映画「勝手にしやがれ」の音楽などを手がけたフランスのジャズ・ピアニスト。本作はColumbiaレーベルから1962年にリリースされたライヴ・レコーディング作「Jazz A Gaveau」を、ジャケとタイトルを差し替えてMusic For Pleasureレーベルからリリースした60年代後半プレスのリイシュー盤です。ギュイ・ペデルセン(ベース)とダニエル・ユメール(ドラムス)とのトリオは、ここでも圧倒的な疾走感! 冒頭の「Jordu」から才気煥発! 最後まで痺れっぱなしです。.
フリーソウルクラシック「Funkin’ For Jamaica」で知られるトランペッター。その快調ぶりが継続されていることがわかるアルバムです。デイヴ・グルーシンのプロデュース、バーナード・ライト、マーカス&ロナルド・ミラー兄弟などの的確なサポートを受け、水を得た魚のようにしなやかなファンキーフュージョンを繰り広げます。「What’s Going On」カヴァーをぜひ!.
【曲目】Money Money Money / Every Picture Tells A Story / I’d Really Love To See You Tonight / Street Singing / Wham Bam Shang-A-Lang / Paloma Blanca / I Can’t Live A Dream / Like A sad Song / You’ll Never Find Another Love Like Mine // Play That Funky Music / If You Leave Me Now / Nadia’s Theme / Muskrat Love / Dancing Queen / Magic Man / I Only Want To Be With You / You Should Be Dancing
Mercuryに移籍。チャールズ・ステップニーとのコンビで伝統的なソウルと斬新なサウンドを融合させてきた彼らが、この移籍を契機にプロデューサー変更による新体制を進みます。むしろストレートなメロウさが増したと受け取れるかも。「Strike Up The Band」みたいな意表を突くミュージカルコーラスナンバーもあって、これも最高です。.
ウィットに富んだポップスが好きな人を、夢中にさせること間違いなし。ニューヨーク・メイドらしく、ひとくせもふたくせもあるアーバン・ポップの楽しみが詰まっています。2作目「On And Off Again」の渋〜い味に人気が集中していますが、このファーストの知的かつノスタルジックなシティポップも最高なのですよ。ストリングス・アレンジはチャーリー・カレロ。久しぶりの入荷です。.
デビューは天才少女ジャズシンガーとして。しかし、彼女にとっての成功は、キュートなヤングアイドルに扮してポップスを歌った大ヒット「Johnny Get Angry」で訪れました。その成功に続いて制作された本作は彼女にとっては5枚目のアルバム。ポップスからジャズにちょっと揺り戻しをかけて、恋の歌ばっかりでゴージャスにスイングしたアルバムです。全篇スカッとしてます。「Till There Was You」がグレイト! アレンジはトミー・オリヴァー。.
収録曲・データ
【曲目】Let’s Talk About Love / Spring Is Here / I’m Nobody’s Baby / Somethin’s Coming / Make The Man Love Me / I Can’t Believe That You’re In Love With Me // Till There Was You / After the Lights Go Down Low / There’s No Such Thing / Namely You / Kiss And Run / I’ll Never Stop Loving You
ジェームス・バートン、ジム・ケルトナー、マックス・ベネットといった鉄壁の布陣が全面参加したサード・アルバム。この作品を過小評価してはいけません。ダン・ペンやマーク・ジェームスにも通じる男らしさと美しいメロディ。大声で歌って、大声で泣いて。胸を熱くして浸って下さい。ちなみにあの名曲「Son Of A Preacher Man」を作曲したのはこの人。メンフィスのスワンプ・マスターです。.
【曲目】Naka Pueo / My Little Grass Shack / Kila Kila / Lovely Hula Hands / Little Brown Gal / Hawaiian War Chant // Sweet Leilani / Beyond The Reef / Kui Lei / For You a Lei / Heila Alekohi / Aloha Oe
※”Columbia Special Product” 1973年のリイシュー(オリジナルは1960年)。
モンローの歌が激ヒップ!
1960年の映画「恋をしましょう」のサントラ盤。イヴ・モンタンとともにモンローの艶やかな歌声が聴けることで人気の高い一枚です。特に「My Heart Belongs To Daddy」はアレンジも含めて、最高の一曲! オープニングのモンローの語りも誰かにサンプリングされてたはず。「Latin One」など、ジャズピアニスト、ジェラルド・ウィギンスの客演した2曲のインストも激ヒップですよ!.
