ラストナンバー「Charmaine」のツイスト版がかっこいい! ヴァルディの「Maggie’s Theme」みたい(覚えてますか?) ハーモニカ奏者にして、オーケストラのアレンジにも秀で、MercuryのA&Rも務めていたリチャード・ヘイマン。こちらはハーモニカ盤。女性の名前を持つ楽曲(こじつけもあり)だけを集めてます。女性を眺めることはアメリカで長く続く娯楽である……なんてことが英文ライナーに書いてありました。.
Charmaine.
Maria.
Ruby.ホノルルのラジオ局KIKIが主催したオーディション・プロジェクトの候補曲集です。ハワイ音楽にモダンな新風を吹かせた「Home Grown」よりは見かけない一枚。ジャンルの幅は多彩で、トラディショナルからコンテンポラリーまでスタイルはさまざまですが、素朴ながら宝物のような曲が眠ってます。シェリー・ココ・サムソン「Story Of Love」の歌声には惚れました。.
Story Of Love.
Out Here On My Own.
Tumbleland.レイドバックしたグッドタイムミュージックを70年代の西海岸に響かせたデュオ。デビューはA&Mでしたが、土臭さとアコースティックサウンド、人間味のあるハーモニーがうまく合致して、ヒット曲が生まれたのはこのセカンドから。「One Toke Over The Line(人生の道)」は日本でも親しまれたそうです。こういう優しい音はアナログで聴きたいものです。.
One Toke Over The Line.
Can’t Go Home.
Ruby On The Morning.A面ではギター四重奏団で「Davenport Blues」「In A Mist」などを早世した天才ビックス・バイダーベックの楽曲をビル・チャールズによるギターアレンジで演奏。レパートリーの選択センスがライ・クーダー「Jazz」に非常に近い。というより、あのコンセプトをジャズ・サイドから先取りしていた1枚かも。B面は戦前スイングの流れを汲む人気の高いギタリスト、カール・クレスとディック・マクダナフの作品を、娘のメアリー・ピザレリとデュオでやっています。これもまた素晴らしいです!.
In A Mist.
Davenport Blues.
Stage Fright.NYのギタリスト/SSWのファーストアルバム。ジャズロック/ブルースなバンドインストや、ジャジーなSSWナンバーA-2「Life In Botanical Garden (Oh Yes)」みたいな曲が共存するとっちらかった音楽性は、混沌の街NYならではの真の意味でのシティ・ポップなのかも。キーボードでNRBQのテリー・アダムス参加! オリジナルは顔のアップ写真を使ったカラージャケですが、なぜかこの変更後のジャケットでしか見つからないのです。.
Sour Flower.
Life In Botanical Gardens (Oh Yes).
Brother People.カリプソ・アルバムは数あれど、これは極めつけのユニークさ。なおかつ完成度も素晴らしく高いヒップなレコード。女性がリーダーというだけでも珍しいのに、スティール・バンドも出て来て、男性コーラスがジャイヴ的なハーモニーや合いの手を入れ、しかも人気の高い「I Want You To Be My Baby」を英語とフランス語混ぜこぜでカヴァーして。なによりイーニド嬢の声のいいこと! .
I Want You To Be My Baby.
Tinga-Layo.
Cheek To Cheek.現在もキーボード奏者として裏方で活躍するUKのブルーアイドソウルSSW唯一のソロ。ここに収録されたドゥーワップライクなモダンポップの名曲にしてヒット曲「Eighteen With A Bullet(憧れのヒットチャート)」は、もともとコリン・ブランストーンが歌う予定だったとか。ファルセットを活かしたグッドタイムでメロウなナンバーの目白押し!.
Eighteen With A Bullet.
Number One Priority.
