50年代からウェストコースト・ジャズシーンの人気者だっただけでなく、数々のセッションワークでポップ界も支えたバーニー・ケッセル。スタンダードではなく彼の自作曲だけを集めて長年の友人たちと演奏した本作は、モダンで現代的なセンスが堪能できる隠れソウルジャズ盤です。ブラジリアン・フィーリングあふれる「Holiday In Rio」「Brazilian Beat」もナイス。.
ジョージ・シアリングのピアノと、ブライアン・トルフという若いジャズ・ベーシストが、ふたりだけで行ったコンサートの実況録音。透明感と緊張感のあるすばらしい演奏です。アルバムを買ったのは、ひとえに「Have You Met Miss Jones?」で聴けるシアリングの歌声があまりに素晴らしいから。この人、どうしてもっと歌わなかったんだろう?.
スタン・ゲッツとの共演でジャズファンを魅了したファーストに続き、ベテランギタリスト、エディ・デュランを相棒に帯同。さらにトランペッター、トム・ハレルを従えて、本作でも快調ぶりを示しています。スピーディーな「What A Little Moonlight Can Do」ラテンな横揺れも素敵な「Don't Be That Way」と、両面頭からキャッチーです。エディ・デュラン作のボッサ「One By One」も素敵ですね。からだにきちんとジャズが入ったヴォーカルです。.
収録曲・データ
【曲目】What A Little Moonlight Can Do / This Time The Dream’s On Me / One By One / Please / Estate // Don’t Be That Way / All My Tears / Wonder Why / Let’s Fall In Love / Zingaro