ハワイの若い音楽家たちに夢を与えたのが、セシリオ&カポノでした。バックにはLAの超一流セッションマンたち(デヴィッド・ペイチ、ラス・カンケル、クレイグ・ダーギー、リー・スクラー他)を迎えて制作されたファーストアルバム。ここで展開されたアコースティック16ビートを基調にした、爽やかな陽光に満ちたサウンドは、その後のハワイアン・コンテンポラリーの基本形となりました。.
Gotta Get Away.
Song For Someone.
Lovin’ In Your Eyes.「ウー!」なコーラスもパリッとブリリアントな傑作マンボ「Mambo Is In The Air」収録。キラキラかわいらしいタッチで活躍したイージー系ピアニストのラテン傑作です! コーラス入りなら「Chiqui Chiqui」もキュート。踊れるだけでなく、メロディアスでなごめるプレイもお手の物!.
Mambo Is In The Air.
Chiqui Chiqui.
Perfidia.1963年の「The Cat」のヒットで、それまでからさらに一段上のジャズ界のスターになったジミー・スミス。ビッグバンドを従えての表現もどんどんダイナミックになっていきます。本作でいうと二部構成の「Goldfinger」がまさに圧巻。オリヴァー・ネルソンのアレンジするブラスでまくしたて、自身のオルガンでさらに音楽を根っこまで燃焼させていきます。.
Goldfinger - Part 1.
Goldfinger - Part 2.
Man With The Golden Arm.サンフランシスコの名門クラブ、ベイジン・ストリートでのライヴ。冒頭を飾る「The In Crowd」マナーのモッドなアレンジ(ガヤ音とハンドクラップ入り!)でグルーヴする「Dancing In The Street」から最高です。この時期はすでにリズム隊がヤング&ホルトからクリーヴランド・イートンとモーリス・ホワイトに交代していて、要所要所でエグいせめぎ合いにしびれさせられます。ドラムのシンコペーションが効いた「Black Orpheus Medley」もクール!.
Dancing In The Street.
Black Orpheus Medley.
Mood For Mendes.スワンプな歌姫から出発し、ついにコンテンポラリーなスタイルを手にしたアルバム。プロデュースは姉プリシラと結婚していたブッカー・T。ちょうど彼がAOR路線の名作を連発していた時期なので期待できます。ボズ・スキャッグスのカヴァー「Slow Dancer」でコーラスをつけているのも彼。そして5曲でジェイ・グレイドンがギターを弾いています。トム・スノウのカヴァー「You」が最高に踊れて泣けてしまう16ビートダンサー! .
You.
Love Me Again.
Slow Dancer.アルゼンチン出身のコンポーザー、ベベウ・シルヴェッティ。ディスコ/レアグルーヴの文脈で知られていた彼の名を大きく日本に広げたのは電気グルーヴの「Shangri-La」でモチーフとなった「Spring Rain」でした。こちらはメキシコで企画された70年代ベストで、もちろん「Spring Rain」収録。ディスコ対応からしっとりとしたメロディアスなインストまで楽しめます。.
Lluvia De Primavera.
Velvet Hands.
Tema De Noche A Noche.ホノルルのラジオ局KKUA主催による新たなハワイアン音楽を創造する運動「Home Grown」によせられたテープをこpんピレーションしたアルバムの1978年版。アコギ一本のノヘラニといった感じのジェリ・ガーツ「Semi-Precious Baby」。ジョン・セバスチャンも真っ青のディック・ダイアモンドヘッド。マッキー・フェアリーなどのハワイアンAOR好きは即倒必至のマイルス・リー「Blue Pacific Night」。ボブ・ブロズマンもビックリなスチールが爆発するエマーソン・ブラザーズなど、ルーツ系サウンドも充実の内容です。.
Blue Pacific Night.
Semi-Precious Baby.
Kai Hanupanupa.きみもボンゴが叩ける! ラテンジャズ界きってのプレイヤー、ウィリー・ロドリゲスによる、ボンゴ講習レコード! A面は彼の解説や、ボンゴの基本パターンなどが楽しめます。B面は実践編ということで実際の演奏を7曲。教則レコードあなどりがたし! 見開きジャケットの内側は目で見てわかるボンゴ学習になっております。レアなステレオ盤。.
Introduction.
Final Remarks.
Bongo Scheherazade.いなせな男性アコースティックスウィングデュオ。86年になっても、まだまだこんな連中が隠れてます。基本はまんどりんとアコースティックギター。でもバンド編成で、ジャズとの折衷感覚はにも通じます。どの曲もちょいアップテンポ気味なのが、偶然にもネオアコ風ともいえます。彼らはそんな流行知らなかったと思いますけどね!.
With You Next To Me.
Hit That Jive, Jack.
Swing Street.ウィスコンシン州出身のサイケガレージ系ロックバンド唯一のシングル。B面「We Got To Live Together」が超最高なファンキーカッティングロックとなっており、レアグルーヴ/レアファンクとしても人気盤になっています。A面もいい曲。.
Dianna.
