxでのセカンドアルバム。「Hold On, I’m Comin’」で一躍Staxの稼ぎ頭となった彼ら。まさにアルバムタイトルはこのデュオの魅力をひとことで表した言葉ですよね。「僕のベイビーに何か?」の邦題でも知られる「When Something Is Wrong With My Baby」や「Soothe Me」「You Got Me Hummin’」といったR&Bヒットがこの時期も生まれています。実力充実期の1枚。.
When Something Is Wrong With My Baby.
You Got Me Hummin’.
Use Me.バーバラ・メイソンが65年にリリースしたメロウなヒット曲を、70年代末のマイアミでメロウにリメイクされたシングルです。彼女のキュートなヴォーカルとデュエットしているのはKC&ザ・サンシャイン・バンドのK.C.ことウェイン・ケイシー。原曲も最高ですが、このヴァージョンも夕暮れの街の感じが濃厚!.
Yes, I’m Ready.
With Your Love.もともとお互いにソロとして成功する以前の69年4月に録音されていたセカンドアルバム。若き二人の音楽へのひたむきな情熱とずぶずぶの南部指向が結実した傑作です。本作が未発表になったことでマーク・ベノは一時期、音楽活動からリタイア。レオン・ラッセルはソロ・デビューへの道を進みました。それがこのアルバムに光を当てたのだから皮肉なものです。.
Tryin' To Stay Live.
Lady In Waiting.
Learn Now To Boogie.おそらくAOR傑作「Throw Me A Bone」と同じセッションでレコーディングされた曲ですが、アルバムには未収録。シングル盤オンリーでリリースされました。これがなんとも色っぽい男の色気がみなぎるメロウなミッドテンポ! ソウルっぽさと洗練が同居した、まさに最高の1曲!.
Stand A Chance With You.豊かなトロンボーンのフレージングとソウルフルなサウンド。J・J・ジョンソンやカイ・ウィンディングほどの成功はしなかったかもしれませんが、スライド・ハンプトンは頼りになる実力派プレイヤーでした。トランペット3人(うちひとりは若きフレディ・ハバード)、自身のトロンボーン、バリトン・サックス、ユーフォニウムの6管編成でピアノレス。ユニークな8人編成で気持ちよくグルーヴした一枚です。.
Sister Salvation.
Conversation Piece.
A Little Night Music.山内雄喜さんが、モダン・アイランドフォークの父&ピーター・ムーンを含め後進に多大な影響を与えたとして紹介している作品です。真ん中に立ちサウスポーでテナーウクレレをひいているのがカハウアヌ・レイク。スチールの入らないハワイアンとして発表当時の日本でも驚きとともに歓迎されました。薫り高く優しい響きが聞こえます。これがファーストアルバム!.
Hu’ehu’e.
Pua Ahihi.
Ke Ka’upu.あのディー・ディー・シャープです。フィリーソウルの立役者コンビギャンブル&ハフのケニー・ギャンブルと結婚したことにより、この長い名前になりました。この名義でもリリースを重ねた彼女ですが、本作では旦那さんの色はやや後退。ジェリー・バトラー、デクスター・ワンゼルらが主要プロデューサーとなり、よりコンテンポラリーな方向性になっていますが、フィリーの伝統はしっかり意識されています。.
Let’s Get This Party Started.
Everyday Affair.
See You Later.50年代の人気映画のテーマ曲を2人のアレンジャーが片面ずつ担当して一枚のアルバムに収めたレコードです。トミー・ドーシー・オーケストラのアレンジャーを務めたディック・ジェイコブス、ローレンス・ウェルクに重用されるアレンジャーのジョージ・ケイツ。ストリングス、ブラス、コーラスを駆使しながら、それぞれに異なる個性を感じさせます。「エデンの東」など、今では永遠の名画がこの当時は公開間もなくであったりとか、この時代にしかありえないロマンティックなムードが濃厚です。.
Theme From East Of Eden.
Away All Boats.
Nightfall.すぐれたギタリストであり、スウェーデン産AORシンガーとしても近年広く評価されているイングマー・ヨハンソン。82年リリースの4作目です。70年代後半のメロウネスから離れて、ソリッドな80年代ロックに照準を合わせた感じですが、メロディは相変わらずポップですし、この時期のこのサウンドが好きというAORファンもいらっしゃるでしょう。バラード系ではやはり魅力がこぼれます。歌詞はすべてスウェーデン語。.
Kanns Som Om Gud Hort Min Bon.
Dansar (Till Minnen Fran Igar).
