手塚治虫「ぼくの孫悟空」を原案にして製作された東映アニメ映画「西遊記」! オリジナルサントラはなんと服部良一なのですが、アメリカ公開時に新たにサントラを担当したのは、レス・バクスター! 主題歌をはじめ多くの挿入歌を歌うメル・トーメふうのシンガー、ボビー・アダモもとってもいい! そしてバクスターが手掛けたオリエンタルなストリングスの美しいこと!.
Alki Aliko Alakazam.
Magic Man.
Blue Bird In The Cherry Tree.元モーメンツ。解散したわけではなく、レーベルを移籍して心機一転というわけです。70年代を通じ良質のスウィートソウルを送り出し続けた彼らが、さらに一段上のクオリティへ。タイトル曲「Stay」は新たな門出を飾るにふさわしい大ヒットとなりました。最高の内容です。.
Stay.
Good Ole’ Days.
Midnight Lady.ここから「Chuck E.'s In Love(恋するチャック)」が大ヒットしたファースト・アルバム。いやいや、みんな彼女に恋したんですよ。ラス・タイトルマン、レニー・ワロンカーの薫陶を受けデビューした彼女の永遠に色あせることのない1枚です。見とれてしまうジャケットです。.
Chuck E.'s In Love.
Young Blood.
Danny’s All-Star Joint.エヴン・ダズン・ジャグ・バンドからキャリアをスタートさせたブルーズ〜ラグタイム・ギタリスト。多作で知られる彼の作品の中でも、とりわけ重要な一枚です。この時期ローマに住んでいた彼の自宅で録音されたトラディショナル・ラグ集。A面冒頭の彼の子どもの声(「Adam’s Voice / Tickle Dew」)に、思わずニンマリ。ストイックな中にもさりげないユーモアがあるんですね。.
Adam’s Voice / Tickle Dew.
Dallas Rag.
Yazoo Basin Boogie.ブロードウェイ出身の女性シンガー、シルヴィア・シムズ。しっとりと落ち着きがあり、かすかにハスキーな歌声に恋の悲しみを宿らせる名手です。ラルフ・バーンズによるジェントルなストリングスをバックに歌ったアルバム。彼女にとって本作はDeccaでの2作目でした。.
He Loves And She Loves.
Can’t We Be Friends.
When A Woman Loves A Man.63年リリースのセカンド・アルバム。スケールの大きな歌唱力で一気にスターダムに上り詰めていった時期の作品です。専属アレンジャーのピーター・マッツが提供した「Gottta Move」そして最高の60sスイング「Lover, Come Back To Me」などが、彼女ならではのバネの効いた表現力で収められています。.
Gottta Move.
Lover, Come Back To Me.
Any Place I Hang My Hat Is Home.ソングライターとして幾多の素晴らしい作品を書き残してきたこの人。80年代最初にして唯一のソロ作がこちら。ジェフ・ポーカロ、デヴィッド・フォスター、スティーヴ・ルカサーらがバックアップしたこともあり、AORファンにも受け入れられました。同時代の流行に比べて派手さやダンサブルさは控えめなサウンドですが、シンガーとしても表現力を増した彼の歌声には信頼感を覚えます。アート・ガーファンクルに提供した「Scissor’s Cut」の自演版、素晴らしいです。.
Angel Heart.
Scissor’s Cut.
God’s Gift.Columbiaの専属オーケストラとして、ブロードウェイ、ハリウッドの名舞台、名画のテーマ曲を取り上げる機会をパーシー・フェイスは多く持っています。この62年のアルバムでも、当時の映画から生まれた名曲の数々を優雅かつゴージャスに演奏しています。パーシー・フェイス版の「Moon River」など、実に味わい深いものです。.
ムーン・リバー.
Maria.
春の如く.70年代後半以降、ソングライターとしてのみならずAORシンガーとして、ダンスも含めたパフォーマーとしてのステータスをあげていったピーター・アレン。この83年盤はチャーリー・カレロのプロデュース。デジタルリヴァーブ全盛なサウンドになっていますが、ブルーアイドソウル・フィーリングは健在。デヴィッド・フォスターも参加。かっこいいドラムはヴィニー・カリウタ。.
Not The Boy Next Door.
You’ll Always Get Your Way.
Somebody’s Got Your Love.ディスコフュージョンにアレンジされた「Aquarius」カヴァーでびっくり! 時代の変化を見逃さない男ラムゼイ・ルイスの70年代ラスト・アルバムです。洗練されたディスコファンクを中心にしつつ、リリカルな美しさを持つメロウナンバーも効果的に配置。アース・ウィンド&ファイヤーの大成功に刺激されていたんでしょうね。.
Aquarius.
Dancin’.
I’ll Always Dream About You.これぞカナダ。ピュアで真摯な歌声と、じんわりとウォームなメロディ、そこはかとないロンリネス。初期ブルース・コバーン好きにはたまらない世界です。繊細でありつつストリングスを加えたり、バンドサウンドでも広がりのあるアレンジが素晴らしいです。これが彼のファーストアルバム。セカンドが出るのは20年後のCD時代でした。.
Pamela.
