67年のモンタレージャズフェスで全米デビューを飾ったヨーロッパ出身の天才ジャズヴァイオリニスト。ザッパと交流し、70年代にはフュージョン界のスターになります。ジョージ・グランツ、ドラマー、ダニエル・ユメールらヨーロッパ組と録音した本作の。ブレントン・ウッド「Gimme Little Sign」では、あのグッドタイミーなソウルナンバーを異種格闘技ばりの手腕でポップジャズ化。「With A Little Help From My Friends」のアレンジも凄い!.
収録曲・データ
【曲目】With A Little Help From My Friends / 3 + 2 = 1 / California / Gimme Little Sign // Pata Pata / Pebble Beach Walk / Pacific Drove / Fort Ord Canon
サントラ盤ということであまり話題になりませんが、みんな大好き人気盤「Music Fuh Ya」の流れを汲むカリビアンレイドバック・グルーヴが味わえるアルバムなのです。ロバート・グリニッチのスティールパンをフィーチャリングしたスローグルーヴ「Love Theme in the Key of D」からして最高。A面は歌もの、B面はインスト中心の構成。このB面もかなり曲者のメロウ感満点なんです。最近意外とレアです。.
レーベル表記は「The Conservative」のほうがA面だったんですが、キャッチーなアップビートのB面「Don’t Hang Up」のほうが受けて大ヒット(全米4位)。フィラデルフィアのガーリーR&Bを象徴する彼女たち。ヒット曲の座は譲ったとはいえ「The Conservative」もぐっとくるガーリー・バラードです。.
【曲目】Shells / Hele No Kauai / Hanalei / Ulili E/ Hula Lady // Waimanalo Blues / Nanakuli E / Hula Eyes / Hiilawe / Waikiki / Beyond The Reef / My Little Grass Shack / Little Brown Gal / Aloha Oe
ノートン・バッファロー、マリア・マルダーらをシンガーに迎えたノスタルジックプロジェクト。ロックンロール/オールディーズ、ブルースも含む内容は、アメリカ音楽史的ともいえるでしょうね。マリアは「Back In My Dreams」を彼女らしいレイジーさで歌ってます。ハル・ウィルナーの一連のトリビュート作品にも近い印象。丁寧な作りのブックレット付き。.
【曲目】The Scavenger / Surf Buggy / Hot Rod Racer / Mag Wheels / Big Black Cad / Ho-Dad Machine // Grudge Run / Motion / 426 - Super Stock / The Wedge / It Will Grow On You / Night Rider
【曲目】Mardi Gras / Valleys Of Valhalla / The Surest Things Can Change / One Night With You / A Song And Dance // Black And Blue / A Pauper In Paradise (In Four Movements)
統一感のあるデザインと極上音質で、センスのいいイージーリスニング系のレコードを数多くリリースしていたTimeレーベル。このアルバムは、ビッグバンド・ジャズ+パーカッション+コーラスといった趣。正装して出かけるきらびやかな夜の街、というイメージです。「Sing Sing Sing」いかす! チカチカ楽しい踊れる1枚でもあります。.
収録曲・データ
【曲目】Perdido / Sing Sing Sing / Softly As In A Morning Sunrise / Chinatown My Chinatown / For You / Shuffle Off To Buffalo // Lullaby Of Birdland / Donkey Serenade / Sometimes I’m Happy / Caravan / Blue Heaven / Love For Sale
これがファーストアルバム。とはいってもアルバム用に録音されたものではなくオーディション用に録音されていた音源をまとめたもの。フィフス・ディメンションの「Up, Up And Away」でグラミーを受賞する以前の彼がここにいます。彼自身はこれは習作(デモ?)で、正式なファーストとしては認めていないようですが、甘酸っぱい若さが濃厚で、つい何度も針を落としてしまいます。.
収録曲・データ
【曲目】I Keep It Hid / You're So Young / I’ll Be Back / Life Is Hard / I Need You // Our Time Is Running Out / I Can Do It On My Own / Then / I’m In Need / Run, Run, Run
シティポップ傑作。あのアンダース&ポンシアのヴィニ・ポンシア制作によるイノセントなポップサウンドとすっきりしたハーモニー。グッドタイム好きには「Dancin’ On Ice」や「Sugarloo」、オーシャン系がお好きなら「Satelite Touchdown」を。ポンシアの旧友ピーター・アンダース提供の「If I Can Just Get Through Tonight」もあり。かつてのハイファイ名物コーナーGreat3片寄セレクションで「なんともまあ情けない面がまえのトリオですが、曲も期待を裏切らず情けない路線まっしぐらでグレイト。いい曲書いているけれどヒットしなそうなところがいいね」とのコメント。.
