これといって日本でよく知られるメロディが収録されている訳では無いのですが、おそらくポップス・オーケストラのサウンドが好きな方には、ピッタリの内容と思います。親しみやすいメロディ、キラキラするチェンバロの音色、さわやかな弦の響きなど、なごやかに音楽の楽しみをもたらしてくれ、今に通じるロック風味のリズムが音楽を生き生きとさせています。ジャケットもクレジット全くオリジナル仏盤と同じオランダ盤。カラベリ自作曲は、「 L’ete Au Palm Beach」。.
収録曲・データ
【曲目】Le Sud / From Souvenirs To Souvenirs / Manuela / Oumparere / Aria / Toi Et Moi Contre Le Monde Entier // TuT’en Vas / Mon Coeur Est Madade / Africa (L’ete Indien) / Ding A Dong / Une Femme Avec Toi / L’ete Au Palm Beach
1950年代に「涙のチャペル (Best Of My Years)」「Strange Sensation」などのヒットを飛ばし、テレビ創成期のセレブリティとして知られる女性シンガー。豊かな歌唱力を、恋の痛みを歌うトーチソングに自らのすべてを捧げた代表作です。ジャケットで涙に暮れる姿はドラマチックすぎてトゥーマッチ? いやいや、このインパクトによって、今も彼女のポートレートとしてはこれが真っ先に挙げられます。そして歌声とともに十分な説得力として胸に迫ってくるのです。.
【曲目】 (I) Just Don’t Want To Be Lonely / Dodge City, Hit City / You Make Me Feel Brand New / Zach’s Fanfare 80 / Bright Eyes // In Search Of Peace Of Mind / Don’t Leave Me This Way / In Good Faith / Skoo - Be - Dooby / I Wish
UK出身ながら世界的な成功を手にしたブルーアイドソウル・バンドのAtlantic最終作。当時最先鋭の音作りを行なっていたバハマのコンパスポイントスタジオでのレコーディングで、歯切れのいい洗練されたサウンドを作り出しています。レゲエ風味アレンジの「Walk On By」や「When You’ll Be Mine」はアメリカよりもむしろイギリスでダンスヒットしました。もともと彼らの本国はイギリスなので凱旋的!.
AORの範疇に入る時代ですが、アコースティックなテイストの良さも失われていなくて。ギャラガー&ライルのヴァージョンも最高なA-1「I Wanna Stay With You」が最高です。ほのかに漂う良質なシティポップ感覚がとても魅力的。自前のバンド編成での録音ですが、アイアートやジャコ・パストリアスが要所で起用され、アクセントになっています。.
【曲目】Come Up And See Me Anytime / Boiled Beef And Carrots / Time To Kill / Baby Doll / Holy Cow / Silver Dollar / Mailman Bring Me No More Blues / Barefoot Days / Jody And The Kid / Country Boy Picker
【曲目】Sweet Georgia Brown / When April Comes Again / Just Friends / The Trouble With Hello Is Good-Bye / I Got Rhythm // Don’t Get Around Much Any More / When The Sun Comes Out / Elenoer Rigby / She Was Too Good To Me I’m Gonna Go Fishin’
ソバカスだらけの顔して演奏は達者。天才少年ピアニストのセカンドです。ドン・セベスキーら大人のアレンジャーと真っ向勝負したソフトロックジャズ! ビートルズで知ってるはずのイントロから一気に世界を変える「Martha My Dear」に轟沈! 「101」など、限りない才能を感じさせるオリジナルナンバーにも驚かされるばかりです……。のちには作曲やシンセの開発など裏方に回り、彼のリーダー作はすべて少年時代に残した3枚しかありません。.
収録曲・データ
【曲目】Lazy Day / Moonlight Sonata〜My Funny Valintine / In A Long White Room / The Look Of Love / I Will Come / Martha My Dear // This Time / 101 / Traces / Sonnymoon For Two / The Worst That Could Happen〜Paper Cup
【曲目】As The First Time / Rainbow Song / New England Lullaby / The Dance / Tragedy In Mime // A Simpler Time / I Was So Sure I Got No Lights / We Are All Dancers / Old People's Home / Seasons
デビュー作にして大傑作「Records Are Like Life」(1971年)など、知的で凝ったプロダクションで知られる個性派SSW。このアルバムはアリフ・マーディンのプロデュース。その成果は「I Wanna See You Dance」のようにソウルフルなディスコナンバーに表れます。一筋縄ではいかないポップ感覚ですが、メロディに対する美意識が高く、引き込まれます。.