No One Ever Told Me.
Children Of The Night.ブレッドではデヴィッド・ゲイツの影に隠れた感じでしたが、解散後に発表したこの初ソロは名盤の誉れ高い一枚です。リー・スクラ−、ラス・カンケル、ラリー・ネクテルら“同僚”と言ってもいいくらいの気心知れたミュージシャンと共に作り上げた珠玉作。ブレッドとは違うアーシーな味が魅力の逸品です。.
You’ll Get Along.
Someday.
Breakin’ Up Is Easy.人間の脳波を用いた最初の音楽作品として知られるアルヴィン・ルシエの「一人の演奏家のための音楽」を、あろうことか60年代のジョン・ケージ一派が実演した壮絶な意味不明爆音塊。もう一つは、初期オメガポイントのリリースで現音マニアを震撼させた一柳慧の傑作「アピアランス」のマスターテープ音源という強烈二本立て。単なる希少価値を超えた、プロト・インダストリアルといえるこれら実験音楽の精髄をアンビエント流行の今爆音で浴び歴史的弁証法に問う!.
カリフォルニアのローカルシーンで活動したフォークギタリスト。レオ・コッケ的なフィンガーピッキングをさらに研ぎ澄ませ、なおかつ全曲自身のオリジナルという、こだわりが感じられるデビュー作です。集中力がすごくて、一瞬で彼の世界に引き込まれます。なんと推薦文を音楽好きで知られる俳優のジェフ・ブリッジズが書いてますね。映画が盛んな南カリフォルニアならではの交流だったのかも。なお、彼の残したレコードはこれ1枚のみ(その後のリリースはカセットだそうです)。.
Ho Jo.
Deccan Express.
Blister Rust.シルヴィアのレーベルTurboからデビューしたディスコファンク・グループ。キーボードを担当し、全曲を作曲したビリー・ジョーンズがグループの中心です。両方にお互いの血が流れているんだということを表現したジャケなのでしょう。メロウな「The Love Song」や夕暮れ感濃厚なインスト「Brother Love」はチェックしておきましょう。ラテンソウル+ブギーな「We Love To Party」もよろしく!.
The Love Song.
Brother Love.
We Love To Party.若き日のシナトラをシンガーとして起用し、その魅力を広く世間に知らしめたバンドリーダーでトロンボーン奏者トミー・ドーシー(1956年没)への追慕を、当時のレパートリーをドーシー門下で同窓だったサイ・オリヴァーのアレンジで歌ったアルバムです。自ら主宰したRepriseでの初期リリースであることにも、自分なりの敬意を表さなくてはならないというシナトラの義理と人情を感じますね。.
I’m Getting Sentimental Over You.
Imagination.
I’ll Be Seeing You.ボンゾ・ドッグ・バンドやタイニー・ティムの諸作に近い、茶目っ気たっぷりの愛すべきヒップな作品です。通算4作目。イギリスからシアトルに移住して、いかれたガレージポップ「You Turn Me On」で颯爽とデビュー。その後、大好きなラグタイム研究に打ち込んで音楽性もそちらに傾斜してゆきます。本作はその中間といったところ。ここから72年の傑作「Under The Ragtime Moon」まで彼は長い沈黙(自作の音楽書の執筆など)に入ります。.
Lucky Jim.
College Life.
They’re Wearing ‘Em Higher In Hawaii.ニック・ロウの伝記を著し、この後、プロデューサーとなってさまざまな名バンドをサポートしてゆく重要な才人ウィル・バーチ在籍! ロンドンの名門マーキークラブでのライヴ盤です。ライブバンドとして叩き上げたかっこいい演奏をきかせます。パンクムーヴメントの盛り上がりにも影響されていたのでしょうか。ラストの「Friday On My Mind」に至るメドレーがニクイです! スタジオ盤はユーモラスな側面も出てますが、ライブでの彼らはキンクス〜ドクター・フィールグッド系のかっこよさ!.
Original Model.
Crusin’ For Love.
Friday On My Mind.ペルーからやってきた怪女イマ・スマック! 古代インカの儀式を題材にしたという元祖エキゾなアルバムで、作曲はイマの夫で同じくペルー出身のモイゼス・ヴィバンコ、アレンジはレス・バクスター。50年代末にエキゾが流行/商業化していくずっと前、自らのルーツにある異界への妄想とマグマのような表現力でこんな強烈なサウンドを作り上げてしまいました。.
No Es Vida.
Kuyaway.
Ccori Canastitay.イギリス人アレンジャー、フランク・コーデル。アメリカでのリリースはきわめて少ない人です。ジャズの出自がよくわかるビッグバンド曲+繊細なストリングス曲、その両面で妙技を感じさせるのがアルバムタイトルの由来かなと。ビターな「Summertime」、甘くせつない「The Moon Was Yellow」など。格調高く気品に満ちています。なお、オリジナルUK盤とはまったく違うアートワークで、女性を魅力的にあしらったこのUS盤のほうが断然人気です。.
Get Happy.
Summertime.
