オリジナルアルバムとしては、これがラスト(その後もシングルはリリース)。スティールパンと「ハレ・クリシュナ」コーラスではじまるA-1「Where Do I Go/Be In (Hare Krishna)」からしてひと味違います! キーボード担当のデイヴ・リーバートが天才アレンジャーとしての才能を開花させた「Let’s Do Something」、トレードウィンズみたいな「New Day Comin’」など、NYポップスの伝統を正しく受け継いだ最高の楽曲が眠っているのです。”Peace Of Mind”ではなくて“Piece Of Mind”担っているのは、パズル式変形ジャケも含めたシャレです。.
ハーパース・ビザールがワーナー時代に発表した4作のうちで、もっともポップ度の高い一枚。オリジナルメンバーのディック・スコパトーンも、バンドらしさが良く出た一枚だと認めていました。本作では何と言っても胸を締め付けられる名曲「Witchi Tai To」のカバーが素晴らしいのですが、ケニー・ランキン「Cotton Candy Sandman」も負けず劣らずの仕上がりです。「Leaving On A Jet Plane」は、数少ない同曲のカヴァーの中でも秀逸。.
収録曲・データ
【曲目】Soft Soundin' Music / Knock On Wood / Witchi Tai To / Hard To Handle / When The Band Begins To Play / Something Better // Blackbird / I Love You, Alice B. Toklas / There's No Time Like Today / All Through The Night / Cotton Candy Sandman / Leaving On A Jet Plane
バーバンク・サウンドの古典! 最高の選曲と最高のスタッフによるロック感覚のハリウッド・ノスタルジー物語〜アメリカ歴史探訪。 テッド・テンプルマン&ディック・スコップトーンがティキズ時代からやっているオリジナル「Hey , You In The Crowd」もグレート! グレイトなセカンド・アルバムです。このアルバムを聴くとクリスマスを間近に感じます。.
収録曲・データ
【曲目】Anything Goes / De Samba / Baretta's Theme (Keep Your Eye On The Sparrow) // Can't Give You Anything (But My Love) / Quarto Azul / Big Fro
デビュー・アルバム。ドリーミーなオーケストレイションが施された甘美なメロディ。音の迷宮感覚こそまだまだですが、バーバンク・サウンドの季節到来を告げた記念碑的名作であることに変わりなし。「Come To The Sunshine」「Happy Talk」「59th Street Bridge Song」「Simon Smith And The Amazing Dancing Bear」などを収録。アレンジャーにはレオン・ラッセル、ランディ・ニューマン、ペリー・ボトキン・ジュニア、ロン・エリオット。そしてもちろん、このアルバムの影の仕掛人がヴァン・ダイク・パークスであることは自明です。.
収録曲・データ
【曲目】Come To The Sunshine / Happy Talk / Come Love / Raspberry Rug / 59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy) // The Debutante’s Ball / Happyland / Peter And The Wolf / I Can Hear Darkness / Simon Smith And The Amazing Dancing Bear【Producer】Lenny Waronker 【Arranger】Leon Russell, Randy Newman, Perry Botkin Jr., Ron Elliott 【Engineer】Lee Herschberg 【Cover Photo】Jim Marshall 【Art Direction】Ed Thrasher
【曲目】Don't Stop The Carnival / Chinita / Trinidad Carnival Time / Lena / Black And White (Together) // Out De Fire / Season For Carnival / Custer's Last Stand / Mango, Coconut, Sugar Cane / Elegant Donkey (Jackass)
「Banana Boat Song」の大ヒットでカリプソをアメリカに広めた第一人者ハリー・ベラフォンテ。彼の志はもっと広大で、世界規模でフォーク・ミュージックの本質をとらえなおすことにありました。ライヴ盤みたいなタイトルですが、本作はスタジオ盤。スケールの大きな世界観を2人のギタリストとオーケストラを従えて表現したアルバムで、カリプソに留まることのない彼の広い視野を提示する意図の作品だったともいえます。「Mary’s Boy Child」はクリスマスソング。.
