オーストラリア産70年代ソフトロック、あるいは珠玉のシティポップ・コーラス! 紅一点を擁する4人組で70年代に3枚のアルバムを残す彼ら。本作がファーストです。まだまだ未完成で荒削りなところもありますが、ハーモニーはすでに完成。紅一点のシャーリーン嬢の声も日本人好みのキュートなもの。タイトル曲や「Country Girl」まごうことなき名曲です! さらにキャロル・キング「It Might As Well Rain Until September」やリンダ・ルイスの「Reach Out For The Truth」も!.
英国のグレートなラテンマスター。ラテン・キングとそのままのタイトルです。ロスの歌は実に愛嬌があり、いい感じの鼻唄系ダンナ芸なのですが、「I Adore You」「The Coffee Song」「Night Of Adventure」「Pancho De Bull」といつになく4曲も収録しています。ちなみに「I Adore You」は日本では「アドロ」の邦題で知られるメロディ。いい感じのヴォーカルと、さらっと切れ味を見せるラテン・ビート&メロディにほろっと酔わされてしまいます。.
収録曲・データ
【曲目】Brazil / I Adore You / El Gallo / Pancho De Bull / Coco Seeco / How Insensitive // El Gato Montez / Night Of Adventure / Norma De La Guadalajara / La Cumparsita / Alma Llanera / The Coffee Song
Liza / You've Got Me Cryin' Again / This Can't Be Love / The Very Thought Of You / East Of The Sun / I May Be Wrong // There's No One But You / Sometimes I'm Happy / For All We Know / Lullaby In Rhythm / This Love Of Mine / I Get Along Without You Very Well
プウルセルの作品は仏国内盤と海外盤の内容に違いがある例が多いのです。違いを生んでいるのは選曲です。米国ではロッキンなリズムを盛り込んだ「オンリー・ユー」のヒットを放っている一方で、フランスではこれほどに香り高いシャンソン・タッチのアルバムを作っていました。ピアフのナンバー「Non, je ne Regrette Rien (水に流して)」と「Mon Dieu! (私の神様)」は、こちらが初回録音ヴァージョン。また「Saint-Emilion」はプウルセルとルフェーブルによる共作。ロックンロールなリズムが光る「Ca Tourne Rond 」が異色で魅力的です。.
収録曲・データ
【曲目】La Terre / Nous, les Amoureux / Nuits d'Espagne / Ton Adieu / La Semaine / Non, je ne Regrette Rien // Ca Tourne Rond / Mon Dieu! / Pizzicati-Pizzicato /Toi que j'inventais / Saint-Emilion / Tous les Mots d'amour
母親がエルヴィス「Heratbreak Hotel」の作者。自身もスリー・ドッグ・ナイトが当てた「Joy To The World」を書いたシンガー・ソングライター。このアルバムはそれ以前、若きフォークロック・マンとして活動していた彼が、偉大なジャズブルースシンガー、ベッシー・スミス(女性)の名曲を歌った豪放なアルバムです。ジャケはおどけてますが、内容は骨太。.
クリスマス・アルバムに続き、これがセカンド・アルバムとなります。キッズもの大定番「I Believe In You」や、ブレッド「Baby, I’m-A Want You」、ミレニウム「I Just Want To Be Your Friend」とか、本当にいいですね。いまだに人気の高いチルドレン・ソフトロックのマスターピース! アメリカでは今なおケーブル局で再放送が続いています。.
ラテンタッチのリズムに軽くコーラスが入った「High On A Windy Hill」でのオープニングにちょっと驚きがありますね。流麗なパッセージで50年代から大きな人気を誇ったロジャー・ウィリアムスのポップ・アルバム。ラテンタッチの曲やおなじみのメロディを軽やかにとりあげています。アレンジはラルフ・カーマイケル。.
スティールパン+オリエンタル・ファンク from 1984! スティールパンによるジャズの演奏を開拓したイノヴェイターであるトリニダード出身のスティールパン・マスター、ルディー・スミス。彼がモダン・サウンド・クインテット解散後に満を持して発表したソロ名義のファースト・アルバムを世界初CD化。完全デジタルリマスターとオリジナルジャケット仕様!.
ドラムとトイ・ピアノだけで歌われるA-1「Settin' The Woods On Fire」のとぼけたチープさは衝撃! dB'sのドラマーが85年に作った唯一のソロ・アルバム。リリースはヨ・ラ・テンゴの設立した自主レーベルから! グッドタイムな曲からヴェルヴェット・アンダーグラウンド〜ダニエル・ジョンストン的なものまでドゥーイットユアセルフ、好き放題やり抜いています。裏ジャケのエルビスのイラストも最高!.