The Moon Was Yellow.イギリスのバンド、マッギネス・フリントのメインソングライターだった二人。「Breakaway」をアート・ガーファンクルが取り上げてから世界的な知名度が上がりました。それ以前の、こういう作品もイギリス的な暖かみがにじむポップでフォーキーさが濃厚で人気が高いのです。親密な気分に満ちた響きに、暖かい気分に。さりげなくて、忘れがたいメロディと歌声。いいね。店主敬白。.
Country Morning.
Remember Then.
Shine A Light.TV「ディーン・マーティン・ショー」のアシスタントだった女の子たち。3枚のアルバムはどれもガールズソフトロックの名盤で、このRCA盤がラスト作。ジャケット通り、太陽みたいな溌剌とした気分があって素晴らしいです。ローラ・ニーロ「Save The Country」のカヴァーの高揚感。まさにサンシャインポップガールズ! やられました。.
Save The Country.
Light Sings.
Last Summer.ひ弱なファルセットで歌われるA-1「Your Heart Is My Heart」が最高なんですよ。ジェファーソン・エアプレインのドラマーだったジョーイ・コヴィントンが結成したバンドの唯一作。自分でリードヴォーカルも務めます。あの憎めない声は彼だったんです。混沌としてはいるけど、音楽愛と現代にも通じるナイーヴなマインドが刺さる! これは知られざる傑作なんです。.
Your Heart Is My Heart.
Miss Unaverse.
Hideout.タイトル曲は「サインはピース」の邦題でも知られる70年代初頭の大ヒット曲(全米2位)。カナダ出身の彼らが歌うラブ&ピース・ソングはさまざまな問題に揺れていた当時のアメリカを癒したのでしょう。レーベルとしても60年代のバブルガムやグッドタイムミュージックのムードを踏襲した彼らのサウンドはうってつけでした。あらためて聴くといい曲多いです。.
Put Your Hand In The Hand.
The One Who’s Left.
Deep Enough For Me.ジャケは少しおとなびた印象ですが、「I Could Have Danced All Night」も相当いいですよ。重厚さが際立つゴージャス・ガールポップ。スペクター的ですらある「At The Crossroads」など圧巻。「隣の芝生は青く見える」という意味のタイトル曲は、彼女との名チームでもあるトニー・ハッチ&ジャッキー・トレント作。US盤も同内容でリリースされていますが、UK盤はジャケもコーティングで、アートワークが異なっています。.
I Could Have Danced All Night.
At The Crossroads.
The Other Man’s Grass Is Always Greener .AOR界の至宝アルバムで知られるジョン・ヴァレンティことジョン・リヴィグニが在籍したブルーアイドソウル〜ブラスロックバンドのデビュー作。ジョンがスティーヴィー・ワンダーの影響を受けていることがよくわかる「Lady」、アーリー・ソウルの面影を残す「Brand New World」、グッドタイミーな「Don't Know Where I'm Going Be Today」など素敵。まだ生硬な感じではありますが質が高い!.
Lady.
Brand New World.
Don’t Know Where I’m Gonna Be Today.いまもイギリスで深く愛される名曲「Streets Of London」の作者。木訥で実直な歌声とロマンチックなメロディを生み出すソングライティングの両方を兼ね備えた才人であり、一貫して街角の生活者の視点を持ち続けている人とも思えます。本作は71年の4作目。ガス・ダッジョンのプロデュースによるバンド・サウンド+ストリングスも、くすんだロンドンの下町の哀歓を浮かび上がらせます。.
Gene’s I .
Old Brow Dog.
Claudia.巨漢の男性ふたりが写るジャケから想像もつかない素晴らしい胸キュン・ポップス「Let Me Make Love To You」収録です。なんたって元タートルズ。ザッパの元でしごかれ、T-REXの「Get It On」ではコーラスもしてます。歌もコーラスも最高。ポップファンは笑いながら泣いて下さい!.
Let Me Make Love To You.
Rebecca.
There’s No Business Like Show Business.Marty Paichの編曲によるオーケストラをバックにした、あまり見かけない1枚。南太平洋やNY、イタリアなど世界各地を歌で旅する内容で、「Bali Ha'i」や「Autumn in New York」などを、いつもの超絶ハーモニー(それでいてイヤらしくない!)でしなやかに披露。いつもながらの圧倒的な歌唱力に、溜息が漏れます。ジャジーなバックも素敵。まだモノ盤の多いこの時期。ステレオ盤は珍しいです。.
Bali Ha’i.
My Little Grass Shack In Kealakekua, Hawaii.
Isle Of Capri.クリーム解散後のファーストソロ。ジャズロックアルバム「Things We Like」の方が先に録音されていましたが、こちらがファーストとしてリリースされたのは、やはりクリーム・ファンの要望にも応える歌モノだったから? クリス・スペディング、ディック・ヘクトール・スミス、ジョン・ハイズマンらを迎え、ゲストもジョージ・ハリスンなど豪華。作詞にはクリームからの継続でピート・ブラウンが参加。グルーヴィーでエッジの立ったジャンル横断的ブリティッシュロック! 歌もベースプレイもやっぱりすごいです!.
Never Tell Your Mother She’s Out Of Tune.
Weird Of Hermiston.
The Ministry Of Bag.