ハスキーヴォイスの歌姫と、ウェストコーストの気鋭が、ヒットミュージカル「Do Re Mi」の楽曲で絡み合う企画盤。「サウンド・オブ・ミュージック」の「ドレミの歌」ではありませんので要注意。こちらはまた全然違うジャジーでヒップな雰囲気。ヴォーカル曲、インスト曲が交互に出てくる構成ですが、どちらも非常に気持ちが入っていて、スリリングで鮮烈なアレンジともども楽しめます。.
Cry Like The Wind.
I Know About Love.
Fireworks.「平和なアジア」の心象風景を託した琉球電子サロンミュージック。この二つとない逸品『水中庭園』(1993)の発表30周年を祝した初LPリリース。沖縄の音楽家、コージュンこと國場幸順(こくば こうじゅん)。「平和なアジア」とは、海上交易で繁栄したかつての東アジア 東南アジアの営みを想像したもので、そのネットワークでは物だけでなく音も行き来し、どの音楽(音階)も新しく「ポップな」ものとして迎えられたと彼は思い描く。.
アメリカでは、マイケル・フランクスやケニー・ランキンは、ほぼ確実にジャズのコーナーに入っています。そんなジャズSSWとしての方法論、たたずまいをこの時代の彼らの作品は、何の説明もなく音だけで教えてくれるのです。「Antonio’s Song」収録。まごうことなき傑作ソフィスティケイティドAORジャズアルバム。裏ジャケのWBセーター欲しいなあ。.
Antonio’s Song.
Don’t Be Blue.
Down In Brazil.ギャンブル映画の決定版! 音楽は脂が乗った時期のラロ・シフリン。ジャジーでゆったりした雰囲気ながらも緊張感のあるスコアは、まさに彼の真骨頂。ヒット映画を舞台に、いろんなことを試しているようですね。タイトル曲ではレイ・チャールズが「これは、魂の勝負だ」と歌ってます。.
The Cincinnati Kid.
Shooter.
At The Farm.ポストパンク期の大阪を代表するインディー・レーベル、ヴァニティ・レコードの第二弾として1978年に発表された『クリスタリゼイション』は、SAB(サブ)と呼ばれた当時若干19歳の天才音楽家が思い描いた壮大な音楽の叙事詩を、電子音楽機材を用いて磁気テープ上に「結晶化」したアルバムで、「ニューエイジ」の呼称・風俗が日本に広まる前に出現したプレ・ニューエイジ・ミュージックの名盤です。アートワークは思想家ロジェ・カイヨワの著作から着想を得ており、図版(土星)はまりのるうにい(松岡正剛夫人)が描いたもの。.
ハワイの名門レーベルWaikikiのオリジナルシングル。A面はビル・アリオラ・リンカーンの歌声とまろやかなスチールギターにうっとり。そしてB面の「Little Brown Gal」のなんと素晴らしいこと。ゆったりと自然なハワイアンジャズスイング。録音は音色から判断すると50年代初期かもしれません。.
Mauna Loa.
Little Brown Gal.ベルリンでレコーディングされた問題作「Low」からのシングルカット。クラウトロック色を交えた力強いロックナンバー。全英では最高57位。アメリカでヒットするはずもなし。B面はアルバム1曲目の、これまたかっこいいあのインストナンバー!.
Be My Wife.
Speed Of Life.アルバム冒頭の「Shiny Stocking」のスキャットで、もうOK。キャリア中期のトリオ編成によるニューヨークでのライヴを収録したアルバムです。他の作品と同様に、とにかくどこを切っても良い意味で金太郎飴のようにイカしたアコースティックスイングがズラリ。歌もギターも本当にヒップ。冒頭の「Medley : Shiny Stocking ~ Broadway ~ Groovin’ High」からとりこになります。.
Medley : Shiny Stocking ~ Broadway ~ Groovin’ High.
Oh Lady Be Good.
Love Is A Simple Thing.数多くのアーティストに作品を提供してきたソングライター。元フィフィス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンドのプロデュースによるデビュー作がこれ。リリース元はEW&Fのモーリス・ホワイト主宰のARC。切れ味のいいNY系白人ブルーアイドソウルなサウンドに、ちょっと口ごもったようなヴォーカルが良い味です。とにかく曲がいい。「Just Like Paradise」は男性版「Chuck E’s In Love」みたいな曲です。.
Just Like Paradise.
Don't Let Do Ya Talkin' For Ya.
Sleep On It.ポール・デイヴィスの日本で一番人気がある曲、といえばこれでしょう。「なんとなくクリスタル」世代直撃の名曲! そしてB面が、がっつりレゲエなオリジナル曲だったことにも驚かされました。しかもアルバム未収録曲。今ではポール・デイヴィスのこういう側面はほとんど語られないですよね。.
I Go Crazy.
Reggae Kinda Way.ソウルファンには古くから知られる70年代NYコーラス・ソウルの一大傑作。ストリート・ドゥーワップと70年代東海岸の凄腕ミュージシャンたちが実現した夢見心地のアルバムです。アカペラなのに疾走感ありまくりの「I’m Not Ready」も最高だし、イーグルスのカヴァー「Best Of My Love」は原曲を超えたかも。とにかく歌とハーモニーの心地よさに酔わされっぱなしです!.
