溌剌としたスウィンギーなヴォーカルを聴かせるKapp時代のジャック・ジョーンズ。アンディ・ウィリアムスのライバルであり、フランク・シナトラの跡目を継ぐのは彼だと目されていた時代なのですね。ゴージャスなバックを従えて気持ちよく歌ったアルバムです。「Girl Talk」のようなナンバーが絶品。「Brother , Where Are You」のような社会的なテーマの曲も交えた構成。彼の気骨を見ます。.
「シャル・ウィ・ダンス?」。ミュージカルの殿堂ブロードウェイ・ナンバーで踊れてしまう奇跡のナンバーがここに。60年代随一のヤング・ダンディが歌う、魅惑のフィンガー・スナッピン・ミュージック! 「Shall We Dance」なんかはまさにその典型! 空駆けるようなかっこよさです。B-4「A Lot Of Livin' To Do」もいいなぁ。.
RCA期(60年代末〜70年代半ば)のジャック・ジョーンズはコンテンポラリー・ポップスをぐっと大人びた雰囲気で。A-1「I 'll Never Fall in Love Again」のソフトに跳ねたアレンジが評判です。粋で洗練されたアレンジはアル・キャップス、ジミー・ハスケルらの仕事。「Sweet Child」など、ジャック本人が書いた曲もしっとりとして良いものです。.
収録曲・データ
【曲目】I 'll Never Fall in Love Again / Sweet Child / Easy To Be Hard / Josephine For Better Or For Worse / Spinning Wheel // A Time For Us / Isn’t It Lovely Together / I Keep Leavin’ Houses Behind / The Last Seven Days / And I’ll Go / Home