Capitolと契約して間もない時期のシアリング・クインテットの演奏です。イギリスから渡米してきたシアリングが組んだクインテットにはトゥーツ・シールマンス、アルマンド・ペラーザ、ウィリー・ボボが在籍。透明感のあるクールジャズにエキゾチックなリズムの味付けを施していました。どの曲も独特の美しさで彩られていますが、中でもトゥーツがハーモニカをのびのびと披露する「The Man I Love」は出色。60年代半ばを迎え、時代にあった美女ジャケに差し替えられてのリリースです。.
Aytumn In New York .
Out Of This World.
Strange.ジャズギターの名手ふたりの、ほかに邪魔する者もいないギターによる会話。お互いに表に出たり裏に回ったり、ギターでの演奏の醍醐味を知り尽くしている人だからこその安心感と同時にスリルもあるという、ぜいたくなシンプルミュージックです。UK盤は写真がカラーでした。.
Carnival.
Cherokee.
Love For Sale.ダニー・ディアドルフとのデュオで傑作アルバムを残した彼がソロに転身して残した唯一のソロ。パーカー・マギーのプロデュースで、落ち着いたシティポップに仕上がっています。ソングライターとして卓越した力を示す「I've Got You Where I Want You」「Before The Night Is Over」、また、ルパート・ホルムズなど他人の曲も自分の味に出来るセンスに感服です。録音はナッシュヴィルとLA。スティーブとマイクのポーカロ兄弟も参加しています。.
Before The Night Is Over.
I've Got You Where I Want You.
Israel.ウッドストックフェスに行かなかったジョニ・ミッチェルが想像で書いた名曲「Woodstock」をヒットシングルにしたのは、イアン・マシューズ率いるこのバンド。フェアポート・コンヴェンション脱退後の彼が指向した「イギリスから見たアメリカ」サウンドを体現しています(ただイアンは本作で脱退)。特に、ヴィブラフォンに導かれて始まる「Sylvie」の素晴らしさに異論を唱える人はいないでしょう!.
Woodstock.
Sylvie.
And Me.コロラド州デンヴァーに拠を構えるSSWがリリースした唯一のアルバム。フュージョン的なイディオムを使って、自作を都会的に展開。上空を飛翔するような高揚感とめくるめく転調がツボをつきまくるA-1「Love Is Within Reach」にビックリです。キーボードを中心とした音作りで、独特の空気感を醸し出しています。不思議な可能性に満ちた音。AORファンもノーチェックかもしれない穴盤。.
Love Is Within Reach.
In The Evening.
Such A Thing.ワーナーのサブレーベルとして1964〜68年まで存在したLoma。ソウルミュージックの宝庫だったと指摘して、数々のコンピレーションがイギリス編集で作られました。レーベルの稼ぎ頭になるはずだったのにこの時期はヒットが出なかったアイク&ティナ・ターナーを筆頭にした第4集。ノーザン/サザンのよいところが揃っています。両面18曲のたっぷり収録!.
Tell Her I’m Not Home.
Roll With The Punches.
Ain’t No Good.ドリーミーに誘われる「Bachelor's Paradise」。美人女優としても活躍した彼女のウィスパーヴォイスにメロメロです。タイトル通り、殿方をまどわせる恋の色香にテーマをしぼった選曲。ストリングスとピアノ、ヴィブラフォンを中心に醸し出されるムードが絶妙なのです。まいりました。.
Bachelor's Paradise.
Something To Remember.
Never On Sunday.モータウンのスタッフライターとしての成功から、夫婦デュオへ。スモーキー・ロビンソンを除けばモータウン組としては、このふたりがもっともソロキャリアを成功させたといえるでしょうね。アルバムの数も多いですが、どれも曲は安定のよさだし、抜群の完成度なのですから。「Love Don’t Make It Right」は全米R&Bチャート6位を記録。.
Love Don’t Make It Right.
I Ain’t Asking For Your Love.
You Never Left Me Alone.アメリカのイージー/ラウンジジャズ名門レーベルAudio Fidelityも77年まで来るとどうか? 一曲目は「ロッキーのテーマ」だし……。しかし、そんな不安をこのカナダ人コンポーザー/アレンジャーは、たった一曲で吹き飛ばします。それが素晴らしい自作曲「Mesclado」。こういう曲に出会える喜び。70年代半ばのヒット曲中心の選曲ですが、知的なムードの高いアレンジにとろけそうです。.
Mesclado.
Sam.
If You Leave Me Now.1枚で2本の映画のサントラをスプリット。A面の「In Nome Del Popolo Italiano」は名匠カルロ・ルスティケリがサントラを担当。めくるめくストリングスとラウンジーなリズムセクションの中に荘重かつ丁寧なワザが光ります。B面は打って変わって、イタリア産バイカームーヴィーのサントラ。フこちらは若い世代のサウンドクリエイター、ランチェスコ・デ・マージ仕事。よりロックな気分を前面に出してます。このアートワークのせいもいあって欧米人気さらに上昇中!.
Fiesta Time.
Emozioni.
