プロデュースはデヴィッド・フォスター。もともとソングライターとしても高い実力で、70年代後半からはAORシンガーとして確固たる地位を築いたアレン。AOR濃度としてはこのアルバムが最高かと。ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサー、ジェフ&マイク・ポーカロ、ペイジズ、そしてエンジニアにはウンベルト・ガティーカなど最高の布陣。曲作りにもフォスターが助力していて、いい曲ばっかりです。.
Fly Away.
I Could Really Show You Around.
Pass This Time.50年代の実験的スタイルこそ影をひそめたものの、ユーモラスなルックスとジェントルなツインピアノで長くアメリカ音楽界で人気を誇ったデュオです。本作はソフトロックエイジど真ん中でリリースされた1枚。スタンダードナンバーからバカラックまで、曲名に「LOVE」を持つものを集め、変わりゆく時代にも変わらぬ愛を表現しようとしています。.
The Look Of Love.
What The World Needs Now Is Love.
For Love Of Ivy.シーウィンド解散後、ドラマーのボブ・ウィルソンが元エアプレイのトミー・ファンダーバークと組んだCCMユニット。トミーのハイトーンの歌声やバンドサウンドは80年代的ハードポップ的ですが、シンセ音をうまくいかしたメロディアスなメロウナンバーもいいです。.
All Under Him.
King Of Glory.
Silent Night.これは最高! 50年代から活動する混声コーラスグループ。「古いモノを新しく」をモットーに、開拓時代や西部劇をテーマにしたスタンダードを斬新でスインギーなジャズ、ラテンやボッサに作り替えてしまいました。シャープなサウンドとまろやかなコーラスのマッチングの妙! まるでもうひとつのアラン・コープランド・コンスピレイシー! まずサヴァンナ・バンド風のビートもかわいい「Donkey Serenade」で驚こう!.
The Donkey Serenade.
On The Trail.
Wagon Wheels.同時期のロニー・リストン・スミスにも通じるスピリチュアルな香りと、フュージョンと呼ぶほどには甘くならないソリッドなソウルジャズサウンド。A面にはマイク・ノック、ウィルトン・フェルダーらに加え、あのピーター・アイヴァースがエレクトリックハーモニカで参加しています! B面はモントルー・ジャズフェスのライブ。.
Blood Of The Sun, Secondary Pulse.
Blood Of The Sun, Tertiary Pulse.
The Tree Of Forbidden Fruit, Gamma Branch.素晴らしい歌唱力を買われ、スピリット・オブ・メンフィス・カルテット、ゴールデン・エコーズ、フェアフィールド・フォーなど数々の名門ゴスペルグループでリードシンガーを担当したシンガー。リトル・アックスは愛称で、本名はウィリアム・ブロードナックス)。本国アメリカでは実現していなかった彼のキャリアを総括するコンピレーション。ほぼアカペラコーラス。濃厚です! スウェーデンのみでの発売でした。.
Glory Glory.
My Life Is In His Hands.
So Many Years (Jesus In Heaven).イギリスのテレビ局「チャンネル4」で放映されたドラマのサウンドトラック。なんとエルヴィス・コステロがプログレバンド、グリフォンの元メンバー、リチャード・ハーヴェイとのコンビで取り組んだ異色作です。彼の歌声はいっさいなく、オーケストレーションを主体としたトラックで全体が統一されています。あえてクラシカルなスコアのこだわっていて、ドラマの深みやサスペンス感を表現しています。.
G.B.H. Opening Titles; The Life And Times Of Michael Murray.
Bubbles.
Smack ‘Im!.名匠シドニー・ルメット監督、マーロン・ブランド主演の映画「蛇皮の服を着た男」のサントラ盤です。クリード・テイラーの音楽的な参謀でもあったケニヨン・ホプキンスがサントラを担当。重厚なオーケストラ・スコアだけでなく、マーロン・ブランドの不良性に呼応したR&B的なビートナンバーもある(しかも、かっこいい)のが印象的!.
