10代後半、まだあどけない顔立ちで、この歌の上手さ。確かにこれはほおってはおけません。初期型ディスコの軽快なダンスビートと、豊かなメロディライン、そして、こみあげるエモーション、人間的なダンスビートが相まった名盤だと思います。「Shame」がスマッシュヒット! メロウな「I Don't Know If It's Right」にも惹かれます。インスタント・ファンクのメンバーがバックアップ。アートワークを変更しての再リリース盤。.
収録曲・データ
【曲目】Smooth Talk / I Don't Know If It's Right / Til I Come Off The Road / Dancin', Dancin', Dancin' // Shame / Nobody Knows / We're Going To A Party / The Show Is Over
ピアノイージーで一世を風靡したデュオのABC Paramount移籍第一作。現代音楽の手法のプリペアドピアノ(弦に消しゴムなどを挟み特殊効果を得る)や未来的なエコー処理をポップ・スタンダードに組み入れた他では聴けない世界です。なお、本作の選曲テーマは全曲、月や星の世界、すなわち宇宙! リンダ・スコットが歌った「I’ve Told Every Little Star」の彼らのヴァージョン、不思議な美しさにたまらないものがありますね。.
収録曲・データ
【曲目】The Moon Was Yellow / Stella By Starlight / Stardust / Stas In My Eyes / The Moon Is Low / Over The Rainbow // Out Of This World / Out Of Nowhere / Beyond The Moon / I’ve Told Every Little Star / East Of The Sun / Serenade To A Star
60年代半ばのポップムードと洗練性に富んだ傑作。ボブ・ドロウ、トミー・ウォルフ、サイ・コールマンをはじめジャズ界の“わかってる”作家陣の書き下ろし新曲を用意。スー・レイニーのImperial三部作にも通じるポップ感覚が素晴らしいです。ラストナンバー「Hold Your Head High」はランディ・ニューマンとジャッキー・デシャノンの共作曲。夏の日差しにくらっとした瞬間を思わすソフトボッサ「There Is No Right Way」もまぶしくて。.
収録曲・データ
【曲目】Wonderful Life / There Are Days When I Don’t Think Of You At All / There Is No Right Way / Goin ToCalifornia / Is It Over Bab? / I’ve Never Been Anythng // Sometime Ago / Nothing Like You / Here I Go Again / Mad At The World / This Life We’ve Led / Hold Your Head High
主役はギターのトニー・モトーラ。ナイーヴなソフトロック・インスト。フリー・デザインのメンバー3人が「グルーヴィーズ」という名義で参加した「Kites Are Fun」「Do You Know The Way To San Jose」など6曲を収録。恐らく非凡なコーラスアレンジはクリス・デドリック。随所に奇跡が見え隠れします。ラストを飾るのは、リー・デザイン「I Found Love」のカヴァー。彼らのファンはお見逃しなく! .
不覚でした。このアルバム、こんなにかっこよかったんですね。ジョン&ヨーコともわたりあった名司会者デヴィッド・フロストのTVショーのテーマ「It's The David Frost Theme」でノックアウト! シャープでファンクなビッグバンド「O.K. Billy」に続くセンシティヴなピアノトリオチューン「Somewhere Soon」でまたまた悶絶。さらにエッジの効いたリズムの「Tell Me Why」でまた撃沈! A面だけでも最高なのに、B面も怒濤!.
収録曲・データ
【曲目】By George - It’s The david Frost Theme / O.K. Billy / Somewhere Soon / Tell Me Why // Dirty Ole Man / If You Really Are Concerned Then Show It / Break - A - Way / After Love, Emptiness
ピアノを弾きながらスウィンギーに歌うさまを想像するだけでホントかっこいい! 軽みとコーラスがたまらない「This Could Be The Start of Something」と、最高のラテン・アレンジの「Day By Day」、この2曲は特に無視は厳禁です! その圧倒的なグルーヴ感に敬意を表して、サミー・デイヴィス・ジュニアが「ライバルながらあっぱれ」とライナーを書いています。.
Marty Paichの編曲によるオーケストラをバックにした、あまり見かけない1枚。南太平洋やNY、イタリアなど世界各地を歌で旅する内容で、「Bali Ha'i」や「Autumn in New York」などを、いつもの超絶ハーモニー(それでいてイヤらしくない!)でしなやかに披露。いつもながらの圧倒的な歌唱力に、溜息が漏れます。ジャジーなバックも素敵。まだモノ盤の多いこの時期。ステレオ盤は珍しいです。.
収録曲・データ
【曲目】Bali Ha’i / How Are Things In Glocca Morra? / My Little Grass Shack In Kealakekua, Hawaii / Sand In My Shoes / Autumn In New York / April In Fairbanks // Italian Street Song / Massachusetts / Isle Of Capri / A Nightingale Sang Berkeley Square / Dixie / Island In The West Indies
【曲目】Theme: Way With The Stars / Aquarius / Pisces / Aries / Taurus / Gemini / Cancer // Leo / Virgo / Libra / Scorpio / Sagitarius / Capricorn And Coda【Featuring Guests】Bob Brookmeyer, Chuck Israel, Clark Terry, Danny Moss, David Snell, Lucky Thomson, Osie Johnson, Phil Woods, Ronnie Ross, Ronnie Scott, Zoot Sims
20世紀冒頭の音楽シーンを切り開いた斬新な音楽として「Jazz」を捉え直した歴史的傑作。本作発表時、しかしその真意、批評性は理解されたとは言い難いものでした。60sのエレクトリック系実験ロックバンド、ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカを率いていたジョセフ・バードがアレンジ/指揮を手掛けているというのも刺激的。B-1「In A Mist」から3曲続くビックス・バイダーベック作品が、本当に革新的でした!.