Please.ミシガン州でひっそりと活動していた、ものすごく繊細なクリスチャン系シンガー・ソングライター。ふとしたはずみで消えてしまいそうなかけがえのない美しさを備えたメロディと、簡潔なバッキングとコーラスが織りなす世界観は他には替えがたいもの。ニール・ヤング「After The Gold Rush」の「Tell Me Why」の世界観がずっと続くような感じなんです。本当です。.
To Nancy.
Song.
All Been Ready.Epicでの充実した3作を経て、Private Stockに移籍しての唯一のアルバム。彼に「Escape」の大ヒットなどで本格的な成功が訪れるのは次作以降のため、やや評価されにくい位置づけにある作品ですが、サウンドや世界観の完熟を前にした作品となっています。最高にアーバンなメロウディスコ「So Beautiful It Hurts」をぜひ!.
Less Is More.
So Beautiful It Hurts.
Town Square & Old School.20世紀アメリカを代表するポピュラー作曲家リロイ・アンダーソンの楽曲をギターの弦をつまむように弾く特殊なピッキングで演奏しているのが本作。なんてありそうで無い音楽なんでしょうか! 「Typewriter」で死にました〜。レイモンド・スコットのファンも卒倒ですね。Golden Crestレーベルって奥が深すぎます。まだまだ謎盤がどれほど眠っているのか? .
The Typewriter.
Plink Plank Plunk.
Sleigh Ride.60年代アメリカを象徴するヤングポップス番組「フラバルー・ショー」との連動企画で生まれたビッグバンド&コーラスアルバム! 当時の番組のはじけた雰囲気を伝えるナイスなアレンジはピーター・マッツ。ジョージー・フェイムでもおなじみ「Yeh Yeh」のカヴァーは超かっこいいし、「I’m Telling You Now」のボッサアレンジも意表を突いてて最高です!.
Hullabaloo Theme.
Yeh,Yeh.
I’m Telling You Now.「世界残酷物語」から続く一連のイタリア産実録映画のひとつで、邦題は「地球のうぶ毛」! 無数のロケーションで撮影されたシークエンスをつなぎあわせた映画なので、サントラも短いトラックがいっぱい! レイモンド・スコット風の「Cartoonist」、ラウンジボッサ「Alla Mozart」をはじめ、数十秒〜2分程度のエキゾ/ラウンジ楽曲が目白押し! しかし「地球のうぶ毛」かー! 昔の人のセンスはすごい!.
Cartoonist.
Alla Mozart.
Music Car.キング・ハーヴェストの「Dancing In The Moonlight」とかと並ぶ70年代ブルーアイドソウルの名曲として名高い「How Long」収録のアルバム。ほとんどの曲を書いたポール・キャラックの資質が全開で、あらためてそのソウル度数の高さに驚いているところです。ロックバンド時代(4枚目あたりまで)のスティーリー・ダンとも通じる部分も発見。.
How Long.
Sniffin’ About.
24 Hours.楽しそうなメンバーの写真が印象的ですね! 元スライ&ザ・ファミリー・ストーン。元祖チョッパーベースで有名なラリー・グラハム。パーラメントよりも爽快。このグループの持ち味、忘れられるのはもったいないです。通算4作目。女性マルチプレイヤーのゲイル・”ベビー・フェイス”・マルドロウをメンバーに加え、よりポップなタッチになりました。.
Love (Covers A Multitude Of Sin).
Mirror.
I Got A Reason.ローラ・ニーロが「Gonna Take A Miracle」で彼らの「The Wind」(12歳のときに聴いたんですって)を採り上げたことで知られるデトロイトの伝説的ドゥワップ・グループ。スモーキー・ロビンソンも若い頃のノーランのファルセットに憧れたんだとか。モータウンの源流にあったデトロイトソウル。ガソリンスタンドのガレージでレコーディングしていたという噂も!.
Harriette,It's You.
Village Of Love.