Bird Song.
Get Crazy.
High Pocket Blues.イギリス録音で、英語楽曲を中心に収録したアルバム。と言うか、今ではエルヴィス・コステロのカヴァーで有名になった「She」(「忘れじの面影」)のオリジナルを収めているアルバムという位置づけでしょうか。ソングライターとしても常にフランスの第一線に立ってきた才人ですから、本作も当然のように全曲自作。多くのシンガーに採り上げられた「Yesterday When I Was Young」(「帰りこぬ青春」)の自演版もあり、デル・ニューマンのアレンジでドラマチックな世界を伝えてくれます。.
シー.
帰りこぬ青春.
We Can Never Know.70年代に入りリズム隊が強化され、グンとダイナミックなサウンドを披露するプウルセル。「アンジー」「オー・ダーリン」「イエスタデイ・ワンスモア」「愛で殺したい」「ヴィヴァルデイ・アイ・ラヴ・ユー」など、ロック、ポップ、クラシックなどを素材に縦横無尽にサウンドを繰り広げます。仏、伊、英、米と様々な国の音楽を自在に歩き回ることが出来るのもインストゥルメンタルならではですね。貫禄を感じる充実ぶりです。.
愛で殺したい.
オー・ダーリン.
イエスタデイ・ワンスモア.彼の80年代ヒット「Shine On」を覚えている世代も多いでしょう。70年代からクロスオーヴァーな才能を発揮していましたが、ここでついにヒットチャートにもブレイクしたのでした。彼のファルセットも、とても魅力的です。メロウナンバー多しで、AORファンにもおすすめです。.
Shine On.
You.
Let Your Love Shine.ある意味、ポール・サイモンより早かったかもしれないアフリカンミュージックへのアプローチ。このアルバムのタイトル曲を聴くと、ここにあった可能性と彼らのチャレンジに敬意を覚えます(もちろん曲として気持ちいい)。ライヴアルバムでありながら新曲で構成したのも意欲的。ちなみにドラムはジェフ・ポーカロ。あまり語られない作品ですが、ぜひ今一度。.
Sudan Village.
‘Cause You Love.
Baby I’ll Give It To You.不安定で落ち着きのないメロディ&ヴォーカルなのですが、この取り留めのなさが彼の手にかかると最高にユニークなポップになるのです。ヴァン・ダイク・パークスやポール・ウィリアムス(彼の作詞も収録)との交流、さらに本作収録の「Fill Your Heart」をカヴァーしたのがタイニー・ティムとデヴィッド・ボウイという事実も見逃せません。鬼才たちの交差点を期せずして演出した不安で不思議なSSW。アレンジにはカービー・ジョンソンの名もあり、ストリングスを響かせています。.
Fill Your Heart.
What's Gnawing At Me.
Mama’s Boy.のちにはソングライター/プロデューサー業に本腰を入れ、マーヴィン・ゲイ一世一代の大名曲「What’s Going On」を共作する人、それがエド・タウンゼンドです。若き日のシンガー志望時代、Capitolに残した2枚のアルバムのうち、これが2枚目。まろやかな低音ボイスとネルソン・リドルのアレンジが男の粋を浮かび上がらせます。.
When My Dream Boat Comes Home.
Don’t Get Around Much Anymore.
Don’t Ever Leave Me.ファンキーなトロンボーン奏者。難しいジャズには近寄らず、ひたすらパーティーライクなサウンドを追求したこんな人こそ、今は頼りになるというものです。思わずバックのミュージシャンもマイクも無いのに歌っちゃう。ワンホーンで、スカスカながら団子状でグルーヴしまくる「Blow Your Horn」「Hold It」「Stand By Me」最高!.
Hold It.
Stand By Me.