I’m Not Ready.
Best Of My Love.
Someone Sweet As You.ボストンレッドソックスの名選手をジャケにあしらった、野球ファンにはたまらない1枚。デイヴ・マッケンナは少年時代は野球選手を志していたのだそうです。ラグタイムにうまくモダンな技法を混ぜ込んだソロピアノ集。ブギのリズムで跳ねているので楽しめます。野球の試合をテレビの音を消してこのレコードの音で見てみるのもいいかもしれません。.
Somebody Stole My Gal.
Melancholy .
Bill Bailey Won’t You Please.スマッシュヒット「そよ風にキッス (What's In A Kiss)」を収録した80年作。エルトン・ジョンとの仕事で知られるガス・ダッジョンをプロデューサーに迎え、彼本来の持ち味を伸び伸びと発揮しています。ノスタルジックで愛らしくて、人懐っこくて、ちょっとだけ苦味があって。「Can't Get Enough Of You」も隠れた名曲。.
What's In A Kiss.
Hello, It’s Goodbye.
Can't Get Enough Of You.音の魔術師、ウーゴ・モンテネグロの作品中でも、ソフトロック濃度のひときわ高い1枚です。まあ、タイトル曲からしてビーチ・ボーイズの、あの曲のわけですから。コーラスのアンサンブルを男性のみで組織。それが独特のムードを全体に与えています。中でも圧倒的にマジカルな展開を見せるのが映画「セメントの女」のテーマ曲をセルフ・カヴァーしたA-6。口笛音楽家として知る人ぞ知るマジー・マルチェリーノをフィーチャリングしていることにも注目です。.
Lady In Cement.
Knowing When To Leave.
Good Vibrations.ディスコ、スカ、ジャングル、トロピカル、ラテン、ギャング、ロマンス…、ZEのエッセンスとなるすべてがここに。サヴァンナ・バンド。時代に培った粋なセンスを、トロピカルなサウンドで見事に変換したオーガスト・ダーネル&アンディ・ヘルナンデスのプロジェクト。おっと、ここでの名前はキッド・クレオールとコーティ・ムンディでしたね。まだまだ危険な匂いが濃いめのセカンドです。.
Going Places.
I Am.
Dear Addy.オランダで80年代半ばに行われた戦前・戦後のトーチ・ソングを現代に甦らせる試み“Boulevard Of Broken Dreams”をきっかけに結成されたユニット。オリジナル・アルバムは3枚あり、メンバーの一部は後にBASTAレコードで、レイモンド・スコットなどを再演する音楽集団ボー・ハンクス・セクステットを結成します。美しくて、哀しくて、ミステリアス。単なる懐古主義ではなく、インストにも歌にも不思議な魅力があります。.
Boulevard Of Broken Dreams.
It’s The Talk Of The Town.
Hummin’ To Myself .伝承民謡、または伝承を踏まえ視野を拡げた良心的音楽を発表してきたFolk Legacyからデビュー。フォークが花開いた60年代、地に足を着けた70年代、石清水のように再び深く静かに湧きだし始めた80年代。その80年代だからこその伝承とシンガー・ソングライターとの交差点とも言うべき作品。受け継ぐことを意識したジョニ・ミッチェルとでもいいましょうか。深く懐かしい想いを導く清冽な楽曲が並びます。静かな時間をどうぞ。.
When I Was Now.
Mountain Range.
Listen, I Think The Rain’s Come.スリー・ドッグ・ナイトのリードシンガーとして著名な人ですが、ヴァン・ダイク・パークスとは若い頃から大の親友。1965〜66年のHBR〜MGMレーベルの7インチを中心としたソロ音源集。MGM時代の楽曲にはヴァン・ダイクがノンクレジットですが深くかかわっています。そのうちの1曲が、ハーパース・ビザールも演った名曲「Funny How Love Can Be」。アヴァンギャルドなアレンジには時代を超えて仰天! バーバンクサウンドのファンはマストアイテム。.
Funny How Love Can Be.
Big Bright Eyes.
Why Don’t You Love Me Anymore.白人黒人混合バンドにして素晴らしいメロウソウル/AORバンド、クラッキンのリードシンガーのファーストソロ。出身はデトロイトで、ミュージカル「ヘアー」のオーディションに合格、舞台に参加したことから音楽界にデビューという経歴の持ち主。こぶしに頼らずに自然なグルーヴを体現出来る伸びやかなヴォーカルが素晴らしい! クラッキン同様にバネッタ&チューダコフのプロデュースによる極上シティソウルです。.
It’s Something.
Before The Night Is Over.
Don’t Shut The Door.男サミーの人生と夢を結実させたTV特別番組のためのサントラ。彼にとって、このかたちはベストなんでしょうね。実父 (シニア)のMCに続いて登場する子供時代のサミーの歌声にいきなりやられます。強烈にファンキーな「黒い炎」「For Once In My Life」など聴き所充分! 歌あり、寸劇あり、見てみたかった…。.
