シカゴのセカンド。ロゴの大写しジャケはここから始まります。ヒット曲「25 Or 6 To 4(長い夜)」のイメージが強いですが、楽曲、演奏ともに彼らが絶頂期に向かっていた時期で、他の曲もレベルが高い! ロバート・ラム、テリー・キャスがともにいい曲を書いてるんですよ。プログレッシヴなアレンジとキャロル・キングみたいなメロディが融合した、なんて言うと褒め過ぎですかね。.
【曲目】You've Got To Hide Your Love Away / The Times They Are A-Changin' / Mr. Tambourine Man / Close The Door Gently / Dylan's Dream / Girl Of The North Country // Blowin' In The Wind / Blood Red River / Love Minus Zero〜No Limit / It Ain't Me Babe / Tomorrow Is A Long Time / City Winds
キッズソウル大定番「I Believe In You」や、ブレッド「Baby, I’m-A Want You」、ミレニウム「I Just Want To Be Your Friend」とか、本当にいいカヴァーですね。いまだに人気の高いチルドレンソフトロックのマスターピース! アメリカでは今なおケーブル局で「愉快なブレディ一家」の再放送が続いています。.
ポップヒットのオーケストラルなカヴァーと、大胆なアレンジによる意欲的なナンバーが同居し、音楽家モーリアの才能を大きく誇示した1枚。アルデマロ・ロメロ作「Tonta Gafa Y Boba」や、続く「Black Harlem」(ポール・レカ作)、そしてアクションムーヴィーのテーマ曲みたいな「Etude En The Form Of Rhythm & Blues」を聴いてモーリアだと気付く人はそう多くないはず。どうぞ、衝撃を受けてください!.
収録曲・データ
【曲目】Love Story / El Condor Pasa / To Be The One You Love / Melancoly Man / Tonta Gafa Y Boba / Black Harlem // My Sweet Load / Gentle On My Mind / Burning Bridges / Lonely Days / Etude En The Form Of Rhythm & Blues
60年代から80年代にかけてカナダで数々のバンドで活動していた才能を見出されてLA録音に。ダンサンブルな曲も聴かせるバラードもいいのですが、海っぽさを感じさせるオーシャンメロウ+バレアリックな「When We Meet Again」と、解放感に溢れた「Caught In A Whirlwind」が最高のスムースファンキー! LAの強者スタジオ・ミュージシャン達、コーラスにはウォーターズという布陣の作品です。オブスキュアなメロウファンクとの評価が海外で定着して今ではとってもレア盤に!.
収録曲・データ
【曲目】We Got Tonight / There's Always Another Day / Holiday In Hollywood / Hold On / Feel The Inspiration / When We Meet Again / If I Could Write A Song / Get Funky / Caught In A Whirlwind
アメリカでのセカンド盤。タイトル曲はウディ・アレン出演の同名映画の主題歌でおなじみバカラック&デヴィッド作品です。濃いキャラクターばかりが取り沙汰されますが、本作ではソフトロック時代の洗練されたアレンジ、メロディがかなりツボ。バカラックの隠れ名曲「To Wait For Love」や「It's Not Unusual」の続編的な「I've Got A Heart」、ラストを飾る「Endlessly」など名曲多し!.
収録曲・データ
【曲目】What's New Pussycat? / Some Other Guy / I've Got A Heart / Little By Little / Won't You Give Him (One More Chance) / Bama Lama Bama Loo // With These Hands / Untrue Unfaithful / To Wait For Love / And I Tell The Sea / The Rose / Endlessly
PANAMに依頼されて制作した、事実上、同社のテーマソングでもあるグルーヴィージャズ「Goin' Great」収録。ヒップなピアニストと、ソウルフルなアレンジャーが手を組んだソフトロックジャズ。Late60sのヒット曲のカヴァーもアリですが、オリジナルがいい。「Go Fly A Kite」の切ないジャズワルツのビートとかね。これが好評でシリーズは3作続きます。.
収録曲・データ
【曲目】Torino / Sound Machine / Goin’ Out Of My Head 〜 Can’t Take My Eyes Off You / Spooky / 123th Street 7th Avenue / Green Tambourine // Sittin’ On The Dock Of The Bay / Goin’ Great / Things I Should Have Said / Go Fly A Kite / Mellisa / Last Night
映画「ゴーストワールド」で象徴的に使われた「Devil Got My Woman」によってピッチフォーク世代にとっても最上級のマストアイテムとなってしまったスキップ・ジェイムスのレジェンダリーなレコーディングの数々。Vanguardに2枚のアルバムを残したのは彼の最晩年。これがその最初の1枚。幽気というか妖気というか、力強さのない歌声なのにここに立ち上る情念に心つかまれます。冒頭の「Hard Times Killing Floor Blues」はジェフ&マリアのアルバムでも取り上げられていた曲です。.
イギリスのピアニスト/アレンジャー、トニー・オズボーンのUS発売盤。発売年は69年ですが「Stranger In The Night」「And I Love Her」といったレパートリーからすると、録音は60年代半ばでしょう。豊かなオーケストラの響きとラウンジ的なコンボ演奏、さらに60年代のイギリスらしい気品。その取り合わせが、実は絶妙なのです。.
収録曲・データ
【曲目】And I Love Her / Edelweiss / Strangers In The Night / Have You Met Miss Jones / Speak Low // Hey There / Yesterday / We Kiss In A Shadow / Younger Than Springtime / The Story Of A Starry Night
「Grazin' In The Grass」のヒットで乗っていた時期。B-1「Do Me So La So So」が最高! ダイナミックなハイライフ風バックビートと、おおらかなブラスの絡みにぐっと気分が盛り上がります。楽しいダンスナンバーなのに、何だか泣けてくるんですよ。オープニング曲「Chisa」も笑い声とコーラスが泣けます。オリジナル曲も充実!.
【曲目】Island Song / Nights Like This / Mystery / To Get The Feeling // Casual Flirtation / Situation / Ethereal Love Affair / Back Bay Mombo / Lover's Games
アーシーなブロウを響かせるサックス奏者クラレンス・ホイーラー率いるファンクジャズ・コンボ。デビュー作は地元のシカゴ録音でしたが、セカンド・アルバムとなる本作ではニューヨークに進出。ギターでエリック・ゲイルが客演。良い助演をしています。「We've Only Just Begun」あたりで、メロウさを兼ね備えた魅力が出てきました。.
ウッディ・アレンが脚本を担当し、彼が映画界に転出するきっかけとなった作品です。映画はドタバタなコメディですが、このサントラはバカラックの映画音楽家としてのキャリアを前に推し進める役割を果たしました。スコアも素敵ですが、歌ものが充実。トム・ジョーンズが豪快に歌うタイトル曲、ディオンヌ・ワーウィックの名唱「Here I Am」。そして、マンフレッド・マンの「My Little Red Book」!.