マイティ・スパロウと並ぶカリプソ・レジェンド。イギリスでも人気を誇っていたキチナーは名コンピ「London Is The Place For Me」でもよく選曲されてます。風刺の心は持ちつつ、ユーモラスなおもてなし精神も身上。彼のアルバムはいつどれを聴いても気持ちが楽しくなります。1971年制作の本作でも、はずむダンスビートと語り口、コーラスと、いい要素ばっかり揃ってます! 黒人たちの団結を訴える「Black Power」で最後はシメ!.
イギリスで特に大きな人気を誇ったカリプソニアン、ロード・キチナー。60年代の録音は名作コンピ「London Is The Place For Me」の中核を成す重要なものばかり。70年代以降も洒脱に自らのキャリアを重ねます。スパロウとはまたタイプの違ったしなやかな歌声と対応力が魅力。流行のソカにも楽しく身を委ねます。.