Il Tallone Di Achille.A-1「Stop Look Around」! 青春の甘い残り香が思いっきり胸を焦がします。ディノ、デシ&ビリーのディノの弟で、つまりあのディーン・マーティンの次男坊。プロデュースはカール・ウィルソンとビリー・ヒンシ(ディノ、デシ&ビリーのビリーで、ビーチ・ボーイズに深く関わる)。ヴァン・ダイク・パークス、デニス・ウィルソンも参加なので70年代ビーチボーイズ・ファンはもちろん必携。.
Stop Look Around.
Moonbeams.
My Old Radio.タイトル曲はもちろんジャクソン・ファイヴのあの曲。70年代ソウルジャズの秘密兵器的コーラスグループ、マスター・シリンダーを起用し、メロウなこの曲をさらにこみあげるアレンジで盛り上げます。バーナード・パーディー、ウィルバー・バスコムというリズム・セクションにしびれさせて、さらにストリングスやブラスも絶妙なフォローアップ。.
Never Can Say Goodbye.
Slick Eddie.
Theme From The Godfather ll.60年代ハワイアンポップの重要人物、ドン・ホーのプロデュース。アレンジャーに同時代の名ロックバンド、クラッシュを世に出したフランク・デイの名前が見えます。ダニーはドン・ホーのバックバンド、アリーズの出身。アリーズは、70年代にはエア・サプライのようなソフトAORに変身。ソロ作である本作にもその香りは引き継がれていますが、ハワイ産ならではのロマンチックなシーブリーズが最高ですね。.
Here Are My Songs.
The Chosen One.
Everlasting Love.オーストラリア産70年代ソフトロック、あるいは珠玉のシティポップ・コーラス! 紅一点を擁する4人組で70年代に3枚のアルバムを残す彼ら。本作がファーストです。まだまだ未完成で荒削りなところもありますが、ハーモニーはすでに完成。紅一点のシャーリーン嬢の声も日本人好みのキュートなもの。タイトル曲や「Country Girl」まごうことなき名曲です! さらにキャロル・キング「It Might As Well Rain Until September」やリンダ・ルイスの「Reach Out For The Truth」も!.
Magic To Do.
Country Girl.
It Might As Well Rain Until September.ソウルフルなヴォーカルと洗練されたサウンドがマッチしたブルージーAOR名作です。プロデュースはリーバー&ストーラー。ライトファンキーな「Spiritland」「Night Bird」なども軽妙で◎。ド渋いR&Bにアレンジされた「Love Potion No.9」やダン・ペンの名曲「Do Right Woman, Do Right Man」など沁みる聴きどころ多し。元ヴィネガー・ジョー。ロバート・パーマーとツインヴォ−カルをキメていたのが彼女です。.
Night Bird.
Spiritland.
Love Potion No.9.彼女はハワイでのカントリーソングの第一人者。その路線での「Drinking Champagne」が現地では有名なのですが、このアルバムでは彼女のルーツであるハワイアンフラを歌います。シンプルでスインギーな演奏で穏やかに歌う、とっても小粋な内容。ハワイのほっとする風が吹いてくる気がします。実はそんなによく見かける盤ではないのです。.
Do The Hula.
Tropic Tradewinds.
These Are My Hawaiian Souvenirs.あの「ディア・ハンター」のマイケル・チミノが監督しながら、興行的には大失敗。総制作費が4400万ドル、また当初の上映時間が4時間弱、制作会社は倒産、ラジー賞受賞とさんたんたる結果に終わった幻の超大作映画「天国の門」。しかし、その度を超したこだわりによる映像美が現在は再評価され、熱狂的な支持者を生み出しています。19世紀のワイオミング州を舞台にした雄大な映像に、音楽もルーツミュージックな要素を取り入れながら寄り添いました。音楽だけ聴いても素晴らしいサントラです。.
Slow Water.
Moonlight.
The Long Road.オスカー・ピーターソンがVerveに残したソングブックシリーズ。ドラムレスのトリオ時代と、ドラムありのトリオ時代の2回取り組んだ試みで、カラフルなイラストが美しいシリーズは後者。どれも素晴らしい聴き心地ですが、このアルバムは晴れやかないい曲が多いです(ジャケットでは傘をさしてますが)。ハリー・ウォーレン&ヴィンセント・ユーマンスのコンビは「Chatanooga Choo Choo」の作者でもありますね。.
Lullaby Of Broadway.
Chattanooga Choo-Choo.
Carioca.ゴスペルというと黒人の領分というイメージがあるかもしれません。教会への忠誠は人種を超えていますので、ホワイトゴスペル・コーラスグループも数多く存在します。50年代にプレインズメン・カルテットとしてデビュー。これが短く改名しての再デビュー盤。見事なハーモニーとぐいぐいと前に進む躍動感、そしてスパイスとしてのカントリー風味。とっても素晴らしいです。.
I’m Working On A Building.
Dem Bones (Dry Bones).
