ビッグバンドトランペッター、レイ・アンソニーの一大決心。おれもルイ・プリマみたいに歌いたい! かくして1年間のヴォイストレーニングのあと、全員がコーラスを取るコンボを率いてラス・ヴェガスのホテルで行われたお披露目ライヴ。「Peter Gun」から最高のジャイヴナンバー「Just In Time」にすべりこむスリル! イカした旦那芸の極致。.
Peter Gun ~ Just In Time.
Just In Time.
Too Marvelous For Words.Liberty版のティファナ・ブラスをねらって結成されたグループだと思うのですが、サウンドのワル度やダンス度はこちらの方が数段上。ファズっぽい音色のギターも使っていたり、マリアッチ感の融合具合が大胆。「Frenesi」「Perfida」など選曲もグー! リーダーのルーベン・ロドリゲスはミュージシャンでありコメディ俳優でありダンサーでもあったとのこと!.
Granada.
Frenesi.
Perfida.ストレンジラヴズ「I Want Candy」を手がけた鬼才アレンジャー、バセット・ハンドのソロシングル! 実はこれ、プロデューサーでソングライターのトリオ、フェルドマン=ゴールドスタイン=ゴッテラーの変名なんです。しかし、これはめちゃ変な曲。幾重にも重ねられたコーラスと、ガレージギター。ビーチボーイズ風のコーラスも入ったオブスキュアなサーフポップ。B面も人を食ったピアノインスト。レア!.
Youm.
In Detroit.ラウンジ・オルガン奏者エセル・スミスが、ラテンをモチーフに制作した作品。冒頭から「Tico Tico」の爆発するようなリズムで瞬間沸騰したかと思うと、「Toca Tu Samba」のキレたようなパーカッション、愉快なリズムに彩られた「Cose, Cose, Cose」など、とにかく元気闊達。様々に工夫が凝らされ、一筋縄ではいかないラテンオルガンです!.
Toca Tu Samba.
Cose, Cose, Cose.
Tico Tico.60年代も秀作を発表していたにも関わらず、何となく過去のアーティストになろうとしていた彼らが放った起死回生のヒット曲「Bowling Green」をリードトラックに発表された67年のアルバム。よりディープなバーバンク色に染まったアルバム「Roots」の前年。彼らなりのブルーアイドソウル表現を追求した「A Voice Within」みたいな隠れ名曲もありますし、「A Whiter Shade Of Pale」「Mercy, Mercy, Mercy」などカヴァーも充実!.
Bowling Green.
A Voice Within.
Mercy, Mercy, Mercy, .強烈に印象に残るジャケです。マイケル・ケイン主演のクライムサスペンス「恐怖の落し穴」サントラ盤です。ジョン・バリーとケインといえば「さらばベルリンの灯」の組み合わせも思い出しますね。バリーと主題歌「My Love Has Two Faces」を歌うシャーリー・バッシーは「007」でもおなじみ。スペインが舞台なのでそんなエッセンスも。B面の大曲「Romance For Guitar And Orchestra」には女性スパニッシュギタリスト、レナータ・タラゴがフィーチャリングされています。.
My Love Has Two Faces.
Statue Dance.
Romance For Guitar And Orchestra.シカゴを代表するセッションギタリスト/ベーシスト。のちには自らフュージョン界のスターとなる彼が残した2枚組アルバムのタイトル曲。原曲はヤングブラッズ。マイナーコードでグルーヴしてゆくオリジナルの雰囲気に、ラーガ/ファンクな要素も加えています。ホーンアレンジはニック・デカロ。.
Darkness, Darkness (Part 1).
Darkness, Darkness (Part 2).若きクインシーの野心爆発な世界漫遊エキゾ盤。オープニングの日本エキゾ「Hot Sake」での情け容赦の無い和グルーヴでとりあえず仰天。豪奢なミュージシャン(ドン・エリオット、フィル・ウッズなど)と、最高品質の録音設備で次々とビッグバンドマジックが放り投げられます。やかましいくらいの奇想天外アレンジの連発。アメリカでは「Around The World」のタイトル。そのアルバムのジャケ違いUK盤です!.