Introduction〜You Rascal You.
For Once In My Life.
Mr. Bojangles.キューバ出身のラテンマスター、レネ・トゥーゼが率いる楽団と男性コーラス隊による傑作チャチャチャ盤。歌入りで傑作アレンジの「Manhattan」には、不覚にもその素晴らしさに涙が出そうになりました。ラテンの神様が曲に命を吹き込んだとしか思えない珠玉のテイク。同じく歌入りの「Too Marvelous For Words」や「My Music For You」の、少しとぼけたような雰囲気も素敵。一転してモダンなピアノインスト「Leo’s Mambo」もグレイト。全曲、華麗!.
Manhattan.
My Music For You.
Leo’s Mambo.ナッシュヴィルの名手たちが一同に介し、76年から2年越しで行ったリラクシンなセッションアルバム。バンマスは全曲に参加しているヴァッサー・クレメンツということになるでしょうね。ひけらかしているわけでもないのに、いやでもそのテクニックに酔わされる。さりげなくて楽しい1枚。「I Wonder Where Are You Tonight」では歌声も。ナイスジャケ!.
Roanoke.
I Wonder Where Are You Tonight.
Roly Poly.1964年、全米を席巻したビートルズ旋風に、アメリカからは3匹のリスとひとりのおじさんが対抗! チップマンクスの歌うくすぐったくもかっこいいビートルズ・カヴァー集です。「Love Me Do」のけっこう難しいコーラスをきちんと再現してたり、細かいところにも要注目ですよ。わりとレアなステレオ盤。.
Love Me Do.
I Want To Hold Your Hand.
Do You Want To Know A Secret.「Village Green」期のキンクスを彷彿とさせるようなフォーキーな名曲。こういう曲を歌わせても、彼らは抜群でした。「Because」なんかと並んで、ファン人気の高い曲。B面はストリングスを使った、ちょっとポップサイケに目を配ったナンバーです。.
Everybody Knows .
Inside And Out.1915年生まれのトランペッター、ハリー・エディソンと22年生まれのサックス奏者、エディ・ロックジョウ・デイヴィスの共演盤。ハリー・エディソンの愛称が“Sweets”なので、このタイトルなんでしょうね。年輪を重ねたふたりの余裕あるプレイを楽しめます。もちろんオールドスタイルだけでなく、「Feelings」ではタイトなファンクリズムで驚かされます。.
Feelings.
Simply Sweets.
Lax.「This Old Heart Of Mine」の大ヒット(12位)で景気良く幕開けした彼らのモータウン時代のセカンドヒット。初期の「Twist & Shout」を意識したような曲調で、元気が出ます。全米チャートでは最高66位。.
Take Some Time Out For Love.
Who Could Ever Doubt My Love.可憐な美人姉妹(メアリーとパティ)がキュートにハモりながら、美しいフォークソングやハツラツとトラディショナルソングを歌います。彼女たちの歌声があまりにもカワイイ。ある意味、これはペイシェンス&プルーデンスがフォークを歌っているとも言える極北のガール・ポップ! プロデュースはクリード・テイラー。アレンジはビリー・ミューアというのも意外な、アメリカ音楽の奥の細道。.
Goin’ To Boston.
Never Will I Marry.
The Joys Of Love.小粋なスイングジャズマンから一歩階段を上り、万人を楽しませるエンターティナーとして大成功をおさめたNat King Cole。本作はバラディアーとしてのスイートさ、スケールの大きさに焦点を絞ったヒット曲集。しかし、抜群のスイング感で迫る「I'm Never Satisfied」「パパはマンボがお好き」を収録。ビッグバンド・ファンも要チェックですよ。オリジナルは1952年のイラスト・ジャケ。その当時最新のコールの写真に模様替えしての再リリースです。.
I'm Never Satisfied.
パパはマンボがお好き.
歩いて帰ろう.名ベーシスト、ボブ・バビットを中心としたスタジオミュージシャンたちによるディスコプロジェクト。全曲のアレンジを70年代モータウンの重要人物デヴィッド・ヴァン・デピットが担当。女性ヴォーカルがとても印象的なのになぜかノークレジット。かっこよくてちょっとBPM速めのディスコダンサーがたくさん!.
A Little Lovin’ (Keep The Doctor Away).
Don’t Turn Around.
Don’t Make Waves.カントリー界の歌姫スキーター・デイヴィスのレアアルバムです。夏をテーマにしているとはいえ、ここまでガールポップ路線で作られたアルバムは彼女の中では異色でしょう。女性に年齢の話をするのは失礼ですが、彼女はこのときすでに35歳でした。まさかまさか、とても信じられないあどけなさ! 「Under The Boardwalk」のかわいらしさ、「Theme From A Summer Place」の可憐さ、隠れた名曲「That Summer Sunset」のたそがれ、すべてが愛おしい! 海外でも人気上昇著しいアルバムです。.
Under The Boardwalk.
Theme From A Summer Place.
That Summer Sunset.