【曲目】An Improvisation On "Liebestraum" / Yours Is My Heart Alone / An Improvisation On "None But The Lonely Heart"" / I'll See You Again / An Improvisation On "My Heart At They Sweet Voice" / An Improvisation On The Fibich "Po me" // Warsaw Concerto / An Improvisation On Chopin's "Nocturne In E-Flat" / An Improvisation On "Dance Of The Sugar Plum Fairy" / Favorite Themes From Tchaikovsky's Sixth Symphony ("Pathetique") / Favorite Themes From Greig's A Minor Piano Concerto / "One Fine Day" (From Madame Butterfly)
Libestraum.
I'll See You Again.
Favorite Themes From Tchaikovsky's Sixth Symphony.
【曲目】Josua / John Henry / When Johnny Comes Marching Home / Michael / Polly Wolly Doodle All The Day // Tom Dooley / Greensleeves / Boll Wheevil / Down By The Riverside / Sam Hall
ハイファイで「Home Grown」と言えば70年代後半のハワイアン・コンテンポラリー集というイメージですが、じつはこの地元音楽家支援の運動はアメリカ本土でも各地で行われています。こちらは77年サンディエゴ版。ハワイ風のシティポップからカントリーソングまで(電子音楽まで!)、さまざまなスタイルが同居しているのが土地の豊かさを感じさせますね。A-1のメイン・セイル「My Home In La Jolla」がもう絶品!.
西海岸から登場した70年代ノーザンソウルの名グループ。アルバムはどれも高いレベルの完成度。コーラスが売りなのにいきなりインスト曲を推薦してしまいますが、アルバムタイトル曲「A Taste Of...」(「You’re Not Here With Me」のインスト)で、最高に素晴らしい出来。バリー・ホワイトばりの空高く舞い上がるグルーヴに、さらにメロウな味付けが施されています。オリジナル曲も充実。「What Does It Take」のカヴァーも最高! いいところだらけです!.
アレッシーの双子の兄弟が在籍していたグループのセカンドにしてラスト。なにしろ最高の70sポップ! アープ・シンセサイザーが颯爽とかけぬけるアコースティック青春ポップの傑作。「Blonde」のとろけるような甘さ、「Can't Live This Way」の疾走感、最高です。かつては”早すぎたネオアコ”と言っていましたが、さらに時代が一回りして、今はもっとしっくりします。最高!.
【曲目】Enlloro (Voodoo Moon) / Dolores, My Own / La comparsa / Frenesi / Andalucia / Maria La-O // Adios / Poinciana / You Belong To My Heart / Green Eyes / Come Closer To Me / Perfidia
彼らの最大のヒット(全米6位)となったメロウな「Sharing The Night Together」を含む8作目。「When You're In Love With A Beautiful Woman」も全米6位。人気の「Sexy Eyes」がヒットするのは翌年ですが、本作にもすでにシティポップな香りが濃厚。日が暮れた頃に似合います。ジャケからは想像つかないかもしれませんが、本当です。.
収録曲・データ
【曲目】Sharing The Night Together / Sweetest Of All / Storms Never Last / I Don't Want To Be Alone Tonight / Knowing She's There // Clyde / When You're In Love With A Beautiful Woman / Dooley Jones / I Gave Her Comfort / All The Time In The World / You Make My Pants Want To Get Up And Dance
【曲目】My Isle Of Golden Dreams / For You A Lei / To You, Sweetheart, Alohax / Mapuana / Ua Like No A Like / Catamaran // Beyond The Reef / Paradise / The Magic Islanders / Makalapua / How D'Ya Do / King's Serenade (Imi Au La Oe), Aloha Oe (Farewell To Thee)
【曲目】Lover / Baby Won’t You Say You Love Me / Manhattan / With A Song In My Heart / You Must Have Been A Beautiful Baby / It’s Magic // You’re My Girl / Heart And Soul / There Will Never Be Another You / Dream A Little Dream Of Me / I Love You Much Too Much / I’ll Walk Alone
冒頭「From This Moment On」から腰を直撃のビッグバンド・ラテンです。ヴェテラン女性ヴォーカリスト、レナ・ホーン。スケールの大きな歌が得意な彼女に、ずばりハマった最高のラテン・アルバム。ストレートなラテン・ジャズからボサノヴァまで、一気に駆け抜ける痛快な一枚。カリブ風の味付けの効いた「Island In The West Indies」が、隠れた粋トラックだと思います。シャープなアレンジはショーティ・ロジャース。.
