フィラデルフィア出身でピアニストとしての素養も高く、ジャズ味のあるポップシンガーとして50年代から活躍したバディ・グレコ。本作はイタリアをテーマにしたおおらかなアルバムで、イタリア生まれの名曲やイタリア語で歌うマンシーニ曲などを交えた構成。「It Had Better Be Tonight」や「More」には60年代半ばらしいビート感もあって最高です。.
【曲目】Desafinado / This Is All I Ask / Call Me Irresponsible / As Long As She Needs Me / Days Of Wine And Roses / If I Ever I Would Leave You // The Good Life / Moon River / I Wanna Be Around / Wishing Star / Lollipos And Roses
ピアノを弾きながらスウィンギーに歌うさまを想像するだけでホントかっこいい! 軽みとコーラスがたまらない「This Could Be The Start of Something」と、最高のラテン・アレンジの「Day By Day」、この2曲は特に無視は厳禁です! その圧倒的なグルーヴ感に敬意を表して、サミー・デイヴィス・ジュニアが「ライバルながらあっぱれ」とライナーを書いています。.
Produced by トニー・ハッチ。イギリスで録音されたライヴ盤で、当然発売もイギリスのみ。エレピを用いた70’sなグルーヴを持った冒頭の「It's Impossible」から盛り上がってしまいますが、なんといっても極めつけはファンキーに決めた「You Are The Sunshine Of My Life」! 徐々にテンポアップして最高のビッグバンド・グルーヴを聴かせてくれます。しっとりとしたナンバーでのいやらしさのない色気もいいですねぇ。.
アル・コーン・アレンジのビッグバンドでダイナミックに、スイートに歌いまくった傑作。「The Song Is You」「A Lot Of Livin' To Do」を筆頭に、グルーヴィーなナンバーが揃ってます。とにかくこの時期のグレコは絶好調で、曲のテンポが落ちようがスイングを止めない勢いがありますね。「Hallelujah I Love Her So」かっこいい〜!.
Columbia Special Products規格のリイシュー(オリジナル・リリースはEpicで1964年)。
エンターティナーとしての本物の実力!
大らかなスウィング感で聴衆を虜にするバディ・グレコ。大いに弾けた64年のライヴ盤。ピアノインストによる「Get Me to the Church on Time」のアッパーなグルーヴはどうですか! ロッキンでノリノリの「Zip-A-Dee-Doo-Dah」も最高! 歌にも演奏にも若いエネルギーが濃厚で、エンターティナーとしての本物の実力を思い知らされました! .