ジャズコード使いのシティポップ系マイナーSSWはハイファイの大好物です! この筋には、彼と名前のよく似た“ゲイリー・マークス”という凄い才能もいますが、こちらの“ゲイリー・パークス”もすばらしいです。オレゴン州の大学都市ユージーンで制作されたローカル・ジャズ・フォークの秘宝といっていいでしょう。1983年作品ということがすぐには信じられないアコースティックかつミスティックかつナイーヴな音楽性と歌声にメロメロです。.
Lovemaking Eyes.
Late Blooming Flower.
Lady Rain.ソロ最初期の傑作。60年代にキングストン・トリオの一員に迎えられて以来、トリオの音楽の鍵を握る影の最重要SSWとして活躍。そしてソロに。彼もまた遙かなるアメリカの内奥を歌う詩人になります。本作はピーター・アッシャーのプロデュースで、その縁からジェームス・テイラー、ダニー・クーチ、ラス・カンケルらも参加。この低く響く歌声をどうぞ。まるで、もうひとりのジョニー・キャッシュ。.
Big Joe.
Willard.
Golden Rollin’ Belly.デビューは1958年のサン・レコード。ロックンローラーになるにはちょっと遅咲きだった見た目オジサンな男性シンガーですが、エンタメ精神もちょい混ぜしながら活動。64年に全国ヒット「Haunted House」を放ちます。その曲やゴキゲンなロックンロールカヴァーを収録したファーストアルバム。名門Hiの初期リリースで、演奏はやっぱりとてもタイトでかっこいいです。.
Haunted House.
Teen-Age Letter.
Bony Maronie.長髪で頬のこけた男性が目をつむる瞑想的なモノクロ・ジャケット。リリース当初の70年代からこのジャケットに惹かれたファンは多かったものです。ピアノで弾き語るシンガー・ソングライター。ほんのりと暖かいバンドサウンドと、孤独で切ないメロディ。ときおり、それを彩る美しいストリングス。暖かみと冷たさが交わるこういう音は、人間にしか出せないものです。.
Jaynie.
Pink Limousine.
I Once Had A Dog.60年代に入ってもプラード楽団は絶好調。いわゆる定番的な演奏で喝采を受けていたステージとはまたひと味違い、レコードはどれも野心的です。時代に敏感な人ですから新しい仕掛けもあちこちに。エレキギターの音が新鮮な「Keep Dancing」とか、さすがです。コーラスもサーフも取り込んでますし、彼の弾くオルガンの音色も随所で楽しめますよ。.
Keep Dancing.
Surfside 6.
Fast Goodnight (Calypso).ロイ・ウッドに敬礼! ポップスに対する敬愛を架空のオールディーズバンドの姿を借り、存分に発揮。ロックンロール+スペクターな内容、メロディ、なんと音質の悪さ(!)にまでこだわり、しかも、彼の仕事と確実にわかるコーラスアレンジと、くすぐられまくりの大傑作! フェイクだからこそ愛をストレートに告白出来るというのが、ひねくれ者の真理! ゴッドフリー・ダニエルやマザーズの「Ruben & The Jets」好きには絶対に推薦!.
You Got Me Runnin’.
Crazy Jeans.
This Is The Story Of My Love (Baby).「オールディーズ・バット・グッディーズ」という言葉が叫ばれ始めた時代に、イギリスから登場したハンチング帽グループ。それがルーベッツ! 大ヒット曲「Sugar Baby Love」を含むアメリカでのデビュー盤。イギリスで発売されていたアルバムの2枚からの選曲で、セカンド・シングル・ヒットの「Tonight」、サード・シングルの「Juke Box Jive」も収録。全曲ナイスなキャンディ・ポップの嵐です。.
Sugar Baby Love.
Tonight.
