彼がこのアルバムの前年に発表した傑作「Other Worlds Other Sounds」は、バチェラー・パッド・ミュージックという概念を決定づけた1枚(そう呼ばれるようになったのは、ずっと後年ですが)とされています。その翌年発表の本作は、アルバムの知名度こそやや見劣りしますが、絶好調時のエスキヴェルの奇想を伝える充実作。おなじみ「ズーズー」コーラスも飛び出しますし、クラシックや東欧や地中海、アラビアに題材を採ったおなじみのメロディも鮮やかに自分の色に塗り替えるアレンジ力は、やはり驚嘆の領域!.
収録曲・データ
【曲目】Guadalajara / Scheherazade / Parade Of The Wooden Soldiers / Andalusian Sky / Misirlou / Sun Valley Ski Run // Malaguena / Fantasy / Foolin’ Around / Gypsy Lament / I Love Paris / Turkish March
LA産チカーノたちが繰り広げるたまらなくアーベインなメロウなファンキーサウンド。「Hidden Tears」や「This Day Is Our Day」とか、ナイトライフへと繰り出すにはこれぐらいシャキッとした切れ味がないとね。フィリーマナーだったソウル感覚がブラコン的なものへ移行してきました。.
収録曲・データ
【曲目】Hidden Tears / Are We In Love / This Day Is Our Day / Bad City Boys // Turn The Music Up / High On The Magic Of Your Love / Lovely Lady / Baby It's Too Late / Baila Gente Baila
1957年のニューポートジャズフェスからは、さまざまな顔合わせのライヴレコーディング盤が出ていますが、これはかなり珍しいほう。しかも、B面のドン・エリオットのセッションに若きビル・エヴァンスが参加! A面はエディ・コスタのピアノトリオにロルフ・キューン、ディック・ジョンソンが参加。B面はジャズアコーディオン第一人者マット・マシューズのカルテット演奏3曲、そして最後にドン・エリオットがカルテットで3曲。エヴァンスがピアノを弾きまくる「I Love You」は必聴でしょう!.
記念すべきアルバム第2弾。1stが10inchでしたので、12インチとしては本作が最初です。EPが主流だった時代のこと、おそらく複数EPから音源を集成したものでしょう。1961年度のユーロビジョンコンテスト1位曲「ふたりは恋人 Nous Les Amoreux 」、同名映画主題歌「ペペ Pepe」など、親しみやすいメロディが並びます。管楽器のキラキラした響き、中域のふくらみを生かした弦のアンサンブル、どこかしら愛嬌を感じさせる味わいなど、すでにカラベリらしいサウンドの特性が表現されていると感じられます。.
収録曲・データ
【曲目】Pepe / Tombe De L'Eau / Quand On S'Aimat / La Solitude A Deux / Calcutta / Bye Bye Baby / Tu Ne Sauras Jamais // Nous Les Amoreux / Zingara / Mon Ange / Tout Le Bonheur Du Monde / Recado / Notre Concerto / Trois Fois La France
テキサスのベテラン・トランぺッターが残した最高のラウンジジャズ! 太っちょで老獪なルックスからは想像もつかないソフトロック的な展開に、目から鱗がぼろぼろと落ちまくります。全曲のアレンジを担当したラリー・マホベラックの手腕は相当なものだと見ました! 「Jacoby’s Theme」「The Eyes Of Love」「By The Time I Get To Phoenix」など、どこに出しても恥ずかしくないレベルの高さ。ジェントルさに深い感動を覚えます。.
収録曲・データ
【曲目】By The Time I Get To Phoenix / The Eyes Of Love / Theme From Elvira Madigan / The Heat Of The Night / Doo Dah // Jacoby’s Theme / Since You’ve Been Gone / Always Something There To Remind Me / Chain Of Fools / Sunday Best
【曲目】Any Old Time / Midnight At The Oasis / My Tennessee Mountain Home / I Never Did Sing You A Love Song / The Work Song // Don't You Feel My Leg (Don't You Get Me High) / Walkin' One & Only / Long Hard Climb / Three Dollar Bill / Vaudeville Man / Mad Mad Me
60年代のシカゴでトップを張ったわけではないけれど、忘れがたいノーザンソウルをシングル中心に残した2グループ。エスクワイアズもマーヴェロウズもシングル中心にまとめてもらえるのはありがたいです。前者は「Get On Up」、後者は「I Do」が代表曲! インプレッションズなどシカゴソウルの良い部分の影響を受け継いだ名曲多し!.
『Music in DNA』は、1980年代初頭のニューヨークに滞在し、故郷のしがらみから解放された日本人青年、Yasuhito Ohnoが自主制作したLPで、音楽、絵画、パフォーマンスといった当時の様々な前衛的ムーブメントと80年代ニューヨークの地産地消エネルギーにインスパイアされた、「外部」としてのDIY精神が溢れ出る情熱の結晶体。シンセ一台とヴォイスのみで表現されたこのウルトラローファイな初期衝動的探求は、シニシズムが蔓延する時代、内なる「人間」DNAを揺り起こす。.
『Music in DNA』は、1980年代初頭のニューヨークに滞在し、故郷のしがらみから解放された日本人青年、Yasuhito Ohnoが自主制作したLPで、音楽、絵画、パフォーマンスといった当時の様々な前衛的ムーブメントと80年代ニューヨークの地産地消エネルギーにインスパイアされた、「外部」としてのDIY精神が溢れ出る情熱の結晶体。シンセ一台とヴォイスのみで表現されたこのウルトラローファイな初期衝動的探求は、シニシズムが蔓延する時代、内なる「人間」DNAを揺り起こす。.
博学のジャズマスターにして、最高のオシャレ貴族、ベン・シドランのArista時代の3枚目。ある意味、彼がもっともAORと蜜月になっていたと言える時代の、ミッドナイト感、そしてファンキー度高めの内容。16ビートを交えたA-1「Kiss In The Night」のドラマチックな展開がカッコイイです。インスト「The Cadillac Kid」にもやられます!.
収録曲・データ
【曲目】Kiss In The Night / You Got The Power / Moose The Mooch / The Cadillac Kid // That's Life I Guess / Doing You / Tell Old Bill / Mr. Bill Goes To Brazil / Face Your Fears
ブルーアイド・ソウルの名バンドの3作目。アルバム全体を貫いている洒脱なグルーヴ感覚は、やはり白人黒人混合グループだった彼らならでは。黒人ヴォーカリスト、レスリー・スミスの歌声も伸びやかで最高です。爽快な「It Just Takes Awhile」をはじめ、彼らのメロウ&タイトなグルーヴは完璧! いつまでも色褪せません。.
シカゴからNYにやってきたダニー・ハサウェイをメンバーを迎えて制作したアレサのニューソウル路線での傑作。リズムの跳ねが16ビートになっているバカラック「April Fools」やデルフォニクス「Didn't I (Blow Your Mind This Time)」の素晴らしいカヴァー・ヴァージョンが新しい風を運んでいます。また、「Rock Steady」や「Day Dreaming」など彼女の自作曲が4曲あって、アレサのソングライターとしての実力も思い知らされます。.
自身のセンチメンタルな歌声で披露した「This Guy's In Love With You」が全米ナンバーワンに。彼らにとってもバカラック&デヴィッドにとっても、それは初めての快挙でした。そのヒットを記念して制作された68年作。無邪気な子供コーラスをあしらった「Talk To The Animals」には思わずニンマリ。穏やかな色合いの濃いティファナサウンド。あらためて素敵な一枚です。.