Hot Sake.
Baia.
Mack The Knife.メロウ&セクシーソウルの女王シルヴィアの決定的名曲を7インチで! カップリングは、かつて彼女がモーメンツに提供したこれまた名曲のセルフカヴァー。A面はアルバムよりもアタック強めに感じる7インチの音圧です。B面はモーメンツに提供した曲。これも、いかにもシルヴィア仕事らしいですね。.
Pillow Talk.
My Thing.これがファーストアルバムのように見えますが、実はセカンド。いかにもワーナーらしいフォーキーな作風+ストリングス(アレンジはアル・ゴルゴーニ)に凛とした美しさを感じます。ソングライターであるより、シンガーとしての意識が強かったと思われる彼。自作曲以外にもゴードン・ライトフットやディランの曲を取りあげています。独特の甘くけだるいムードが印象的です。60年代後半以降のディオン、フレッド・ニール、ヤングブラッズに通じる匂い。.
But Came The Down, And Then.
Maybe I Can Change My Mind.
One Too Many Mornings.混血児としてNYに生まれ、苦みばしった名曲を歌い続けるガーランド・ジェフリーズ。ロックンロールポエットのひとりとして、もっともっと評価されてしかるべき人です。本作はソロでのセカンド。スティーヴ・ガッド、デヴィッド・スピノザらの参加を得て、繊細なソウルを描き出しています。「New York Skyline」は彼の魅力が色濃く出た名曲。レゲエの導入にもストリート感覚あり。後にパンクスにも愛されたシングル曲「Wild In The Streets」も収録。.
New York Skyline.
I May Not Be Your Kind.
Wild In The Streets.ジャズ以外のシーンにクロスオーバーするきっかけとなった傑作「Memphis Underground」のアイデアをロンドンのロックミュージシャンとのセッションに持ち込んだ意欲作。アルバート・リー、ミック・テイラーらが参加。いきなりローリング・ストーンズ「Bitch」カヴァーしてますし、ロック・ナンバーの選曲にびっくり! そして若いバンドマンたちに混ざって御大ステファン・グラッペリもいてさらにびっくり!(「Mellow Yellow」に参加)。.
Bitch.
Mellow Yellow.
Layla.「プロ野球ニュース」の人気コーナー「今日のホームラン」のBGMといえば、本作収録の「Vibrations」! さらに「アメリカ横断ウルトラクイズ」で使用された「Fantasy」など、日本ではテレビを通じて有名になった曲が多いフュージョンタッチの名盤。「The Seduction (Love Theme)」は映画「アメリカン・ジゴロ」で全米ヒットしました(28位)。アメリカのスタジオミュージシャンが多数起用されてます。.
Vibrations.
Fantasy.
The Seduction (Love Theme).サード・アルバム。前作とは打って変わって、彼女の歌とピアノを中心にした張りつめた内容。「Time And Love」「Save The Country」など、ポップな人気曲を収録していますが、基本的には、ずっしりと重い内容。しかし、このアルバムを最高作として推す声も多いと聞きます。彼女の美学を封じこめたような歌詞ブックレットも付いています。.
Time And Love.
Save The Country.
Captain Saint Lucifer.60年代のLAチカーノたちの星! 彼らの「ダンス天国」カヴァー! ヒットとしては彼らの方がウィルソン・ピケットより先でした。終始歓声がキャーキャーいっています。ソウルフルなリトル・ウィリー・G(ウィリー・ガルシア)のヴォーカルと、モッドで荒削りなサウンドが醸し出すムード! 東海岸のヤング・ラスカルズに並ぶ存在が西海岸では彼らだったと言いたいのです。このシングル、B面も「ダンス天国」が続くものがほとんどなのですが、今回入荷は珍しくB面が違うインスト曲のヴァージョンです。.
Land Of Thousand Dances Part1 .