Blow Your Horn.80年代前半に2枚のアルバムを残しているドイツのAORファンク/ブラジリアンジャズバンド。とにかくファーストがめちゃくちゃ人気が高い&激レアですが、3年後にリリースされたこのセカンドも負けず劣らずの好内容。人気面で負けているのは、ブラジル色が薄まったから? ジャケのせい? でも、今はこのサウンドのヴァラエティも武器になるはず。シンガーのフィリップ・アール・エドワーズの声がまずとてもいいし、複雑なコードを使いながらあくまでメロウな楽曲のクオリティが本当に高いのです!.
Rosie.
Jack The Rapper.
Foolin’ Arounf.1950年代のヒットミュージカル「パジャマ・ゲーム」の映画化にあたって主演を務めたのがドリス・デイ。彼女の人気絶頂期を代表する仕事のひとつです。楽曲担当はリチャード・ドラーとジェリー・ロス(60年代に活躍したプロデューサーとは別人)で、当時まだ新進気鋭のコンビでしたが、ロスは舞台の大ヒット後に若くして亡くなっていて、この映画版は見ていないんですよね。.
The Pajama Game.
I’m Not At All In Love.
Steam Heat.センスの良い東海岸ジャズ・ピアニスト。これがセカンドアルバムで、67年ということですから、割と遅れてきたタイプ? ジェントルでグルーヴ感も良くてメロディアス。軽くモッドなリフを決めた「The Big "O"」がいかしてますね。クールさだけでなく、ウェルカムラウンジ風のくつろぎがよいのです。.
The Big "O".
Charleston Blues.
Tender Frame.バークリー音楽院で学んでいたゲイリー・マクファーランドをコンポーザー/ヴィブラフォンとしてリーダー的に起用したアルバムです。事実上のデビュー作。音楽授業の一環としての制作で、バークリーの自主レーベルからの自主盤です。すでにガボール・ザボも参加しており、この時期からゲイリーと関係が深かったことがうかがえます。このシリーズ、他のアルバムには秋吉敏子さん中心の作品もあり。.
Dil Emma.
Summer Day.
Pamela.ブルーグラスの必須楽器であるバンジョーを「フォーク」の楽器としてとらえるルーツのとらえなおし。Elektraの主宰者ジャック・ホルツマンが指向した元祖アメリカーナ的なアプローチのために4人の若き名手が集いました。基本的にはインストゥルメンタルですが、トムとマーシャルは曲によってヴォーカルもとります。それがまた若さがあってよいです。.
Flap-Eared Mule.
Wild Bill Jones.
Swannanoa Tunnel.ハワイから全世界に向けて放送され、人気を博したラジオ番組「Hawaii Calls」(ウェブリー・エドワーズがセレクトした歌手、演奏家で編成した大所帯メンバーによるショーを全世界に中継。ハワイアンのポピュラー化に寄与)に則して制作されたアルバム。これが記念すべき第一弾アルバムです。非常に敬虔で素晴らしい内容。当初は1954年に10inchで発売。50年代後半に12インチに拡大したヴァージョンが発売されました。.
Across The Sea.
Ta-Hu-Wa-Hu-Wai.
I’ll See You In Hawaii.これが通算4作目。70年代の作品に比してややハードなサウンドからスタートしますが、ほどなく落ち着いた味わいのいつもながらの作風となります。「Minimum Love」を初め、さわやかで温もりを感じさせる曲ばかり。すべての曲作り、そしてアレンジを自ら手がけていて、すべてが彼の色の音楽になっています。メジャーレーベルからのリリースですが、「Truth」というワードやジャケットが示すのはクリスチャン傾向。広義のCCM作品です。.
Minimum Love.
On The Line.
Nothin’ But The Truth.ファンキーオルガンおじさん、ビル・ドゲット。タイトル通りハッピーに踊れるジャイヴR&Bがたくさんな傑作です。ハモンドをこれでもかと弾きまくる曲だけでなく、バンドマスターとして脇にまわってグルーヴを指揮する曲も。ずんずんと重心の低いリズムがくせになります。.
And The Angels Sing.
Rum-Bunk-Shus.
