「A New Contemporary Praise Album」と銘打った84年のアルバム。これまでになくデジタルな要素を導入した作品ですが、シンガーとしての彼の透明感ある魅力は変わらず。エイティーズとの相性もよいです。バラード「Every Good And Perfect Gift」よいですね。.
ボブ・クリューに見いだされてデビューしたティーンロッカー。移籍して放ったスマッシュヒットが「Action」でした。ブリティッシュインヴェイジョンに対抗すべく濃厚なビートで「Papa's Got a Brand New Bag」や「Hang on Sloopy」などをカヴァー。若きボイス&ハートによるサーフポップ風「Let Me Show You Where It’s At」にも注目。.
高速ビッグバンド「It’s A Good Day」に仰天! そして、ずしんとしたスイングアレンジの「Sixteen Tons」がクセになりますね。低音ヴォイスが印象的な黒人シンガー。5年に1枚ほどのペースでしかリリースがない人なのですが、どれも深い味わい。このアルバムはおそらくセカンドアルバム。若きドン・セベスキーが全体のアレンジを担当しています。.
ジョージ・ハリソンの設立したDark Horseレーベルでデビュー。ハレクリシュナ系のレリジャスAORでした。移籍してのセカンドアルバムです。ハワイアンAOR的メロウなナンバーの出来は、ファースト同様に非常に高いもの。特に「Let It Go」「You Belong To Me」あたりのグルーヴがたまらないですね。.
収録曲・データ
【曲目】Face The Light / Take My Love / Let It Go / Hangin' On To That Sand / Just For You // That Scene Again / Remember / You Belong To Me / Love Is The Feeling
端正なスタンダードシンガーとしてデビューした彼女を一躍ポップスターに仕立てた「Johnny Get Angry(内気なジョニー)」「One Boy (ワン・ボーイ)」を収録。実はこれで、すでにアルバムとしては4作目。伸びやかでキュートな彼女の声が、ポップなフォーマットでもよく活きていて、オールディーズファンにも愛されている1枚です。.
ゴージャスでファンキーなサウンドをまとったトロピカルAORアルバム。気持ちは豪華客船のワンナイトラヴアフェアといったところ。シリータの人気曲「I Love Every Little Thing About You」のカヴァーでは、メル・トーメの息子で本作のプロデューサーでもあるスティーヴ・マーチとデュエット。ノスタルジックディスコなタイトル曲は「Bali Hai」とのメドレーで。メロウな「Easy」も推薦します。.
【曲目】For You, For Me, Forever More / Here I'll Stay / There's A Lull In My Life / It's Delovely / Down In The Depths / The Song Is You // In The Wee Small Hours Of The Morning / Everything I Love / If You Could See Me Now / I'll String Along With You / Ev'rything I've Got / You're Not So Easy To Forge【Arranger】【Directer】Richard Hayman【Guitar】Al Caiola【Piano】Hank Jones【Trombone】 Chauncey Welsch
ポインター・シスターズが74年にホームタウンのサンフランシスコで行ったライヴ盤2LP。まだこの時点でスタジオ盤2枚しか出していなかった彼女たちですが、圧倒的なコーラスワークとジャズセンス、ソウルフルなリズム感が融合したステージは見る者を圧倒する凄さでした。「今この瞬間をパックしておかないと!」という気持ちがリリースさせたライヴ盤だと思います。「Yes We Can Can」最高!.
心優しくせつないAORのひな形のような作品。カーラ・ボノフ・バンドのキーボード&ギタリストだったクリス・モンタンのソロ。何の気なくさらっと歌うちょっと無骨な歌声も含めて、この時代にしか生まれ得なかったと思います。本国より日本のほうが話題になったかも。今も密かに愛し続けているファンも多いはず。「Is This The Way Of Love」でデュエットしているのはカーラではなくローレン・ウッドですが、やっぱりいい曲ですね。.
A&Mガール・ポップ! 初々しいファースト・アルバム。フランスでモデルをしていたところを見初められ、アンディ・ウィリアムスの奥方に。軽く知的でウィスパリングなヴォーカルで、90年代にはロジャー・ニコルズのスモール・サークル・オブ・フレンズやセルジオ・メンデスらと共にA&M再評価の主軸になりました。今やソフトボッサの古典「男と女」「フェリシダージ」、ビートルズの「Here, There And Everywhere」など、選曲も最高です。.
収録曲・データ
【曲目】A Man And A Woman (Un Homme Et Une Femme) / Here, There And Everywhere / Meditation (Meditacao) / Tu As Beau Sourire / A Felicidade // Wanderlove / Hello, Hello / Sunrise, Sunset / Until It's Time For You To Go / My Guy
ベン・シドランやルパート・ホルムズに通じるジャズ系AORをお探しの方に。ロックとジャズを行き来するヒップなアーティストのデビュー作です。セカンドの「Ebony Rain」がAORに傾倒した内容で人気。でも本作もなかなかの完成度。グルーヴィーなタイトル曲や「Hip To Your Trick」などをぜひ! ライザ・ミネリに書いた「トロピカル・ナイツ」をきっかけに知名度を上げた人でした。.
バカラックとハル・デイヴィッドが本気で取組んだSFミュージカル大作。残念ながら映画は大コケして、バカラック&デヴィッドのコンビ解消にまで事態は及んでしまいました。しかし音楽作品としては、プログレッシヴな作風が極まった独自の魅力を持つ渾身の傑作です。「Living Together, Growing Together」「Reflections」をはじめ気品に満ちたバカラック節が満載。メランコリックなタイトル曲や、子供コーラスを交えた晴れやかな「The Word Is A Circle」「Question Me An Answer」など、どれも名曲です。.
1967年のイタリア産ギャング映画「A Ciascuno Il Suo」のサントラは当時本国ではシングルのみしかリリースされなかったレアアイテム。ただし、翌68年に全米公開された際に「We Still Kill The Old Way」のタイトルで、アメリカだけでフルアルバムとしてリリースされました。タイトル曲がシネマサンバとして有名! ルイス・(エンリケ)・バカロフの作曲、ブルーノ・ニコライのアレンジは当時のイタリアンサントラ最強コンビです。.
この翌年にAOR傑作「Going Through The Motions」を残すデニス・ヨスト。その前年にこんなに素晴らしいセルフカヴァー作を出していたって知ってました? この新録音は当たりです! 原曲のアレンジに70年代的なウォームさを加味。歌声に深みも増しました。「Stormy」「Everyday With You Girl」「Traces」といった自分の持ち歌以外にもあの時代の他人のヒットも歌います……名曲&名唱連発! これぞ大穴、大推薦の1枚です。.
収録曲・データ
【曲目】Stormy / Every Day With You Girl / Spooky / Hush / Games People Play // Traces / Wishin’ / I Wouldn’t Have It Any Other Way / Sing Me A Song / Someone
白人女性でこれだけソウルフルに歌えたら気持ちいいでしょうねえ。とにかく抜群のフィーリングとリズムセンスの持ち主。これが彼女のデビュー作。A-1「Let's Be Friends」の素晴らしさは卒倒もの。ハイファイでも“マリリン・スコットみたいな”は、信頼に足る形容詞として長く使われてきました。オリジナルのアナログは今もなかなか見かけません。.
【曲目】I Love Paris / Mademoiselle De Paris / Paris / Autumn Leaves / Under The Bridges Of Paris / La Seine / Paris In The Spring / Paris Canaille // April In Paris / A Paris / La Vie En Rose / Under Paris Skies / Paris Je T'Aime / The Song From Moulin Rouge / The Last Time I Saw Paris / I Love Paris