激レア! 奇人! 怪人! 粋人! スリム・ゲイラードの初12インチLPにして、40〜50年代と続いてきた彼の歩みと音楽性を総括した大傑作です。音源は1950年代前半に行われたいくつかのセッションから。ピアノで参加していたのはディック・ハイマンだったんですね。ジャズもブルースもはちゃめちゃスキャットも彼の前ではすべてが栄養になります! 「Laughing In Rhythm」「Chicken Rhythm」など生涯の代表曲を含む20曲入りの大盤振る舞い!.
Laughing In Rhythm.
Chicken Rhythm.
Oh, Lady Be Good.Atlantic〜Asylumと西海岸のシーンに地味ながら印象深い佳作を残す彼らのラストアルバム。メロウでアコースティックなシティサウンドが詰まっています。この後、ジョン・バドルフが加入する最高のAORバンド、シルヴァーにもつながる、爽やかでどこか切ないサウンド。かつてハイファイの「片寄明人セレクション・コーナー」を飾った一枚です。.
Is It Love.
Another Part Of Love.
Ain’t It Like Home.Atlantic移籍後の1作目。セールス的にやや低迷したCapitol時代を経て、心身ともに初心に帰ることを意識したようなタイトル曲が印象的。サウンドも70年代の前半に近いシンプルなものになっています。また彼女自身が作詞も手がけている曲が多いことも本作の特徴でしょうか。「Life Without Love」は、元夫ジェリー・ゴフィンと実娘ルイーズ・ゴフィンの提供曲なんですね。.
One To One.
Life Without Love.
Love Is Like A Boomerang.ジェイ・グレイドン・プロデュース。もちろんデヴィッド・フォスターも参加。隙もないほど完璧なAORサウンドが出来上がりました。ディオンヌとグレイドンの力量の高さに頭が下がります。一曲目「For You」から内容最高です。そう、このリフがグレイドンそのものなんですよねえ。ジョニー・マティスとの共演曲「Got You Where I Want You」もお見事です。.
Got You Where I Want You.
For You.
With A Touch.ニューヨークの歴戦セッションマンたちが集ったスーパー・フュージョングループ。西のクルセイダーズとともにフュージョンブームを支えたのが彼らでした。本作はスティーヴ・クロッパーがプロデュースにあたったサードアルバム。流行を意識しつつも前2作よりもソウル色がさらに強まった印象です。.
Mighty Love.
Always.
Rainbows.60年代からキャリアがあり、お互いにクリエイターとしての才能も持つ二人がデュオでリリースしたアルバム。気持ちよく盛り上がるディスコビートとメロウナンバーがほどよく共存したクオリティの高い仕上がりです。70年代フィリーの良さが詰まった「Never Stop Loving You」など、ダンスクラシック的なムードも充実。カーティスのレーベルですがプロデュースはバニー・シグラー自身が手掛けます。.
Never Stop Loving You.
My Girl.
Leaving.香港からやってきた5歳のピアノ少女ジーニー・チュウちゃんです。ピアノの半分くらいしか身長が無いんですけど、頑張ってピアノ弾くんです。立派! 「Inca Dinca Doo」ではやんちゃな歌声も聴かせてくれます。この数年後、少し成長した彼女は兄弟姉妹と「Ginny Tiu Revue」というアルバムを残すんですけど、まだ先の話。イノセンス以上の何かを感じます。「China Night」での、お父さんの親バカなイントロダクションもご愛嬌。.
Inca Dinca Doo.
Twelfth Street Rag.
China Night.UKファンクバンドの雄。77年に「Shipwrecked」のタイトルでリリースされていたアルバムを、もっとキャッチーなタイトルとジャケで翌年出し直ししたアルバム。それだけ“売りたい”アルバムだったということでしょう。インスト「Bop Gropes Blues」が極上の夕焼けファンク。AORファンにはレニー・ザカテックのヴォーカルナンバーも高ポイント!.
Bop Gropes Blues.
Oh I.
Just Let It Lay.イギリス出身で盲目のハンデがあるピアニストというとジョージ・シアリングを思い浮かべますが、この人も似た系譜にあるユニゾンを多用したアレンジで自分のジャズを作ります。しかも出自のスコットランドの音楽もとりまぜながら。だからこういうアルバムタイトルなのですね。スタイリッシュで斬新なアレンジ連発で、知性派ジャズ好みならぜひ。.
Scotch Mist.
Undertone.
Scotch On The Rocks.20世紀の大作曲家リチャード・ロジャースが自ら指揮棒を持った貴重なレコーディングです。まるで19世紀から存在しているクラシカル楽曲のように思えるのに、すべて20世紀にロジャースが作曲したという事実に、あらためて驚きと敬意を感じます。大編成のオーケストラでのダイナミックな演奏は作曲者の夢を叶える試みでもあったでしょう。.
Richard Rodgers’ Waltzes.
March Of The Siamese Children.
