映画「真夜中のカーボーイ」のために書かれ、コンペに負けて結局作者のニルソンが他人(フレッド・ニール)の曲である「うわさの男」を歌うことになった、その(愛すべき)落選曲です。ニルソン自身も「Harry」で歌っていますが、こんなハツラツとしたソフトロックカヴァーがあったとは知りませんでした! B面もストレートなカヴァーながら、時代を反映したグルーヴ感がナイス! 彼らはのちのハドソン・ブラザーズ!.
I Guess The Lord Must Be In New York City.
Do Wah Diddy.「世界残酷物語」から続く一連のイタリア産実録映画のひとつで、邦題は「地球のうぶ毛」! 無数のロケーションで撮影されたシークエンスをつなぎあわせた映画なので、サントラも短いトラックがいっぱい! レイモンド・スコット風の「Cartoonist」、ラウンジボッサ「Alla Mozart」をはじめ、数十秒〜2分程度のエキゾ/ラウンジ楽曲が目白押し! しかし「地球のうぶ毛」かー! 昔の人のセンスはすごい!.
Cartoonist.
Alla Mozart.
Music Car.キング・ハーヴェストの「Dancing In The Moonlight」とかと並ぶ70年代ブルーアイドソウルの名曲として名高い「How Long」収録のアルバム。ほとんどの曲を書いたポール・キャラックの資質が全開で、あらためてそのソウル度数の高さに驚いているところです。ロックバンド時代(4枚目あたりまで)のスティーリー・ダンとも通じる部分も発見。.
How Long.
Sniffin’ About.
24 Hours.楽しそうなメンバーの写真が印象的ですね! 元スライ&ザ・ファミリー・ストーン。元祖チョッパーベースで有名なラリー・グラハム。パーラメントよりも爽快。このグループの持ち味、忘れられるのはもったいないです。通算4作目。女性マルチプレイヤーのゲイル・”ベビー・フェイス”・マルドロウをメンバーに加え、よりポップなタッチになりました。.
Love (Covers A Multitude Of Sin).
Mirror.
I Got A Reason.ローラ・ニーロが「Gonna Take A Miracle」で彼らの「The Wind」(12歳のときに聴いたんですって)を採り上げたことで知られるデトロイトの伝説的ドゥワップ・グループ。スモーキー・ロビンソンも若い頃のノーランのファルセットに憧れたんだとか。モータウンの源流にあったデトロイトソウル。ガソリンスタンドのガレージでレコーディングしていたという噂も!.
Harriette,It's You.
Village Of Love.
Ali Coochie.ノースカロライナ州のビートバンドだった彼らを一躍有名にしたのが全米トップ10にチャートインしたタイトル曲。アメリカのオールディーズチャンネルでは今も常連です! この曲のイメージが強すぎて、彼らのブルーアイドソウルな魅力、ほとんど理解されてない気がします。このアルバムのアレンジャーは、シカゴジャズ/ソウル界の重鎮ジョニー・ペイト。お聴き逃しなく!.
Girl Watcher.
Little Miss Flirt.
Love Machine.70年代に一大潮流となるECMジャズのサウンドを60年代に先取りしていたような静謐な傑作です。ゲイリー・マクファーランドが作曲とアレンジを行い、スティーヴ・キューンをピアノでメインにフィーチャリング。チェンバー的なストリングスを交えながら、美しいジャズ組曲を作り上げました。アートワークまで含めた美学をゲイリーは自身のSkyeレーベルに、スティーヴはECMでの諸作に引き継いでゆきます。.
One I Could Have Loved.
St. Tropez Shuffle.
Traffic Patterns.男のたしなみを知るからこそできるスイングがある。ビリー・メイの目の覚めるような鮮やかなオーケストラと共に、ふくよかでヒップな歌唱を聴かせます。中でも超スピーディな「Cherokee」のアッパーなスウィング感といったら! 「Charmaine」「I Want A Little Girl」や「The Most Beautiful Girl In The World」もお聴き逃しなく。.