Lika Latt Till Tarar.ハワイの至宝、ジェノア・ケアヴェのバックバンド、ハワイアンズのメンバー。70年代後半の制作とは思えないほど演奏も歌も50年代的。気品があって、おおらかで、親しみやすいトラディショナル系ハワイアンを歌います。「アロハ・オエ」の作者でもあるハワイ史上の偉人リリウォカラニ妃と、リリウォカラニ妃チルドレン・センターに捧げられたアルバムです。ジェノア・ケアヴェが設立したレーベルからのリリース。.
Lei Of Love.
Kulima Hula.
Piliaau.しゃばだばだ〜! ジャイヴ王は歌うよ! ルイ・ジョーダンがジャイヴのオリジネイターなら、ルイ・プリマはショービズの世界でジャイヴの楽しみを伝え続けたジャイヴの伝道師! 彼の魅力をワンショットで表現したジャケットと共に語り継がれるCapitolでのセカンド・アルバム。キーリー・スミス、サム・バテラ、役者は揃ってます。名曲名演、何のケチがつけられましょうか!.
When You’re Smiling.
Blow, Red, Blow.
I’ve Got The World On A String.ソフィア・ローレンとアンソニー・クインが共演したアメリカ映画「黒い蘭」のサウンドトラックです。アメリカのイタリア人街を舞台にした内容なので、ふたりが起用されたそうです。国際的な俳優を揃えたからでしょうか。サントラもイタリアから名匠アレッサンドロ・チコニーニが指名されました。市民の暮らしの哀歓や愛のせつなさを描き出します。日本語解説付。.
Prologue.
Hurdy Gurdy.
Love Theme.キャロル・キング作「Oh No Not My Baby」のヒットで知られる女性シンガー。ルビー&ロマンティックスやバーバラ・ルイスと並ぶ、メロウでミッドテンポのガーリーソウル。これがデビューアルバムで、まだヒット曲は見当たらないのですが、その分、ダンサブルなR&B感やブルージーなセンスを抑えることなく発揮しています。未洗練。でも、そこが愛おしい。こういうアルバムが大きな音でかかっている場所でお酒飲んだら、最高でしょうね。.
Now That You’ve Gone.
Am I Falling In Love.
Funny.1950年代末に2枚のレコーディングを残したフォークシンガー。外に自分をアピールするのではなく、身近な存在に向けて地元で歌い続けた人なのだと思います。このFolkways盤はユダヤ系の子どもたちを相手に英語/ヘブライ語で楽しみながら歌を学んでいこうという1枚。合唱団というほど洗練されていない子どもコーラスがかわいい!.
I Live In City.
Apples And Honey.
This Land Is Your Land.カナダのトロント出身の美女シンガー(裏ジャケ参照)。ダイナミックなジャズフィーリングと美しいバラードの両面で個性を発揮します。カナダの放送業界で活動しつつ、ホテルやラウンジでも歌っていたとのこと。クールな魅力がありますね。惜しいことに残したレコーディングはこの1枚のみ。ジョニー・バートら、カナダの才人たちがバックアップ。.
On A Wonderful Day Like Today.
You’re Nobody Till Somebody Loves You.
I Want Be Happy.CCMとブラックコンテンポラリーの良いところを併せ持ったシンガーのデビュー作。非常にソフィスティケイトされたスムースR&BとしてAORファンなら絶対に楽しめる内容です。フィリー・ソウルな「New Hope」、ラテン調の「Did You Know」などダンサブルな曲がとてもよいです。シーウィンド「The Devil Is A Liar」のカヴァーも収録。.
New Hope.
Did You Know.
The Devil Is A Liar.60年代アメリカのトレンドでもあった大人数ポップコーラス。キラキラかわいらしいハッピーサウンドに、よくきくとかなり実験的なバックのアレンジ。それはテオ・マセロがプロデュースだから? なのでこんなに弾けてるんでしょうかオリエンタルエキゾ名曲「Tokyo Melody」で歌われる日本語だか何語だかわかんない言葉も気になりますね。「フニクラフニクラ」があったり、全体にそこはかとなくエキゾ趣味。.
Tokyo Melody.
F’Nick.
Love-Line.4オクターヴを誇る美声の持ち主で、ビング・クロスビーやペリー・コモとも若い頃から共演。30代半ばで彼女が残した唯一のポピュラー・ヴォーカル・アルバムです。ジェリー・フィールディングの施したシルキーなアレンジが歌を包み込み、ドリーミーで豊かな音楽空間を作り出します。そういえば、彼女はディズニーにもシングルを数枚残していますね。選曲は恋の憂鬱を歌ったものですが、夢を見させてくれる声なのです。.
Painting The Town With The Blues.
But Not For Me.
