60年代の諸作の中でも、ウェストコーストのジャズ名人たちが顔を揃え、素晴らしいコンボによる歌伴を披露した本作はファンから人気が高い一枚。マックス・ベネット、ジャック・シェルドン、スタン・レヴィ、ジャスティン・ゴードン、ジョン・ピサノ、ルー・レヴィ、ハーブ・エリス、ベニー・カーターらがそれぞれ曲により顔を揃えています。ラテン・パーカッションをアンサンブルに加えた「It’s A Big Wide Wonderful World」「I Won’t Dance」など、アップテンポの切れ味の良さは最高です。.
収録曲・データ
【曲目】It’s A Big Wide Wonderful World / Whisper Not / My Silent Love / The Lady Is A Tramp / Days Of Wine And Roses / As Long As I Live // I Won’t Dance / Cloudy Morning / I Could Write A Book / I Never Had A Chance / Close Your Eyes / Where Can I Go Without You?
モンキーズの「The Last Train To Clarksville」を重たいビッグバンド・ファンクに置き換えたヴァージョンが最高! Blue Noteで息の長い活動を続けたピアノ・トリオ、スリー・サウンズのソウルジャズ接近盤(オリジナル・リリースは1968年)。オリヴァー・ネルソンの分厚いアレンジがすごいです!.
A-1「Sun Come Out」には誰もが心奪われること保証! アコースティック・グルーヴ系のCCM最高峰! 彼らこそCCM界のフィフス・アヴェニュー・バンドなのですよ! 内省的な部分と陽だまりのような暖かみが一体となった至福のファースト・アルバム。季節の変わり目の淡い日々に欠かせない一枚です。良品はなかなか見かけなくなりました!.
収録曲・データ
【曲目】Son Come Out / You're Caught In A World / Song Of Joy / Come On Down / Closer To God // New Song / There's A Love / He's The Reason To Go On / Harvest Time / Are You Listening?
同じLaissez-Faireレーベルのレア&傑作、Stuart Scharf「The DIsguises Album」のオーダー・シート付き(!)。それについての宣伝&解説シートも付いてます。B-1「Nothing Like You」に小さなキズによるプチノイズあり。
粋なデュオ。飾らないジャズ。
ボブ・ドロウとベーシスト、ビル・タカスのデュオがお届けする飾らない雰囲気のライヴ。カリフォルニアの名クラブ「コンサート・バイ・ザ・シー」での録音です。最近まで彼がNYで毎週日曜日のブランチタイムでやっていたライヴもこんな感じだったんでしょうね。一曲目が「Simon Smith And The Amazing Dancing Bear」というだけで、もう大拍手。盟友スチュアート・シャーフと設立したスモールレーベルからのリリース。.
収録曲・データ
【曲目】Simon Smith And The Dancing Bear / Better Than Anything / I'm Beginning To See The Light / A Hundred Years From Today / I'm Hip // Nothing Like You / Small Day Tomorrow / Norwegian Wood / Because We're Kids / I've Got Just About Everything
NYのSSWチーム、キャッシュマン&ウエスト主宰のレーベルLifesongはフォーキーなプリAOR名盤の多い知る人ぞ知る好レーベル。天然カーリーヘアに髭面。でも、その顔には子供みたいな大きな瞳が覗くディーン・フリードマンは、生粋のニューヨーカー臭がぷんぷん漂う最高のSSW。セカンド・アルバム「Well Well Said The Rocking Chair」をハイファイでは長年プッシュしていますが、このファーストも捨てがたい。ジャズ風味豊かな「Funny Papers」そしてエレピが切ない「Humor Me」でノックアウト。.
ジェイ・グレイドン・プロデュース。もちろんデヴィッド・フォスターも参加。隙もないほど完璧なAORサウンドが出来上がりました。ディオンヌとグレイドンの力量の高さに頭が下がります。一曲目「For You」から内容最高です。そう、このリフがグレイドンそのものなんですよねえ。ジョニー・マティスとの共演曲「Got You Where I Want You」もお見事です。.
自分の名前を冠した通算5作目のアルバム。チャート上では全米最高5位と、彼のアルバムとしてはもっともアメリカで上位まで達しました。一曲目の「I’m A Better Man」はバカラック&デヴィッド作、彼の声にとてもあった曲。メロディがマジカルでせつないです。「Gentle On My Mind」のファンキーさにも好感。69年のクリスマス・シーズンにシングル・リリースされた「Winter World Of Love」も素敵ですよ。.
これが4人だけの声なのか? 超絶技巧派コーラス集団が大所帯ビッグバンドをバックにノリノリに歌いまくる人気盤。A-1「Tangerine」から、もう人間技とは思えないコーラスで圧倒されます。ジョニ・ミッチェル「Chelsea Morning」や、あの有名な「You Are My Sunshine」も斬新な解釈&快演です! 卒倒します!.
収録曲・データ
【曲目】Tangerine / Laura / Lullaby Of The Leaves / You Are My Sunshine / Sophisticated Lady // A Beautiful Friendship / It Might As Well Be Spring / Chelsea Morning / Dindi / Pieces of Dreams
後にミミ・バエズとコンビを組む早生の天才ディック・ファリーニャ(小説家としても作品を発表)とエリック・フォン・シュミットらが滞在先のロンドンで録音したセッション。若きボブ・ディランがハーモニカで参加していることで有名ですが、なにより主役の二人のビターでディープなフォークブルース〜ヒルビリーの数々にうたれます。「Dobell's Jazz Record Shop」での録音というロケーションにもしびれちゃいますね。レコーディングは1963年1月14日と15日。リリースは後年でした。.
【曲目】Dreidel / Bronco Bill's Lament / Oh My What A Shame / If We Try / The More You Pay (The More It's Worth) // Narcisissma / Falling Through Time / On The Amazon / Birthday Song / The Pride Parade
A&Mでの2作目はライヴ盤。「Love So Fine」収録の前作が人気ですが、本作も”ソフトロックの気分でジャズ・ピアノを聴くとこうなる”という良い見本のようなアルバムです。スチュワート・シャーフ作のタイトル曲はグルーヴィーで素敵な曲。しかも泣ける。冒頭の「Little Green Apples」もナイスですね! 他にも「What The World Needs Now Is Love」「The Look Of Love」など、ぼくらには耳馴染みのあるカヴァーが並んでいます。.
収録曲・データ
【曲目】Little Green Apples / What The World Needs Now Is Love / Trolley Song // The Look Of Love / Whistle While You Work / Give A Damn
ホリーリッジ・ストリングスによるビートルズ楽曲集の3枚目。「Michelle」「Nowhere Man」「Norwegian Wood」「Girl」など、少し愁いを漂わせ始めた中期ビートルズのナンバーが選ばれています。一曲目が「The Night Before」というのが渋い。透明感の高い流麗なサウンドが、メロディアスな旋律を引き立てます。プロデュースとアレンジは、もちろんスチュ・フィリップス。.
収録曲・データ
【曲目】The Night Before / Yesterday / Ticket To Ride / Norwegian Wood / Michelle / Help! // Day Tripper / Nowhere Man / And I Love Her / Girl / We Can Work It Out
するどく伸びる痛快なトーンで人気を博したトランペッター、メイナード・ファーガソンのColumbia移籍盤。ドン・エリスの成功例を手本にしたのか、ロック・ナンバーを大胆にジャズ化しています。しかも本作はキース・マンスフィールドやケニー・ホイーラーをアレンジャーに迎えたイギリス録音。その分、演奏のソリッドさが増しています。ジェームス・テイラー「Fire And Rain」ローラ・ニーロ「Stoney End」など、そそる選曲。.