ジェラルド・ウィルソンのビッグバンドを従えた一枚。アンニュイな低音ヴォイスの艶やかさはそのままに「Hello, Dolly」「Watermelon Man」や「King Of The Road」など彼女にしては新しめのレパートリーをセレクト。タイトル曲はいろんなシンガーが歌ってますが、彼女の歌声の狂おしさは格別。ブラスだけでなくオルガンもナイスアクセント。.
収録曲・データ
【曲目】My Kind Of Town / Girl Talk / King Of The Road / I Bruise Easily / Feeling Good // Watermelon Man / She’s Just A Quiet Girl (Mae) / Summertime / Hello Dolly! / Won’t Someone Please Belong To Me
アルトマンの映画「ナッシュヴィル」で歌った自作曲「I’m Easy」のヒットがきっかけで歌手デビュー。正直言って俳優さんのレコードとは思えないほど、クオリティの高い逸品。アルバムタイトルは「忘れ物取扱所」の意味。それにひっかけて両面をLost SideとFound Sideで構成。それとも失意と希望とのダブルミーニング? 思わず胸をギュッと捕まれてしまいました。フリートウッズ「Mr.Blue」やビートルズ「Rain」のカヴァーもさりげなく素敵だし、Found Sideの3曲目「Love Of The Blues」のジャズっぷりにメロメロ。.
デビュー作と同様にプロデュースは元クラッキンのバネッタ&チューダコフのコンビ。ロビー本人に加え、プロデューサー陣が作品作りに参加したシティソウルな曲と、ビル・ラバウンティが参加したメロウなバラードとが、お互いを高め合うかのようにして配置されています。そしてタイトル通り、アカペラドゥーワップ「All Night Long」も収録。デジタル風味を増したサウンドもいまならOKかと。.
アメリカ人の心のおかあさんのようなパッツィ・クラインの張りのある歌声に聴き惚れてください。1963年に31歳の若さで世を去った彼女。残した音源のほとんどがシングルのみだったため、没後に多くの編集盤が作られました。これもそのうちのひとつ。しかし「Yes I Understand」「How Can I Face Tomorrow」にはシングルとは別ミックスのテイクが採用されていることで、ファンにはマストな一枚でもあったそうです。彼女の歌唱はこの世界へのよき入り口です。.
Takomaレーベル傘下で同社のSSW部門だったと思しきマイナー・レーベルDevi(ラヴィンドラ・ダンクスなどを輩出)からリリースされたブルージーなフォーク・シンガーの傑作。弾き語りにハープやドブロが加わるシンプルかつざっくりした詩情のサウンドです。アシッドすれすれの繊細さが味わえるナンバー「She's Got The Right To Change Her MInd」なんて、クリス・スミザーあたりのファンにはたまらないはず。シンプルなジャケ同様、隠し立てのない音です。.
【曲目】What's new Pussycat? from the film "Quoi de neuf Pussycat?" / J'aime / Au Secours (Help) / Mon Coeur d'attache / Quand on est Ensemble / Je Croyais //La Boheme (de l'operette "Monsieur carnaval") / Scandale Dans la Famille (Shame and Scandal in the Family) / Manuel Benitez El Cordobez (G. Bourgeois - J.M. Riviere) / Thunderball from the film "Operarion Tonnerre" / Aline / Le ciel, le Soleil et la Mer
60年代の若い世代の気分をよくわかっているイギリスの名アレンジャー、ジョン・キーティング。ダイナミックなロックビートとブラスできめたMid60sロンドンな一枚。猛烈にダイナマイト感覚の「The Preacher」や「Ticket to Ride」、華麗に舞う「Wives and Lovers」など、コントラストの強いメリハリあるサウンドがナイス! 隠し味に現れるジャズ味がヒップで最高です。.
収録曲・データ
【曲目】The Preacher / Swing Low Sweet Chariot / Hey Girl / Cast Your Fate To The Wind / On Broadway / The Chihuahua // Ticket To Ride / Wives And Lovers / Spanish Harlem / Bee-Bom / You’ll Never Get To Heaven / My Kind Of Girl
1964年、ビートルズがアメリカにやって来て、若者の世界が一気に変わった!……わけではなくて、まだまだ映画音楽やガール・ポップもヒットしていたのです。この時代だからこそ味わえるその混じり合いがスリリングというか、素敵です。そのビートルズ「A Hard Day's Night」を皮切りにオーケストラでパーティー・ホップ! 「My Boy Lollipop」はオーケストラル・スカ! 「夏の日の恋」も若々しいアレンジで!.
収録曲・データ
【曲目】A Hard Day's Night / Tell Me Why / My Boy Lollipop / I Believe / World Without Love / The End Of The World // Tennessee Waltz / Walk On By / Remember Me / Theme From "A Summer Place" / Chapel Of Love / Love Me With All Your Heart (Cuando Calienta El Sol)