やさしげなシンガーソングライター全盛期にあってFolkwaysからのデビュー。幼さの残る顔立ちですし、歌声だってまだ少年のようですが、ギターの鳴りにしても、曲にしても硬派な雰囲気漂う青年です。たとえて言えば、ボブ・ディランのファースト・アルバムのみに影響を受けて音楽を始めたような。しかし、余分なものを削ぎ落とした瑞々しさに、とても惹かれるものがあります。.
Rollin’ To The Border.
Meet Me In The Roadhouse (Tonight).
The Lily Of The West.スリム・ゲイラードとのコンビで戦前、一世を風靡。その後も、ハミングするベーシストとしてオフビートな音楽生活を送ったスラム・スチュワートが渡仏。フランスの好事家レーベルBlack & Blueに残した一作目です。スリム&スラム時代の名曲「Flat Foot Flewzy」のスラムだけヴァージョンも聴けます。ダン・ヒックスの心の父! ジョン・ピザレリの心の祖父!.
The Flat Foot Floogee.
On The Sunny Side Of The Street.
Slam-Bam.アメリカの有名なタレント発掘ショウの司会者としてラジオ〜テレビデイズを生きたアーサー・ゴッドフリー。音楽に見識ありとは言え、プロではない彼をディック・ハイマンらが優しく囲んで作り上げた素敵な素敵な人柄ヴォーカルアルバム。そして主役のアーサー氏が爪弾くのは、彼の特異芸であるウクレレです! これがまた素敵! ヒップなインスト「Bum-Deedle-Um-Bo」に仰天!.
Bum-Deedle-Um-Bo.
'S Wonderful.
I’m Lookin’ For A Riff.ホワイト・ブルース界の重要人物3人による若き日のブルース・ジャム。1964年から66年にかけてのセッションで、Togetherレコードで初めて陽の目を見たレコーディングです。バリー・ゴールドバーグのオリジナル曲が3曲あるなど、すでに非凡な才能を発揮していたことが伺いしれます。きちんとレコーディングしていたら、きっと血湧き肉踊る内容になったであろうことを想像させるブルースロック黎明期の記録です。.
Big Boss Man.
I Love And Lost.
Slow Down I’m Gonna Lose You.ジェントルなソフト・カントリー路線の名作「Gasoline」の流れを継ぐ、たおやかにレイドバックしたカントリーロック。東海岸きってのポップ・メイカーとして60年代を過ごした彼のセカンド・ソロです。「(The Likes Of) Louise」「It's Still The Same」とグッドタイミーなナンバーが並ぶB面では60年代NYの幻がほのかに見えます。.
(The Likes Of) Louise.
It's Still The Same.
(I Want) The Real Thing.アル・クーパー、ハーヴェイ・ブルックスらがNYの面々がバックを付け、トム・ウィルソンとアーサー・ゴールソンがプロデュースしたフォークロックの名盤です。フィル・オクスと学生時代の友人だったジム・グローヴァー(ライナーは、フィル)と美しき奥様ジーン とのデュオ。この当時のグリニッジ・ヴィレッジの先頭走者によるサウンド。ヒップです。.
Changes.
Flower Lady.
It’s Really Real.60年代から活動するポップソウル・デュオ(女性シンガーのピーチズは3代目)。70年代後半からディスコ路線に進みますが、いちばんの大ヒットはバラード「Reunited」でした。その勢いに乗っていた時代のアルバム。BPM早め&爽快なディスコがばっちり詰まってますし、メロウなミディアムもいいんです。そっち方面が好きな人は「Put It There」を!.
Put It There.
Howzabout Some Love.
Love Lift.元モーメンツのメンバーが、名前を変えて組んだ80s仕様のスウィートソウルグループ。前作に収録されていた「Special Lady」があまりにも有名ですが、このセカンドもスウィートソウルの醍醐味を存分に味わえる作品です。中でもストリングスがバックで「夏の日の恋」のメロディを奏でる「I’ll Remember You With Love」は、清涼感をたたえた美曲!.
I’ll Remember You With Love.
Each Time Is Like The First Time.
Shoestrings.ミネソタのフォークシーンが産んだ良心。彼が1980年にリリースしたファーストソロアルバムです。名作の誉れ高い「The Iowa Waltz」やコーヒーハウスでのライブ盤はこの後のレコーディングなんです。いきなりのタイトル曲から「44」と「66」という数字にまつわるストーリーテラーぶりを発揮。70年代から地元で歌い続けてきた彼の個性はすでに完成しています。.
44 And 66.
Don’t You Think Too Much.
Downtown.レナ・ホーンとミシェル・ルグランのコラボレーション。コーネル・デュプリー、グラディ・テイトといった一流のジャズ・ミュージシャンがサポートがサウンドの肝です。「I Will Wait For You」でうねりまくるフェンダーベースにはオドロキですね。音もすごくいい! ウォームで洒落っ気のあるファンキーなジャズ・ヴォーカル・アルバムです。.