Slaughter On Tenth Avenue.“From The Creative World Of”の名義を用いるようになった60年代のケントンは、自らの門下生たちにテーマを与え、彼らが用意した楽曲及びアレンジを使って作品をリリースしていきます。本作で指名されたのはジーン・ローランド。”Blues”といっても、いわゆる黒人のブルースだけではなく、情感の表現、黒人ルーツの探求など様々な視点が試みられています。死ぬまで自分が動き続けたエリントンとは違うアプローチで、自身の音楽を追究したケントンはすごい人です。.
Reuben’s Blues.
Blue Ghost.
Fitz.アイク・ターナーが送り出したファンクバンド。もしかしてアイク&ティナのバックバンドを務めていた連中ですかね? これがセカンドアルバム。歌ものとインスト半々ほどの構成で、どちらも熱さと洗練の両方が感じられてかっこいいのです。人間的には問題ありだったそうですが、やっぱりプロデューサーとしてのアイク・ターナーはすぐれもの!.
Beauty Is In The Eye (Of The Beholder).
Two For Three For Me.
Scratch.70年代を迎えても時代の空気を理解し続けたペギー・リーです。制作はスナッフ・ギャレット、編曲はドン・セベスキーとアル・キャップス。気だるい彼女のヴォーカルが乗るだけで、どんなポップスでも“彼女の歌”に。さらりと歌ったセンチメンタルな「All I Want」も素晴らしいし、「Sing」の素敵な解釈は、まるでソフトロックの“ゴッドママ”。.
Sing.
All I Want.
Help Me Make It Through The Night .1972年の大ヒット「Me And Mrs. Jones」の大ヒットでよくもわるくもバラード歌手のイメージがありますが、実際の彼はジャズのセンスもあり、ファンクナンバーも自在にこなします。彼の魅力をフィリーソウルのフォーマットでもっともよく体現しているのは、じつはこのあたりのアルバムではないでしょうか。ギャンブル&ハフのプロデュース。.
July, July, July, July.
Be Truthful To Me.
When It’s Your Time To Go.元デフ・スクール。のちにプロデューサーとして大成する彼が、自身のリーダーバンド、クライヴ・ランジャー&ザ・ボクシーズでリリースした唯一のアルバムです。キンクスやエルヴィス・コステロのバックを務めたアトラクションズを彷彿とさせるシャープかつひねりの効いたポップサウンドで、この時代のUKニューウェイヴらしいスカ/ダブ感覚もちらほら。.
Ain’t Gonna Kiss Ya.
Hope And Glory.
Splash(A Tear Goes Rolling Down).中期DC5の充実作。ビートルズの後追いでサウンドを変えず、サイケにも染まらず、爆発力と叙情味を兼ね備えたクラーク=スミス・コンビの信じる路線を貫いた彼ら。このアルバムは目立ったヒット曲を収録していませんが、実は隠れた名曲の揃った一枚です。美しい「Barnadette」、ラヴィン・スプーンフルみたいな「Sitting Here Baby」みたいな曲、本当にいいですね。.
Nineteen Days.
Bernedette.
Sitting Here Baby.午前2時45分まで踊り続けろ! NYで生まれ育ったカリビアンアフリカン、ゲイリー・US・ボンズのデビューアルバム! デビュー・シングル「New Orleans」(6位)「Quarter To Three」(1位)「School Is Out」(5位)と全米トップ10ヒットを3曲も収録。ドゥーワップやロックンロールの枠におさまらないクロスオーバー感も大きな魅力でした! 「Cecilia」は、ここでのゲイリーのヴァージョンをNRBQが完コピしてます。オリジナル盤でも音は悪いけど気合いが飛び出してきます!.
Quarter To Three.
Cecilia.
New Orleans.60年代の活動はライブラリー音楽のシーンでも名高いブリティッシュ・ジャズドラマー。このクインテットにはテナーサックスでタビー・ヘイズが参加しています。アメリカの同時代ジャズへの憧れを全員で表現した、引き締まったハードバップ!.
Weber The Great.
Bassman.
Beathaven.ライオンと呼ばれたピアニストと、タイガーと呼ばれたドラマーのふたりジャズ。1893年生まれのスミスと1911年生まれのジョーンズ。先輩後輩、あるいは父と子みたいな関係性でしょうか。戦前ジャズのノリだけかと思いつつ、スミスのピアノには意外やトリッキーでジェントルな一面もあり。すごく刺激的だし、クリエイティヴなのに心が落ち着きます。.
Keep Your Temper.
You’re The Limit.
Keepin’ Out Of Mischief Now - Charleston.J's・ウィズ・ジェイミーがレーベルを移籍して改名、ジェイミー&J・シルヴィア・シンガーズとしてのセカンド。「It's Not Unusual」収録のファーストにまったく引けを取らない素晴らしい内容です。とりあえず、ハイ・スピードな展開にエレキまで飛び出す「Hold On Tight」でノックアウト! 「Who Am I」や「You’ve Got Your Troubles」の飛翔感も最高! 「What the World Needs Now」もスウィートで素敵なワルツに。アレンジはドン・コスタです。.
Hold On Tight.
Who Am I.