Charmaine.
Cherokee.
The Most Beautiful Girl In The World.クリストファー・クロス、ビル・チャンプリンなど豪華な顔ぶれが参加した、これぞAORのマストアイテム。CCMシーンで名前を知られてきた彼が、ボブ・ゴーディオをプロデューサーに迎え、ポップAOR路線に向かった1枚でもあります。全米トップ40ヒット「I Want You, I Need You」に代表されるウォームなヴォーカル、選り抜かれたメロディ、やわらかく揺れるアレンジ、そのすべてが聴く者のハートを優しく包みます。.
I Want You,I Need You.
Love’s Not One To Forget.
The Last Goodbye.ホール&オーツらしい言葉遊びをモダンな打ち込みサウンドでダンスミュージックにしたヒット曲。サビの「M-E-T-H-O-D」はそのままmラッパー、メソッドマンに引用されましたね。.
Method Of Modern Love.
Bank On Your Love.タイトル通り、A面にバカラック&デヴィッド、B面にボブ・ディランのカヴァーを収めた一枚です。大滝詠一「Go! Go! Niagara!」のコーナー・ジングルに使われていたワンダー・フー名義のかわいいかわいい「Don't Think Twice」はもちろん収録。オリジナル盤では古書を写したデザインでしたが、彼らの写真を使ったデザインに改められてのセカンドプレス。Rhinoからのリイシューでもこちらの意匠が採用されました。.
世界は愛を求めている.
Don't Think Twice.
Walk On By.なめらかでシルキー、ソウルフルな歌声はいつも爽快。時代がディスコ/16ビートに移行していくこの時期は、まさに今こそ聴いていただきたい! 流麗でせつなくて。数々の名カヴァーを生んだ「You're The Song」(トニー・リヴァース&ケン・ゴールド作)やボズ・スキャッグス「We’re All Alone」のカヴァーが最高。アレッシー、テディ・ランダッツォら選曲にも目が行き届いてます。プロデュースはボブ・ゴーディオ。70年代のフランキー・ヴァリにじつは駄作無し。.
You're The Song.
Can't Get You Off My Mind.
We’re All Alone.オハイオ州で活動したと思しきローカルSSW。生涯唯一の自主制作盤です。決してうまいとはいえないものの不器用出会いすべき人柄がしっかり伝わる歌声に、ジャジーなコード使いをまじえた曲作り。フルートやパーカッションも加えたシンプルなバンドサウンドには好感しかありません。プライベートプレスにしか存在しないやさしさを感じます。歌詞や裏ジャケから判断してクリスチャンフォークと思います。.
Shepherd Of The Highways.
Some Are Flying To America.
Learning Tree.盟友マイケル・ゲイトリーと共作した最高のメロウポップ! こんなに素晴らしいのに、Atlanticでは彼はアルバムを出せなかったんですよね。しかもヒットしたのは「ライオンは寝ている」と「ハッシャバイ」で2曲ともカヴァーだったという。彼の真価はこういう曲にこそあります。本当に最高!.
You Don’t Need A Gypsy.ニューヨーク州の北の街サラトガの地元クラブの、いわゆるハコバン的なラウンジトリオ。アコーディオン、ベース、ドラムとマリンバの持ち替えの男性三人組という編成で、各自ヴォーカルをとり、ハーモニーも重ねます。おもてなしを重視した選曲とパフォーマンスなんですが、これがどうにも小気味良くて洒落てます。この場所かぎりの演奏を続けるうちに洗練されていったんでしょうね。こういう存在感、とってもいとおしいです。田舎クラブスインガーたちのオンリーワン盤!.
Poinciana.
Soon It's Gonna Rain.
