Columbiaとの契約を終えたパティ・ペイジが古巣Mercuryに復帰して1枚だけ制作したアルバム。ナッシュヴィルの職人たちに身を任せた、ゆったりとしたカントリーポップ。さりげなく歌っているんですが「Help Me Make It Through The Night」や「Farther Along」なんか最高なんですよ。時代の流れということもあるのでしょうが、これ以降、彼女は10年ほどアルバムがありません。.
Help Me Make It Through The Night.
Father Along.
Words.60年代半ばのアメリカのティーンに人気沸騰のロックTV番組「Shindig」に便乗したパーティ用のコンピレーション。Kappと関連レーベル音源使用で、シャー・リー・エリス「The Nitty Gritty」「The Name Game」を収録。ジョニー・シンバル「Mr. Bass Man」みたいな踊れるオールディーズもあるし、ガールポップならリンダ・スコット、チークタイムにはルビー&ザ・ロマンティックス「Our Day Will Come」を。1枚で至れり尽くせりなのです。.
The Name Game.
This Is My Prayer.
Our Day Will Come.CTI時代はクラシックを素材にしたサウンド作りで一世を風靡しましたが、Columbia移籍後は妹のデブラ&エロイーズ・ロウズをフィーチャリングしたソフィスティケーテッド・ソウル/フュージョンへ。80年代の名盤「Family」が人気ですが、こちらにも心地よい曲が並んでいます。.
The Baron.
False Faces.
Love Gets Better.イギリスの北ヨークシャー生まれの詩人にしてSSW。大学卒業後に教鞭生活と平行して始めたクラブでの演奏活動が評判を呼び、メディアに登場するように。これがデビュー作。「ジェット時代の吟遊詩人」とジャケで紹介されています。いかにも英国的な発音と豊かなメロディが相反しながら絡み合う不思議な感触。ブリティッシュフォークの世界でも、あまり似た人を知りません。ピアノ、ギター、ベース、ドラムによる小編成のジャジイなコンボに美しいストリングスもあしらわれます。休日の午後、ひとりで街を歩いたり、外の風に吹かれたりしつつ、物思いにふける、そんなレコード。.
The Last Will And Testment Of Jake Thackray.
Country Bus.
Scallywag.チカーノ&ちんぴらテイスト全開のテックスメックス・ロッカー。全曲スペイン語(たまに舌たらず英語)に徹したこのアルバム、ジャケでピンときたDJの方、大正解。そのグルーヴ感は今聴いてもめちゃかっこいいポルカ&ダンス&ロールの嵐! ソカな「Banana」やロカ歌謡な「Fuera Yanqui」を推薦しときますが全部最高! いやマジで。.
Banana.
Fuera Yanqui.
Pachuco Hop.有名ファッション・ブランドと同じ名を持つピアニスト。こちらのポール・スミスも相当にエレガントかつヒップ。エラ・フィッツジェラルドの伴奏者として知られます。西海岸のジャズ・クラブで録音されたライヴ盤。タイトル通り、海のそばのクラブだったのでしょうか? 美意識の高いジャズ・ピアニストならではの、くっきりとしたイメージ豊かなプレイが存分に楽しめる一枚です。.
Laura.
Mountain Greenry.
It’s All Right With Me.フランスEMI編集で、年代順にジャンゴの歩みを追う好アンソロジーの第8弾。アメリカから招かれたハーモニカ奏者ラリー・アドラーをフィーチャリングした「Body And Soul」など4曲がとにかく新鮮です。あまり特筆されることのない時期ですが、高速の「I Got Rhythm」など、とても面白い録音です。ホット・クラブ・オブ・フランス以外にも、レックス・スチュワートのコンボとの共演なども収録。.
Body And Soul.
I Got Rhythm.
I Know That You Know.本名はエリック・サンピエール。1967年リリースのセカンドから4年ぶりのセカンドにしてラストアルバム。カナダのフランス語圏で活動したため全曲仏語。しかし同時代の英米シンガー・ソングライターのフォーキーなグルーヴを反映した内容はとてもいいです。タイトル曲や「Lady Strap Of Fan」「Le Reste S’entremele」をぜひ。.
Lady Strap Of Fan.
Un Poete.
Le Reste S’entremele.あまりに速すぎて笑っちゃいます。超高速バンジョーによる「12番街のラグ」。勢いがありすぎて13番街あたりまで行っちゃったんじゃないの? 50年代Libertyに速弾きバンジョーアルバムを残すプレイヤーです。これが最初のアルバム!.
12th Street Rag.
Limehouse Blues.
The Mocking Bird.テキサスのグレートロッカー、ロイ・ヘッドがヒットさせた「Just A Little Bit」はもともとこの人の持ち曲でした。50年代のR&Bシーンで、ぐいぐい乗れるダンスヒットを連発しながら当時はアルバムは出せず。そんな見過ごされた黄金期のレコーディングを未発表曲もたくさん集めて編集したUK盤です。ブギ、ジャイヴ、ドゥーワップと、どんなスタイルもいなせにこなします。.