Ali Coochie.ノースカロライナ州のビートバンドだった彼らを一躍有名にしたのが全米トップ10にチャートインしたタイトル曲。アメリカのオールディーズチャンネルでは今も常連です! この曲のイメージが強すぎて、彼らのブルーアイドソウルな魅力、ほとんど理解されてない気がします。このアルバムのアレンジャーは、シカゴジャズ/ソウル界の重鎮ジョニー・ペイト。お聴き逃しなく!.
Girl Watcher.
Little Miss Flirt.
Love Machine.70年代に一大潮流となるECMジャズのサウンドを60年代に先取りしていたような静謐な傑作です。ゲイリー・マクファーランドが作曲とアレンジを行い、スティーヴ・キューンをピアノでメインにフィーチャリング。チェンバー的なストリングスを交えながら、美しいジャズ組曲を作り上げました。アートワークまで含めた美学をゲイリーは自身のSkyeレーベルに、スティーヴはECMでの諸作に引き継いでゆきます。.
One I Could Have Loved.
St. Tropez Shuffle.
Traffic Patterns.男のたしなみを知るからこそできるスイングがある。ビリー・メイの目の覚めるような鮮やかなオーケストラと共に、ふくよかでヒップな歌唱を聴かせます。中でも超スピーディな「Cherokee」のアッパーなスウィング感といったら! 「Charmaine」「I Want A Little Girl」や「The Most Beautiful Girl In The World」もお聴き逃しなく。.
Charmaine.
Cherokee.
The Most Beautiful Girl In The World.クリストファー・クロス、ビル・チャンプリンなど豪華な顔ぶれが参加した、これぞAORのマストアイテム。CCMシーンで名前を知られてきた彼が、ボブ・ゴーディオをプロデューサーに迎え、ポップAOR路線に向かった1枚でもあります。全米トップ40ヒット「I Want You, I Need You」に代表されるウォームなヴォーカル、選り抜かれたメロディ、やわらかく揺れるアレンジ、そのすべてが聴く者のハートを優しく包みます。.
I Want You,I Need You.
Love’s Not One To Forget.
The Last Goodbye.タイトル通り、A面にバカラック&デヴィッド、B面にボブ・ディランのカヴァーを収めた一枚です。大滝詠一「Go! Go! Niagara!」のコーナー・ジングルに使われていたワンダー・フー名義のかわいいかわいい「Don't Think Twice」はもちろん収録。オリジナル盤では古書を写したデザインでしたが、彼らの写真を使ったデザインに改められてのセカンドプレス。Rhinoからのリイシューでもこちらの意匠が採用されました。.
世界は愛を求めている.
Don't Think Twice.
Walk On By.なめらかでシルキー、ソウルフルな歌声はいつも爽快。時代がディスコ/16ビートに移行していくこの時期は、まさに今こそ聴いていただきたい! 流麗でせつなくて。数々の名カヴァーを生んだ「You're The Song」(トニー・リヴァース&ケン・ゴールド作)やボズ・スキャッグス「We’re All Alone」のカヴァーが最高。アレッシー、テディ・ランダッツォら選曲にも目が行き届いてます。プロデュースはボブ・ゴーディオ。70年代のフランキー・ヴァリにじつは駄作無し。.
You're The Song.
Can't Get You Off My Mind.
We’re All Alone.オハイオ州で活動したと思しきローカルSSW。生涯唯一の自主制作盤です。決してうまいとはいえないものの不器用出会いすべき人柄がしっかり伝わる歌声に、ジャジーなコード使いをまじえた曲作り。フルートやパーカッションも加えたシンプルなバンドサウンドには好感しかありません。プライベートプレスにしか存在しないやさしさを感じます。歌詞や裏ジャケから判断してクリスチャンフォークと思います。.
Shepherd Of The Highways.
Some Are Flying To America.
Learning Tree.ニューヨーク州の北の街サラトガの地元クラブの、いわゆるハコバン的なラウンジトリオ。アコーディオン、ベース、ドラムとマリンバの持ち替えの男性三人組という編成で、各自ヴォーカルをとり、ハーモニーも重ねます。おもてなしを重視した選曲とパフォーマンスなんですが、これがどうにも小気味良くて洒落てます。この場所かぎりの演奏を続けるうちに洗練されていったんでしょうね。こういう存在感、とってもいとおしいです。田舎クラブスインガーたちのオンリーワン盤!.
