ダイアナ・ロスのヘアスタイルにご注目を。それまでの直毛パーマではなく、おそらくこれは地毛。シュープリームスとは別の道を行くのという意思表示でもあるように感じます。そして事実、本作がダイアナ・ロス在籍時のラストアルバムとなりました。「Someday We’ll Be Together」が置き土産代わりの最後のビッグヒットになっています。ラストナンバーが「The Beginning Of The End」というタイトルだったんですね。.
Someday We’ll Be Together.
Loving You Is Better Than Ever.
The Beginning Of The End.60年代にデビューしたジャズ・ピアニスト、ドン・ランディ。後年はAOR/フュージョン・ミュージシャンをバックアップしました。自身のグループ、クエストを率いて制作したダイレクトディスク・レコーディング盤。グルーヴィーなフュージョンサウンドを完全一発録りでレコードに封じ込めています。さわやかさの中の緊張感。.
Salsalido.
New Baby.
Funkin’ Around.em Recordsからの再発ではありません。かつてカナダに同名の自主クリスチャンレーベルが存在したのです。男女デュオを中心としたレリジャスフォークグループの素晴らしいアルバム。都会的な男性ヴォーカル曲とミスティックな憂いを帯びた女性ヴォーカル曲とが淡いコントラストを浮かび上がらせます。塗り絵の指示を施した表ジャケ、そして鮮やかな夕景色として完成した裏ジャケ。こうした意匠にもアナログならではの魅力があります。.
Me And Marty John.
May I Rest.
Day Dreams.黒人女性ジャズ・シンガーとしてはベテランの部類。でもセンスは若いです。A面はカリフォルニアのコンコード・ジャズ・フェスで、B面はロンドンの名門ジャズクラブ、ロニー・スコットでのライヴ録音。その二大陸をつなぐ移動はレーベル名に引っ掛けてコンコルド(concord)で、というシャレが効いてます。歯切れのいい演奏が続く中、ラストのファンキーな「Love For Sale」が傑出してますね。.
Love For Sale.
Take The 'A' Train.
Days Of Wine And Roses.夫のアイアートとともに70年代に入ってからはアメリカでの活動を続け、とりわけリターン・トゥ・フォーエヴァーでの彼女の存在はジャズ/フュージョンとブラジルをつなぐミューズのようなものでした。この77年作ではエヌドゥーグー・チャンドラーのプロデュースで、ポップさにも接近。彼女だからできる音楽性の振り幅と自由なグルーヴが最高です。ミルトン・ナシメントを歌った「Bridges」も素晴らしいです。.
You Love Me Only.
Angels.
Bridges.レス・バクスターがソフトロックの時代に挑んだ意欲作。3人編成のヤングコーラス・グループ、フォーラムのアレンジ&プロデュースを手掛けました。「It’s Sunday」をはじめ、彼が数曲提供しているオリジナル曲はどれも素晴らしい出来。ガールポップmeetsブーガルーな「Look The Other Way」のアレンジも最高です。.
Look The Other Way.
It’s Sunday.
We Can Make It.スティーヴ・キプナー、ダリル・コットン、マイケル・ロイドのトリオ。のちのコットン・ロイド&クリスチャンの前身です。初期はスティーヴ・キプナーがメンバーだったんですね。この爽快な疾走感と気持ちのいいメロディはアレッシーやパイロットのファンにもグッとくるはず。パワーポップ好きにもいけるでしょう。イージービーツ「Gonna Have A Good Time」のカヴァーもかっこいい!.
Glamour Girl.
(Won’t You) Reach Out.
Gonna Have A Good Time.アラン・デニソンが加入し、新たな3人での再始動作。ジェイ・グレイドン、エド・グリーン、デヴィッド・ハンゲイト、リー・リトナーらがバックアップ。LAのポップスファクトリーの実力を遺憾なく発揮したメロディと、メリハリ豊かなサウンド。文句なしのナイス・シティポップです。ジャケからはあまり想像付かないでしょうが、極上のサマーAORな雰囲気も。なにしろエンジニアは名匠ウンベルト・ガティーカなのですから、サウンドの抜けもいい!.