Just A Little Bit.
Dapper Dan.
Every Night In The Week.正統派美人ヴォーカリスト、スザンナ・マッコール。彼女がイギリスに招かれてレコーディングしたハリー・ウォーレンのソングブックアルバムです。ピアニスト、キース・インガム率いるカルテットをバックに、心地よくスイングします。もちろん曲が名曲ばかりというのもあるんですが、クールさのなかにきちんと心を込められる彼女の歌声が、やっぱりいいですね。ボッサな「I Only Have Eyes For You」すばらしい!.
Lullaby Of Broadway.
There Will Never Be Another You.
I Only Have Eyes For You.フランス本国では1969年にリリースされました。ジリオラ・チンクェッティの同年のヒット「雨」を収録。「雨」というとプウルセルというほど、ファンには親しまれているヴァージョンです。、ミュージカル「ヘアー」の「グッド・モーニング・スターシャイン」などロック的な曲でも音楽の仕上がりが安定していてバラツキが無く、ともに共通の音楽土壌に立って編曲されていること、そしてそれが成功している点に手腕を感じます。.
L’Orage.
Love Me Tonight.
The Way It Used To Be.表題曲はモーリア版では「愛を求めて」、ルフェーブル版では「恋に祈りを」の邦題の下に発表され、日本テレビ系で日曜昼間に放映された「日曜映画劇場」の初代テーマ曲となりました。その他英国ロック・バンド、レア・バードの全英27位のヒット「Sympathy」を取り上げると、こちらもプウルセルと競作になりレパートリーが重複するなど、ポップス・オーケストラが群雄割拠する黄金期に誕生したアルバムです。60年代モーリアのアレンジの到達点を示している作品の一つ。ロック・ポップ・タイプの作品がうまく消化されています。.
Comme j'ai toujours envie d'aimer.
Sympathy.
In The Summertime.ハワイのポリネシアン・カルチャー・センターが制作した南太平洋(ポリネシア)音楽の歴史を紹介するレコードです。語り、トラディショナルなチャントや演奏、そしてストリングスを交えて編曲された南太平洋音楽によって織り成されるミュージカルジオグラフィー。特殊なレコードですが、この地帯の音楽についての理解の一助には確実になります。.
Hawaii; Kaulilua.
Maui; Poi Ohorere.
Hawaii; Waialae.元アニマルズという肩書きがいらないほど本国イギリスではソロ・パフォーマーとしての名声が定着していたアラン・プライス。ロンドンのロイヤリティシアターで行なったコンサートを2枚組で収録したライヴ盤です。なんとこれ、テレビ中継もされたんだそうですよ。いろいろと名曲は多いんですが、「Simon Smith And The Amazing Dancing Bear」そして「Poor People」が続けて演奏される瞬間にはアドレナリンがあがりました!.
Simon Smith And The Amazing Dancing Bear.
Poor People.
In Times Like These.長くリードシンガーを務め、グループの支柱でもあったシャロン・ブライアント脱退後、新任にバーバラ・ウェザースを迎えた心機一転盤。サウンド的にもデジタルサウンドを積極的に取り入れ、グループ史上最高のセールスを記録したアルバムになりました。ヒットシングル「Secret Lovers」もバブリーな雰囲気最高なのですが、今向きのミディアムテンポ曲を試聴にはセレクトしてみました。.
Silver Shadow.
Thank You.
One Love.「燃えつきるまで」「ハーヴェイ・ミルク」「ネバー・クライ・ウルフ」という1983〜84年にかけて公開された3本の映画のサウンドトラックを担当したマーク・アイシャム。その劇中スコアをあらためてニューエイジのレーベルWindam Hillからリリースした作品集です。アメリカ映画音楽の新たな潮流はこのあたりから始まっていたことを示す重要盤。.
Mrs. Soffel.
The Times Of Harvey Milk.
Never Cry Wolf.バディ・モンゴメリー(ヴィブラフォン)とモンク・モンゴメリー(フェンダーベース)を中心としたジャズコンボ。少ない音数で、涼しげな空間を構築してくれます。クールジャズとラウンジの中間に位置するような存在ですね。これは東洋を舞台にしたミュージカル「Flower Drum Song」がテーマのアルバム。自由な動きを見せる各楽器のコンビネーションはたまらなくジャズだし、幽玄と浮かび上がるイメージはとてつもななくエキゾなのです。.
Sunday.
I'm Going To Like It Here.
Love Look Away.オランダの歌える女流ピアニスト。ヨーロッパの古めかしいカフェの貴婦人のようでもあり、酒場を仕切る女主人のようでもある。その歌声は、雰囲気満点なのです。自身の率いるトリオと、優雅なストリングスがときに伴奏。一瞬、軽く口ずさみながら弾くソロも、とてもジェントル、オランダ語とオランダ訛りの英語がとても愛らしいのです。.
Gone With The Wind.
Lullaby Of Birdland.