Juke Box Jive.サンレモ音楽祭とは何の関係も無く、デトロイト交響楽団のストリングス・メンバーがモータウン傘下のGordyからリリースしたモッド感覚のインストアルバム。つまり、モータウン・サウンドのストリングスを担ったプレイヤーたちのアルバムです。「Downtown」や「Ol'man River」など、タイトで楽しいナンバーが続きます。音の粒立ちはまさにモータウンらしさです! 1968年にGordyから再発されますが、このRic-Tic盤がレアなオリジナル! モノラルの大迫力!.
Hungry Of Love.
Downtown.
I’m Satisfied.1972年4月1日、2日、カリブ海のプエルトリコで開催された初めてのロックフェスティヴァル。その模様をライブ収録した2枚組です。いきなり最初のJ・ガイルズ・バンドからフルスロットル! B・B・キング、ELP、オールマン・ブラザーズ・バンド、ドクター・ジョン、オシビサ、マハヴィシュヌ・オーケストラ(ジョン・マクラフリンのギターすごすぎ!)と非常に興味深いラインアップ。ある意味、ウッドストックよりも今の耳にはフィットするかも。.
Looking For A Love.
The Noonward Race.
Why I Sing The Blues.リチャード・ウェスのアレンジしたビッグバンドで快調にスイングするB面が圧巻。当時の彼女が白人ジャズシンガーとして絶頂期にあったことが、はっきりと感じ取れます。抜群のタイム感、フレージング、情感の込め方、そして最終的に余韻として残るクールさ。最高ですね。女性シンガーのアルバムとしては挑発的すぎるアートワークもすごい!.
Witchcraft .
I Hear The Music Now.
You Don’t Know What Love Is.60年代Capitolを舞台に制作されたゲイリー・アッシャー主導の架空グループ・プロジェクトのひとつ。メンバーはこの手のプロジェクトでは毎度おなじみハル・ブレイン、グレン・キャンベル、スティーヴ・ダグラスなどレッキングクルーの中核。ドラッグ(車)ものの中でもさらに人気の高いモーターバイクもの。初期ビーチ・ボーイズ風のヴォーカル&コーラス曲に加え、インストナンバーは不良度高いです。.
Death Valley Run.
Hill Climb.
Mean Streak.プエルトリコからニューヨークに移住し、アメリカでデビューした兄弟グループ。デビュー当時から所属するニューヨーク・サルサ名門Cotiqueレーベルからリリースした本作は、活動10周年を自ら祝ったアルバム。ハーレムの熱気を浴びながらファミリーグループならではの結束力を強めていった彼らの音楽には、息がバッチリ合った見事さとおおらかな余裕の両方を感じますね! .
Quien Quiere.
Disco Bailable.
Para Mi Un Perdon.自伝的で率直な曲、放浪をテーマにした曲、そしてちょっと甘酸っぱいノスタルジックなメロディ。こうしたフォーキーさが好きな人にはジャストな内容。歌とギターとハーモニカにアコースティックベースが加わるという編成でほとんどの曲を演奏しています。サンフランシスコ録音。80年代の作品とは信じがたいほど純な人柄の伝わるフォーキーSSW作品。.
Chicago's Cold.
Wait For Your Call.
The Times Back When.60年代後半、東洋的な神秘主義に魅了されていったマルチリード奏者ポール・ホーン。あのマハリシ・ヨギに師事し、カシミール地方のミュージシャンと制作した静かなる野心作です。もはやジャズ的な要素はほぼ皆無となり、ラーガ/エキゾ的な楽曲がひたすら続きますが、タブラのソロにフルートを加えた構成など、むしろいまの耳で聴くほうが発見があるかと思います。.
Arti.
Tabla Solo In Teental.
Raga Puira Dhanashri.コロラド州デンバーのBiscuit Cityからリリースされたシンガーの唯一作。次作を歌うのではなく、ピート・マッケイブやメアリー・フラワーらの作品などを採り上げていますが。マインドはSSW世代。アル・アンダーソン+ヴァン・モリスンみたいな声もいいですね。ローカル版ピーター・ゴールウェイのような「Papa Always Said」が、なにしろ絶品中の絶品なのです。.