Penny Dream Blues.ボンゴの達人が先生。みんなでボンゴを学びましょう!というレコード。先生のインストラクションと実演を繰り返すというスタイルで、ゴキゲンに聴きながら学べます。実演の完奏が少ないのがタマにキズですが、しょうがない。学習レコードなんですから。それでも、上達したら最後に2曲先生と共演出来る最高のラテントラックが待ってます。.
Peanut Vendor.
Bei Mir Bist Du Schon.
Dickey, Dickey, Dickey, Dockey.70年代ブリティッシュロックの名グループだったスタックリッジから、ニューウェイヴポップへと進化を遂げたコーギス。ジャケのテイストも含め、前作「Dumb Waitress」の世界観を引き継いだポップサウンド。「Can’t We Be Friends Now」みたいな曲がやっぱり最高です。彼らのテイストは今こそまた理解されるはず。.
Can’t We Be Friends Now.
Foolishness Of Love.
Domestic Bliss.イギリスの元気溌剌アイドル、ルルの70年作。デビュー時の勢いを保ったままのパワフルな歌唱にKO! ビッグバンドが炸裂するキラーなノーザンソウル「Show Me」をはじめ「The Mighty Quinn」や「Gimme Some Lovin'」などモッドなナンバーが勢揃いのA面が白眉。プロデューサーのミッキー・モストらしさが出た作品で、ロックでグルーヴィー!.
Show Me.
The Mighty Quinn.
Gimme Some Lovin’.20世紀初頭の2大ラグタイム・バンジョー名人のコンピレーション。なんと収録されているのは1900年から、もっとも新しいものでも1923年で、電気録音開始はるか以前! 「ノイズ混じり」なんて表現がてぬるく思えるほどの歴史的記録ですが、ジャズがジャズとして確立する直前の熱気と楽しさを伝えてくれます。A面がヴェス・オスマン、B面がフレッド・ヴァン・エプスです。.
Smokey Mokes.
Red Pepper Rag.
Black Diamond Rag.1971年の全米4位の大ヒット「Don't Pull You Love Out(恋のかけひき)」で知られるトリオ。ソングライター・コンビのランバート&ポッターが目指した70年代型Dunhillサウンドの理想はおそらく彼らにあったと思います。目立つヒット曲がないためスルーされがちなセカンド・アルバムですが、タイトル曲をはじめ男のせつなさをグッドメロディに落とし込んだ最高のブルーアイドソウル・ナンバー多数です。「明日に架ける橋」と「君の友だち」のミックスカヴァーもいい!.
Hallway Symphony.
On The Other Hand.
明日に架ける橋.ウィリアム・ゴールディングの無人島を舞台にした子供ディストピア小説「蝿の王」、1963年の初映画化時のテーマ曲(子供コーラスとインスト)を収録した変速サントラ盤です。サントラとしてはその2曲のみで、あとは当時のヒット映画や話題作からの楽曲をエリオット・ローレンス、エルマー・バーンスタインらのアレンジで収録。「博士の異常な愛情」のサントラと似たパターンですね。.
Theme From ‘Lord Of The Flies’.
Love Theme From ‘Period Of Adjustment’.
Way Down East From ‘The Great Chase’.アメリカのローカルミュージシャンたちをサポートする地元ラジオ局やコミュニティを中心に起きた「ホームグロウン」シリーズ。サンディエゴ、アリゾナ、そしてハワイへと飛び火していった連帯のスタートがこの1枚でした。サンディエゴのローカルアーティストたちのみずみずしい演奏が楽しく、曲によってはとても出来がよくて、キュンとします。そして、このアルバムの解説を書いているのは当時16歳のキャメロン・クロウ!.
Clairemont Mesa.
La Jolla Sunset.
Mission Beach Boogie.「Lady Love Me」はAORファンは腰を抜かすであろう名曲! しかもこの曲にはジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ペイチ参加です。他にもあの「Feel Like Makin Love」の80sなカヴァーなど、高水準・高純度のブラコンAORが並ぶ83年作品です。インストでもさすがのギタープレイ! プロデュースはアリフ・マーディンです。.
Feel Like Makin Love.
Lady Love Me.
Being With You.「Apache」のヒットで、北欧からやってきた不思議派ギタリストというイメージが先行したヨルゲン・イングマン。ですが、正統派なジャズギタリストとして彼のプレイが味わえるこんな素敵なアルバムも、もちろん存在しています。粒立ちのいい音なのに、スイング感は柔らかい。レス・ポールの影響下にもありながら、独特の個性を発揮した人ですね。.
Margie.
Jeepers Creepers.
Stardust.