Poinciana.
Soon It's Gonna Rain.
Camelot.ファーストアルバムのオリジナル。のちにAristaから別ジャケで再発されますが、このBell盤は、まったく売れなかったため意外と見つかりません。ランバート、ヘンドリックス&ロスを完璧に再現した「Cloudburst」ベット・ミドラーでも知られる「Friends」(マーク・クリングマンとバジー・リンハートの共作)をはじめ、もちろん内容も素晴らしい! プロデュースはバリー自身と彼を発掘したロン・ダンテ。A面冒頭には2歳のバリーとおじいちゃんによる微笑ましいやりとりも入ってます。.
Friends.
Cloudburst.
One Of These Days.スタープレイヤーとして人気を獲得したラリー・カールトンを送り出し、新ギタリストにビリー・ロジャースを迎えてのアルバム。その分、バンド全体でファンクするアンサンブルが強まった印象もあります。この翌年に生まれる傑作「Street Life」の前哨戦ともいえるシティメロウ感もばっちり。.
Fairy Tales.
Bayou Bottoms.
Comic Reign.ギターとベースを担当するゲイリー・ダルトンと、ドラムを担当するケント・デュパリによるLAの白黒混合デュオ。アルバムは数枚ありますが、ブルーアイドソウル感覚とAORグルーヴが合致した本作が一番人気です。AORが輝いていた時期ならではのパリッとしたサウンドと高揚感が自然に盛り込まれているように感じます。こみあげ系のグッドソングを作ることしか興味がないデュオって感じ。かつてサバービアにセレクトされ脚光を浴びた1枚。.
Caught In The Act.
Til The Day I Started Lovin' You.
There Is Love In Everybody.彼がこのアルバムの前年に発表した傑作「Other Worlds Other Sounds」は、バチェラー・パッド・ミュージックという概念を決定づけた1枚(そう呼ばれるようになったのは、ずっと後年ですが)とされています。その翌年発表の本作は、アルバムの知名度こそやや見劣りしますが、絶好調時のエスキヴェルの奇想を伝える充実作。おなじみ「ズーズー」コーラスも飛び出しますし、クラシックや東欧や地中海、アラビアに題材を採ったおなじみのメロディも鮮やかに自分の色に塗り替えるアレンジ力は、やはり驚嘆の領域!.
Andalusian Sky.
Parade Of The Wooden Soldiers.
Guadalajara.ルグランのヨーロッパ紀行シリーズ(パリ、ローマ)の一枚。クラシックからのナンバーが多いですが、編曲のユニークさはすでに顔をのぞかせています。なんといってもまばゆいマンドリンで奏でられる「The Cafe Mozart Waltz」が最高にキュート! ウィーンがテーマなので「第三の男」もやってます。.
The Cafe Mozart Waltz.
第三の男.
Vienna, City Of My Dream.LA産チカーノたちが繰り広げるたまらなくアーベインなメロウなファンキーサウンド。「Hidden Tears」や「This Day Is Our Day」とか、ナイトライフへと繰り出すにはこれぐらいシャキッとした切れ味がないとね。フィリーマナーだったソウル感覚がブラコン的なものへ移行してきました。.
Hidden Tears.
This Day Is Our Day.
High On The magic Of Your Love.彼らの代表作といえば、やはりこのアルバムと次作「H2O」になるでしょうね。タイトル曲、そしてヒップホップへの影響も大きい「I Can’t Go For That」の2大ヒットを収録。売れ線狙いのイージーさではなくしっかりエッジを攻めたサウンドが時代を超えて評価されています。.
Private Eyes.
I Can’t Go For That.
Did It In A Minute.