Camelot.ファーストアルバムのオリジナル。のちにAristaから別ジャケで再発されますが、このBell盤は、まったく売れなかったため意外と見つかりません。ランバート、ヘンドリックス&ロスを完璧に再現した「Cloudburst」ベット・ミドラーでも知られる「Friends」(マーク・クリングマンとバジー・リンハートの共作)をはじめ、もちろん内容も素晴らしい! プロデュースはバリー自身と彼を発掘したロン・ダンテ。A面冒頭には2歳のバリーとおじいちゃんによる微笑ましいやりとりも入ってます。.
Friends.
Cloudburst.
One Of These Days.スタープレイヤーとして人気を獲得したラリー・カールトンを送り出し、新ギタリストにビリー・ロジャースを迎えてのアルバム。その分、バンド全体でファンクするアンサンブルが強まった印象もあります。この翌年に生まれる傑作「Street Life」の前哨戦ともいえるシティメロウ感もばっちり。.
Fairy Tales.
Bayou Bottoms.
Comic Reign.ギターとベースを担当するゲイリー・ダルトンと、ドラムを担当するケント・デュパリによるLAの白黒混合デュオ。アルバムは数枚ありますが、ブルーアイドソウル感覚とAORグルーヴが合致した本作が一番人気です。AORが輝いていた時期ならではのパリッとしたサウンドと高揚感が自然に盛り込まれているように感じます。こみあげ系のグッドソングを作ることしか興味がないデュオって感じ。かつてサバービアにセレクトされ脚光を浴びた1枚。.
Caught In The Act.
Til The Day I Started Lovin' You.
There Is Love In Everybody.ミック・ジャガーにも大きな影響を与えたといわれる歌いっぷり。そしてソングライターとしてのセンス。60年代R&Bシーンにおける大きな才能だった人物です。大ヒット曲が少なかったのが残念ですが、残した音源には妥協のない彼のソウルが刻まれています。A面はサザンソウルバラード、B面はかっこいいR&Bです。.
You Put Something On Me.
Iron Out The Rough Spots.彼がこのアルバムの前年に発表した傑作「Other Worlds Other Sounds」は、バチェラー・パッド・ミュージックという概念を決定づけた1枚(そう呼ばれるようになったのは、ずっと後年ですが)とされています。その翌年発表の本作は、アルバムの知名度こそやや見劣りしますが、絶好調時のエスキヴェルの奇想を伝える充実作。おなじみ「ズーズー」コーラスも飛び出しますし、クラシックや東欧や地中海、アラビアに題材を採ったおなじみのメロディも鮮やかに自分の色に塗り替えるアレンジ力は、やはり驚嘆の領域!.
Andalusian Sky.
Parade Of The Wooden Soldiers.
Guadalajara.ルグランのヨーロッパ紀行シリーズ(パリ、ローマ)の一枚。クラシックからのナンバーが多いですが、編曲のユニークさはすでに顔をのぞかせています。なんといってもまばゆいマンドリンで奏でられる「The Cafe Mozart Waltz」が最高にキュート! ウィーンがテーマなので「第三の男」もやってます。.
The Cafe Mozart Waltz.
第三の男.
Vienna, City Of My Dream.LA産チカーノたちが繰り広げるたまらなくアーベインなメロウなファンキーサウンド。「Hidden Tears」や「This Day Is Our Day」とか、ナイトライフへと繰り出すにはこれぐらいシャキッとした切れ味がないとね。フィリーマナーだったソウル感覚がブラコン的なものへ移行してきました。.
Hidden Tears.
This Day Is Our Day.
High On The magic Of Your Love.彼らの代表作といえば、やはりこのアルバムと次作「H2O」になるでしょうね。タイトル曲、そしてヒップホップへの影響も大きい「I Can’t Go For That」の2大ヒットを収録。売れ線狙いのイージーさではなくしっかりエッジを攻めたサウンドが時代を超えて評価されています。.
Private Eyes.
I Can’t Go For That.