ナッシュヴィルのギター・マスター、チェットと、ポップスオーケストラの最高峰ボストン・ポップスの共演盤。スタジオ盤としては、これが第二弾になるのではないでしょうか?(第一弾は66年) レパートリーが、より新しくなり「Ode To Billy Joe」「Galveston」「This Guy's In With You」など、このうえなく贅沢な弦アレンジで楽しめます。リズムセクションも、とても大胆かつダイナミック。.
キッド・クレオールのバックコーラス三人娘のソロ。ブリリアントにスイングする80sガール・カリプソ・ファンクなB-2「Did You Have To Love Me Like You Did?」や「オズの魔法使い」の人気曲B-3「If I Only Had A Brain」の気の抜け具合が最高! サヴァンナバンド・ファミリーによる最後の傑作と呼べる愛嬌豊かなセンスに酔いしれることが出来ます。.
【曲目】Olamana / (Hey Bro) Hang Tough / Let Me Take You To The Mountains / Sailing Away / Hold Tight // In The Night / Regrets / Don't Stop The Music / Mauna Loa / My Hawaii
デビュー作と同様にプロデュースは元クラッキンのバネッタ&チューダコフのコンビ。ロビー本人に加え、プロデューサー陣が作品作りに参加したシティソウルな曲と、ビル・ラバウンティが参加したメロウなバラードとが、お互いを高め合うかのようにして配置されています。そしてタイトル通り、アカペラドゥーワップ「All Night Long」も収録。デジタル風味を増したサウンドもいまならOKかと。.
【曲目】Grizzly Bear / Lazarus / Columbus Stockade / Buddy Bolden Blues / You Got To Hurry / 2:19 Blues // Nobody Knows You When You're Down And Out / Wasn't That A Mighty Storm / Frankie And Albert / Who's That Yonder / Make Me A Pallet / He Was A Friend Of Mine
ボー・ブラメルズがワーナーと契約してバーバンクサウンド化する前のサンフランシスコ時代のベスト盤です。この時代も「Laugh Laugh」「Just A Little」などヒット曲をすでに出していた彼ら。ソングライターとしてのロン・エリオットの才能も切れ味があって、これはこれでひとつの完成形だったという印象です。疑似ステレオ盤。.
アル・コーン・アレンジのビッグバンドでダイナミックに、スイートに歌いまくった傑作。「The Song Is You」「A Lot Of Livin' To Do」を筆頭に、グルーヴィーなナンバーが揃ってます。とにかくこの時期のグレコは絶好調で、曲のテンポが落ちようがスイングを止めない勢いがありますね。「Hallelujah I Love Her So」かっこいい〜!.
本国アメリカを中心にCTIのアナログはオーディオファイル向けの高音質アイテムとして価格が上昇中。また、ヒット盤だけにオリジナルの美品が見つかりにくくなっているのも事実です。ブラジル、ロック、ジャズ、ファンクなどを渾然一体に飲みこんでクリアーかつかっこよく提示した傑作。圧倒的な迫力の70sラテン「Super Strut」から緻密な構成力を見せつける「Rhapsody In Blue」へ至るB面がやはり白眉!.
英国ラテンイージー界の大巨匠エドムンド・ロス。いったい何枚くらい生涯にアルバム出したんでしょうね? でもリリースごとに手を変え品を変えリスナーを飽きさせることはありません。ボンゴでラテンを楽しむ趣向の本作でもいきなりハンド・クラッピング入りの「Deep In The Heart Of Texas」で盛り上がります! 「Brazil」もゴージャスながらも軽やかなビートでさすがの仕上がり。「Moon Over Miami」などドリーミーな気分もお手の物!.