We Got To Live Together.トロンボーン片手にパーティーからパーティーへ。60年代のR&B感覚をジャズに採り入れて、独自のワンホーン・ジャズをクリエイトするトロンボーン奏者。もともとピッツバーグで活躍していた彼が全国区を目指すべく西海岸にやってきたのでした。ソリッドなバックビートがかっこいいし、「1-2-3」「Watermelon Man」など粋でファンキー! 女性コーラス入りの「Cool Dr.D」「Pretty Flamingo」も最高!.
1-2-3.
Watermelon Man.
Pretty Flamingo.健康的なフィーリングを振りまいたLAの歌姫ニコレット。4枚目のアルバムとなる本作は、アンドリュー・ゴールドのプロデュース。ジャクソン・ブラウン、リトル・フィート、レオン・ラッセルなど提供曲/カヴァー曲も彼女のさらりとした明るさで染め上げます。97年に45歳に若さで亡くなってしまったのが残念。.
Just Say I Love You.
Two Trains.
Say You Will.ハワイ出身の彼ら。トミー・リピューマがジョージ・ベンソンの「Breezin」のプロデュースで成功し、A&Mに自身のレーベルHorizonを設立、その第1弾リリースの栄誉に浴した作品で、グループとしてはサード。ライトファンクなリズムとスウィートでソウルフルなポーリーン・ウィルソンのヴォーカル。そしてそこにホーンが絡みます。.
Free.
Hold On To Love.
Imagine.元ハイローズのジーン・ピュアリング率いる混声グループ。美しくきめ細やかなジャズ・コーラスと70年代のウォームかつファンキーなサウンドが合体した水晶のような世界。「We've Only Just Begun」に陶酔、「You've Got A Friend」に悶絶、クラウス・オガーマンが提供した「Look Around」も素晴らしい。アメリカのジャズコーラスが到達した、ひとつの究極と言っていいでしょうね。.
We've Only Just Begun.
You've Got A Friend.
Look Around.TV女優としてのキャリアもあり、気になるムードを持つ美人シンガー。Atlanticでの本作は、ピーター・マッツの華やかでリズミカルなアレンジがばっちり決まった1枚。普段はバラードナンバーの多い人ですが、ここではミッドテンポのスイングから高速4ビートまで、多彩に楽しませてくれます。.
Let’s Face The Music And Dance.
Runnin’ Wild.
Fun Life.大阪アメリカ村のディスコから火がついたAORクラシック! これが今聴くともっと良いんです。16ビートを刻むクラヴィネットとハイハット、それにからむストリングス、泣けるメロディと三拍子そろったタイトル曲は、まるで歌謡曲。でもこれがディスコでは最強の組み合わせでした。日本では売れた盤ですが実はUS盤は意外と見かけない、という背景はネッド・ドヒニー「Hard Candy」と似ています。.
Magic.
Can't Give Up.
Our Goodbye.1965〜68年にかけて全米ネットで放映されたスパイアクション「アイ・スパイ」のテーマ曲です。緊張感の高いブラスアンサンブルでずんずん迫ってきます。B面はストリングスとハーモニカによる美しいメロディ。.
I Spy.
Sophia.フォークの枠から逸脱したソングライティングと、人を放逸に駆り立てる深い歌声で、後世にその存在がカリスマ化した伝説の存在。A面は当時彼が暮らしていたNY州ウッドストックでのライヴ。リラックスした表情ながら、沈み込むような魅力にあふれた歌声です。B面は60年代後半の未発表スタジオ音源。レス・マッキャン、ヴィンス・マーティン、グラム・パーソンズら、ジャンルを超えた面々が曲ごとに参加しています。グラムとデュエットした「Ya Don’t Miss Your Water」の酩酊っぷりが凄い!.
That’s The Bag I’m In.
Ya Don’t Miss Your Water.
Everybody’s Talkin’.美女ジャケとしても知られる1958年のアルバム「Sultry Serenade」に疑似ステレオ加工を施してリイシューした盤です。軽やかなフルートと、それをセンスよく支えるジョー・ピューマ(g)、オスカー・ペティフォード(b)、アービー・グリーン(tb)らの演奏が素晴らしいです。猛暑をやわらげるスタイリッシュジャズ!.
Let Me Tell You.
Professor.
Sultry Serenade.ジャンゴが歌伴? あまりイメージが湧かないかもしれませんが、1933年から36年にかけてフランス人歌手ジャン・サブロンのバンドに加わり、腕を磨いていた時期がありました。一部の曲ではジャンゴの盟友ステファン・グラッペリもアンサンブルに加わってます。ジャンゴが弾いてるとやっぱり彼だとわかるプレイなんですよね。.
Le Meme Coup.
Le Jour Ou Je Te Vis.
Par Corresponddance.解散後にリリースされたベストアルバムですが、選曲がかなり変わってます。いきなり彼らにしてはヘビーなロックナンバー「4 Eyes」で始まりますし、ヒットシングルは少なめ。でもその分、大通りからではなく裏道や路地から彼らの歴史を見るようなおもしろさがあります。最後はちゃんと「Do You Believe In Magic?」に到着しますしね! 本の表紙風の変形ジャケット。.