Ball 0’ Twine.ジム・クエスキンなどよりも一世代若いジャグバンドです。60年代のサンフランシスコにあった知的でヒッピーな空気をいっぱいに吸い込んだ若年寄連中。ダン・ヒックスとも共通するセンスですが、こちらの方がもうちょっと若いというか青いというか。しかし、その青さというか、音楽への生真面目さが作品に陰影を与えているのも確か。笑ってばかりじゃないところが、長く愛される秘訣かも。.
Where Do We Go From Here.
Carol’s Song.
Goofus.元バッファロー・スプリングフィールドのドラマーのファーストソロ。出身はカナダですがニール・ヤングらよりも年上で、早くからLAに渡り、セッション活動をしていました。ここでは名スチール奏者バディ・エモンズらを迎え、無骨で男臭いスワンプロックを聴かせます。ジャケットコンセプトも含め、ネイティヴアメリカン的なモチーフ。「Yesterday」のドラマチックなカヴァーに驚きです。.
Right Now Train.
Silent Song Thru The Land.
Yesterday.1934年の8月〜10月にかけてレコーディングされた2組の戦前ジャグバンドの貴重音源集! 素晴らしいグルーヴ、味のある歌心、なによりも楽しそうな演奏……と三拍子揃った音源ばかりです。帽子かぶって路上で歌う現代のストリートバンドマンたちと何も変わらない。100年近く前の演奏なのに、汗のしぶきがここまでとんできそう!.
Everybody Loves My Baby.
Who Stole The Lock.
Farewell Blues.セカンドアルバム。「Keep On Truckin'」を聴くと、達者な演奏のなかにもアマチュアっぽい自由な感じがあって、彼らが心底このグループでの演奏を楽しんでいる姿がいつでも伝わってきます。キャロル・キングとのザ・シティを経て、ダニー・クーチマー、チャールズ・ラーキーらが結成したグループ。キャロル・キングもゲスト参加しています。.
Keep On Truckin'.
Love Is Blind.
Back On The Street Again.フェイセズで同僚だったふたりによるゆったりとたゆたうグルーヴ。素朴でナイーブな空間・時間を感じさせる儚い歌もの「Just For A Moment」収録。インスト主体ですが、いかにも親密な空気を感じるサウンドで、フォーキー&グッドタイムな内容です。人なつっこいぬくもりを感じさせるサウンド。秋の夜長にどうぞ。ぬくもりますよ。.
Just For A Moment.
From The Late To The Early.
Chicken Wired.彼女のキャリアにあっては箸休め的な位置づけとも受け止められていますが、のちの「Pop Pop」などにつながるコンセプトで作られた重要作。自作2曲の他はカヴァー。日本発売時タイトルは「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。選曲もエモーショナルでフラッパーなヴォーカルも最高の逸品です。レフト・バンクの「Walk Away Rene」、いいですよね。小さなプレゼントとしても最適です。.
Walk Away Rene.
My Fanny Valentine.
Under The Boardwalk.もともとはジョン・フェイヒイらとも通じるギター求道派。徐々にフォーキーなスタイルに移行し、70年代にはメジャーのChrysalisと契約して、幅広い活動へと向かいます。本作はサードで、まだ変化の途上にある、青き時代の自画像のような1枚。卓越したギターのテクニックと、フレッド・ニールを想起させるような深みのある歌声が同居しているところに魅力を感じます。.
If Mama Knew.
Furry Jane.
Prodigal Grave.スウェーデンの音楽界を代表する女性シンガー。国民的な人気を誇っていた70年代の彼女のライヴコンサートを収録したアルバムです。語りも交えながら代表曲をどんどん披露。欧米のヒット曲のカヴァーなどを交えていないところが彼女のオリジナリティであり人気者の証明でもあります。ファンキーな「Tank vilket liv」やジョルジ・ベンのカヴァーにはじまるブラジリアンな展開もナイス。カヴァーアート最高ですね!.
Tank Vilket Liv.
Aha.
