ジャズ以外のシーンにクロスオーバーするきっかけとなった傑作「Memphis Underground」のアイデアをロンドンのロックミュージシャンとのセッションに持ち込んだ意欲作。アルバート・リー、ミック・テイラーらが参加。いきなりローリング・ストーンズ「Bitch」カヴァーしてますし、ロック・ナンバーの選曲にびっくり! そして若いバンドマンたちに混ざって御大ステファン・グラッペリもいてさらにびっくり!(「Mellow Yellow」に参加)。.
Bitch.
Mellow Yellow.
Layla.「プロ野球ニュース」の人気コーナー「今日のホームラン」のBGMといえば、本作収録の「Vibrations」! さらに「アメリカ横断ウルトラクイズ」で使用された「Fantasy」など、日本ではテレビを通じて有名になった曲が多いフュージョンタッチの名盤。「The Seduction (Love Theme)」は映画「アメリカン・ジゴロ」で全米ヒットしました(28位)。アメリカのスタジオミュージシャンが多数起用されてます。.
Vibrations.
Fantasy.
The Seduction (Love Theme).サード・アルバム。前作とは打って変わって、彼女の歌とピアノを中心にした張りつめた内容。「Time And Love」「Save The Country」など、ポップな人気曲を収録していますが、基本的には、ずっしりと重い内容。しかし、このアルバムを最高作として推す声も多いと聞きます。彼女の美学を封じこめたような歌詞ブックレットも付いています。.
Time And Love.
Save The Country.
Captain Saint Lucifer.ジム・クエスキンなどよりも一世代若いジャグバンドです。60年代のサンフランシスコにあった知的でヒッピーな空気をいっぱいに吸い込んだ若年寄連中。ダン・ヒックスとも共通するセンスですが、こちらの方がもうちょっと若いというか青いというか。しかし、その青さというか、音楽への生真面目さが作品に陰影を与えているのも確か。笑ってばかりじゃないところが、長く愛される秘訣かも。.
Where Do We Go From Here.
Carol’s Song.
Goofus.元バッファロー・スプリングフィールドのドラマーのファーストソロ。出身はカナダですがニール・ヤングらよりも年上で、早くからLAに渡り、セッション活動をしていました。ここでは名スチール奏者バディ・エモンズらを迎え、無骨で男臭いスワンプロックを聴かせます。ジャケットコンセプトも含め、ネイティヴアメリカン的なモチーフ。「Yesterday」のドラマチックなカヴァーに驚きです。.
Right Now Train.
Silent Song Thru The Land.
Yesterday.1934年の8月〜10月にかけてレコーディングされた2組の戦前ジャグバンドの貴重音源集! 素晴らしいグルーヴ、味のある歌心、なによりも楽しそうな演奏……と三拍子揃った音源ばかりです。帽子かぶって路上で歌う現代のストリートバンドマンたちと何も変わらない。100年近く前の演奏なのに、汗のしぶきがここまでとんできそう!.
Everybody Loves My Baby.
Who Stole The Lock.
Farewell Blues.セカンドアルバム。「Keep On Truckin'」を聴くと、達者な演奏のなかにもアマチュアっぽい自由な感じがあって、彼らが心底このグループでの演奏を楽しんでいる姿がいつでも伝わってきます。キャロル・キングとのザ・シティを経て、ダニー・クーチマー、チャールズ・ラーキーらが結成したグループ。キャロル・キングもゲスト参加しています。.
Keep On Truckin'.
Love Is Blind.
Back On The Street Again.フェイセズで同僚だったふたりによるゆったりとたゆたうグルーヴ。素朴でナイーブな空間・時間を感じさせる儚い歌もの「Just For A Moment」収録。インスト主体ですが、いかにも親密な空気を感じるサウンドで、フォーキー&グッドタイムな内容です。人なつっこいぬくもりを感じさせるサウンド。秋の夜長にどうぞ。ぬくもりますよ。.
Just For A Moment.
From The Late To The Early.