4 Eyes.
Lovin’ You.
Do You Believe In Magic?.オリジナルは米Bethlehemで1956年にリリースされたアルバム「Mel Torme with The Marty Paich Dektette」。絶頂期のメル・トーメと、10人のジャズメンによるマーティ・ペイチの緻密ながらもスイング・マインドに富んだアレンジが交錯する傑作です。イギリスでは当時紹介されなかったこのアルバムが、ようやく正式にリリースされたのは1969年のこと。センスのいいデザインのシリーズの一枚としての発売でした。.
Lulu’s Back In Town.
I Love To Watch The Moonlight.
The Lady Is A Trump.イギリスのライブラリー作品でコンポーザー/プレイヤーとして多くの仕事を残す人です(60年代にはいち早くビートルズ楽曲臭もあり)。彼が自身のピアノトリオで挑んだガーシュイン名曲集。20世紀の名ソングライターたちをどんどんとりあげるシリーズだったようです。ピアノの音色もリリカルでかわいらしくて、演奏にもウォームな質感があります。期待薄と見せかけて好内容。これはいい!.
Love Is Here To Stay.
It Ain’t Necessarily So.
They Can’t Take That Away From Me.イリノイ州出身のガレージバンドだった彼らが66年にバンド名を変更。さらにソフトロック的要素の導入で大ヒットしたのが、このセカンド・アルバムのタイトル曲でした(全米5位)。メンバーのオリジナル曲もいいんですが、すでにヒットした曲のカヴァーではなくソングライターの知られざる良曲をピックアップするセンスもいいです。このアルバムでもゴフィン&キングやヴァン・マッコイの曲をやってます。.
Bend Me, Shape Me.
Sometime In The Morning.
I’ve Been Tryin’.出身はNYながら、UKノーザンソウル界で絶大な人気を誇る女性シンガーのUSデビュー盤。プロデュースはシカゴソウルを牛耳るカール・デイヴィス! そして収録曲のほとんどがユージン・レコードやカーティス・メイフィールドといったシカゴの名ソングライターの作品です。バーバラ・アクリンなどシカゴ生まれのフィメールソウル好きのハート直撃な名曲ばかり!.
You Babe.
This Love Is Real.
Love Is Funny That Way.ジャズシンガーとしてデビューし、のちにポップスを歌うようになった彼女。これがデビュー3作目。ジャズの素養に恵まれた甘くてちょつぴりハスキーな歌声が胸キュンなんです。フレーズの歌い終わりや、声の張り方が可愛く、そして素晴らしい。A面はマーティ・ペイチ楽団によるスタジオ録音。大学キャンパスでのツアーバンドとの演奏ライヴをB面に。こちらは二管入りのピアノトリオの演奏です。.
A Lot Of Livin’ To Do .
Out Of This World.
I Feel Pretty.60年代を通じてMOR界の大スターであったジョニー・マティス。同じような立場だったアンディ・ウィリアムスが、70年代に入ってさすがにリリースを減らす中、マティスは着実に作品を重ねます。シルキーな声で同時代の名曲をカヴァーしてゆくのですから、一度好きになったら、あの声であの曲を聴いてみたいという欲求が絶えなくなったのでしょうね。タイトル曲や「Summer Breeze」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」など珠玉の選曲の好内容盤です。チェックの生地を使ったアートワークも秀逸。.
Me And Mrs. Jones .
Don’t Let Me Be Lonely Tonight.
Summer Breeze.ウォーのハーモニカ奏者であり、中心人物として今も活動を率いるリー・オスカー。LAチカーノソウルのエッセンスを洗練させ、ブルージーなソウルジャズ/フュージョンとして表現した初のソロアルバムです。チカーノたちの歴史を組曲として構成するなど、メロウさだけではない骨のある個性が魅力です。.
BLT.
Sunshine Keri.
Starkite.モンク(b)バディ(vib)ウェス(g)のモンゴメリー三兄弟を中心に結成されたユニークなアンサンブルのジャズコンボ。ウェスは独立後にスタープレイヤーになるのはご存じの通り。マスターサウンズのサウンドはかなり知的に組み立てられたもので、即興性はほとんど無し。考え抜かれた音の置き場所という感じのミニマルジャズ。知的でムーディなアンサンブルの個性は同時代にあっても抜きん出ています。ジャケットを一新してのリイシュー。.
Baubles, Bangles, And Beads.
Stranger In Paradise.
Not Since Nineveh.デビューは60年代で、その後、女性シンガー(ピーチズ)は時代によって代替わり。3代目のリンダ・グリーンで、78年に全米大ヒット「Reunited」が生まれます。その好調コンビが80年代を迎えてリリースしたブラコン作。きらびやかなディスコファンクだけでなく、ミディアムやバラードではヴィンテージソウルの伝統を引き継いでいるんですよね。.
Freeway.
Star Steppin’.
Picking Up The Pieces.