Just A Gigolo.サム・マキアは、ワイキキのロイヤルハワイアンホテルでの演奏を皮切りに、アメリカ本土での数々の録音、またNY.のレキシントンホテルのハワイアンルームに出演するなど、戦前から活躍していたスチール奏者でバンドリーダー。こちらはハワイではなく、ニュージャージー州アシュベリーパークでのショウの模様です。ハワイアンの良さをシンプルに、かつドライブ感ある演奏で伝えます。.
Mauigirl .
My Little Grass Shack.
Hawaiian Bells.アールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻。高橋悠治と藤枝守のマックを用いたコンピューターシステムの共演。高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と、藤枝がMAXで操作した音響システムとFM音源が交錯。当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉 「日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」 は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示している。理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作はその<残してはいけなかったかもしれないもの>を記録した裏歴史資料である。 .
ロックンロールやビッグバンド・ジャイヴで踊りたい、という若者を見かけるたびに、こいつに脚光を、という気持ちが募ります。ダサいジャケの暑苦しい黒人ロッカーですが、その切れ味の良さは最高! セカンド「Dig Yourself」もいいですが、このサードもお忘れなく。ワイルドロケンロー! 最高!.
Rockin’ The Mule.
I Don’t Dig Your Noise.
Stop Twistin’ My Arm.クライヴ・デイヴィスがAristaの社長に就任した際、前身のBellから継続して契約したのはメリサ・マンチェスターとバリー・マニロウだけだったとのこと。その強い信頼に応えたバリーの最大のヒット作。なんといってもディスコサンバの名曲「Copacabana」収録なんですが、じつはこの曲は全米チャートでは8位が最高。全米ナンバーワンにはなってないのですね(アルバムから最大のヒットは「Can’t Smile Without You」で3位)。.
Copacabana.
Can’t Smile Without You.
I Just Want To Be The One In Your Life.Waikikiレコードの7インチを良い状態で手に入れることは、もはやハワイでは至難のわざ。アメリカの観光客が本土に買って帰って数十年眠っていたものがときどき出土するのを待つしかないのかも。これもそんな1枚です。ジャズ味をたたえた豊かな演奏。すぐ近くで演奏しているような録音。どこをとっても素晴らしいです。.
Kalena Kai .
Hukilau.「If You Wanna Be Happy」でおなじみのジミー・ソウル。こちらもオールディーズR&B風味の強いシングルでゴキゲンです。女性コーラスの合いの手がばっちり決まってます。ドカチャカしたドラムがかっこいい! B面は泣けるソウルバラード。.
Twistin' Matilda (And The Channel).
I Can't Hold Out Any Longer.「ティキ・トランポーテーション・カンパニー」とは、ハワイの観光ハイヤーサービス会社のことみたいです。その会社専属の楽団ということは、彼らはもしかして運転手さんたち? それにしちゃ演奏も歌もうまくないですか? ホテルやラウンジの演奏で稼ぎ、レコーディングを数多く残すプロフェッショナルたちの音楽ではなく、ハワイの日常で育まれた楽しくてダンサブルでスウィートな副業音楽がここに!.
Holo Holo Kaa.
Ginger Lei.
Singing Bamboo.スタイリッシュなジャズコンボで、心地よくダンス。「Campus Hop」とは大学の学生パーティーのこと。この時代の若者たちはすでにロックンロールも聴いてますから、ジャズも踊れるやつでないといけません。それでもクールにアンサンブルをアレンジしてみせるのが、さすがの才人! 裏テーマは作曲家ハリー・ウォーレン作品集です。LIVING STEREO。.
Java Junction.
You’re My Everything.
Summer Night.マルチリード奏者はジャズ界にはわりといますが、トランペットもサックス(各種)も吹けてしまうという才能は異例。初リーダー作から10年越しでリリースされたこのセカンドアルバムでは、モードジャズの影響を強く受けた刺激的なサウンドを展開しています。「ノルウェーの森」のカヴァーがすごい迫力で驚きます。.
Norwegian Wood.
E Flat Tuba G.
Horizons.90年代の本邦サイバーオカルトとメディアアートの地下水脈で暗躍した音楽家、ヘンリー川原の異形な作品群を追った初のアーカイブ・リリース。企画から10余年の封印を解き、今ここにヘンリー川原を問う! 90年代前半におびただしい数の作品を発表した後、表舞台から姿を消したこのアウトサイダー作家を、メディアアートで活動を共にした沖啓介の寄稿と、その作品を果敢に送り出した八幡書店の社主かつ本邦オカルト界のフィクサー、武田崇元のインタビューを交えて検証する(作品解説は江村幸紀)。今のアート文脈から無きものとして存在を抹消されるのなら、われわれがその記録を残すのみだ(レーベル解説より)。3CD版です。DISC2とDISC3はCDのみのボーナス音源。.
アールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻。高橋悠治と藤枝守のマックを用いたコンピューターシステムの共演。高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と、藤枝がMAXで操作した音響システムとFM音源が交錯。当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉 「日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」 は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示している。理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作はその<残してはいけなかったかもしれないもの>を記録した裏歴史資料である。 .