収録曲・データ
【曲目】Dancing On Ice / Rainy Weather / American Beauty Rose / Satellite Touchdown / Better Wages, Better Days // Empty Room / If I Can Just Get Through Tonight / You Think You're Too Good To Be True / Sugarloo / Would You Believe
いくつになってもドラムは最高! オリジナルよりも歓声アップの「Teen Beat '65」も最高! この時期、サンディが熱心に取り組んでいた長尺エキゾインスト「Beat From Another World」も聴きもの! そして、このアルバムをポップにまとめてみせたプロデュースとアレンジはニック・デカロ! このジャケはヴェンチャーズ「Knock Me Out」と並べてみたいですね。.
収録曲・データ
【曲目】Teen Beat '65 / Raunchy ‘65 / 20 - 75 / Come On, Do The Jerk / Scratchy // Bongo Rock / Honky Tonk ‘65 / Wipe - Out / The Jerk / Beat From Another World
【曲目】 Whispering / The Man I Love / Opus 1/2 / Sweet Georgia Brown / Body And Soul / Oh, Lady Be Good // Dinah / Sweet Sue_Just You / Smiles / Runnin’ Wild / Tiger Rag / Pick-A-Rib
Yazooカラフル・ピーコック・レーベル(1977年以降に使用されたデザイン。オリジナルリリースは1969年)。音源のノイズはもともとのSP盤に起因するものです。試聴は上から William Moore / Ragtime Millionaire、 Blind Blake / Wabash Rag、 Carl Martin / Farewell To You Baby
トニー・コジネクやブライアン・プロズローなどと並び称されるべきギミカルなポップセンスを持つSSW。彼のファースト「Records Are Like Life」に感動した人には是非オススメの、ひんやりとした知性が前面に出たアルバム。かわいらしいひねくれポップ「Keep The Light Burning」にイチコロなのです。「Sing」もナイス。過小評価はもったいない! .
アイドル的な美貌を持った3人の男性ソングライターによるカラッとしたパワーポップ/シティ派グループ。コーラスはハーモニー・ポップ寄りと言ってよく、実際、そのサウンドは同時代のUK勢とも通じる良さがあります。「A Game Called We're In Love」なんかはクリス・レインボウやパイロットみたい。ストリングスアレンジはニック・デカロ。.
前作「Minute By Minute」の大ヒットで完全にAORサウンドにシフト。マイケル・マクドナルドが事実上のリーダーとなってしまったようなサウンドで、本作も最高のシティ・サウンドなのですが、結局そっちに行きすぎてしまったのか彼らは解散を決意します。しかし、本当にハイクオリティで気持ちいいアルバム。.
【曲目】I May Be Wrong / Talking Is A Woman / Sh-h The Old Man's Sleeping / Don't Forget To Say "No" Baby / Casanova Cricket / A Man Could Be A Wonderful Thing / Put Yourself In My Place / A Tune For Humming // That's A Plenty / Gonna Get A Girl / For Everyman There's A Woman / Ten To One It's Tennessee / Coney Island Washboard / Some Days There Ain't No Fish / The Monkey Song / Rogue River Valley
タイトル曲のイントロ、90年代にはよく聴きました。サバービア周辺でロックが紹介され始めた頃に採り上げられた一枚です。めぐりめぐって今聴くと、また新鮮な気がしません? カナダはトロント出身のファンキーなブラスロック・バンド。A-1「Love Of A Woman」のイントロもかっこいいです。時代をひとまわりしてもういっぺんトライしてみましょう。.
80sノイズ/インダストリアル・ミュージック黄金期のリスナーから昨今のエクスペリメンタル・テクノ・フリークまで魅了すること間違いナシ! ルーマニア出身で現在はLAを拠点とする彼女は、東西冷戦時代に一世を風靡した建築様式「ブルータリズム」にインスパイアされた音楽「リズミック・ブルータリズム」を提唱。ヴィンテージなシンセサイザーや高額な機材を一切使わず、フリーウェアを駆使して正に剥き出しのコンクリートのごときビートを放出。自主盤アルバムを彼女自身がリワークし、EM Records Editionとした新編集の『リズミック・ブルータリズム 第1集』。.
「Mas Que Nada」最高! ヴォーグスよりもソフトロックな感じで、ハプニングスより弾けてる。オジサン風ルックスでありながら、この溌剌さ。本作はタイトル曲が有名ですが、ブラジル・ナンバーの強力さにも一票を。バックのアレンジがしっかりしていて、サウンドも若々しい! “アーバーズでまず一枚”なら本作です。「Just Let It Happen」や「Dreamer Girl」にはポップスファンもため息。モノラル!.
収録曲・データ
【曲目】Just Let It Happen / When I Fall In Love / A Symphony For Susan / Mas Que Nada / A Day In The Life Of A Fool / You Are The Girl // Dreamer Girl / Open A New Window / My Foolish Heart / Love Is The Light / So Nice