Long Long Journey.クルセダーズの名曲「Street Life」で見事な歌唱を聴かせて、一躍世界的な名声を手にした彼女。当然、このアルバムもクルセイダーズがバックアップ。ダンスクラシック「Last Night At Danceland」をはじめ、きめこまやかな演奏とアレンジのわざ、グッドメロディ、そしてソウルフルでありながらおしつけがましくない彼女の歌声。完璧です。.
Last Night At Danceland.
Now We May Begin.
One Day I’ll Fly Away.AORファンもぐっとくるメロウナンバー「Ooh My Love」で幕を開けるセカンドアルバム! カントリーロック/フォーキーなテイストを活かしたまま、ぐっと洗練させたサウンドが痛快なのです。兄弟ならではのハーモニーがばっちり決まったスイングナンバーB-1「Ya Ba Da Ba」も是非! ウェストコーストのように思えて、彼ら東海岸なんです。.
Ooh My Love.
Ya Ba Da Ba.
If I Only Could.うつむいて街角を歩く二人の男。季節は秋冬ですかね。その姿が彼らのサウンドを表しています。マイナーながらも美しい旋律の曲を多く収録したソフトでフォーキーなアルバム。ピアノの音色が印象的な「The Lovers」や「Endless Sunrise」の穏やかな風情が格別です! ホーンとストリングスのアレンジはなんと巨匠ドン・コスタ!.
We’re On Our Way (To The Country).
Endless Sunrise.
Over Our Heads.70年代前半の不振を脱するきっかけになったヒット曲「Jive Talkin'」や「Nights On Broadway」を収録。アリフ・マーディンの助言でとりいれたバリー・ギブのファルセットがこの先の未来を切り開いていきます。重たくソリッドなリズムなど、決してヤワじゃないんですよね。ちゃんと聴きましょう!.
Jive Talkin'.
Fanny.
Nights On Broadway.1953年〜55年にかけてリリースしたシングル音源(B面曲なども含む)などを中心に編集されたベスト盤的なアルバムです。ネルソン・リドルによる美しいストリングスをバックにしたバラードナンバー、貫禄を感じさせるスイングナンバー、その両面でCapitol時代のシナトラの魅力をキャッチーに味わえます。シングル曲中心という構成が、よいのでしょうね。.
Look To Your Heart.
Not As A Stranger.
I Could Have Told You.エレクトリック期のマイルスが時代に突き付けた超線状にして、時代に打ち立てた金字塔。ジャズロックともソウルジャズともフリージャズとも決別した驚異的なサウンドスケープ。プロデューサーとしてのテオ・マセロの先進性もここに極まっています。今回入荷盤はオリジナル盤発売の翌年にリリースされた4チャンネル盤。.
Bitches Brew.
John McLaughlin.
Miles Runs The Voodoo Down.1936年生まれで、ブロードウェイ〜TVで活躍していた美人女優。美声とは言えない実に個性的なボーカルの持ち主ですが、そのハスキーでちょいお芝居入ったボーカルは一度聴くととりこになります。A-1「I'm Just Wild About My Harry」は独身男性直撃。モンドチックな仕掛けがスパイス的に効いてますね! すばらしいジャケット写真はリチャード・アヴェドン。.
I’m Just Wild About Harry.
Please Don’t Talk About Me When I’m Gone.
Anything Goes.60年代ナッシュヴィルのギター名手たちを一同に集めたコンピレーション。みんな個性派、みんな達者! ”しゃべるギター”でおなじみピート・ドレイクがめちゃ速弾きしていたり(その名も「Hot Rod Guitar」!)。カントリー/ブルーグラスの世界の入り口としても最適なアルバムです。.
Country Guitar.
Houndog Blues.
Hot Rod Guitar.シーウィンドの中心人物だった夫妻。ドラムスのボブ、そしてヴォーカルのポーリン・ウィルソン。シーウィンド解散後の作品でレリジャスレーベルからのリリースだったため、以前は入手が難しい時代もありました。バックはシーウィンドのメンバーが固めており、5枚目のアルバムと言っても過言ではない充実の内容。CCMですが、スリリングでファンキーなサウンド、ポップな感覚は変わるところありません。.
Joyful Melody.
Lullabye Of Love.
With Love In Your Eyes.前作「Minute By Minute」の大ヒットで完全にAORサウンドにシフト。マイケル・マクドナルドが事実上のリーダーとなってしまったようなサウンドで、本作も最高のシティ・サウンドなのですが、結局そっちに行きすぎてしまったのか彼らは解散を決意します。しかし、本当にハイクオリティで気持ちいいアルバム。.
Dedicated This Heart.
Real Love.
No Stoppin’ Us Now.フリートウッド・マックのオリジナルメンバーにして、ピーター・グリーンの影に隠れてほとんど語られることがなかったセカンドギタリスト。そんな彼のファーストソロは、ロック史上に刻まれるべき歌声の驚異的なひ弱さ! 演奏はめちゃめちゃ達者なのに覇気がない、とてもナードなロックンロール。ある意味で、坂本慎太郎的な響き。これは今こそ評価されるべきでしょう。.
Linda.
The Shape I’m In.
Jenny Lee.