Now That I’ve Got You.
Don’t Fight The Hands (That Need You).
You Sold Me A One Way Ticket To Love.ハワイから全世界に向けて放送され、人気を博したラジオ番組「Hawaii Calls」(ウェブリー・エドワーズがセレクトした歌手、演奏家で編成した大所帯メンバーによるショーを全世界に中継。ハワイアンのポピュラー化に寄与)に則して制作されたアルバム。これが記念すべき第一弾アルバムです。非常に敬虔で素晴らしい内容。当初は1954年に10inchで発売。50年代末に12インチに拡大したヴァージョンが発売され、このデュオフォニック盤はさらにステレオ加工を施したものです。.
Hawaiian War Chant.
Hawaiian Cowboy.
Na Lei O Hawaii.つややかなヴォーカルハーモニーとジャズ味が魅力的な男性カルテット。1964年以来ハワイ島ヒロのナニオラ・ホテルをベースに活動を続けました。トラディショナルハワイアンをカジュアルでジャジーなサウンドとスイートなハーモニーで届けてくれます。全体に若々しくて力強いサウンドでミディアム〜アップテンポなサウンドを聞かせます。もちろん実力派。Deccaレコードにハワイ担当のA&Rセクションがあった時代の作品。充実した内容です。.
Koni Au.
Alika.
Malihini Mele.パブロックの括りで紹介されがちなバンドですが、60年代ガレージパンクのサウンドを70年代ロンドンパンクを通過した精神性で表現したバンドというべきでしょうね。メロディもいい! つまり、日本ではこういう音楽はファンが多いはず! そのわりに知名度がいまいちだったのがタイミング。古くて新しかった名バンドです!.
(I Thought I Heard A) Heartbeat.
Waiting Game.
Sweet Rain.スチール界の最高の存在として愛されている名手です。アタ・アイザックスのスラック・キーなどシンプル&アコースティックでリラクシンなバックで録音したアルバム。ジャジィなものから、トラディショナル・ハワイアン、ハワイアン・ゴスペルなど様々なタイプの楽曲に、様々な技法が盛り込まれており、彼の円熟の技がペダル・スチール、ラップと隅々までたっぷり堪能出来ます。.
Hilo March.
Pa'au'au Waltz.
How D'ya Do.ジョン・フェイヒイの諸作の中でもヴァージョン違いが多くファンを悩ませる1枚。なにしろプレスによって11曲入りと12曲入りがあったり、曲が短めに編集されていたり。また後年の再発と初期プレスは収録曲も違っていたり。今回入荷は1972年の再プレス盤(12曲入り)。曲によって編成を変えながらデルタブルース、ハワイアン、ラーガ、ドローンなどやりたい放題をやり尽くしてます。なんと「Je Ne Me Suis Reveillais Matin Pas En May」では、フェイヒイの歌声(ヨーデル?)も!.
Je Ne Me Suis Reveillais Matin Pas En May.
The Story Of Dorothy Gooch Part I.
Bottleneck Blues.モンキーズの大ヒット「Daydream Believer」って、ジョンが書いた作品なんですよね。それは知っていても、作者版は聴いたことがない方も多いかもしれません。改めてこのアルバムを探すと、意外と見つからないことに驚きました。キングストン・トリオへの参加を皮切りに、70年代はホーボー世代の生き残りとして骨太のSSW作品を残しました。制作に当たっているのはウィ・ファイヴに在籍していた実弟、マイケル・スチュワートです。.
Daydream Believer.
The Road Shines Bright.
Freeway Pleasure.シアトルのローカル・レーベルに残された激レアジャズの秘宝として知られるジョニー・ルイス・カルテット「Shuckin' 'n Jivin'」のジョニー・ルイスと同一人物です。マルチ・プレイヤーである彼はヴォーカリストとしてもアルバムを残しています。深く低い声とモダンなリズムセンスでアピールするこちらもなかなかの人気盤。オリジナルの「If You Can Imagine」を推薦しますが、「Country Road」「On A Clear Day」も味わい深いジャジーなカヴァーで素晴らしいです。.
