ミネソタのフォークシーンが産んだ良心。彼が1980年にリリースしたファーストソロアルバムです。名作の誉れ高い「The Iowa Waltz」やコーヒーハウスでのライブ盤はこの後のレコーディングなんです。いきなりのタイトル曲から「44」と「66」という数字にまつわるストーリーテラーぶりを発揮。70年代から地元で歌い続けてきた彼の個性はすでに完成しています。.
44 And 66.
Don’t You Think Too Much.
Downtown.サントラ盤ということであまり話題になりませんが、みんな大好き人気盤「Music Fuh Ya」の流れを汲むカリビアンレイドバック・グルーヴが味わえるアルバムなのです。ロバート・グリニッチのスティールパンをフィーチャリングしたスローグルーヴ「Love Theme in the Key of D」からして最高。A面は歌もの、B面はインスト中心の構成。このB面もかなり曲者のメロウ感満点なんです。最近意外とレアです。.
Love Theme In The Key Of D.
Brother’s Doin’ Time.
The Funeral March.元モーメンツのメンバーが、名前を変えて組んだ80s仕様のスウィートソウル・グループ。これで4作目。時流を意識しつつも自分たちの持ち味である甘さは絶対にキープ。自ら作曲もプロデュースもできるチームだからこその統一感なのです。レベルの高い楽曲が続いて最高です。.
If We Open Up.
Love Minus One.
Gambled On Your Love.あのヴァシュティ・バニヤンやオリヴィア・ニュートン・ジョンが10代のガールシンガーだった時代の貴重なシングル音源を聴くことができるコンピレーション。いまと違ってこの当時はこういうオムニバスは本当に重宝しました。スモール・フェイセズ以前のスティーヴ・マリオットの歌声など、他にもレアトラック満載。全22曲収録です。.
Something.
Till You Say You’ll Be Mine.
Give Her My Records.シカゴソウルの大ベテラングループ、デルズ。彼らも80年代のデジタルサウンドとは無縁でいられないというわけで、このアルバムでは大胆に打ち込みを導入。しかし、長年熱いハーモニーを培ってきた彼らのソウルは、そのなかでも魅力の置き場所を見出します。名バラード「Hold On」からダンサー「Don’t Want Nobody」への展開にしびれました!.
Love On.
Holdin’ On.
Don’t Want Nobody.寂寥とナイーヴさと都市感覚、そしてメロウネスをあわせ持つシンガー・ソングライター。これが1983年にひっそりとミズーリ州のマイナーレーベルからリリースされていた作品だということに驚かされます。ロンリーでありながらシティサウンドとしても魅力的で、「Feels Like Me」などAORファンも魅了すると思います。数多くの楽器を自ら手がけています。2010年のリイシュー盤。.
Feels Like Me.
Inside.
No Need For The Ground.ウォーのハーモニカ奏者リー・オスカーのメロウフレイヴァー満点盤。B面で現れるヴォーカルナンバーが素晴らしく、「Sing Song」の心地よさはAORやハワイもののファンにもオススメしたいもの。ホルヘ・サンタナのパンティージャケ盤が好きな人にはおすすめ! 陽光を感じる多幸感あふれるハッピーファンク「Feelin Happy」でどうぞ踊ってください!.
Sing Song.
Feelin Happy.
Before The Rain.手塚治虫「ぼくの孫悟空」を原案にして製作された東映アニメ映画「西遊記」! オリジナルサントラはなんと服部良一なのですが、アメリカ公開時に新たにサントラを担当したのは、レス・バクスター! 主題歌をはじめ多くの挿入歌を歌うメル・トーメふうのシンガー、ボビー・アダモもとってもいい! そしてバクスターが手掛けたオリエンタルなストリングスの美しいこと!.
Alki Aliko Alakazam.
Magic Man.
Blue Bird In The Cherry Tree.元モーメンツ。解散したわけではなく、レーベルを移籍して心機一転というわけです。70年代を通じ良質のスウィートソウルを送り出し続けた彼らが、さらに一段上のクオリティへ。タイトル曲「Stay」は新たな門出を飾るにふさわしい大ヒットとなりました。最高の内容です。.
Stay.
Good Ole’ Days.
Midnight Lady.ここから「Chuck E.'s In Love(恋するチャック)」が大ヒットしたファースト・アルバム。いやいや、みんな彼女に恋したんですよ。ラス・タイトルマン、レニー・ワロンカーの薫陶を受けデビューした彼女の永遠に色あせることのない1枚です。見とれてしまうジャケットです。.
Chuck E.'s In Love.
Young Blood.
Danny’s All-Star Joint.エヴン・ダズン・ジャグ・バンドからキャリアをスタートさせたブルーズ〜ラグタイム・ギタリスト。多作で知られる彼の作品の中でも、とりわけ重要な一枚です。この時期ローマに住んでいた彼の自宅で録音されたトラディショナル・ラグ集。A面冒頭の彼の子どもの声(「Adam’s Voice / Tickle Dew」)に、思わずニンマリ。ストイックな中にもさりげないユーモアがあるんですね。.