収録曲・データ
【曲目】Let's Make Love / Incurably Romantic / Latin One / Specialization / Let's Make Love // My Heart Belongs To Daddy / Hey You With The Crazy Eyes / Strip City / Incurably Romantic
ヘフティのサウンドトラックでLP化されたものは実は数えるほど。そのうちの貴重な一枚で、日本未公開に終わったがゆえにあまり脚光を浴びていないのが本作。いかにもサントラらしい美しい旋律だけでなく、つねにヒップなユーモアがある。ヘフティのそんなポリシーがうかがえるトラックは「Blues For Hopper」に「Tonight's The Night」……。ありすぎて列挙できません。流石です。.
ピエロ・ウミリアーニがライブラリー・レーベルのためにリリースした作品「L’uomo a la citta」(超レア)。タイトルを英語にあらためて、新アートワークで2000年にリイシューされたのがこちらです。サントラのようでサントラではないのですが、映像喚起力の強いソウルジャズ/ラウンジトラックの連発で最高です。.
【曲目】Stop Look Around / Moonbeams / Belle Of The Ball / Everybody Knows My Name / Streets Of Love // Spark Of Me / My Old Radio / Precious Love / I Don't Like It / I Had A Dream / Here I Go Again
パット・マルティーノやローランド・カークとの共演で知られる女流オルガン奏者。マニアックな存在だった彼女が、いつの間にかソウルジャズ・クイーンのひとりになっているんだから時代って不思議です。本作が2作目のリーダー・アルバム。パット・マルティーノ(g)ビル・カーニー(ds)とのトリオ編成であることが信じられないほど濃密! 「What The World Needs Now」のかっこよさ! 歌もディープ! オルガンを弾くゴッドねえちゃん!.
ものすごくモダンなクルーナー、ソニー・ニコラスが軽くスイングする「Keep Your Eyes On The Hands」「Pirnces Pupule」、スチールギターの響きがまるでジャズの様なフレーズに聞こえるエミリー・デ・ロス・サントスの「Red Opu」など、いい曲いっぱい。50年代後期のコンボスタイルによるジャジィなハワイアンを最も良く伝える内容です。このレーベルの音源は、どれもみな要注意です。.
1959年からヴェルサイユに所属、本格的にポップス・オーケストラ作品を発表し始めたカラベリ。通算5作目のアルバムです。後のCBS時代よりも全体の編成はやや小さめですが、ストリングスを中心とするアンサンブルを用いた清新で密度の濃い演奏は、格別の味わいです。60年代のイージーリスニングをお好みの方には、たまらない楽しみをもたらすサウンドでしょう。なお同時期に本アルバムから「Desafinado / A Malypense」をカットしたシングルがリリースされています。.
収録曲・データ
【曲目】Les Comediens / J'entends Sifflerle Train / Cuando Calienta el Sol / Les Beaux Jours / Desafinado / Pour Une Amourette // Quoi a Sert l'Amour / Amour Bresilien / A Malypense / Magali / Loin / Une Petite Fille
真夏のベルケン・サウンド! エレキベースやフルートをうまくあしらい、ホリデイミュージックの逸品と言うべき軽やかなナンバーがズラリと揃いました。ちょっと60'sポップス的要素も採り入れた鮮やかなアレンジがグー。アートワークも、まさに夏! ほんのりとコーラスの入る「In The Mood」も粋!.
収録曲・データ
【曲目】Gentleman Jim / In The Mood / Dutch Treat / Tipsy Gypsy / Don’t Talk To Me / Fluter’s Holiday // Give And Take / Candlelight Cafe / Two On A Tune / Living It Up / Easy Going / Tricky Trombone
【曲目】The Magnificent Seven / Springtime For Hitler / Theme From A Fistful Of Dollars / Touvh Of Evil / Patricia / The Good, The Bad And The Ugly // Mission Impossible Theme / Norma La De Guadarajara / Zacatecas / Hang ‘em High / Las Cruces
ジャズ歌手としてデビューしたColumbiaを離れAtlanticに入社してからはソウル一筋で行くと思われたアレサですが、デヴィッド・ニューマンのビッグバンドをバックに、こんなジャズソウルのアルバムも制作しています。異色はグレン・キャンベル(というかジョン・ハートフォードの)「Gentle On My Mind」。このジャズアレンジはすごい! ボブ・リンドの「Elusive Butterfly」のアレサ版にも昇天! .