Did It In A Minute.ブルー・スターズから独立したクリスチャンヌ・ルグラン、ウォード・スウィングルら6名の男女コーラス。神業かと思うほどテクニカルなのに、隣りに住むアベックを訪ねるほどに気さく。それがフランスらしいエスプリなんでしょう。フランス語のエロキューションと言葉を持たないスキャットが交錯する美しさ、モダンジャズとコーラスの楽しみを存分にどうぞ。ホレス・シルヴァー作の「Doodlin’」を除き、8曲中7曲がクインシー・ジョーンズの提供なのは、制作時に彼がエディ・バークレーのもとで音楽を学ぶために渡仏していたから。それもまた時代と偶然の描き出す奇跡です。.
French Rat Race.
Meet Benny Bailey.
Count ‘Em.オランダ出身のアコースティックギタリスト。4年ぶりのセカンドアルバムにしてラスト作。ドビュッシー、ラヴェル、プーランク、クルト・ワイル、W.C.ハンディ、ジェームス・スコット、レノン&マッカートニー、そして自作曲を紡いでいきます。フランスの現代曲、ラグタイム、ビートルズ世代のロックが同居したセンスは幅広く、またギターにも勢いがあります。.
When I’m Sixty Four.
Alabama Song.
Golliwog’s Cakewalk.NYの名門ジャズクラブ、バードランドでのライヴを集めた貴重音源編集盤。ジャイヴファンからの信頼厚いイギリスのHepレーベルからのリリースです。録音時期は1951年。目玉は、かつての相方スラム・スチュワートのゲスト参加により実現した再結成時の最高のパフォーマンスを10分以上収録していること(「Flat Foot Floogie」から「Cement Mixer」まで)。音質は決してよくはありませんが、楽しさは文句なしに伝わってきます!.
Flat Foot Floogie, No. 1.
Sabroso.
Oh, Lady Be Good.1957年のニューポートジャズフェスからは、さまざまな顔合わせのライヴレコーディング盤が出ていますが、これはかなり珍しいほう。しかも、B面のドン・エリオットのセッションに若きビル・エヴァンスが参加! A面はエディ・コスタのピアノトリオにロルフ・キューン、ディック・ジョンソンが参加。B面はジャズアコーディオン第一人者マット・マシューズのカルテット演奏3曲、そして最後にドン・エリオットがカルテットで3曲。エヴァンスがピアノを弾きまくる「I Love You」は必聴でしょう!.
I Love You.
I Never Know.
I Remember April.記念すべきアルバム第2弾。1stが10inchでしたので、12インチとしては本作が最初です。EPが主流だった時代のこと、おそらく複数EPから音源を集成したものでしょう。1961年度のユーロビジョンコンテスト1位曲「ふたりは恋人 Nous Les Amoreux 」、同名映画主題歌「ペペ Pepe」など、親しみやすいメロディが並びます。管楽器のキラキラした響き、中域のふくらみを生かした弦のアンサンブル、どこかしら愛嬌を感じさせる味わいなど、すでにカラベリらしいサウンドの特性が表現されていると感じられます。.
Pepe.
Tombe de l'Eau.
Bye Bye Baby.「Oklahoma Toad」以来、数年ぶりにリリースされたセカンド・アルバム。30〜40年代のジャズジャイアンツに敬意を表するというコンセプトで、オールドタイミーな色のジャズコンボの演奏のうえに彼の歌が乗るという、考えただけでもよだれものの1枚です。B面はセンシティヴなピアノソロ。彼なりのラグタイム解釈が楽しめます。.
Old Man Harlem.
Dear Bix.
Lotus Blossom.60年代初頭のブリルビルディング産の名曲の多くは黒人シンガーに歌われて映える曲が多かったんですよね。ソングライターたちのハートにR&B愛があった証明だとも思います。こちらジーン・マクダニエルズもそうしたナンバーをいくつも歌ったシンガー(のちの名プロデューサー、ユージン・マクダニエルズですよ)。キャロル・キング&ジェリー・ゴフィン作の名曲です。.
Point Of No Return.
Warmer Than A Whisper.