Adam’s Voice / Tickle Dew.
Dallas Rag.
Yazoo Basin Boogie.ブロードウェイ出身の女性シンガー、シルヴィア・シムズ。しっとりと落ち着きがあり、かすかにハスキーな歌声に恋の悲しみを宿らせる名手です。ラルフ・バーンズによるジェントルなストリングスをバックに歌ったアルバム。彼女にとって本作はDeccaでの2作目でした。.
He Loves And She Loves.
Can’t We Be Friends.
When A Woman Loves A Man.63年リリースのセカンド・アルバム。スケールの大きな歌唱力で一気にスターダムに上り詰めていった時期の作品です。専属アレンジャーのピーター・マッツが提供した「Gottta Move」そして最高の60sスイング「Lover, Come Back To Me」などが、彼女ならではのバネの効いた表現力で収められています。.
Gottta Move.
Lover, Come Back To Me.
Any Place I Hang My Hat Is Home.ソングライターとして幾多の素晴らしい作品を書き残してきたこの人。80年代最初にして唯一のソロ作がこちら。ジェフ・ポーカロ、デヴィッド・フォスター、スティーヴ・ルカサーらがバックアップしたこともあり、AORファンにも受け入れられました。同時代の流行に比べて派手さやダンサブルさは控えめなサウンドですが、シンガーとしても表現力を増した彼の歌声には信頼感を覚えます。アート・ガーファンクルに提供した「Scissor’s Cut」の自演版、素晴らしいです。.
Angel Heart.
Scissor’s Cut.
God’s Gift.Columbiaの専属オーケストラとして、ブロードウェイ、ハリウッドの名舞台、名画のテーマ曲を取り上げる機会をパーシー・フェイスは多く持っています。この62年のアルバムでも、当時の映画から生まれた名曲の数々を優雅かつゴージャスに演奏しています。パーシー・フェイス版の「Moon River」など、実に味わい深いものです。.
ムーン・リバー.
Maria.
春の如く.70年代後半以降、ソングライターとしてのみならずAORシンガーとして、ダンスも含めたパフォーマーとしてのステータスをあげていったピーター・アレン。この83年盤はチャーリー・カレロのプロデュース。デジタルリヴァーブ全盛なサウンドになっていますが、ブルーアイドソウル・フィーリングは健在。デヴィッド・フォスターも参加。かっこいいドラムはヴィニー・カリウタ。.
Not The Boy Next Door.
You’ll Always Get Your Way.
Somebody’s Got Your Love.ディスコフュージョンにアレンジされた「Aquarius」カヴァーでびっくり! 時代の変化を見逃さない男ラムゼイ・ルイスの70年代ラスト・アルバムです。洗練されたディスコファンクを中心にしつつ、リリカルな美しさを持つメロウナンバーも効果的に配置。アース・ウィンド&ファイヤーの大成功に刺激されていたんでしょうね。.
Aquarius.
Dancin’.
I’ll Always Dream About You.これぞカナダ。ピュアで真摯な歌声と、じんわりとウォームなメロディ、そこはかとないロンリネス。初期ブルース・コバーン好きにはたまらない世界です。繊細でありつつストリングスを加えたり、バンドサウンドでも広がりのあるアレンジが素晴らしいです。これが彼のファーストアルバム。セカンドが出るのは20年後のCD時代でした。.
Pamela.
No One Ever Told Me.
Children Of The Night.ブレッドではデヴィッド・ゲイツの影に隠れた感じでしたが、解散後に発表したこの初ソロは名盤の誉れ高い一枚です。リー・スクラ−、ラス・カンケル、ラリー・ネクテルら“同僚”と言ってもいいくらいの気心知れたミュージシャンと共に作り上げた珠玉作。ブレッドとは違うアーシーな味が魅力の逸品です。.
You’ll Get Along.
Someday.
Breakin’ Up Is Easy.人間の脳波を用いた最初の音楽作品として知られるアルヴィン・ルシエの「一人の演奏家のための音楽」を、あろうことか60年代のジョン・ケージ一派が実演した壮絶な意味不明爆音塊。もう一つは、初期オメガポイントのリリースで現音マニアを震撼させた一柳慧の傑作「アピアランス」のマスターテープ音源という強烈二本立て。単なる希少価値を超えた、プロト・インダストリアルといえるこれら実験音楽の精髄をアンビエント流行の今爆音で浴び歴史的弁証法に問う!.
人間の脳波を用いた最初の音楽作品として知られるアルヴィン・ルシエの「一人の演奏家のための音楽」を、あろうことか60年代のジョン・ケージ一派が実演した壮絶な意味不明爆音塊。もう一つは、初期オメガポイントのリリースで現音マニアを震撼させた一柳慧の傑作「アピアランス」のマスターテープ音源という強烈二本立て。単なる希少価値を超えた、プロト・インダストリアルといえるこれら実験音楽の精髄をアンビエント流行の今爆音で浴び歴史的弁証法に問う!.