Chicken Wired.もともとはジョン・フェイヒイらとも通じるギター求道派。徐々にフォーキーなスタイルに移行し、70年代にはメジャーのChrysalisと契約して、幅広い活動へと向かいます。本作はサードで、まだ変化の途上にある、青き時代の自画像のような1枚。卓越したギターのテクニックと、フレッド・ニールを想起させるような深みのある歌声が同居しているところに魅力を感じます。.
If Mama Knew.
Furry Jane.
Prodigal Grave.スウェーデンの音楽界を代表する女性シンガー。国民的な人気を誇っていた70年代の彼女のライヴコンサートを収録したアルバムです。語りも交えながら代表曲をどんどん披露。欧米のヒット曲のカヴァーなどを交えていないところが彼女のオリジナリティであり人気者の証明でもあります。ファンキーな「Tank vilket liv」やジョルジ・ベンのカヴァーにはじまるブラジリアンな展開もナイス。カヴァーアート最高ですね!.
Tank Vilket Liv.
Aha.
En Sang Att Ta Hem.元ロネッツの歌姫ロニー・スペクター。ソロ・アルバムとしては、これがようやく2枚目となります。80年代後半らしいキラキラとしたサウンドですが、随所に彼女のオールディーズな出自を意識させる仕掛けがあります。メロディがしっかりした80sAORとしてもいい感じ。時を経てもすこしも衰えを感じさせない彼女の黄金の声! 「Good Love Is Hard To Find」はゴードン&ボナーのアラン・ゴードンの隠れた名曲カヴァー。.
Love On A Rooftop.
Dangerous.
Good Love Is Hard To Find.60年代末、Appleでデザイナーを務めた伝説のアート集団ザ・フール。解散後、アメリカに渡った夫婦メンバー2人が制作したグッドタイム・アルバムがこれ。プロデュースはグラハム・ナッシュ。ホーリー・モーダル・ラウンダーズのMetromedia盤とか、ザル・ヤノフスキーのソロとかに通じる異次元的なフリークアウト感覚もありつつ、実は親しみやすいシングアロング感覚もあって。フリーフォークの先駆と言ったら言い過ぎ? そうでもない? 聴き直して惚れ直しました。.
The Son Of America.
Everybody’s Dancing.
Room 44.アメリカン冗談音楽の権威としてFENでも長く親しまれてきたディメント博士によるおなじみ冗談音楽講座。初期ライノレコードでは、ノヴェルティソング(冗談音楽)は重要なアイテムでした。クセは強いけど、人間味もたっぷり。バーンズ&バーンズの超キュートな変態ポップ「Three Drumk Newts」から、アナタもこの世界にずぶずぶと…。.
Three Drunk Newts.
My Bologna.
Pencil Neck Geek.ウェストコーストジャズの流儀を知り抜く名アレンジャー、ビル・ホルマンを迎えて、彼の指揮したアンサンブルで吹きまくった一枚。限られたメンバー数でビッグバンド的なダイナミズムを生み出し、ソロイストにはちゃんと自由なスペースも与えていますね。知性と肉体が合致。「イパネマの娘」のアレンジも意表を突いたかっこよさ。.
The Girl From Ipanema.
Hawthorne Nights.
Only A Rose.英ライブラリー界の最重要シンガーにしてクリエイター、バーバラ・ムーア。彼女がバリー・モーガンらUKジャズメンをバックに吹き込んだジャズシンガー/ピアニストとしてのファーストソロアルバム! 渡英して活動していたブロッサム・ディアリーの影響を強く受けていたのだそうです。それにしてもオープニングの「Work Out」から知的でスリリングな構成に驚かされます。ヴォーカル/スキャットの美しさ、ユニークさも筆舌に尽くし難し!.
Work Out.
Late Late Show.