En Sang Att Ta Hem.元ロネッツの歌姫ロニー・スペクター。ソロ・アルバムとしては、これがようやく2枚目となります。80年代後半らしいキラキラとしたサウンドですが、随所に彼女のオールディーズな出自を意識させる仕掛けがあります。メロディがしっかりした80sAORとしてもいい感じ。時を経てもすこしも衰えを感じさせない彼女の黄金の声! 「Good Love Is Hard To Find」はゴードン&ボナーのアラン・ゴードンの隠れた名曲カヴァー。.
Love On A Rooftop.
Dangerous.
Good Love Is Hard To Find.60年代末、Appleでデザイナーを務めた伝説のアート集団ザ・フール。解散後、アメリカに渡った夫婦メンバー2人が制作したグッドタイム・アルバムがこれ。プロデュースはグラハム・ナッシュ。ホーリー・モーダル・ラウンダーズのMetromedia盤とか、ザル・ヤノフスキーのソロとかに通じる異次元的なフリークアウト感覚もありつつ、実は親しみやすいシングアロング感覚もあって。フリーフォークの先駆と言ったら言い過ぎ? そうでもない? 聴き直して惚れ直しました。.
The Son Of America.
Everybody’s Dancing.
Room 44.アメリカン冗談音楽の権威としてFENでも長く親しまれてきたディメント博士によるおなじみ冗談音楽講座。初期ライノレコードでは、ノヴェルティソング(冗談音楽)は重要なアイテムでした。クセは強いけど、人間味もたっぷり。バーンズ&バーンズの超キュートな変態ポップ「Three Drumk Newts」から、アナタもこの世界にずぶずぶと…。.
Three Drunk Newts.
My Bologna.
Pencil Neck Geek.ウェストコーストジャズの流儀を知り抜く名アレンジャー、ビル・ホルマンを迎えて、彼の指揮したアンサンブルで吹きまくった一枚。限られたメンバー数でビッグバンド的なダイナミズムを生み出し、ソロイストにはちゃんと自由なスペースも与えていますね。知性と肉体が合致。「イパネマの娘」のアレンジも意表を突いたかっこよさ。.
The Girl From Ipanema.
Hawthorne Nights.
Only A Rose.英ライブラリー界の最重要シンガーにしてクリエイター、バーバラ・ムーア。彼女がバリー・モーガンらUKジャズメンをバックに吹き込んだジャズシンガー/ピアニストとしてのファーストソロアルバム! 渡英して活動していたブロッサム・ディアリーの影響を強く受けていたのだそうです。それにしてもオープニングの「Work Out」から知的でスリリングな構成に驚かされます。ヴォーカル/スキャットの美しさ、ユニークさも筆舌に尽くし難し!.
Work Out.
Late Late Show.
I Don’t Know What Time It Was.名ギタリスト物まねメドレー「Guitar Jamboree」で有名なアルバムです。それまでのソロが繊細なUKフォーキー(もしくはジャズロック)といった雰囲気だったので、彼のロックンロール/ポップスへの転向をとまどうファンもいたでしょう。しかし、このアルバムの一曲目「New Girl In The Neighborhood」なんか、ギターへの愛があふれすぎた職人によるメタ・ポップスに聞こえて、70年代ナイアガラ期の大滝詠一と並べて聴いてみたくなっちゃうんですよ!.
Guitar Jamboree.
New Girl In The Neighborhood.
Motor Bikin’.グリースンによるロマンチックなムードを代表する作品です。オリジナルは1954年の発表(LP、及びEP Boxにてリリース)でモノラルのみ存在。その後もアルバムチャートの上位に長期間とどまる大ヒットを記録しました。当時アルバムがいかに大人の嗜好品であったかを示しています。それゆえ、60年代を迎えて最新技術であらためて収録曲を再度録音。曲数は16曲から12曲にダウンサイズされていますが、音像の豊かさは明らかに増しています。50年前の作品だと言うのに、恋人たちのロマンやアンニュイを的確に捉えたストリングには今でもうっとりせざるをえません。.
I Got It Bad That Ain’t Good My Ideal.
I Remember You .
Shangri La.