I Will Wait For You.
Being A Woman.
Everything That Happens To You, Happens To Me.サントラ盤ということであまり話題になりませんが、みんな大好き人気盤「Music Fuh Ya」の流れを汲むカリビアンレイドバック・グルーヴが味わえるアルバムなのです。ロバート・グリニッチのスティールパンをフィーチャリングしたスローグルーヴ「Love Theme in the Key of D」からして最高。A面は歌もの、B面はインスト中心の構成。このB面もかなり曲者のメロウ感満点なんです。最近意外とレアです。.
Love Theme In The Key Of D.
Brother’s Doin’ Time.
The Funeral March.元モーメンツのメンバーが、名前を変えて組んだ80s仕様のスウィートソウル・グループ。これで4作目。時流を意識しつつも自分たちの持ち味である甘さは絶対にキープ。自ら作曲もプロデュースもできるチームだからこその統一感なのです。レベルの高い楽曲が続いて最高です。.
If We Open Up.
Love Minus One.
Gambled On Your Love.あのヴァシュティ・バニヤンやオリヴィア・ニュートン・ジョンが10代のガールシンガーだった時代の貴重なシングル音源を聴くことができるコンピレーション。いまと違ってこの当時はこういうオムニバスは本当に重宝しました。スモール・フェイセズ以前のスティーヴ・マリオットの歌声など、他にもレアトラック満載。全22曲収録です。.
Something.
Till You Say You’ll Be Mine.
Give Her My Records.シカゴソウルの大ベテラングループ、デルズ。彼らも80年代のデジタルサウンドとは無縁でいられないというわけで、このアルバムでは大胆に打ち込みを導入。しかし、長年熱いハーモニーを培ってきた彼らのソウルは、そのなかでも魅力の置き場所を見出します。名バラード「Hold On」からダンサー「Don’t Want Nobody」への展開にしびれました!.
Love On.
Holdin’ On.
Don’t Want Nobody.寂寥とナイーヴさと都市感覚、そしてメロウネスをあわせ持つシンガー・ソングライター。これが1983年にひっそりとミズーリ州のマイナーレーベルからリリースされていた作品だということに驚かされます。ロンリーでありながらシティサウンドとしても魅力的で、「Feels Like Me」などAORファンも魅了すると思います。数多くの楽器を自ら手がけています。2010年のリイシュー盤。.
Feels Like Me.
Inside.
No Need For The Ground.ウォーのハーモニカ奏者リー・オスカーのメロウフレイヴァー満点盤。B面で現れるヴォーカルナンバーが素晴らしく、「Sing Song」の心地よさはAORやハワイもののファンにもオススメしたいもの。ホルヘ・サンタナのパンティージャケ盤が好きな人にはおすすめ! 陽光を感じる多幸感あふれるハッピーファンク「Feelin Happy」でどうぞ踊ってください!.
Sing Song.
Feelin Happy.
Before The Rain.手塚治虫「ぼくの孫悟空」を原案にして製作された東映アニメ映画「西遊記」! オリジナルサントラはなんと服部良一なのですが、アメリカ公開時に新たにサントラを担当したのは、レス・バクスター! 主題歌をはじめ多くの挿入歌を歌うメル・トーメふうのシンガー、ボビー・アダモもとってもいい! そしてバクスターが手掛けたオリエンタルなストリングスの美しいこと!.
Alki Aliko Alakazam.
Magic Man.
Blue Bird In The Cherry Tree.元モーメンツ。解散したわけではなく、レーベルを移籍して心機一転というわけです。70年代を通じ良質のスウィートソウルを送り出し続けた彼らが、さらに一段上のクオリティへ。タイトル曲「Stay」は新たな門出を飾るにふさわしい大ヒットとなりました。最高の内容です。.
Stay.
Good Ole’ Days.
Midnight Lady.ここから「Chuck E.'s In Love(恋するチャック)」が大ヒットしたファースト・アルバム。いやいや、みんな彼女に恋したんですよ。ラス・タイトルマン、レニー・ワロンカーの薫陶を受けデビューした彼女の永遠に色あせることのない1枚です。見とれてしまうジャケットです。.
Chuck E.'s In Love.
Young Blood.
Danny’s All-Star Joint.エヴン・ダズン・ジャグ・バンドからキャリアをスタートさせたブルーズ〜ラグタイム・ギタリスト。多作で知られる彼の作品の中でも、とりわけ重要な一枚です。この時期ローマに住んでいた彼の自宅で録音されたトラディショナル・ラグ集。A面冒頭の彼の子どもの声(「Adam’s Voice / Tickle Dew」)に、思わずニンマリ。ストイックな中にもさりげないユーモアがあるんですね。.
Adam’s Voice / Tickle Dew.