I Don’t Know What Time It Was.名ギタリスト物まねメドレー「Guitar Jamboree」で有名なアルバムです。それまでのソロが繊細なUKフォーキー(もしくはジャズロック)といった雰囲気だったので、彼のロックンロール/ポップスへの転向をとまどうファンもいたでしょう。しかし、このアルバムの一曲目「New Girl In The Neighborhood」なんか、ギターへの愛があふれすぎた職人によるメタ・ポップスに聞こえて、70年代ナイアガラ期の大滝詠一と並べて聴いてみたくなっちゃうんですよ!.
Guitar Jamboree.
New Girl In The Neighborhood.
Motor Bikin’.グリースンによるロマンチックなムードを代表する作品です。オリジナルは1954年の発表(LP、及びEP Boxにてリリース)でモノラルのみ存在。その後もアルバムチャートの上位に長期間とどまる大ヒットを記録しました。当時アルバムがいかに大人の嗜好品であったかを示しています。それゆえ、60年代を迎えて最新技術であらためて収録曲を再度録音。曲数は16曲から12曲にダウンサイズされていますが、音像の豊かさは明らかに増しています。50年前の作品だと言うのに、恋人たちのロマンやアンニュイを的確に捉えたストリングには今でもうっとりせざるをえません。.
I Got It Bad That Ain’t Good My Ideal.
I Remember You .
Shangri La.「Son Of A Preacher Man」の作者としても知られるSSWの傑作スワンプアルバム。ソロ作のなかではこれが内容も人気も一番かと。ジェームス・バートン、ラリー・カールトンらを従えたソウルフルなサウンドにA-1「You Got The Right」からKOです。プロデュースはジョン・ハートフォードや初期のニルソンを手がけたリック・ジャラード。ダン・ペンやマーク・ジェイムスに通じるBellレーベルのソングライター・アルバムらしい路線の男らしさと美メロが濃厚!.
You Got The Right.
Sleepin’ With Love.
Lullabyes Of Jesus.70年代半ばから大ヒットを連発し、マイアミディスコのシーンを牽引した彼ら。リーダーであるハリー・ウェイン・ケーシーのアイデアとフェロモンを活かした軽やかなディスコナンバーの数々は、まさに実戦ダンス向きなのです。カリビアンタッチの「Come To My Island」をぜひ。通算5作目。.
Do You Feel All Right.
Come To My Island.
It’s The Same Old Song.1940年生まれの美人女優。ドン・コスタの全面的なサウンド・プロデュースでのアルバムです。おそらくライヴァルをバーブラ・ストライザンドに見立てていたのでしょうね。ドラマチックでスケールの大きい歌の世界です。一曲だけコスタの手を離れての制作が「Feeling Good」。これに度肝を抜かれました。迫力満点のフィメール・モッド・ポップ! ジミー・タイラーのアレンジです。.
Feeling Good.
Blues In The Night.
Joey, Joey Joey.Argo/Cadetの誇る天才アレンジャー、リチャード・エヴァンスの発想が冴え渡る室内楽ソウル! 黒くファンキーなリズムセクションとクラシック風ストリングスを組み合わせるんですからね。しかも演奏はシカゴの誇るトップ・セッションメン! 本作はシタール風の音色が導入されていたり色彩豊か。奇才チャールズ・ステップニーも一曲アレンジで参加しています。キップ・ハンラハンがアレンジしたような「It Ain’t Necessarily So」も格好良し!.
Inner Light.
Hello, Goodbye.
It Ain’t Necessarily So.シャカシャカときらびやかに響くマラカスの調べに誘われて、豪華絢爛な「Tico Tico」からスタート。メレンゲ、チャ・チャ、マンボ、サンバと容赦のないラテンリズムの饗宴です。パーカッション群に負けないブラス隊の迫力も最高です。ウィリー・ロドリゲスはこの時代のラテンジャズに欠かせない逸材のひとりでした。ステレオ!.
Tico Tico.
Mambo Loco.
Take It Easy.ペダルスチールと7弦ギター、名手ふたりによる素晴らしいアコースティックスイング! こういうスタンダードのあしらいは、他のレコードでは味わえませんよ。不思議な浮遊スイング感がたまりません。「Limehouse Blues」「Honeysuckle Rose」「Days Of Wine And Roses」など、好き者のツボを突いた選曲も最高です。.
