あの「Soulful Strut」を生んだ実り多きBrunswick時代を締めくくる一枚。「Soulful Strut」路線の名曲「Young And Holthul」「Just A Melody」「Give It Away」……、ユージン・レコードとカール・デイヴィスの愛情がとことん詰まった最高のシカゴソウル・インスト! 90年代に日本にデッドストックが出回った盤なので覚えている人も多いはず。内容は本当に最高なんです!.
バーバラ・アクリンの歌った「Am I The Same Girl」の歌無しヴァージョン、というか、その逆? シカゴ・ソウルジャズ・シーンの生んだ「鶏が先か、卵が先か」的な名曲。しかし全国規模で大ヒットしたのは、こちらでした。7インチ爆音で抜けのいいドラムとよく動くベースをしっかり味わってください。語りが超ファンキーなB面はアルバム未収録!.
大ヒットした「Oh Girl」を収録しているということに目が行きがちですが、本作はソングライター/プロデューサーとして脂が乗りきっていたユージン・レコードのセンスが冴え渡っていて、むしろ「Oh Girl」がかすむくらい。「The Man And The Woman」(男と女、ではなく)やマーヴィン・ゲイ「Inner City Blues」を交えて展開するB面なんて筆舌に尽くし難し! スウィート! そしてビタースウィート!.