収録曲・データ
【曲目】From This Moment On / Take Me / Night And Day / Old Devil Moon / More / My Blue Heaven // Cuckoo In The Clock / Meditation / By Myself / Island In The West Indies / Ours / Falling In Love With Love
お茶の間向きテレビ放送で大変な人気を誇った音楽家、ローレンス・ウェルクが送り出したアメリカン・スウィートハートな4姉妹。あどけなさと落ち着きを兼ね備えたラブリーなハーモニーが特徴です。当時の人気ポップソングを歌ったオリジナル盤。ベスト盤ではありません。「Harbor Lights」「Tumbling Tumbleweeds」などをミルト・ロジャースのアレンジでとても優雅に歌います。柔らかいハーモニーにとろけそう。「You Are My Sunshine」がスウィンギーでGood!.
収録曲・データ
【曲目】Among My Souvenirs / Mississippi Mud / Repeat After Me / Forever And Ever / Mexicali Rose / Harbotr Lights // Melody Of Love / Tumbling Tumbleweeds / Choir Of Angels / You Are My Sunshine / Now Is The Hour / A Little Street Where Old Friends Meet【Arranger】Milt Rogers
セカンドアルバム。順風満帆に見えた彼らですが、なんとアルバム発表前にミシェル・フィリップスがジーン・クラークと浮気して一時脱退するなどの一悶着もあったのだとか! (代役はジル・ギブソン!) それでも「Words Of Love」(全米5位)「I Saw Her Again」(同5位)とシングルヒットが生まれ、アルバムも全米4位まで上昇しました。「Trip Stumble And Fall」「Strange Young Girls」などジョン・フィリップスのソングライターとしての才能が随所で光るソフトロック感高めのアルバムです。.
「ウェストサイド物語」のナタリー・ウッドと「サウンド・オブ・ミュージック」のクリストファー・プラマーが共演した映画「サンセット物語」。少女が銀幕の世界でスターの座をつかむストーリーにアンドレ・プレヴィンがスコアをつけました。ナタリー・ウッドが劇中で歌う「You’re Gonna Hear From Me」にはスクリーンテスト版、映画版(劇中の設定)があったり、華やかさだけでない独創的なスコアもあり、よく考えられたサントラです。.
ジャズ/ソウル・シーンにあって優美かつ革新的なストリングス・アレンジを手掛けてきた黒人アレンジャー、ジョニー・ペイトを起用した意欲作。フィル・ウッズのなめらかでよく歌うサックスも快調ですが、とにかくペイトのアレンジがすさまじい! ヤング・ラスカルズの「How Can I Be Sure」で爆発をしてみせるストリングス、これはありえない! 綿密に計算されているはずなのに、どこまでもスリリング。.
ここから「Chuck E.'s In Love(恋するチャック)」が大ヒット(全米4位)したファースト・アルバム。いやいや、みんな彼女に恋したんですよ。ラス・タイトルマン、レニー・ワロンカーの薫陶を受けデビューした彼女の永遠に色あせることのない一枚です。ホントに見とれてしまうジャケットです。.
収録曲・データ
【曲目】Chuck E.'s In Love / On Saturday Afternoons In 1963 / Night Train / Young Blood / Easy Money / The Last Chance Texaco // Danny's All-Star Joint / Coolsville / Weasel And The White Boys Cool / Company / After Hours
ポップマインドにあふれ、優しい気持ちになる大名盤。まるでヤングブラッズが「Groovin'」を演奏したような雰囲気のタイトル曲の「Breakaway」からして、内容の充実を保証してくれます! フィフス・アヴェニュー・バンドみたいな「Be The One」も素敵!彼は元ソッピーズ・キャメルのメンバー。草むらに猫が映り込んだ、ひそやかな猫ジャケ盤です。裸足になって、こんな歌を歌いたいです。.