収録曲・データ
【曲目】Big Bad Bill Is Sweet William Now / Face To Face That I Shall Meet Him / The Pearls / Tia Juana / The Dream / Happy Meeting In Glory // In A Mist / Flashes / Davenport Blues / Shine / Nobody / We Shall Be Happy
ブラジルのコーラス・グループから独立し、デュオとして自由で多彩な音楽を求めたテカ&リカルド。76年リリースのサードアルバムです(今回入荷は2002年のリイシュー)。ジャケットからも伝わるふたりの自由なスタンスは音楽にもそのまま反映されています。人気の高い4作目「Desafio De Viola」よりは落ち着いた内容ですが、そのしっとりとした味わいがまたいいのです。.
1980年のリイシュー(オリジナルは1963年で「Sunday Afternoon With Babs Gonzales At Small’s Paradise」というタイトル)。ジャケット上を透明テープで補修。モノラル音源をステレオ・カッティング盤に収録したレコードです(ステレオ針での再生をお勧めします)。
【曲目】Introduction - Satin Doll / Oop-Pop-A-Da / Le Moody mood Pour Amour / Integration / Be-Bop Santa // Dem Jive New York People / ‘Round About Midnight / Keep An Ugly Woman / St. Louis Blues
モデル出身の美女シンガー唯一のアルバム。魅惑的なポートレートのせいもあって、海外では高値の一枚。抑制されたオーケストラ、ヴィブラフォンの響きを活かした幽玄としたジャズ・コンボをバックに、さりげなく色気と憂いをしのばせた歌が彼女の魅力です。エキゾチックなタイトル曲はヘンリー・マンシーニ作の「Lujon」に歌詞を付けたもの。揺れる真夜中系ボッサ「Love Me」や「This Is New」も素敵。.
収録曲・データ
【曲目】Blue Prelude / The End Of The World / Good-Bye / Help A Good Girl Go Bad / A Slow Hot Wind / I Enjoy Being A Girl // Just You, Just Me / Willing And Eager / Love Me / This Is New / Nobody’s Heart / I Fall In Love Too Easily
【曲目】Love Letters / I'll Always Be In Love With You / Take Me In Your Arms / You Belong To Me / The Very Thought Of You / These Foolish Things // Trust In Me / I Was Wrong / It's The Talk Of The Town / Where Or When / I Want You For My Own / There's A Small Hotel
ジャケ表左上角に「NOT FOR SALE PROMOTION USE ONLY」と書かれた型押しプロモスタンプ。
“大人のソフトロック”路線三部作の最終作!
ジャズ/ポピュラー・シンガーとしてキャピトルからデビューしたスー・レイニーが、60年代後半にインペリアル・レーベルで制作した“大人のソフトロック”路線三部作の最終作。タイトル曲はもちろんビートルズ。「Sunday Morning」はスパンキー&アワ・ギャング(マーゴ・ガーヤン作)だし、A-4はルビー&ロマンティックス「Our Day Will Come」だし。繊細なタッチのアレンジと大胆な選曲、まさに万華鏡のような魅力です。.
収録曲・データ
【曲目】With A Little Help From My Friends / Sunday Mornin' / Live For Life (Vivre Pour Vivre) / Our Day Will Come / Take My Word / Without Me // Breathless / A Certain Misunderstanding / Medley: Where Does Love Go; No One Will Ever Know / Five Definitions Of Love / Does Anybody Here Love Me / Vaya Con Dios
もともとフォークシーン出身。ディープでブルージーな声質を活かしてジャズブルース的な方向に向かった作品。説得力のある歌声はジュディ・ヘンスキの同傾向のアルバムとも通じます。また、若きケニー・ランキンの書いた「In The Name Of Love」をいち早く採り上げています。黒いセーターを着たポートレーイトにうっとり。ケニー・バレル、ジョー・ニューマン、フィル・ウッズ、チャーリー・マリアーノ、ミルト・ヒントンら、NYのジャズメンがバックアップ。.
イギリスのソフトコーラスの雄、マイク・サムズ・シンガーズ。70年代に入ってもリリースを重ねています。このアルバムでも穏やかな陽光に照らされるような心地良さで、同時代のポップス/ロック・ナンバーを歌っています。「You Are The Sunshine Of My Life」や「Knowing When To Leave」にソフトロック・ファンも悶絶。ドン・マクリーンの「Vincent」は秋の夜に耳を傾けたいヴァージョン。.
収録曲・データ
【曲目】And I Love You So / The Twelfth Or Never / Rain / If / Lightning Tree / American Trilogy // You Are The Sunshine Of My Life / Sleepy Shores / The Night That We Found Love / Knowing When To Leave / Vincent / I Want To Be Happy
1968年リリースの傑作「Back On Top」のリイシューです。ジョージ・カーのプロデュース、リチャード・ティーのアレンジ。歌良し、曲良し、グルーヴ良し。60年代ノーザンソウルの魅力を集約したような一枚です。何故か擬似ライヴ形式になっており、曲の合間に歓声が入りますが、そのウソっぽさも含めて多幸感があります。最高の「I'm So Glad I Found You」の前には、どんな気持ちも晴れますよ!.