Papa Always Said.
Ballad Of Roger Sparks.
The Singing Of A Song.1955年にハービー・ハーパー・クインテット名義でリリースされたウェストコーストジャズ逸品を、2年後の57年にレッド・ミッチェルらメンバーも同列で併記した新アートワークでリイシュー。それぞれのミュージシャンたちの演奏も随所でわかりやすくフィーチャリングされているし、アンサンブルも絶妙。これは「誰かのクインテット」ではなく「5人でひとつのグループ」と言いたくなったのわかる気がします!.
King Porter Stomp.
Don’t Buck It.
Juan Don.ジャマイカ出身のレゲエグループの多くはコーラスグループとしての活動ですが、自分たちで演奏も担うバンドとして成功したのがインナー・サークル。なかでも本作はイギリスで大ヒット。ディスコソウルへと接近した「Everything Is Great」など、自由にやりたいことを広げて結果を残していきました。.
Everything Is Great.
Stop Breaking My Heart.
Roots Rock Symphony.リンダ・ロンシュタットらへの楽曲提供で知られるカナダ出身の姉妹SSW。「Rolling Stone」誌上で当時絶賛されたこのアルバムがセカンドになります。プロデュースはファーストと同じくジョー・ボイド。芯の強さとほのかな洒落心が同居していて、聴く者を和ませます。さらりとフラン語の曲が入るのもいいですね。ケイトはルーファス・ウェインライトの母でもあります。.
Dancer With Bruised Knees.
Be My Baby.
Naufragee Du Tendre.ブルージーなフィーリングいっぱいに、キュートで情熱的なヴォーカルを聴かせる女性シンガー。RCAを経て再びキャピトルに戻ったのが1950年代後期。より円熟味を増した表現力でたおやかなヴォーカル作品を発表してゆきます。本作は恋の痛手や別れのつらさを歌った名曲集。彼女の歌声の芯にある強さが、悲しい気持ちに寄り添って支えてくれてるようでもあります。.
You Always Hurt The One You Love.
Please Don’t Talk Abut Me When I’m Gone.
A Faded Summer Love.レス・バクスターのお洒落路線での最高傑作。そして、良好な状態ではほとんど見かけなくなりました。超美麗な女性ジャケそのままに、ヨーロッパ感覚をコーラス、ストリングス、様々なパーカッションで表現しきっています。トイピアノと口笛をあしらったA-1「Ricordate Marcellino」から早くも絶品でして。50年代Capitol後期をしめくくるにふさわしい超美麗なポートレートジャケ! もはやファインアートの領域ですね。.
Ricordate Marcellino.
Mon Amour.
Dance From Bonjour Tristesse.マーサー・エリントンはあの巨匠デューク・エリントンの息子。自身はトランペッターとしてジャズの道に進み、やがて父同様にユニークな個性のビッグバンドリーダーへと育っていきます。父ほどジャズ史に名を残したわけではないですが、しっかりと知性と実験心を受け継いでいることがわかります。自作曲に交えて「Mood Indigo」など父の曲も演奏。アートワーク素敵です。粋!.
Coral Rock.
Dawn Of A Greenhorn.
Mood Indigo.どうやらドン・コスタの変名仕事と思われるオーケストラ作品です。マイナーレーベルからのリリースですが、編成はゴージャスですし、とてもしゃれてます。ニューヨークのカラフルな華やかさ、喧騒と叙情のコントラストを絶妙にサウンドスケープ化していて、実はこれは傑作と思います。コスタの書き下ろし曲もとてもいいです。.
Headin’ Home.
Durango.
Spanish Harlem.フライング・ブリトー・ブラザース出身で、良いソロを残しているのはグラム・パーソンズだけではないのです。本作はイーグルスのメンバーらのバックアップを受けてのファースト・ソロ。淡さをたたえた歌声は決して上手いものではないのですが、優しさや寂しさを抱えた彼の作風にとてもよく似合います。CDでは伝わりにくい温もりを求める方に。.