What the World Needs Now.「マリア・エレーナ」などギターインストの名演で日本でも長く親しまれていた人たち。アマゾンで拾ったギターで演奏を始めた、みたいなギミックも初期にはあったとか。実は彼らにはちゃんと前歴がありました。RCA-Victorから世界デビューする以前に残していた音源を聴いてびっくり。なんと歌入りなのですから。サンバやショーロの心地よさをたたえた演奏に歌とコーラス。本当に同じ人たち?(本当です).
Deixa De Tristeza.
Baia.
Me Estoy Congelando.フィリーソウルの裏方にしてサウンドの中核を担う最強のミュージシャンたちによるインストプロジェクト第二弾。「Get Down With The Philly Sound」「Ferry Avenue」など、フィリー讃歌であると同時にメロウで爽快なグルーヴは世界に通じるものだと痛感させてくれます。WARのカヴァー「Smile Happy」のたそがれたグルーヴも素晴らしい!.
Get Down With The Philly Sound.
Smile Happy.
Ferry Avenue.62年リリースのファーストのUKリイシュー盤。太鼓連打のイントロがあまりにも強烈な「Let’s Dance」を筆頭に、最高にポップでいたいけでイカレたティーンエイジャー・ロックンロールの連発。このとき彼は19歳。同じチカーノ系アメリカ人として憧れのリッチー・ヴァレンスの影を追いながらロックしまくっていたのです! 純朴すぎて最高! ステレオミックスが採用されています。.
Let's Dance.
I Ran.
No, No, No.イアン・マシューズ、サンディ・ロバートンがプロデュースにあたったUK産珠玉のグッドタイム・フォーク・グループ。アメリカのフォーキーたちへの憧れを滲ませつつ、ブリティッシュなくすんだ色合いは隠せない。アコースティックなアンサンブルとハーモニーの美しさは、ヘロンなどの延長線上にあるもの。もっと評価を!.
Silent Emotions.
Don't Turn Out The Lights.
Take A Man.もともとはジェリー・ロスの後押しでデビューしたブルーアイドソウルグループ。2枚あるアルバムは何故かどちらも「The Mob」というグループ名のみ。本作が4年ぶりのセカンドにしてラスト。プロデュースはボーンズ・ハウ。デビュー当時よりもぐっとメロウ度ファンク度ともに増した音になってます。ネッド・ドヒニーの「Get It Up For Love」やバリー・マン作「When You Get Right Down To It」などカヴァーも最高。.
Get It Up For Love.
When You Get Right Down To It.
I Can’t Stop This Love Song.リフォルニアの新興レーベルAutumnからリリースされたサンフランシスコのラジオ局主催のコンサート(63年)。当時はノンクレジットでしたが、ゲストコンダクターにフィル・スペクターを迎えているとのちに判明しました。ロネッツはレイ・チャールズの「What I'd Say」を歌っています。収録アーティストは、ロネッツ、ディー・ディー・シャープ、ライチャス・ブラザーズ、フレディ・キャノン、ボビー・フリーマン、ジョージ&テディ、ディオンヌ・ワーウィック、ベティ・ハリス。.
Don’t Make Me Over.
On Broadway.
What’d I Say.バンジョー奏者ハリー・リーサー、1926〜29年の音源集。ばっちりアクロバティックなシンコペイションを決めるダンス・バンドやフージャー・ホット・ショッツをもっとテクニカルにしたような過激なノヴェルティバンド、シックス・ジャンピング・ジャックスでの音源など、戦前音楽の過激な面白さに耳が引きずりこまれる危険なアルバムです。.
The Whoopee Hat Brigade.
I'm Just Wild About Animal Crackers.
Nagasaki.アメリカの西部劇黄金時代の末期に制作された映画「アbンドレロ」のサウンドトラック盤。作曲はジェリー・ゴールドスミスで、オーケストラの指揮はライオネル・ニューマンという豪華な布陣。テーマのユニークさが際立ってますが、全体はダイナミックでスリリングなオーケストラ・スコア。良質音響のProject 3からのリリースでした。.
Main Title.
The Bait.
A Bad Day For Hanging.これが4人だけの声なのか? 超絶技巧派コーラス集団が大所帯ビッグバンドをバックにノリノリに歌いまくる人気盤。A-1「Tangerine」から、もう人間技とは思えないコーラスで圧倒されます。ジョニ・ミッチェル「Chelsea Morning」や、あの有名な「You Are My Sunshine」も斬新な解釈&快演です! 卒倒します!.
Tangerine.
Chelsea Morning.
You Are My Sunshine.しっとりとしたジャズ味をきわめた60年代前半のCapitol時代と、60年代後半のソフトロック・テイストを取り入れたImperial時代。ちょうどその狭間にPhilipsに一枚だけ残されたアルバムが、こちらです。まだ彼女は24歳。実年齢らしい若さも垣間見えます。ひょっとして、早くから大人びた歌を歌わされた彼女にとって、これはフレッシュな気分を取り戻す試みだったのかも。ラルフ・カーマイケルのアレンジは上品で洒落たもの。スキャットで駆け抜ける「世界は日の出を待っている」に脱帽!.
The World Is Waiting For The Sunrise.
Beautiful Friendship.
As Long As My Live.