Limehouse Blues.
Days Of Wine And Roses.
Honeysuckle Rose.今、このダサカッコヨサが必要なんじゃないか!? グラムロック界のドスコイ王子が放ったラメ色の名盤。突き抜けたダサさで痛快に迫ります。代表曲「Rock'n'roll Part 2」は、英米のスポーツ観戦や放送には欠かせないアンセムとして完全に定着! シャーリー・エリス「The Clapping Song」のズンドコなカヴァーにも是非ご注目を!.
Rock And Roll Part 2.
The Clapping Song.
Baby Please Don’t Go.「Girls In Love」「Me About You」など、若きソングライター・コンビ、ゴードン&ボナーの楽曲が約半数を占めるアルバム。サウンドにもソフトロック的変化が出て来たと感じるのは、初期はメンバーでもあったレオン・ラッセルが多忙となり、アレンジをニック・デカロ、ジャック・ニッチェらが担当した楽曲が増えたからでもあるんでしょう。デカロ・アレンジの「Me About You」ニッチェ・アレンジの「Moonshine」の音響感覚、よく聴くとマッド!.
Moonshine.
Me About You.
Girls In Love.本当に彼女は歌が上手いですねえ。50年代にいったんソロシンガーとしてデビュー。その後、ジャック・ラサール・カルテットに参加。グループ解散後はセッションシンガーとしても多忙に活動し、ようやくジャズシンガーとして自分のペースをつかんだ時期の一枚です。ラブリーでキュートにつづられる珠玉のジャズソング。軽くボッサな「An Occasional Man」が最高なのです。クリスマスソング「Have You A Merry Little Christmas」も是非。.
An Occasional Man.
Gone With The Wind.
Have Yourself A Merry Little Christmas.10インチのミニアルバム「A Girl At Her Volcano」を挟んでのサード・アルバム。順風満帆なデビューを飾りながら、実は多くの葛藤に見舞われていた彼女。ジェームス・ニュートン・ハワードのプロデュースを得て本作を発表するまで、相当の苦心があったと聞きます。作風は「Pirates」よりもむしろポップな感じ。ですが、詩も曲も練りに練り込んでいる印象です。.
Juke Box Fury.
Magazine.
The Real End.“ティル・ナ・ノーグ”とはケルト族の伝説に登場する楽園のひとつの名前なのだそうです。1971年にデビューしたこのデュオは、ブリティッシュ(アイリッシュ)トラッドとはまた違ったスタイルで、自分に息づくヒストリーを音楽にロマンチックに還元しているようなところがあります。元プロコル・ハルムのマシュー・フィッシャーがプロデュースしたこのサード・アルバムではかなりバンド・サウンドの度合いが増していますね。一曲目「Free Ride」はニック・ドレイクのカヴァー。.
Cinema.
Most Magical.
Free Ride.元パールズ・ビフォア・スワイン。アシッドフォークからシンガー・ソングライター的な作風に一歩踏み込んだ作風がこのアルバムの眼目です。ポップなんですが、ゆらゆらと心の置き所が定まらない感覚が、やはり一線を画した世界を描き出します。正しさや間違い、善悪といった線引きにとらわれないゆらゆらとした歌。今またこういうのを聴きたい気分です。.
The Jeweler.
Rocket Man.
Charley And The Lady.コニー・フランシスが子供たちにアルファベットtp動物のことを教えるために「恐竜のダイナちゃん」「エレファントのエルマーちゃん」「チンパンジーのチェスターくん」など、動物などがモチーフになった子供向けのオリジナル曲を歌ったとてもかわいらしいアルバム。シンプルなメロディは子供にも歌えることを前提にしたもの。アレンジもかわいいです。のちに「The Kids Next Door」という子供向け作品を残していますが、これもとにかく無垢な気持ちになれます。けっこうレアな1枚。.
Buster The Butterfly.
Elmer The Elephant.
Sammy The Silkworm.