北米にカリプソ旋風を巻き起こしたミスター・カリプソがしばしのポピュラー路線を経て5年ぶりに発表した純カリプソ・アルバム。カリプソ・ファンにはおなじみB-1「Jump In The Line」のワイルドなオリジナル・ヴァージョン収録。豪快で不敵でダンサブルな彼の本質にガツンとやられます。トリニダードのスティールバンドも参加!.
【曲目】Midnight Special / Crawdad Song / Memphis Tennessee / Gotta Travel On / Did You Hear About Jerry? // On Top Of Old Smokey / Muleskinner / Makes A Long Time Man Feel Bad / Michael Row The Boat Ashore
【曲目】The Rivers / Subway Polka / Statue Of Liberty / Canal Street Cantata / Window Shopping On 5th Avenue / The Cafes (Including The Automat) // Radio City / Shubert Alley Overture (Opening Night) / Museums / Park Concert / Central Park / U. N Building
アネットがディズニーのお姉さんなら、お嬢さんは彼女です! 天才子役として数々のディズニー実写映画で主演した元祖子供アイドル! 全米ヒットになった「Let's Get Together」を含む、ゴキゲンなチルドレン・ポップのたっぷり詰まったアルバムです。子供ロックンロール、子供ジャズ、楽しく踊れるナンバーがいっぱい詰まってます! まだまだ子供? いえいえ、幼くたって立派なガールポップですよ!.
収録曲・データ
【曲目】Jeepers Creepers / Green And Yellow Basket / Sentimental Sunday / Ding Ding Ding / Side By Side / Cranberry Bog // Little Boy / Cobbler Cobbler / Johnny Jingo / Pollyanna Song / Jimmie Bean Song / Let's Get Together
1930年代から40年代にかけてベニー・グッドマン、アーティ・ショウ、ハリー・ジェームスと、名だたるビッグバンドの歌姫を務めたことで彼女についた愛称が“Voice Of The Name Bands(名バンドの声)”。そんな彼女の音楽履歴を今あらためて名曲で振り返るアルバムで、12インチ作品としてはこれが初めてでした。ベテランの味わいといっても、当時彼女はまだ39歳。熟練の技量にひそかに感じられる若さも素敵なものです。.
あのベティちゃん(ベティ・ブープ)の口調や造形に影響を与えた1920年代のかわいこちゃん歌手の夢にまでみた単独音源集なんか出してるんだもん。彼女が残した音源は1928〜30年のわずかな期間のものだけ。のちにマリリン・モンローが採りあげた「I Wanna Be Loved By You」のオリジナルは彼女で、もちろんそちらも収録!.
1961年にシングル・デビュー。ナンバー・ワンを連発して、一躍イギリスのトップ・アイドルになった彼女のファースト・アルバム「Tops With Me」のカナダ発売盤(ジャケット、タイトルが違います)。ビートルズ登場以前、アメリカン・ポップス黄金時代の影響をもっともストレートにイギリスに伝えた存在とも言えるでしょう。ちょっと低めでソウルフルな歌声が、ニール・セダカの「Little Devil」なんかに映えます。.
トッド・ラングレンのプロデュースで知られるNYのポップロック・グループ。ピエロ・メイク(ある意味、KISSの先駆け)のイメージが強くて、ちょっと損しているかも。NYの伝統(ドゥーワップやナイーヴなポップス)を隠し持ったサウンドには、素直に好感が持てますし。トッドはプロデュースだけでなく自分の名曲「Just One Victory」もプレゼントしています。まずは試聴から。.
収録曲・データ
【曲目】Future Shock / Finger Poppin' Time / Take The Love In Your Body / Destiny / Ripped Again // Listen To Your Heart / Creego / Cry Baby / Just One Victory / How High Is The Moon / Save A Dance For Me
50年代から活躍し、ブレイズン・ブラス名義でのブラス・イージーものを手がけた名トランペッターを、ボブ・クリューのスタッフだったハッチ・デイヴィがアレンジでバックアップ。洒落たポップソングものに仕立ててます。ハッチ・デイヴィらしいハイセンスさを感じるのは「You Only Live Twice」や「What's New Pussy Cat?」。特に後者はリズムに跳ねがあってナイス。.