Dallas Rag.
Yazoo Basin Boogie.ブロードウェイ出身の女性シンガー、シルヴィア・シムズ。しっとりと落ち着きがあり、かすかにハスキーな歌声に恋の悲しみを宿らせる名手です。ラルフ・バーンズによるジェントルなストリングスをバックに歌ったアルバム。彼女にとって本作はDeccaでの2作目でした。.
He Loves And She Loves.
Can’t We Be Friends.
When A Woman Loves A Man.ジャズ・ピアニスト、作曲家、そして現在はクラシック界の大御所コンダクターとして健在なプレヴィン。20世紀の偉大なポピュラー作曲家の楽曲とソロで向かい合うことで、自分のタッチを確認するという意味合いがあったのでしょうか。作家シリーズとしては同年のヴァーノン・デューク楽曲集に続く2作目となります。音の配置を巧みに考えたプレイに随所でうならされます。.
Long Ago (And Far Away).
A Fine Romance.
Ol' Man River.63年リリースのセカンド・アルバム。スケールの大きな歌唱力で一気にスターダムに上り詰めていった時期の作品です。専属アレンジャーのピーター・マッツが提供した「Gottta Move」そして最高の60sスイング「Lover, Come Back To Me」などが、彼女ならではのバネの効いた表現力で収められています。.
Gottta Move.
Lover, Come Back To Me.
Any Place I Hang My Hat Is Home.ソングライターとして幾多の素晴らしい作品を書き残してきたこの人。80年代最初にして唯一のソロ作がこちら。ジェフ・ポーカロ、デヴィッド・フォスター、スティーヴ・ルカサーらがバックアップしたこともあり、AORファンにも受け入れられました。同時代の流行に比べて派手さやダンサブルさは控えめなサウンドですが、シンガーとしても表現力を増した彼の歌声には信頼感を覚えます。アート・ガーファンクルに提供した「Scissor’s Cut」の自演版、素晴らしいです。.
Angel Heart.
Scissor’s Cut.
God’s Gift.Columbiaの専属オーケストラとして、ブロードウェイ、ハリウッドの名舞台、名画のテーマ曲を取り上げる機会をパーシー・フェイスは多く持っています。この62年のアルバムでも、当時の映画から生まれた名曲の数々を優雅かつゴージャスに演奏しています。パーシー・フェイス版の「Moon River」など、実に味わい深いものです。.
ムーン・リバー.
Maria.
春の如く.70年代後半以降、ソングライターとしてのみならずAORシンガーとして、ダンスも含めたパフォーマーとしてのステータスをあげていったピーター・アレン。この83年盤はチャーリー・カレロのプロデュース。デジタルリヴァーブ全盛なサウンドになっていますが、ブルーアイドソウル・フィーリングは健在。デヴィッド・フォスターも参加。かっこいいドラムはヴィニー・カリウタ。.
Not The Boy Next Door.
You’ll Always Get Your Way.
Somebody’s Got Your Love.ディスコフュージョンにアレンジされた「Aquarius」カヴァーでびっくり! 時代の変化を見逃さない男ラムゼイ・ルイスの70年代ラスト・アルバムです。洗練されたディスコファンクを中心にしつつ、リリカルな美しさを持つメロウナンバーも効果的に配置。アース・ウィンド&ファイヤーの大成功に刺激されていたんでしょうね。.
Aquarius.
Dancin’.
I’ll Always Dream About You.太平洋のタヒチの民族的な音楽は、しばしばハワイ音楽と混同されがちですが、太平洋でも地域が違いますし、ハワイ的なゆったり感は薄くもっとパーカッシヴでエネルギッシュ。そんな太古からのエネルギーをパーカッションアンサンブルで実況的に伝えるアルバムです。2部族の演奏を収録。スタジオに招き入れたのでしょうか、録音も良好。ときおりウクレレなど弦楽器が入る曲もあります。.
Terapo Being.
Ukulele.
Greetings Loomara.これぞカナダ。ピュアで真摯な歌声と、じんわりとウォームなメロディ、そこはかとないロンリネス。初期ブルース・コバーン好きにはたまらない世界です。繊細でありつつストリングスを加えたり、バンドサウンドでも広がりのあるアレンジが素晴らしいです。これが彼のファーストアルバム。セカンドが出るのは20年後のCD時代でした。.
Pamela.
No One Ever Told Me.
Children Of The Night.ブレッドではデヴィッド・ゲイツの影に隠れた感じでしたが、解散後に発表したこの初ソロは名盤の誉れ高い一枚です。リー・スクラ−、ラス・カンケル、ラリー・ネクテルら“同僚”と言ってもいいくらいの気心知れたミュージシャンと共に作り上げた珠玉作。ブレッドとは違うアーシーな味が魅力の逸品です。.
You’ll Get Along.
Someday.
Breakin’ Up Is Easy.