Chloe.バディ・グレコがアメリカ西海岸を訪れて制作したアルバム。バックをバーニー・ケッセル、バド・シャンク、シェリー・マンらが担当し、さらにデイヴ・グルーシンがコーラスアレンジを手掛けています。ムーディーでシルキーな内容。バラード中心ですが、歌のうまさ、バックの繊細さはさすがの一言。「Desafinado」は最高の穏やかボッサ!.
Desafinado.
I Wanna Be Around.
As Long As She Needs Me.もともとバディ・ホリーのバックを務めた強者たちで、彼の死後はレジェンドの功績を伝えつつ、芯の一本通ったポップ・オールディーズを演奏し続けたクリケッツ。本作はLiberty移籍後の第2作(前作はボビー・ヴィーとの共演)。古いロックンロールのカヴァー、新しいレパートリー、ブルーという単語をタイトルに持つ曲という3つのテーマでポップスの素敵さを伝えます。その新曲のひとつ「Please Don’t Ever Change」は、のちにブリンズリー・シュワルツもカヴァーしたゴフィン&キングの超名曲! レアなステレオ盤!.
Don’t Ever Change.
Summertime Blues.
Parisian Girl.ビッグバンド&ストリングス+4ビートで踊りたい人にストライク! ジャズのビートで人を楽しませることを目的にしたアルバムです。A-1「Tollgate Treat」なんか大音量で鳴らしてみたいですね。ハンク・ジョーンズ、チャーリー・シェイヴァース、チャーリー・ベンチュラ、ジミー・クリーヴランドら歴戦のジャズマンたちが参加しています。そしておなじみのスタンダードではなく、全曲グリースンが作曲に関わったオリジナル曲なのです。.
Tollgate Treat.
Mary’s Pizza Mart.
Round Rock Riff.スコットランドのグラスゴー出身のネオロカビリー・バンド。イギリスでのデビューは1981年。ストレイ・キャッツの影響を受けてのデビューだったのでしょうね。サードアルバム(ラスト作でもあります)にあたる本作でアメリカデビューを飾りました。アコースティック楽器の鳴りを活かした、ある意味ロカビリー原理主義ならではのかっこよさ!.
Take A Trip.
Tennessee Rock ‘N’ Roll.
Pretty Neat Come On.ピート・シーガー、ロニー・ギルバート、リー・ヘイズ、フレッド・ヘラーマン。アメリカのモダンフォーク史において最重要グループといえる存在がウィーヴァーズです。ピート・シーガーの実直な性格を反映したレパートリーの誠実さ、そして女性シンガーのロニーを交えたハーモニーの豊かさ。そのすべてがモダンフォーク・ブームの下絵となりました。フォーク入門編としてどうぞ。.
Aweigh, Santy Ano.
Joshua Fought The Battle Of Jericho.
This Land Is Your Land.このアルバム、なかなか見かけないんです。シンガーとして円熟の領域にあった彼女ですが、70年代半ばからディスコブギー/AORサウンドに積極的に取り組みます。本作は79年制作でディスコソウルど真ん中。タイトル曲などでのすかっと抜けたファンキーサウンドが最高です。プロデュースはキーボードのラリー・ファロウ。デヴィッド・T・ウォーカー、パウリーニョ・ダ・コスタらも参加。.
Life, Love And Harmony.
Here's To Us.
Open Up Your Heart And Take Me.アルゼンチンのジャンゴ・ラインハルトの異名を持つギタリストのSP音源を集めた好編集盤の第二弾。たくましい生命力と軽みが魅力。「Begin The Beguine」「Crazy Rhythm」など選曲も魅力です。インディアン風の絶妙なギミックを採り入れた「Cherokee」はオリジナリティあふれる名演! 「Besame Mucho」などで聞こえる歌&コーラスも洒脱の極みです。アナログで聴ける音源は限られているため、戦前SPをコンパイルしたOld Masters盤は重宝します。.
Cherokee.
Begin The Beguine.
Crazy Rhythm.