If You Can Imagine.
Country Road.
On A Clear Day.ストリングスをヴェールのようにかけて、リズムはゆったりとしていながら確実にジャズで。彼女の少しだけ舌足らずなかわいらしい声にこれほどぴったりのシチュエーションはありません。いわば彼女にとっての王道路線の一枚。恋の喜びを歌った曲を集め、明るさを増してゆく季節を同時にイメージさせてくれます。ストリングスアレンジはスキップ・マーティン。.
Between The Devil And The Deep Blue Sea.
Just Squeeze Me.
Wonder Why.ケニー・ノーランの4作目にして、現時点ではこれがソロのラストアルバム。ブラック系アーティストの作品提供の多い彼らしく、メロウで流れるような伸びやかなメロディが多く、特に本作ではバラードも良いのが人気の秘訣ですね。ビル・ラバウンティのファーストやスティーヴ・イートンも手がけたジェイ・センターのプロデュース。.
The Love Song.
Broken Dreams, Broken Promises.
Soft Rock, Hard Love.60年代のテキサスから突然現れた、狂気の星くずカウボーイ。絶叫+無軌道で爆裂するドラム、弾けてないかき鳴らしギター、さらにビューグル(小型トランペット)まで爆発! プロデュース(爆裂ドラムも)は、なんと当時20歳のT-ボーン・バーネット。爆音でどうぞ!.
Paralyzed.
Who's Knocking At My Door.アメリカで当時大人気だったシットコム(連続TVコメディドラマ)「Laverne And Shirley」から生まれたスピンオフ。劇中に登場するキャラクター、レニーとスクイギーが組んだ架空のロックンロール・バンドのアルバムなのです。なのでドラマっぽいしゃべりが曲間に挟まれたりしますが、楽曲はどれもフェイクでありながらオールディーズ愛あふれてます! パブロックを聴くようなセンスで楽しめます。アメリカでは当時を知る世代にとってのコレクターズアイテム!.
Vamp On.
Night After Night.
King Of The Cars.70年代半ば、フィリーに向かってソウルシンガーとして大成功を手にしたルー・ロウルズ。その成功にあやかって60年代後半から70年代前半のレコーディングを編集したアルバムです。1971年のヒット曲「A Natural Man」はミッドテンポのファンクナンバーとしてシンプルにかっこいいですし、カヴァーにも深みあります。とっくにソウルフルだったことの証明盤。.
A Natural Man.
Got To Get You Into My Life.
A Song For You.デビュー作から1年、絶頂期を迎えていたギタリスト&プロデューサー、ジェイ・グレイドンと組んでものにした傑作。マイケル・オーマティアン、 ディーン・パークス、ジェフ・ポーカロら豪華なミュージシャンの顔ぶれなどからAORファンには長く人気の1枚となっています。ちょっと色気を感じるしなやかでビターな歌声、エレピが美しく響くグルーヴが魅力です。「I’m A Camera」でのグレイドンのギターソロも有名です。カナダ出身の彼なので、ある意味地元盤。.
I’m A Camera.
Generalities.
Twilight.カナダ出身のマーク・ジョーダン。セカンド「Blue Desert」へのAOR界隈での評価があまりに高いので、このデビュー作の存在がかすみがちですが、ネッド・ドヒニー的な再評価がいつ起きてもおかしくない存在です。スティーリー・ダンでおなじみゲイリー・カッツがプロデュースしたこちらもソリッドでナイーヴで踊れて! TOTO組、デヴィッド・フォスター、 ラリー・カールトン、チャック・レイニーらが参加。.
Survival.
Marina Del Rey.