収録曲・データ
【曲目】Breakway / Hard, Cold, City Life / Way To My Heart / Send Me Some / Jaded Lace // Be The One / I Go Slow / Where's My Baby / Sondaround / Bluegreens / Leave It There
トニー・コジネクやブライアン・プロズローなどと並び称されるべきギミカルなポップセンスを持つSSW。彼のファースト「Records Are Like Life」に感動した人には是非オススメの、ひんやりとした知性が前面に出たアルバム。かわいらしいひねくれポップ「Keep The Light Burning」にイチコロなのです。「Sing」もナイス。過小評価はもったいない! .
【曲目】Green Onions / Red Beans And Rice / Tic-Tac-Toe / Hip Hug-Her / Philly Dog // Grab This Thing / Last Night / Gimme Some Lovin’ / Booker Loo / Outrage
ヴァン・ダイク・パークスが裏ジャケのライナーを書いていることでも知られるシンガーの西海岸スワンプ・アルバム。ジム・ケルトナーら豪華セッションメンにサポートされたサウンドは、ぐっとアメリカの懐深くへ潜っていくよう。重心の低いグルーヴとオーケストレイションが見事合体した「Wherefore And Why」が素晴らしい! バーバンク色も濃厚ですし、のちにヴァン・ダイクの親友となるニルソン的な香りもほのかに。.
タイトル通り、ソフトロックの時代に敏感に対応した「変化」を見せたふたり。瑞々しいソフト・ポップスを本作でも披露してくれています。ジャズ的な深みを加えたジョン・セバスチャン「Didn't Want To Have To Do It」やスキャットで押し通すビートルズ「Norwegian Wood」のカヴァーが素晴らしい。知る人ぞ知るラニー・シンクレアのカヴァーも素敵です。ちなみに、ジャケ裏にある推薦文はロジャニコのアルバムと同じ人(Johnny Magnus)です。.
収録曲・データ
【曲目】Dedicated To Love / Yesterday / Didn’t Want To Have To Do It / In My Life / Bye Bye / Counting // Changes / And I Love Her / The Word / Norwegian Wood / Can’t Buy My Love
ブルースとは何なのか。いわゆる黒人霊歌としての起源を持つその音楽というか、音楽にまつわる感情を、いくつかの曲を組曲化して4つのパートで表現した野心作です。こういう大胆なアルバムは、彼女の夫が有能な作曲家でアレンジャーであるポール・ウェストンでなければ実現しなかったでしょう。まるで1曲で1冊の本を読むようです。それぞれの章のタイトルは「The Blues Is An Old, Old Story」「The Blues Is A Tale Of Trouble」「The Blues Is A Traveling Thing」「Times Change And Things Change」。.
【曲目】Pilot Me / In Your Eyes / There Is A Breeze / See You Soon / Old Folks / Rooty Toot Toot For The Moon // My Opening Farewell / I Got You Covered / On The Road / Study In E Minor / Happier Days / You've Got To Be Carefully Taught
フィリーソウルの屋台骨を半世紀以上にわたって支え続け、2019年にキャリアを終了したオージェイズ。70年代は彼らの絶頂期。フィリーのしゃれたサウンドに身を任せていても歌から気骨が伝わってくるのが彼らのよさです。盟友ギャンブル&ハフ、新世代の才能マクファーデン&ホワイトヘッド、そして彼ら自身のプロデュース。「We’re All In This Thing Together」はサヴァンナ・バンドのフィールもあってすごくいいです。.
イギリスの新世代ロカビリアン。若くてさわやかなプレスリーみたい。本国での大ヒット曲「You Drive Me Crazy」は最近日本でもCMで使われてましたね。現代版プレスリーみたいな感じ(歌声はだいぶ線が細いですが)で、プレスリーに歌わせてみたかったカヴァーとか、いいんですよね。アーマ・トーマスの「It’s Raining」とか、NRBQの「Don’t She Look Good」とかね。.
60年代に「You We're On My Mind」の大ヒットを飛ばした彼らのラストアルバム。1977年のリリースだけにサウンドはアーシーになってはいますが、美しいコーラスに彩られたソフトロック調ナンバーをこの時代に丁寧に作っていることに、まずビックリ! 全体的にもポップス度の高い作品になっています。深いエコーがかけられ、どこか神聖な雰囲気もありますね。ハーパース・ビザールのラスト作にも通じる隠れた名作です。ぜひ!.