Deliver Me.
In A Dream.
Jenny’s Blues.やさしげなシンガーソングライター全盛期にあってFolkwaysからのデビュー。幼さの残る顔立ちですし、歌声だってまだ少年のようですが、ギターの鳴りにしても、曲にしても硬派な雰囲気漂う青年です。たとえて言えば、ボブ・ディランのファースト・アルバムのみに影響を受けて音楽を始めたような。しかし、余分なものを削ぎ落とした瑞々しさに、とても惹かれるものがあります。.
Rollin’ To The Border.
Meet Me In The Roadhouse (Tonight).
The Lily Of The West.スリム・ゲイラードとのコンビで戦前、一世を風靡。その後も、ハミングするベーシストとしてオフビートな音楽生活を送ったスラム・スチュワートが渡仏。フランスの好事家レーベルBlack & Blueに残した一作目です。スリム&スラム時代の名曲「Flat Foot Flewzy」のスラムだけヴァージョンも聴けます。ダン・ヒックスの心の父! ジョン・ピザレリの心の祖父!.
The Flat Foot Floogee.
On The Sunny Side Of The Street.
Slam-Bam.プロデュースをカラパナのD.J.プラットが担当し、彼らの弟分としてデビューしたロコな若者4人組。アコースティックなタッチをベースにしながら志向は16ビート系のグルーヴ。76年から77年へ移り変わるハワイの大晦日パーティー気分を活写し、音楽への感謝を捧げた最高の名曲「New Year's Eve 1976」、これぞハワイアングルーヴという爽快な名曲「Kona Day」など名曲揃いのファースト!.
New Year's Eve 1976.
Kona Day.
Understanding To The Man.アメリカの有名なタレント発掘ショウの司会者としてラジオ〜テレビデイズを生きたアーサー・ゴッドフリー。音楽に見識ありとは言え、プロではない彼をディック・ハイマンらが優しく囲んで作り上げた素敵な素敵な人柄ヴォーカルアルバム。そして主役のアーサー氏が爪弾くのは、彼の特異芸であるウクレレです! これがまた素敵! ヒップなインスト「Bum-Deedle-Um-Bo」に仰天!.
Bum-Deedle-Um-Bo.
'S Wonderful.
I’m Lookin’ For A Riff.ホワイト・ブルース界の重要人物3人による若き日のブルース・ジャム。1964年から66年にかけてのセッションで、Togetherレコードで初めて陽の目を見たレコーディングです。バリー・ゴールドバーグのオリジナル曲が3曲あるなど、すでに非凡な才能を発揮していたことが伺いしれます。きちんとレコーディングしていたら、きっと血湧き肉踊る内容になったであろうことを想像させるブルースロック黎明期の記録です。.
Big Boss Man.
I Love And Lost.
Slow Down I’m Gonna Lose You.ジェントルなソフト・カントリー路線の名作「Gasoline」の流れを継ぐ、たおやかにレイドバックしたカントリーロック。東海岸きってのポップ・メイカーとして60年代を過ごした彼のセカンド・ソロです。「(The Likes Of) Louise」「It's Still The Same」とグッドタイミーなナンバーが並ぶB面では60年代NYの幻がほのかに見えます。.
(The Likes Of) Louise.
It's Still The Same.
(I Want) The Real Thing.アル・クーパー、ハーヴェイ・ブルックスらがNYの面々がバックを付け、トム・ウィルソンとアーサー・ゴールソンがプロデュースしたフォークロックの名盤です。フィル・オクスと学生時代の友人だったジム・グローヴァー(ライナーは、フィル)と美しき奥様ジーン とのデュオ。この当時のグリニッジ・ヴィレッジの先頭走者によるサウンド。ヒップです。.
Changes.
Flower Lady.
It’s Really Real.