真夏のベルケン・サウンド! エレキベースやフルートをうまくあしらい、ホリデイミュージックの逸品と言うべき軽やかなナンバーがズラリと揃いました。ちょっと60'sポップス的要素も採り入れた鮮やかなアレンジがグー。アートワークも、まさに夏! ほんのりとコーラスの入る「In The Mood」も粋!.
収録曲・データ
【曲目】Gentleman Jim / In The Mood / Dutch Treat / Tipsy Gypsy / Don’t Talk To Me / Fluter’s Holiday // Give And Take / Candlelight Cafe / Two On A Tune / Living It Up / Easy Going / Tricky Trombone
【曲目】The Magnificent Seven / Springtime For Hitler / Theme From A Fistful Of Dollars / Touvh Of Evil / Patricia / The Good, The Bad And The Ugly // Mission Impossible Theme / Norma La De Guadarajara / Zacatecas / Hang ‘em High / Las Cruces
ジャズ歌手としてデビューしたColumbiaを離れAtlanticに入社してからはソウル一筋で行くと思われたアレサですが、デヴィッド・ニューマンのビッグバンドをバックに、こんなジャズソウルのアルバムも制作しています。異色はグレン・キャンベル(というかジョン・ハートフォードの)「Gentle On My Mind」。このジャズアレンジはすごい! ボブ・リンドの「Elusive Butterfly」のアレサ版にも昇天! .
ジャズ評論家レナード・フェザーの娘さん。若くて力強いジャズヴォーカルです。レパートリーにはヴァン・モリソン「Moondance」があり、さらにデイヴ・フリッシュバーグ「I Don't Believe You」ボブ・ドロウ「I've Got Just About Everything」マイルス・デイヴィス「Four」まで。やってくれますね! 清々しく、そしてヒップ。さすがジャズ心を受け継いでいますね。なお、彼女は佐藤博「Awakening」の英語詞を作詞した人でもあります。.
収録曲・データ
【曲目】Someone To Watch Over Me / Moondance / Skylark / I Don’t Believe You / Deep In The Night // I’ve Got Just About Everything / All Blues / Wave / Four / You And I
ドクター・ジョンやジェシ・エド・デイヴィスはともかく、デヴィッド・フォスターやジェイ・グレイドンといったLAのセッションミュージシャンを導入した都会派サウンド。アメリカ音楽史を俯瞰する彼の音楽作りにハリウッド的な要素が入ることは、決して無意味なアプローチではなかったと思います。ラストナンバーの「Hooray For Hollywood」はジェフ&マリア時代の「Brazil」から決してブレてません。タイトル曲や「What Do You Want The Girl To Do」はアラン・トゥーサンのカヴァー!.
GREAT! スモーキー・ロビンソンが少年時代に憧れ、ローラ・ニーロがのちに「Gonna Take A Miracle」で彼らの「The Wind」(12歳のときに聴いたんですって)を採り上げたことで知られる50年代デトロイトの伝説的ドゥワップ・グループ。62年のオリジナル・プレスは今も美品なら数百ドル! 今回入荷は70年代のリプレス盤。 「The Wind」はドゥーワップという音楽スタイルが生んだ永遠の神秘だと思います。ざっくりとした躍動感にあふれたアップテンポも素晴らしい! 泣けて泣けてしょうがありません。.
収録曲・データ
【曲目】 The Wind / Route 16 / Someday You’ll Want Me To Want You / Goodbye Mathilda / You’re The Only Girl, Dolores / The Way You Dog Me Around // If I / Since You’re Gone / Do You Remember What You Did / A Teardrop From Heaven / Ooh! Ooh! Those Eyes / ( I Want ) An Old Fashioned Girl
タイトル通り、ソフトロックの時代に敏感に対応した「変化」を見せたふたり。瑞々しいソフトポップスを本作でも披露してくれています。ジャズ的な深みを加えたジョン・セバスチャン「Didn't Want To Have To Do It」やスキャットで押し通すビートルズ「Norwegian Wood」のカヴァーが素晴らしい。知る人ぞ知るラニー・シンクレアのカヴァーも素敵です。ちなみに、ジャケ裏にある推薦文はロジャニコのアルバムと同じ人(ジョニー・マグナス)です。.
収録曲・データ
【曲目】Dedicated To Love / Yesterday / Didn’t Want To Have To Do It / In My Life / Bye Bye / Counting // Changes / And I Love Her / The Word / Norwegian Wood / Can’t Buy My Love
時が止まる歌。生真面目なイメージが強く、ちょっと敬遠していましたが、ボビー・スコットのアレンジで全曲をアメリカ録音した本作で、彼女の知られざる魅力がわかりました。ギター一本をバックに憂いを歌う「Half A Crown」に時が止まる思い。決してベタついていないストリングスも、彼女のクールさをいっそう引き立てています。彼女のアメリカ録音の作品では、これは最上位の完成度だと思います。.
収録曲・データ
【曲目】Johnny / Half A Crown / Just A Ribbon / If You Love Me / The Love We Never Kew // I Love My Man / Ballinderrie / I Gave My Love A Cherry / He Don’t Know Me / Tiny Sparrow / My Kind Of Man
【曲目】 Moonglow / Why Do I Love You / I Love You / Nice Work If You Can Get It / Lonely Night In Paris / Button Up Your Overcoat // You Turned The Tables On Me / Just One Of Those Things / That Old Feeling / Coquette / Wrap Your Troubles In Dreams / Young Ideas
フランスEMI編集で、年代順にジャンゴの歩みを追う好アンソロジーの第8弾。アメリカから招かれたハーモニカ奏者ラリー・アドラーをフィーチャリングした「Body And Soul」など4曲がとにかく新鮮です。あまり特筆されることのない時期ですが、高速の「I Got Rhythm」など、とても面白い録音です。ホット・クラブ・オブ・フランス以外にも、レックス・スチュワートのコンボとの共演なども収録。.
聞き慣れない名前のミュージシャンと思いきや、ジャズアレンジャー、パット・ウィリアムスのことです。70年代を迎え、新しい時代のジャズを探し求める過程で産み落とされたジャズ/ロック融合盤。ジェームス・テイラー「Country Road」ポール・マッカートニー「Junk」ザ・バンド「Long Black Veil」などなどの選曲! タイトル曲はCS&Nでお馴染みのあの曲を大胆にジャズファンク化。.
ディスコ時代のハッピーソウルといえば彼ら! どのアルバムもクオリティが落ちてません。このアルバムもオープニングの「The Ghost Of Love」からちょっとサヴァンナ・バンド風味もあって、いい感じ。ぜひお試しあれ。ブリージーなディスコソウル「Slow Train To Paradise」もビージーズのカヴァー「More Than A Woman」もいいです! いい曲ばっかり!.
「Stranger」「52th Street」の大ヒットで全米、いや世界のスターとなったビリー。アダルトな路線に向かうチョイスもあったはずですが、彼が選んだのは自分を育んだロック(ンロール)の世界でした。「It’s Still Rock And Roll To Me」(1位)「You May Be Right」(7位)が大ヒット。「Don’t Ask Me Why」も隠れたDJ人気曲ですね。.