Buddahに移籍した異才ピアノSSWの情けなくも美しい傑作サード。彼の魅力を簡単に言うことは難しいですが、たとえて言えば“迷宮に迷い込んだニルソン”。不安定さすら感じさせる繊細なヴォーカルとピアノが、おそろしくポップなメロディを紡ぎ出します。「Annie」で泣いてください。アメリカでは今も彼を天才と讃える人と狂人とみなす人に評価が分かれます。アウトサイダーと呼ぶには美しすぎる世界。.
Annie.
Never Mind.
Passing Parade.まるで裏ニルソン! 狂気と天才の狭間を生きるビフ・ローズのセカンドです。本作にはヴァン・ダイク・パークスがゲスト参加。彼がMOOGを弾く「Ain’t No Great Day」にはやられます。カービー・ジョンソンによるオーケストレーションとピアノの絡み合いにはバーバンクの香りも濃厚。ハメルーンの笛吹のように、聴き手をどこかへ連れていってしまう不思議な1枚です。.
Ain’t No Great Day.
Ballad Of Cliches.
To Baby.不安定で落ち着きのないメロディ&ヴォーカルなのですが、この取り留めのなさが彼の手にかかると最高にユニークなポップになるのです。ヴァン・ダイク・パークスやポール・ウィリアムス(彼の作詞も収録)との交流、さらに本作収録の「Fill Your Heart」をカヴァーしたのがタイニー・ティムとデヴィッド・ボウイという事実も見逃せません。鬼才たちの交差点を期せずして演出した不安で不思議なSSW。アレンジにはカービー・ジョンソンの名もあり、ストリングスを響かせています。.
Fill Your Heart.
What's Gnawing At Me.
Mama’s Boy.