One Step Ahead Of The Blues.チップ・ダグラス、ジェリー・イエスター、ヘンリー・ディルツ、サイラス・ファーヤーというオリジナル・メンバーによる復活作! スーパー・ビューティフル・コーラス・カルテットとしてジャズのスタンダードに取り組みました。 ハワイ録音で、海洋的な開放感にあふれた美しい演奏がズラリ。「Look For The Silver Lining」は最高のカヴァー! コーラス好きには永遠の名盤。宝物になるはず。解説は長門芳郎さん。.
Look For The Silver Lining.
Moonlight Serenade.
Dream.60年代半ば、美女ポートレートで立て続けにリリースされたモンテヴィデオ・シンギング・ストリングスなる楽団。マイナーレーベルからのリリースで詳細は不明ですが、こういう場合はたいていヨーロッパや南米の録音をアメリカに持ってきたもの。モンテビデオはウルグアイの首都ですので、同国か周辺国でのレコーディングかもしれません。しかし濡れた感触のストリングスは素晴らしく、同時代のアメリカではすでに失われた雰囲気があります。.
Around The World.
Some People.
The Thrill Is Gone.発売10周年記念そして故人となった作家に捧ぐ初のLPエディション。ロングセラー『The Tape Music of Noah Creshevsky』(EM1042CD 解説:佐々木敦)からひと回りしてエム再登場。御年70歳を祝した最新“ハイパーリアル・ミュージック”自選作品集。実際の生演奏に聞こえるが全て人工的な操作・配置で創作された音楽、それが彼が提唱する“ハイパーリアル・ミュージック”。竹村延和氏のフェイバリット作家としても一部に知られる彼の近年の作品を自選したコレクション。.
Pulp Fiction.
Tomomi Adachi Redux.
Full Fathom Five.アメリカを代表する混声クワイア。穏やかで奥深いコーラスアレンジが持ち味です。このアルバムはジェット機旅行が一般化する時代に世界のメロディを歌った2枚組。世界各国から24曲をピックアップ。当然日本も含まれていて、選曲は「さくらさくら」。.
さくらさくら.
Coconut And Banana.
Valencianita.1964年公開の映画「サーカスの世界」サウンドトラック。サーカスに宿るにぎやかさ、楽しさ、そしてせつなさを巨匠ディミトリ・ティオムキンが丁寧にスコア化。美しいコーラスの「Circus World」が聴き物。「フェリーニの道化師」を手掛けたニーノ・ロータのサントラと並ぶサーカス物の名品ですね。フェリーニはドキュメンタリー的でしたが、こちらは物語のある劇映画でした。.
Big Top.
Buffalo Gal.
Circus World.ドラッグに耽溺し、公私ともにトラブルを抱えながら、生死ぎりぎりの境目を感じさせる不良俳優として活動していたこの時期のホッパーをとらえたドキュメンタリー映画(未ソフト化!)のサウンドトラック。ジーン・クラーク、ジョン・マニングらの優しくもやさぐれた名唱を多く収録。アビー・ロード・シンガーズによるフレッド・ニールのカヴァー「Other Side Of This Life」がすさまじい迫力。プロデュースはニック・ヴェネット。.
American Dreamer.
Whole Song.
Other Side Of This Life.シドニー・ポワチエ主演映画「いつも心に花束を」のサウンドトラックです。主題歌がルルの世界的な出世作となりました。このサントラでも主題歌のアレンジ違いなど4曲で歌声を聴けます。マインドベンダーズの演奏シーンが挿入されることもブリティッシュビート・ファンにはよく知られてますね。ロン・グレイナーのスコアもメリハリの効いたオーケストラで聴きごたえあります。.
To Sir With Love.
School Break Dancing.
Music From Lunch Break.人気キッズ・ソウル「One Bad Apple」収録! 白人版ジャクソン・ファイヴといった感じのファンキーでダンサブルでバブルガムなポップ。オズモンド・ブラザーズ名義から、シェイプアップしての再デビュー作です。制作はリック・ホールでマッスルショールズ録音。なるほど、ビートが立ってるわけです(A-4「Lonesome They Call Me, Lonesome I Am」のイントロは、もろブレイクビーツ)。.
One Bad Apple.
Flirtin.
Lonesome They Call Me, Lonesome I Am.