カリフォルニアのローカルシーンで活動したフォークギタリスト。レオ・コッケ的なフィンガーピッキングをさらに研ぎ澄ませ、なおかつ全曲自身のオリジナルという、こだわりが感じられるデビュー作です。集中力がすごくて、一瞬で彼の世界に引き込まれます。なんと推薦文を音楽好きで知られる俳優のジェフ・ブリッジズが書いてますね。映画が盛んな南カリフォルニアならではの交流だったのかも。なお、彼の残したレコードはこれ1枚のみ(その後のリリースはカセットだそうです)。.
Ho Jo.
Deccan Express.
Blister Rust.シルヴィアのレーベルTurboからデビューしたディスコファンク・グループ。キーボードを担当し、全曲を作曲したビリー・ジョーンズがグループの中心です。両方にお互いの血が流れているんだということを表現したジャケなのでしょう。メロウな「The Love Song」や夕暮れ感濃厚なインスト「Brother Love」はチェックしておきましょう。ラテンソウル+ブギーな「We Love To Party」もよろしく!.
The Love Song.
Brother Love.
We Love To Party.若き日のシナトラをシンガーとして起用し、その魅力を広く世間に知らしめたバンドリーダーでトロンボーン奏者トミー・ドーシー(1956年没)への追慕を、当時のレパートリーをドーシー門下で同窓だったサイ・オリヴァーのアレンジで歌ったアルバムです。自ら主宰したRepriseでの初期リリースであることにも、自分なりの敬意を表さなくてはならないというシナトラの義理と人情を感じますね。.
I’m Getting Sentimental Over You.
Imagination.
I’ll Be Seeing You.ボンゾ・ドッグ・バンドやタイニー・ティムの諸作に近い、茶目っ気たっぷりの愛すべきヒップな作品です。通算4作目。イギリスからシアトルに移住して、いかれたガレージポップ「You Turn Me On」で颯爽とデビュー。その後、大好きなラグタイム研究に打ち込んで音楽性もそちらに傾斜してゆきます。本作はその中間といったところ。ここから72年の傑作「Under The Ragtime Moon」まで彼は長い沈黙(自作の音楽書の執筆など)に入ります。.
Lucky Jim.
College Life.
They’re Wearing ‘Em Higher In Hawaii.ニック・ロウの伝記を著し、この後、プロデューサーとなってさまざまな名バンドをサポートしてゆく重要な才人ウィル・バーチ在籍! ロンドンの名門マーキークラブでのライヴ盤です。ライブバンドとして叩き上げたかっこいい演奏をきかせます。パンクムーヴメントの盛り上がりにも影響されていたのでしょうか。ラストの「Friday On My Mind」に至るメドレーがニクイです! スタジオ盤はユーモラスな側面も出てますが、ライブでの彼らはキンクス〜ドクター・フィールグッド系のかっこよさ!.
Original Model.
Crusin’ For Love.
Friday On My Mind.その名も「イスティクバルと即興」。なんでまたエムで古典ピアノ作品??と訝しむなかれ。耳障りはいいが、これが実は相当な孤高・異端作品なのである!! なぜ孤高かといえば、そもそもアンダルシア古典音楽でピアノは末席中の末席、スカンドラニが現代に開拓したも同然の演奏法であること。なぜ異端かといえばこの人以前のアンダルシア音楽のコンサートでピアノ独奏はありえず、また、題名にもなっている「イスティクバル」(アンダルシア宮廷音楽の様式のひとつ)をピアノでやるなど誰も考えつかなかったのだそうです(当時も物議をかもした)。ここで展開されるオリエント/西洋/アフリカが鍵盤上で優雅に交差するさま、その不思議な世界が最大の魅力です。.
TVサントラでありながら、同時にチルドレンソフトロックの最高峰のひとつでもある「The Flying Nun」。その主役であり、サントラのシンガーも務めたチャーミングな女優が、サリー・フィールド。この2曲はサントラからのシングルカットです。両面ともに頬がふにゃっと緩んでしまう至福のナンバー。ピクチャースリーヴ付!.
Felicidad.
Find Yourself A Rainbow.ペルーからやってきた怪女イマ・スマック! 古代インカの儀式を題材にしたという元祖エキゾなアルバムで、作曲はイマの夫で同じくペルー出身のモイゼス・ヴィバンコ、アレンジはレス・バクスター。50年代末にエキゾが流行/商業化していくずっと前、自らのルーツにある異界への妄想とマグマのような表現力でこんな強烈なサウンドを作り上げてしまいました。.
No Es Vida.
Kuyaway.
Ccori Canastitay.イギリス人アレンジャー、フランク・コーデル。アメリカでのリリースはきわめて少ない人です。ジャズの出自がよくわかるビッグバンド曲+繊細なストリングス曲、その両面で妙技を感じさせるのがアルバムタイトルの由来かなと。ビターな「Summertime」、甘くせつない「The Moon Was Yellow」など。格調高く気品に満ちています。なお、オリジナルUK盤とはまったく違うアートワークで、女性を魅力的にあしらったこのUS盤のほうが断然人気です。.
Get Happy.
Summertime.
The Moon Was Yellow.