後にミミ・バエズとコンビを組む早生の天才ディック・ファリーニャ(小説家としても作品を発表)とエリック・フォン・シュミットらが滞在先のロンドンで録音したセッション。若きボブ・ディランがハーモニカで参加していることで有名ですが、なにより主役の二人のビターでディープなフォークブルース〜ヒルビリーの数々にうたれます。「Dobell's Jazz Record Shop」での録音というロケーションにもしびれちゃいますね。レコーディングは1963年1月14日と15日。リリースは後年でした。.
【曲目】Sad Movies (Make Me Cry) / We Live In Two Different Worlds / Waltz Of The Wind / Roly Poly / No One Will Ever Know / It’s A Sin // Kaw-Liga / Blue Eyes Crying In The Rain / Afraid / Foggy River / I’ll Never Stand In Your Way / Pins And Needles (In My Heart)
【曲目】Lady Of Spain / Vaya Con Dios / Never On Sunday / Sayonara / Russian Lullaby / Lonesome Road Blues // Brazil / Non Dimenticar / Greensleeves / April In Portugal / Lovely Hula Hands / Astro Guitar
50年代から女優として活躍するポリー・バーゲン。シンガーとしてのアルバムはColumbiaというイメージですが、本作はPhilipsに移籍後の第一弾。女優でもある彼女の生き方になぞらえたアルバム・タイトルのようです。楽曲も映画や舞台から有名になったものを中心にしています。歌声は少し円熟味を増した感じですが、アレンジ的にはモダンさもあって。ボッサな「The Continental」にや、シャープなビッグバンド・アレンジの「Cheek To Cheek」が最高です!.
【曲目】If You Were Mine / When Johnny Comes Marching Home Again / You Made Me Love You / I’ve Got Everything / All Of Me / You Go To My Head // Season Greetings / Oh Lady Be Good / Little Lamb / Kids / What Good / Put On A Happy Face
【曲目】Sam Ogan / Eastern Beer / Look Out / Timepiece / For The Love Of Pete / Wasted Rose // Nuts For Bolts / Church And Paydays / Clovehitch / French & Indian Score / Camp Hambone / Top Of The Morning
邦題「市俄古への長い道」。デビュー期に2枚組を連発していた彼ら。これはその路線での最後くらいの作品です。かえって今聴くと新鮮に思える名曲が眠っています。特にD-2「Call On Me」はシティポップ/ハワイアン・コンテンポラリー・ファンにもオススメしたい隠れ名曲! 弾けたラテンインストC-2「Mongonucleosis」もカッコイイ!.
【曲目】Woodchopper’s Ball / Blues In The Night / In The Mood / Misirlou / Johnson Rag / Sentimental Journey // Perdido / Mood Indigo / Jersey Bounce / Cherokee / Come Back To Sorrento / A String Of Pearls
ナッシュヴィルのカントリー・シンガー、フロイド・ロビンソンのデビュー・アルバム。カントリー色はあえて控えめにしてロックンロール/ポップスの魅力を親しみやすく伝えるスタンス。言葉遊びが楽しい「Alphabet Song」やチップマンクスもびっくりなムシ声スペースロック「The Man In The Moon Is A Lady」をぜひ!.
スウェーデン出身のジャズヴォーカリスト。ビル・エヴァンスの「Waltz For Debby」のあまりに美しい歌声で知られています。本作はサド&メル・オーケストラをフィンランドに迎えて録音した一枚。ブロッサム・ディアリーの「Long Daddy Green」や同郷のラルス・ガリンの曲を採り上げて、気持ちよく歌っています。アメリカでのリリースは少ないのが残念です。.
セカンド・アルバム。リトル・フィートのポール・バレアが中心となって彼女をバックアップ。マイケル・マクドナルドとデュエットした「Let Me Go Love」がAORファンの琴線をくすぐりますね。奔放で快活なウェストコースト・フィーリングを基調としながら、1979年という時代を反映したコンテンポラリーなムードもちゃんとあって。早くに亡くなったのが惜しまれます。.
ゴルゴーニ・マーティン&テイラーでの活動を経て、ようやくリリースされたファースト・ソロ。すでにソングライターとしての名声があり、シーンの大物として知られていたのに自分の名前で出したアルバムは初めてなのでした。メリリー・ラッシュに提供した名曲「Angel Of The Morning」自演版をはじめ、淡いテイストながらチラリと生き様が見え隠れします。このアルバムをひそかに愛する人が多いのもうなづけますね。.
【曲目】Love Me, Please Love Me / Le Sous Marin Vert / Un Homme Et Une Femme / Mademoiselle Lise / Bang-Bang / Monday Monday // Paris En Colere / La Chanson De Lara / Strangers In The Night / Angelique / Ton Nom / La Machine Infernale
バカラックが提供した「What The World Needs Now Is Love」のオリジナル・ヴァージョン収録。アイドルなのか本格派なのか今ひとつイメージの定まらなかったLibertyからImperial移籍後のファースト、通算では彼女のサード・アルバムです。その移籍にあたっての最大のプレゼントがバカラックからの名曲だったわけです。これ以降、彼女のアルバムはとても充実したものになっていきます。あ、アイドル風の雰囲気を残したナイス・ガールポップ「Hellos And Goodbyes」も忘れずに!.
収録曲・データ
【曲目】What The World Needs Now Is Love / Take Me Away / Summertime / Am I Making It Hard On You / Go On Your Way / After Late Night // A Lifetime Of Lonliness / Take Me Tonight / Hellos And Goodbyes / I’m Gonna Be Strong / Don’t Let The Sun Catch You Crying / I Remember The Boy
ドリーミーなブリティッシュポップを70年代に貫いた名グループ、スタックリッジから、よりモダンポップなユニット、コーギスへの転身。シクスティーズ・オマージュあふれる名曲「If I Had You (とどかぬ想い)」収録のファースト。です。ブリティッシュロックとネオアコの間をつなぐミッシングリンクのひとつとも言えます。.
【曲目】I May Be Wrong / Talking Is A Woman / Sh-h The Old Man's Sleeping / Don't Forget To Say "No" Baby / Casanova Cricket / A Man Could Be A Wonderful Thing / Put Yourself In My Place / A Tune For Humming // That's A Plenty / Gonna Get A Girl / For Everyman There's A Woman / Ten To One It's Tennessee / Coney Island Washboard / Some Days There Ain't No Fish / The Monkey Song / Rogue River Valley
イギリスのムード・アレンジャー、ロン・グッドウィン。映画音楽からラウンジまで幅広く手掛けた人ですが、50年代にCapitol Of The Worldを通じてアメリカで紹介された作品はどれも英国的な格調に満ちたスウィートなオーケストラル・ワークス。いにしえのロンドンの街角のそこかしこで繰り広げられている恋人たちのラブシーンを抜き出したような、愛らしい雰囲気に満ちています。佳品とは、こういう作品のことを言うのでしょうね。.
収録曲・データ
【曲目】 The Night Is Young / A Pretty Girl Is Like A Melody / Skylark / As Time Goes By / It’s A Lonely Day Tomorrow / It Can’t Be Wrong // Smoke Gets In Your Eyes / I’ll Remember April / All The Things You Are / The Way You Look Tonight / The Last Time I Saw Paris / Easy To Love